『国際インテリジェンス最新事情』

国内外でのインテリジェンスに関する最新情報、分析をお届けします。 スパイ、謀略、国際政治、ビジネス情報戦、情報史、など盛り沢山の内容となっております。

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●北朝鮮、後継者はやはり「金賢」か

★北朝鮮、後継者はやはり「金賢」か


先日、北朝鮮の後継者が2009年4月9日の最高人民会議で発表されるのではないかと記しました。
その後継者は、ずばり金日成の隠し子である張賢(金賢)ではないかと情報筋からの話を紹介しました。

その後、北朝鮮の専門家・重村智計氏が、週刊現代でそれを裏付けるコラムを書かれていました。



●重村氏の分析をまとめると次のことを仰っています。


・金日成主席が晩年に、側近の女性に生ませたのが「金賢(キム・ヒヨン)」である

・金賢氏は、張成沢と金敬姫夫婦の養子として育てられた

・金敬姫は、金正日の妹

・金賢氏は、この5月に38歳になる

・金賢は、金正男(金正日の長男)と幼少時代からの無二の親友
→かつ張成沢を後見人としていることからも、金賢はダークホースどころか、立派な後継候補として考えられる

・最高人民会議で、国防委員会の副委員長クラスに朝鮮人民軍の長老ではない名前が出たら、その人が後継候補ということになる



以上

※分析メモ

週刊誌というのは、意外に良質な情報が多い。
それらを丹念に読み解くと面白い全体像が見えてくるものである。
2009.4.8



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●北朝鮮の後継者は、「張賢(チャン・ヒョン)」か





結論から書きたい。

ある情報筋の話によると、金正日の後継者は「張賢(チャン・ヒョン)」になる可能性が高い。



張賢(チャン・ヒョン)は、37歳。
張賢は故・金日成の隠し子であり、張成沢、金敬姫夫妻の養子として育てられた。
張成沢、金敬姫夫妻は、金正日より信頼されている。



2009年4月5日、午前11時30分、北朝鮮からミサイルが発射された。
これは、国威発揚、外交カード、ミサイル販売のためのパフォーマンスであろう。
そして、これらをまとめた大きな目的として、「体制の維持」がある。



2009年4月9日には、最高人民会議が開催される。
日本の国会にあたる重要なイベントである。
先ほどの情報筋によると、今回、なんと金正日の後継者が決定される可能性があるという。
それが、張賢(チャン・ヒョン)である。

情報源は、小泉訪朝などに関わった日本の民間人である。


予測がはずれたら、ごめんなさい。


ただ、軍内部の連絡では、金正日の三男・金正雲(ジョンウン)26歳が後継になるとされている。
報道でも、正雲が有力である。


長男・金正男(ジョンナンム)37歳は、日本のディズニーランドに遊びにいったりして、海外旅行をおこなっているので、後継者リストから外されている。
また、次男・金正哲(ジョンチョル)氏は、正雲(ジョンウン)氏ほどの野心と知性がないということで、後継候補には挙がっていない。


北朝鮮では、「安い労働力」「レアメタルなどの豊富な地下資源」「中国東北部やロシア極東部にとっての海の出口」といった意味で経済利権の巣窟されている。
日本では、北朝鮮は、拉致したり、ミサイルを打ってくる変な国とされている。
しかし、国際投資家やそのバックの国々(イギリス、ドイツ、ロシア、中国、アメリカ)は、北朝鮮を経済的な利権を求めて、虎視眈々と狙っている。
今後も北朝鮮動向をウォッチしたい。


