『国際インテリジェンス最新事情』

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February 2009

●北野幸伯氏・著『隷属国家日本の岐路』から国際情勢を読み解く

北野幸伯氏の『隷属国家日本の岐路〜今度は中国の天領になるのか?〜』を読み解きたい。
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-00702-0


複雑な日本と国際情勢の関係を非常に分かりやすく、書かれている。
また、著者の異色な経歴が本の面白さを際だたせている。
北野幸伯氏は、1970年生まれの国際関係アナリスト。
現在、ロシアに在住しながら人気メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を発行している。
http://www.mag2.com/m/0000012950.htmlちなみにこのメルマガは、まぐまぐ大賞2008年ニュース・情報源部門一位を獲得している。

彼は、卒業生の半分は外交官、半分はKGBに行くと言われるエリート大学、ロシア外務省付属モスクワ国際関係に留学し卒業している。
独自の視点から書かれた国際関係の本は、一読の価値がある。


●『隷属国家日本の岐路』の注目すべきポイント


・政治経済というのは、案外因果関係がはっきりしている

・ドル体制が崩壊しつつある

・ロシアは自国通貨ルーブルを「世界通貨」にしようと企んでいる

・日本は「物つくり」の空洞化を容認するべきではない

・日本はアメリカのように製造業を捨ててはいけない

・大減税で日本はよみがえる

・外交とは国益を追求する手段である

・外交上の国益とは金儲けと安全の確保である

・日本政府は外国に行って「日本に投資してください」と営業すべき

・日本の安全保障政策・外交の最重要課題は、「中国の脅威にどう対応するか」という一点に尽きる

・日本は食糧自給率100%を目指すべき

・欧米では「日本食は健康にいい。ダイエットにいい」と世界最高の評価を得ている

・日本はエネルギー自給率100%を目指すべき

・メタンハイドレートが日本を救う

・メタンハイドレートとは「凍結状態のメタンガス」であり、ほとんど海底にある

・日本近海は、なんと世界最大のメタンハイドレート量を誇っている

・日本は世界最大のエネルギー資源大国になる可能性がある

・日本とユダヤに共通しているのは、「大部分の子供が、幼い頃から基礎的な学問をやっていた」ということ

・基礎的な学問とは、読み書きソロバンと歴史や古典の研究だった

・ユダヤの優秀さは、教育の賜物

・「学ぶ」ことは、「覚える」こと

・「記憶力がいい」というのと「学ぶ力が高い」というのは同じ意味

・創造力は、その分野に必要なことをすべて記憶した後に出てくる

・ロシアから大富豪や成功者が続出している理由は、アカデミズムの基礎があるから

・学ぶ方法を身につければ、どんな分野にも応用が利く

・プーチン前大統領の記憶力の良さは外国人ジャーナリストの話題のタネ

・職業を道楽化することが幸せの秘訣

・文章を暗唱させることで、記憶力は飛躍的によくなる

・世界一の債務国アメリカを支えているのは日本の資金力

・日本は世界で最も好かれている国の一つ

・日本は世界にいる金持ちをターゲットに商売をしていくべき



※分析メモ

私は、今まで一つの大きな疑問があった。
それは「ロシアはなぜあんなに強い国なのか?」ということであった。
かつて、ソ連時代、多くの衛星国と社会主義国家をまとめて、強かった。
それは何となく理解できた。しかし、ソ連が崩壊、共産主義の理論も事実上、崩壊した。経済が破綻して、二度とこの国は立ち直れないと思った。だが、プーチンの政治力によって、資源開発をよみがえらせ、国家としてその存在感を強めている。倫理的な面は抜きにして、外交力もあるように思われる。経済力が落ちぶれたときも外交にも力があった。
これが今まで、なぜ力があったのが、疑問であったが、北野氏の本を読み、すーっと理解できた。
色々なことが理由であろうが、ロシアの教育、学問的な基礎がそれを支えていた大きな一つだなと、理解した次第である。
2009.2.15


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●佐藤優氏・新刊『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』をオシントする


先日、有楽町の三省堂で、休職外務事務官・佐藤優氏の新刊を見つけた。
最近、本屋さんに行かなかったので、佐藤氏の本を見つけたときは嬉しかった。
彼の本は、本当にたくさん出る。
様々な雑誌に寄稿しているので、その連載が終わると出版に移る。
彼は1ヶ月に書き下ろしや対談を含めて、原稿用紙1000枚を生産することが可能だという。
凄まじい筆力である。
欧米のインテリジェンスオフィサーは、学者や作家、ジャーナリストになってもよい知性を持っていると聞く。
佐藤氏がまさにその一例であろう。


その佐藤優氏の新刊は『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』講談社である。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=215224X&x=B


以前に出した『野蛮人のテーブルマナー』の第2弾である。





●『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』の注目すべきポイント



・戦前・戦中の日本は「オシント」(文書諜報)の分野で最先進国であった

・新聞にはその国の考えが現れている

・インテリジェンスの世界では「やられたらやり返せ」という原則が適用される

・動物は安心できる相手とならば一緒に餌を食べる

・意見交換するときも、極力、会食の機会を増やすことが大事

・余計な秘密は知らないほうがいい

・何でも知っていることがプロではない

・余計な秘密を知ってしまい、関係者になると、面倒に巻き込まれることがある

・調査も分析も国益を保全し増進する工作のために用いなければ意味がない

・情報収集の要諦は、相手にこちらの意図が知られないように、相手が隠している情報を入手すること

・ここが勝負というとき、最後は気合が重要になる

・「終わり」の時に重要なのは、トップの対応

・始めるときに、「終わり」について決めておく

・勤務中に呼び鈴が10回以上鳴っても電話を取らない会社、担当者が名前を名乗らないところは危ない状態にある

・エフライム・ハレヴィ氏(モサド元長官)とフセイン・ヨルダン国王は、個人的に強い信頼関係を持っていた

・1994年にイスラエルとヨルダンが平和条約を結んだことは、この二人の影響が大きい

・ハレヴィ氏は、両国が戦争状態にある時期から、密かにヨルダンの秘密情報部と接触していた
→そして、人脈を作り、いつしかフセイン国王から最も信頼される友人になっていた

・フセイン国王とハレヴィ氏の関係は、インテリジェンスの世界で伝説になっている





※分析メモ

「電話をなかなか取らない会社は危ない」というのは本質を突いている。
「電話」は重要であるにもかかわらず、疎かにされることがある。
よく教育が行き届いている組織は、電話を取るのも早いし、対応が非常に良い。
新人の頃は、電話を早く取ることを厳しくしつけられた。どこから電話がかかり、担当者に繋ぐことによって、どういう所と取引しているのが分かる。そして、社内の人々がどのような仕事をしているのかをすぐに理解できる。できる新人は、電話に出るのが早い。そして、電話の重要性を理解しているトップは、間違いなく仕事ができる人物だと思う。



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