2009.04.05


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●『為替がわかれば世界がわかる』

榊原英資氏の著書『為替がわかれば世界がわかる』が面白い。
投資や世界経済に興味がない方にも国際情勢を分析するという点で非常に参考になる。





●『為替がわかれば世界がわかる』の注目すべきポイント




・為替市場を「読む」ことは、極めてスリリングな知的ゲームである

・為替市場は「美人投票」である

・為替市場は、誰にもコントロールできない、最も自由な市場である

・ジョージ・ソロスとは、実に温厚で深い教養をもった本当のインテリ

・ソロスは、他のトレーダーにない独得の市場観をもっている

・ソロスが思索を重ね、たどり着いたのが、Fallibility(誤謬性)とReflexivity(相互作用性)という概念


・Fallibility(誤謬性)とは、人間の知識は不完全で間違いやすいこと
→このため次の展開を予測できず、予測しても間違ってしまうというもの


・Reflexivity(相互作用性)とは、期待と現実、あるいは人間と人間とは相互に影響しあって動くという考え方


・カール・ポパーに学んだソロスの哲学の素養と豊かな市場経験、現場を踏まえたソロスの市場観には、新古典派エコノミストには持ちえない独得の味わいがある


・ソロスはニューヨーク事務所のドッケンミラ、ロンドンのロディティ、ブラジル中央銀行の総裁になるフラガなど、若くて優秀な部下を多く持っていた


・彼らはそれぞれ、ソロスの下でかなりの裁量権を与えられ、大きなポジション(リスク)を張って活躍していた


・瞬間的な判断力と反射神経を必要とする現場の若い力と、経験豊かなソロスの知恵が上手くかみ合った
→それが世界を震撼させた伝説的な投機の世界が作られた


・中央銀行総裁もヘッジファンドも、実は、国際金融という一つの世界のプロフェッショナルであるという意味では仲間うち、あるいは国際金融マフィアたちなのだ


・市場においては単純な善悪の判断が成立しない

・市場関係者でソロスと並ぶ傑出した人物は、クリントン政権時代に財務長官を務めたロバート・ルービン

・ルービンは、物静かな紳士で、内に自信を秘めた、調整型の性格
→議論を尽くして、最後は自分で決断するというタイプ

・ルービンの市場哲学は、一言で言えば「すべては確率である」ということ

・相手の話をよく聞く人には、周囲から自然に良い情報が入ってくる

・ティム・ガイトナー財務長官(当時・国際問題担当財務次官)は「ルービンはよく他人の話を聞く。グット・リスナーだ」と言っている

・「グット・リスナー」が成功の鍵

・為替市場の現実を読むときのポイントは、情報、そして情報の不完全性であり、また、それをめぐる一つのゲーム論的環境である

・情報のないものは負ける

・為替取引は一種の情報ゲームである

・為替市場もまた経済戦争の一種ですから、情報収集には人一倍努力が必要

・ソロスは、世界31カ国になる「オープン・ソサエティ」財団の活動を通じて、旧ソ連諸国など世界各国に献金している
→その活動を通じての現地の情報もまた、彼の仕事には大いにプラスである


・いくら情報通信技術が発達しても二次情報や加工情報ばかり追っていては、市場のリーダーにはなれない


・世界の現地情報をいかに早く正確にキャッチできるか、それぞれの局面における独自情報の持ち主から情報を得られるかが重要

・現代は独自の情報収集能力が厳しく問われる時代

・為替相場の基礎となるファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)というものが厳然と存在する

・最低限チェックしておくべき経済指標は1.GDP成長率、2.インフレ率と金利、3.経常収支、4.財政収支である

・為替相場の常識のひとつに「噂がでた段階で買い、事実がはっきりした時点では売り」というルールがある

・ニュースの「新しさ」の中に「みんなの予測が超えているかどうか」がポイント

・本当に効果のある政策を実施したいと思うなら、絶対に発表前にリークしてはいけない

・情報が情報を呼ぶ

・情報の相互依存性は、為替市場においても大切な考え方
→つまり、こちらで発信した情報によって相手の行動パターンが変わり、それがフィードバックされて、こちらに返ってくるというもの


・為替市場ではそうした情報の相互依存性がもっとも発揮される場である

・現場に足を運べ

・市場というものは、ファンダメンタルだけでなく、市場参加者たちの複雑な心理や思いが相互に影響し合い、決まっていくこと理解している人は少ない


・政策発表は情報戦争だ

・政府の政策発表は、重要なパブリック・リレーションであり、ある種の情報戦争の開始を告げる狼煙のようなもの


・為替の予測など当たるはずがない

・失敗のほうが成功よりも情報量が多い

・定見を捨て、現実を直視せよ

・勘と運動神経の重要性

・勘と運動神経はディーリングの必須条件

・為替市場を読むのに必要なのは、大きく分けて2つ
→ローカル情報とグローバル情報

・ガセネタにも価値がある

・良い情報ソースというのは、結局は人脈であり、その人たちとの信頼関係

・信頼できる人にはいい情報を流す

・多角的情報収集の重要性

・フィジカル・コンタクトが重要

・腕利きのジャーナリストなら多種多様な取材先をもっている

・人と人が直接会うというフィジカル・コンタクトの重要性は、いくら情報通信機器が開発されても決してなくなることはない


・人に会えば書物やメディアで得られる以上の実にたくさんの情報を得ることができる

・個人的な人脈ネットワークを持ち、定期的に直接会うことは極めて、重要なこと

・アメリカ政府関係者は、電話で話すときと対面して一対一で話すときでは、話し方にかなりの落差があること


・レストランで食事でもしながら話すときは、彼らは機関銃のように本音の議論を仕掛けてくる


・自分の政策遂行に敵対的と思われる者であっても、あえてコンタクトすることも必要

・豊かな知識と情報があれば、多様な物語を創作することができる

・知識の総量が創造性を左右する

・すぐれたディーラーはバイリンガル

・「暗記・詰め込み」が創造性を育てる

・ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチが大変な博識家であったように真に創造的な仕事をする人は豊富な知識をもつ博識家である


・知識の量と創造力は正の相関関係にある


※分析メモ
経済の専門家の本を読みながら、最終的に教育問題にいくとは思わなかった。
そして、何よりローテクな人と人との人間関係、直接会うことの大切さを重視していることは、どんな分野にも通じるのだと感じた。
確かに商社マン時代、電話で営業をかけて、怖い人だなと思ってみても実際に会うと気さくでいい人が多かったという体験がある。
改めて、人間の奥深さを感じた。早速、会いたい人に連絡をとってみたい。


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●『秘匿捜査〜警視庁公安部スパイハンターの344日〜』(パート1)

『秘匿捜査〜警視庁公安部スパイハンターの344日〜』には衝撃を受けた。
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0206215189

現在の日本で、粛々と諜報戦が行われている事実を知る一冊である。
著者の竹内明氏は、民放放送局の記者である。
この本における取材力の高さ、精緻な文筆には感服である。

この本は、警視庁公安部のスパイハンターにスポットを当てて、描かれている。
日本におけるインテリジェンス機関の実情がよく取材されている。
そこまで書いていいのか!というくらい奥深く執筆され、関係者へのインタビューも充実している。
この本を出版していただいた竹内明氏に感謝の意を表したい。
なおこの本をかなり情報量が多いので今後何回かに分けて取り上げたい。




●『秘匿捜査〜警視庁公安部スパイハンターの344日〜』の注目すべきポイント(パート1)


・スパイであろうとスパイハンターであろうと、実に魅力的で愛するべき人物が多いのは皮肉なものである

・警視庁公安部外事第一課第四係は、ロシアのスパイを追っている

・日本の情報機関のひとつに内閣情報調査室がある

・「財団法人・世界政経調査会」は「内外の政治、経済、社会事情等の調査研究、資料収集」が主たる事業で、対外的には民間団体で内閣府の外郭団体

→実質的には内閣情報調査室と一体組織


・「ホシ」とは、内閣情報調査室傘下の「内閣衛星情報センター」のことを指す

→防衛省のみならず、外務省、警察庁が要員を派遣して衛星画像分析官の育成に力を入れているので、その分析能力は極めて高いという


・衛星情報センターは、防衛省のミリタリーインテイジェンス中心の組織だ

・ヒューミント(人的諜報)の世界では、古典的なフェイス・トゥ・フェイスによる人間関係構築は鉄則である

・内閣情報調査室のトップの内閣情報官は、警備公安警察、とりわけ外事部門の実力者である

・「外79○○」・・・上2桁の「79」は「在日ロシア連邦大使館」所有の外交官車両を示している

→麻布警察署に配属される警察官は、嫌というほど頭に叩き込まれる数字だ


・在日ロシア連邦大使館は、通称「狸穴」と呼ばれる

・首都を守る警視庁は全国の警察本部の中で唯一、独立した「公安部」をもっている

・警視庁公安部は、現在8つの課と機動捜査隊で構成されている

・筆頭課の「公安総務課」は日本共産党やカルト宗教など幅広い調査を担当するかである

→警察庁キャリアが課長席に座り、法令解釈や部内の人員調整なども担当する

→第一担当に「IS班」というチームがある

→IS班は、政界や官界、任侠の世界からマスコミまで幅広く情報源を開拓して遊軍的に情報収集活動するのが任務


・公安第一課は中核派や革労協といった極左暴力集団を担当、オウム逃亡犯の追跡も担当

・公安第二課は革マルや労働団体、公安第三課は右翼団体を担当

・公安第四課は資料収集やデータを管理する公安部の頭脳となる

・「公安機動捜査隊」はテロ事件の初動捜査を担当する

・カウンターインテリジェンス(防諜、防テロ)を担当するのが外事部門である

・対ロシアのカウンターエスピオナージ(防諜)を担当するのが「外事第一課」

・対北朝鮮、対中国を担当するのが「外事第二課」

・カウンターテロリズム(防テロ)を担当するのが「外事第三課」

以上




※分析メモ
日本の公安警察組織がどういうものになっているのか、外部のものにはなかなか分からない。
しかし、彼らが日々、各国の諜報部員と戦っているのは確かだ。
何年か前に「踊る大捜査線」という警察ドラマ、映画が流行っていた。
このドラマを見て、警察官になったという人は少なくない。
ちなみにかつて、「こち亀」を見て、警察官に憧れた私は、稀であろうか。
2009.3.20



★注目ビジネス・インテリジェンス情報★

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●北野幸伯氏・著『隷属国家日本の岐路』から国際情勢を読み解く

北野幸伯氏の『隷属国家日本の岐路〜今度は中国の天領になるのか?〜』を読み解きたい。
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-00702-0


複雑な日本と国際情勢の関係を非常に分かりやすく、書かれている。
また、著者の異色な経歴が本の面白さを際だたせている。
北野幸伯氏は、1970年生まれの国際関係アナリスト。
現在、ロシアに在住しながら人気メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を発行している。
http://www.mag2.com/m/0000012950.htmlちなみにこのメルマガは、まぐまぐ大賞2008年ニュース・情報源部門一位を獲得している。

彼は、卒業生の半分は外交官、半分はKGBに行くと言われるエリート大学、ロシア外務省付属モスクワ国際関係に留学し卒業している。
独自の視点から書かれた国際関係の本は、一読の価値がある。


●『隷属国家日本の岐路』の注目すべきポイント


・政治経済というのは、案外因果関係がはっきりしている

・ドル体制が崩壊しつつある

・ロシアは自国通貨ルーブルを「世界通貨」にしようと企んでいる

・日本は「物つくり」の空洞化を容認するべきではない

・日本はアメリカのように製造業を捨ててはいけない

・大減税で日本はよみがえる

・外交とは国益を追求する手段である

・外交上の国益とは金儲けと安全の確保である

・日本政府は外国に行って「日本に投資してください」と営業すべき

・日本の安全保障政策・外交の最重要課題は、「中国の脅威にどう対応するか」という一点に尽きる

・日本は食糧自給率100%を目指すべき

・欧米では「日本食は健康にいい。ダイエットにいい」と世界最高の評価を得ている

・日本はエネルギー自給率100%を目指すべき

・メタンハイドレートが日本を救う

・メタンハイドレートとは「凍結状態のメタンガス」であり、ほとんど海底にある

・日本近海は、なんと世界最大のメタンハイドレート量を誇っている

・日本は世界最大のエネルギー資源大国になる可能性がある

・日本とユダヤに共通しているのは、「大部分の子供が、幼い頃から基礎的な学問をやっていた」ということ

・基礎的な学問とは、読み書きソロバンと歴史や古典の研究だった

・ユダヤの優秀さは、教育の賜物

・「学ぶ」ことは、「覚える」こと

・「記憶力がいい」というのと「学ぶ力が高い」というのは同じ意味

・創造力は、その分野に必要なことをすべて記憶した後に出てくる

・ロシアから大富豪や成功者が続出している理由は、アカデミズムの基礎があるから

・学ぶ方法を身につければ、どんな分野にも応用が利く

・プーチン前大統領の記憶力の良さは外国人ジャーナリストの話題のタネ

・職業を道楽化することが幸せの秘訣

・文章を暗唱させることで、記憶力は飛躍的によくなる

・世界一の債務国アメリカを支えているのは日本の資金力

・日本は世界で最も好かれている国の一つ

・日本は世界にいる金持ちをターゲットに商売をしていくべき



※分析メモ

私は、今まで一つの大きな疑問があった。
それは「ロシアはなぜあんなに強い国なのか?」ということであった。
かつて、ソ連時代、多くの衛星国と社会主義国家をまとめて、強かった。
それは何となく理解できた。しかし、ソ連が崩壊、共産主義の理論も事実上、崩壊した。経済が破綻して、二度とこの国は立ち直れないと思った。だが、プーチンの政治力によって、資源開発をよみがえらせ、国家としてその存在感を強めている。倫理的な面は抜きにして、外交力もあるように思われる。経済力が落ちぶれたときも外交にも力があった。
これが今まで、なぜ力があったのが、疑問であったが、北野氏の本を読み、すーっと理解できた。
色々なことが理由であろうが、ロシアの教育、学問的な基礎がそれを支えていた大きな一つだなと、理解した次第である。
2009.2.15


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●佐藤優氏・新刊『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』をオシントする


先日、有楽町の三省堂で、休職外務事務官・佐藤優氏の新刊を見つけた。
最近、本屋さんに行かなかったので、佐藤氏の本を見つけたときは嬉しかった。
彼の本は、本当にたくさん出る。
様々な雑誌に寄稿しているので、その連載が終わると出版に移る。
彼は1ヶ月に書き下ろしや対談を含めて、原稿用紙1000枚を生産することが可能だという。
凄まじい筆力である。
欧米のインテリジェンスオフィサーは、学者や作家、ジャーナリストになってもよい知性を持っていると聞く。
佐藤氏がまさにその一例であろう。


その佐藤優氏の新刊は『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』講談社である。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=215224X&x=B


以前に出した『野蛮人のテーブルマナー』の第2弾である。





●『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』の注目すべきポイント



・戦前・戦中の日本は「オシント」(文書諜報)の分野で最先進国であった

・新聞にはその国の考えが現れている

・インテリジェンスの世界では「やられたらやり返せ」という原則が適用される

・動物は安心できる相手とならば一緒に餌を食べる

・意見交換するときも、極力、会食の機会を増やすことが大事

・余計な秘密は知らないほうがいい

・何でも知っていることがプロではない

・余計な秘密を知ってしまい、関係者になると、面倒に巻き込まれることがある

・調査も分析も国益を保全し増進する工作のために用いなければ意味がない

・情報収集の要諦は、相手にこちらの意図が知られないように、相手が隠している情報を入手すること

・ここが勝負というとき、最後は気合が重要になる

・「終わり」の時に重要なのは、トップの対応

・始めるときに、「終わり」について決めておく

・勤務中に呼び鈴が10回以上鳴っても電話を取らない会社、担当者が名前を名乗らないところは危ない状態にある

・エフライム・ハレヴィ氏(モサド元長官)とフセイン・ヨルダン国王は、個人的に強い信頼関係を持っていた

・1994年にイスラエルとヨルダンが平和条約を結んだことは、この二人の影響が大きい

・ハレヴィ氏は、両国が戦争状態にある時期から、密かにヨルダンの秘密情報部と接触していた
→そして、人脈を作り、いつしかフセイン国王から最も信頼される友人になっていた

・フセイン国王とハレヴィ氏の関係は、インテリジェンスの世界で伝説になっている





※分析メモ

「電話をなかなか取らない会社は危ない」というのは本質を突いている。
「電話」は重要であるにもかかわらず、疎かにされることがある。
よく教育が行き届いている組織は、電話を取るのも早いし、対応が非常に良い。
新人の頃は、電話を早く取ることを厳しくしつけられた。どこから電話がかかり、担当者に繋ぐことによって、どういう所と取引しているのが分かる。そして、社内の人々がどのような仕事をしているのかをすぐに理解できる。できる新人は、電話に出るのが早い。そして、電話の重要性を理解しているトップは、間違いなく仕事ができる人物だと思う。



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●佐藤優&副島隆彦氏の対談本『暴走する国家・恐慌化する世界』紹介




副島隆彦・佐藤優、両氏の対談本『暴走する国家・恐慌化する世界』を紹介したい。
彼らの話は、知識と様々な情報源から入手されたものであり、興味をそそられる。
彼らは、互いに時には共感し、時には意見の違いがあった。
だが、2人の対談は、相乗効果により、知的好奇心に満ちあふれたものとなっている。


●『暴走する国家・恐慌化する世界』の注目すべきポイント



・英国秘密情報部、モサド、ロシア対外諜報庁の分析専門家には予言型の人がいる

・アメリカの民衆の保守思想にリバータリアニズムがある
→「権力が嫌い。官僚が嫌い。統制が嫌い。税金を取るな。自分たちをほっといてくれ」という思想
→本物のアメリカの中小企業経営者や開拓農民たちの思想

・デイヴィッド・ロックフェラーがオバマを大統領にすることに決めた

・オバマは、経済政策に失敗して2年で辞任する
→そのあとヒラリーが大統領になる

・アメリカはこれから本格的な景気後退、大不況に突入する

・ブラジルはこれから凄い勢いで伸びていく
→資源大国で世界一の鉄鉱会社ヴァーレがある

・BRICsの国々はアメリカ処分案を話し合っている

・アメリカ発の金融恐慌は「ペーパーマネーへの過剰な依存」が原因

・紙幣と国債があふれかえる形の恐慌に突入した

・シカゴ・マーカンタイル取引所こそ世界的金融バブルの元凶

・イギリスとロシアは、政治や外交で仲は悪いが、経済においては深く繋がっている

・ポンドが強気なのは、金を保有しているから

・2009年には1ドル=80円、2010年には60円になる

・アメリカは、ドルを下げことで外国からの借金の負担を減らしたい

・BRICsの強さはというのは、実体経済の強さ

・地球温暖化が人間のCO2排出で起きているというのはどうやら嘘
→CO2排出権取引というのはインチキ
→環境税を取り立てる税務官僚たちの策略

・ロシアは2020年までに帝国主義大国を目指す

・ロシアのプーチンは、実物実体のある資産と産業づくりに邁進した

・プーチンはイタリアのベルルスコーニ首相とすごく親密

・エネルギーをめぐる目に見えない同盟がある
→イラン=ロシア=アルメニアの三角同盟
→アメリカ=イスラエル=トルコ=アルゼバイジャンの四角同盟がある
→三角同盟のほうにベラルーシ、四角同盟のほうにグルジア、ウクライナが加わっている

・2008年のグルジア紛争は、重要な世界規模のエネルギー問題

・カスピ海(バグー油田)につながるアゼルバイジャンから運ばれてきて、グルジア経由で黒海に移送される原油にヨーロッパ諸国が頼っている

・南オセチアへの攻撃命令をサアカシュビリ・グルジア大統領に出させたのは、アメリカのチェイニー副大統領
→グルジア政府の中には、ネオコン派が潜在している

・燃料資源が足りない中国はやがてロシアと組む

・イランの核開発について、弾道ミサイルは北朝鮮から、高純度プルトニウムの精製技術は、パキスタンから技術導入している
→しかし本当の本当は「中国」

・ロックフェラー家直系ジェイ・ロックフェラーは、ゴールドマンサックスの真のオーナー

・ロックフェラー家当主のディヴィッド・ロックフェラーが所有するシティグループは2010年までに破綻するであろう

・ジェイとディヴィッドは、跡目争いをしている



※コメント
この本を読むと世界の裏事情がよく分かる。
本当にそうなの?というびっくりする情報が満載であるが、世界の情勢が少し分かりやすく理解できる。
2009.01.17


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●オバマ次期大統領、CIA長官にパネッタ元大統領首席補佐官を起用

オバマ次期大統領、CIA長官にパネッタ元大統領首席補佐官を起用




●オバマ次期米大統領は2009年1月9日、記者会見し、次期中央情報局(CIA)長官に、レオン・パネッタ元大統領首席補佐官(70)、CIAをはじめ16の情報機関を統括する国家情報長官に、元太平洋軍司令官(海軍大将)のデニス・ブレア氏(61)を指名することを発表した。

元CIA高官でテロ対策専門家のジョン・ブレナン氏をテロ対策を統括する国土安全保障問題担当補佐官に起用した。



●パネッタ氏は民主党下院議員(カリフォルニア州選出)などを経て、1994年から97年までクリントン前大統領の首席補佐官を務めた。
最近では、ブッシュ政権にイラク政策の変更を求めたベーカー元国務長官らによる超党派の「イラク研究グループ」のメンバーとなった。

パネッタ氏は議員経験が長く、議会対策や省庁間の調整に手腕を発揮した。情報分野での経験がないため民主党内からも起用に疑問の声が上がったが、オバマ氏が擁護し、指名にこぎつけた。

パネッタ氏は過去にCIAを含む情報機関との接点がほとんどなく、米メディアは一様に「驚きの人事」と報道。

オバマ氏は会見で、情報分野での経験に乏しいパネッタ氏の起用をめぐり民主党の一部などから批判が出ている問題で、「彼は優秀な実務家だ。CIAの能力強化に向け手腕を発揮すると確信している」と強調。
「現実的な政治選択を行うには、事実に基づいた情勢分析が必要」と述べ、ブッシュ政権を間接的に批判した。


パネッタ氏の起用は、クリントン政権下で大統領首席補佐官や行政管理予算局(OMB)局長を歴任した行政手腕が買われたためだとみられている。
下院議員としての経歴も長く、議会との人脈もある。




●イラク戦争を推進したダグラス・ファイス元国防次官や、国防総省の提言機関である国防政策委員会のリチャード・パール元委員長は、パネッタ氏の起用を支持した。
CIAと対立したファイス氏は政治情報サイト・ポリティコに「CIA外部からの長官起用は、オバマ氏がCIAに重大な問題があると認識していることを示す」と語った。



一方、上院情報特別委員会の次期委員長、ダイアン・ファインスタイン上院議員(民主)は、CIA長官には「情報のプロがふさわしい」と不快感を露わにした。
政権移行チームが、長官の承認を審議する同委員会の主要議員に対する説明を怠ったことも影響しているとみられており、ファインスタイン氏自身も、パネッタ氏の起用を報道で知った、としている。


オバマ氏はパネッタ氏の経験不足を補うため、CIAでの経歴が長いスティーブン・キャパス副長官を留任させる方針だという。



●レオン・パネッタ氏 略歴

(Leon Panetta、1938年6月28日生まれ)、元アメリカ大統領首席補佐官。弁護士。

サンタクララ大法科大学院修了。
カリフォルニア州出身で、1977年から下院議員を務めた。
その後、民主党ビル・クリントン政権下の1993年に行政予算管理局局長に指名され、1994年から1997年まで大統領首席補佐官を務めた。
省庁や議会との調整能力に定評がある。70歳。

得意分野は経済とされ、これまで情報機関とのかかわりがなかったことを懸念する声もある。
一方で組織をまとめる力量には定評があり、イラク人虐待問題などで失墜したCIAの信頼回復を期待されている。




●デニス・ブレア氏 略歴
 海軍士官学校卒。
1968年海軍に入り、02年に海軍大将で退役。
空母キティホークを指揮し、太平洋艦隊司令官、太平洋軍司令官を歴任。
90年代に中央情報局(CIA)にも所属した。61歳。

国家情報長官はCIAなど16の情報機関を統括する情報部門のトップ。
ブレア氏は01年の米同時多発テロの際、太平洋軍を指揮した。
かつて太平洋艦隊司令官も務めたこともあり、アジアの安全保障問題に精通した知日派でもある。

ブレア氏は海軍に34年間勤務し、99年から2002年まで太平洋軍司令官を務めるなど、東アジア情勢に詳しい。



情報畑の経験が少ないパネッタ氏の力量を見極めたい。
ただ大統領首席補佐官時代は、大統領の横で最高レベルの情報に触れていたため、情報の料理のやり方は知っているであろう。
ちなみにパパ・ブッシュも政治家からCIA長官になっている。





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●元内閣情報調査室長・大森義夫氏の著書『国家と情報』を読み解く

元内閣情報調査室長・大森義夫氏の著書『国家と情報』を読み解く




※ご挨拶
この度、まぐまぐ大賞2008のニュース・情報源部門に、本メルマガ「国際インテリジェンス機密ファイル」をノミネートしていただきました。
読者の方々に多くご推薦を頂いた賜物であります。
今後も皆様により楽しんでいただける情報を提供していく所存です。
よろしくお願いいたします。


●大森義夫氏の著書『国家と情報』を読み解く



元・内閣情報調査室長の大森義夫氏の著書『国家と情報』が興味深い。
国家の中枢で国際情報と向き合った彼の言葉には、重みがある。



●『国家の情報』の注目すべきポイント

・インテリジェンスの研究を通じて「人間」の心理と行動を深く考察し、読みの深い対人関係を涵養することが有用である


・経験以上に有効な武器は知性と感性である


・データベースを整備して政策決定者の補助をすることも情報として地道で大切な裏方作業である


・「私は祖国のために失う命を一つしか持たないことを悔やむのみ」
→アメリカ独立戦争の時、英国軍の動きを情報活動して捕まり、21歳で処刑されたネーザン・ヘイルの言葉(CIA本部の中庭に銅像がある)


・好奇心と行動力があれば情報力が出る


・情報力が出れば戦略思考ができる


・外交官とは贅沢をすべき職業だ


・慌てふためいて電話、とくに携帯で緊急会話することは国際情報戦から即レッドカードだ


・国家の情報機能は外交、インテリジェンス、軍事の3つのチャンネルで成り立っている


・終戦時の大本営情報参謀・堀栄三氏は、ニューヨークの株式市況を毎日聞いているうちに、薬品会社と缶詰会社の株が上がると米軍の攻勢があることを発見した


・フレッシュな知識は仲間の環を広げてくれる


・活力のある情報機関であるためにフィールドに飛び出していって畑の土のついた生材料を稼いでくる係員が必須である


・最近の警察官たちは世間話ができない


・フィールドパワー(現場働き)が組織の生命である


・ベルギーの情報機関トップを訪問した時「明日、時間つくれますか?古い美しい街があるから案内しましょう」と言われた
→そこでゆったりとヨーロッパ文明の歴史を語り、教養の広がりを覚えた


・現場は宝の山であり、現場情報は雄弁である


・情報分析とは直感力を頼りに多元的方程式をいっぺんに解こうとするようなアートの要素がある


・名優は大根役者から生まれる(歌舞伎の格言)


・「感性を養うこと」と「異性に関心を失わないこと」は相関関係にある


・ノリの良さは情報マンとして一級品である


・軽さと面白みのない官僚的なタイプは、情報には向かない


・情報の正確さは情報機関の人的能力の高さに比例する


・トップへの到達スピードが情報鮮度である


・常に正しい情報をもたらす情報組織はありえない


・最高の無形ノウハウは人材の継続であり、やる気の伝承である


・情報収集には金がかかる




※大森義夫氏の略歴
元内閣情報調査室室長。
1939年生まれ。
63年東京大学法学部卒と同時に警察庁に入庁、香港総領事館領事、警視庁公安部長、警察大学校長などを経て93年内閣官房に出向し、内閣情報調査室長。
同年NECに入社、常務、専務などを経て04年6月から顧問。
05年には外務省の「対外情報機能強化に関する懇談会」座長。  



※コメント
大森氏は、国の情報に関する責任者として各国の情報機関トップと会っている。
彼の話をよんでいると、各国のインテリジェンス機関の様子が垣間見えて面白い。
特に情報にはカネがかかると言うが、まさにその通りであると思う。
しかし、それを払っても面白い情報が入るのだから、役に立つというより、知的好奇心が活性化されるのは、何より幸せである。


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●ティム・ワイナー著『CIA秘録』から読み解く諜報活動とは

創設以来のCIAの歴史をひもといた著書『CIA秘録』(文藝春秋)が出版された。

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/70/80/9784163708003.shtml#


著者は、ニューヨーク・タイムズ紙のティム・ワイナー記者。
膨大なインタビューと文書分析から生み出された力作である。

諜報機関を二十年以上にわたって取材した調査報道記者が、その誕生から今日までのCIAの姿を全て情報源を明らかにして描いた衝撃の書。



彼のCIA(アメリカ中央情報局)と情報活動についての考え方をまとめてみた。




●CIAと諜報活動について(ワイナー記者の見解)

・紀元前5世紀、孫子は「敵を知れ」と説いた

・敵を知る唯一の道は対話だ

・特に対象国の言語に精通した要員の育成は欠かせない

・CIAの任務は創設以来、敵国の奇襲を阻み、長期的な外交戦略を構築する上での情報を政権に提供すること

・失敗を重ねているのは、CIAではなく大統領だ
→組織に関する知識をもたずに命令を下し、問題の解決を安易に要求する

・大統領はCIAに、自分がもつ偏見の立証を求め、先入観を補強する材料を求める

・CIAの崩壊を招いたのは、議会でもマスコミでもなく、大統領の怒りなのだ

・2004年7月、ブッシュ大統領は報道陣を前に「当てずっぽう言っているだけだ」と批判した
→大統領の軽い一言がCIAの喉元を切り裂いた
→CIAの死が始まった瞬間だった

・オバマ次期大統領は諜報が軍事、外交の道具であることを知っている

・諜報は、軍、外交政策と融合し、大統領に役立てられなければならない

・諜報は間違いなく、祖国のための仕事なのだ




●ティム・ワイナー著『CIA秘録』の内容・目次


第1部 トルーマン時代

・「諜報はグローバルでなくては」誕生前

・「力の論理」創設期

・「火をもって火を制す」マーシャル・プラン ほか

第2部 アイゼンハワー時代

・「わが方に計画なし」スターリン死す

・「CIAの唯一、最大の勝利」イラン・モサデク政権転覆

・「爆撃につぐ爆撃」グアテマラ・クーデター工作


第3部 ケネディ、ジョンソン時代

・「どうしていいか、だれにも分からなかった」ピッグズ湾侵攻作戦

・「われわれは自らも騙した」キューバ・ミサイル危機1

・「喜んでミサイルを交換しよう」キューバ・ミサイル危機2


第3部 承前 1961年~1968年 ケネディ、ジョンソン時代

・「知恵よりも勇気」マコーンの辞任

・「長い下り坂の始まり」新長官、ラオス、タイ、インドネシア ほか


第4部 1968年~1977年 ニクソン、フォード時代

・「あの間抜けどもは何をしているのだ」ニクソンとキッシンジャー

・「米政府は軍事的解決を望む」チリ、アジェンデ政権の転覆 ほか

第5部 1977年~1993年 カーター、レーガン、ブッシュ・シニア時代

・「カーターは体制の転覆を図っている」カーター人権外交

・「ただぐっすり寝込んでいたのだ」イラン革命

第6部 1993年~2007年 クリントン、ブッシュ時代

・「われわれにはまったく事実がなかった」ソマリア暴動

・「一体全体どうして分からなかったのか」エームズ事件 ほか)



●ティム・ワイナー 略歴
ニューヨーク・タイムズ記者。
1956年ニューヨーク生まれ。
CIA、国防総省などのインテリジェンスを30年近くにわたってカバーしている。
ニューヨークのタウン紙『ソーホー・ニュース』からそのキャリアをスタートし、『フィラデルフィア・インクワイアラー』に移籍。
調査報道記者として国防総省、CIAの秘密予算を明るみにだし、1988年ピューリッツアー賞を受賞。
1993年『ニューヨーク・タイムズ』紙に移籍、99年までワシントン支局でCIAを担当。
94年にはCIAの自民党に対する秘密献金の存在をスッパぬき、日本の新聞全紙が後追いをした。
本書は、全世界27ケ国で発行される。この日本語版のために冷戦崩壊以降の日本に対する経済諜報(第46章)など、新たに2章分を書き下ろしている。



●噂、伝聞一切なし。日本版編集者が伝える『CIA秘録』の「凄味」

1) 5万点の機密解除文書。
10人の元長官を含む300人以上のインタビュー すべて実名証言で書かれた「CIAの本当の歴史」

2) CIAの秘密工作がいかに失敗を重ね、アメリカの国益を損ない、それをいかに隠蔽したかを暴露。

3) 全米で30万部のベストセラー、全米図書賞を受賞した本書(原題『Legacy of Ashes』に CIAは公式ホームページで必死の反論を掲載する事態に。
https://www.cia.gov/news-information/press-releases-statements/press-release-archive-2007/legacy-of-ashes.html
4) 日本版のために著者は2章分を書き下ろし。
「CIAによる自民党に対する秘密献金」「日米自動車交渉での経済諜報」などが明らかに。

5) 嘘をつくことで成り立つ「大義」のもと壊れていく秘密工作本部長の心。
猟銃で頭を打ち抜き、病院の窓から飛び下りる幹部たちの「心の闇」を描くにいたって本書は黙示禄的な凄味を帯びる。


以上


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