官邸に近い情報筋によると、7月サミットの日露首脳会談で北方領土返還の合意がされる可能性があるという。
このサプライズにより、麻生政権は、総選挙に勝利するシナリオがあるようだ。
個人的見解を述べると、北方領土返還合意と行かなくても、何らかの前進があると見ている。
これは、2009年6月22日にロシアのナルイシキン大統領府長官が、麻生太郎首相を訪問し、40分会談したことからも推測される。
複数の情報をもとに、7月の日露首脳会談で、北方領土返還に関する何らの大きな動きがある根拠を分析したい。
※2009年5月にロシアのプーチン首相が来日して、『日露原子力協定』が締結されたこと。
この協定により、日本はウラン燃料の安定調達に繋がる。
一方、ロシアは、日本の最新原子力技術が手に入る。
この協定は、明らかにロシア側に有利なため、北方領土返還への譲歩を日本側が得た可能性が高い。
もし、北方領土問題に何らかの動きがあれば、総選挙で麻生首相に追い風になることは間違いない。
7月のサミットがあるイタリアでの麻生・メドベージェフ会談には注目したい。
2009.06.23
※参考資料
■セルゲイ・ナルイシキン 略歴紹介
ロシア連邦大統領府長官。
1954年生まれ。
ロシア連邦の政治家、実業家。
レニングラード(現サンクトペテルブルク)出身。
1978年、無線機械技師専攻でレニングラード機械大学を卒業。
1982年、レニングラード工業大学の副学長補佐となる。
国家科学・技術委員会の専門官として、駐ベルギーソ連大使館経済参事官の元で働く。
ある情報によれば、ベルギー派遣前に、ウラジーミル・プーチンと共にKGB赤旗大学で学び、KGBに所属したとされる。
1992年〜1995年、サンクトペテルブルク市役所の経済・財政委員会の課長となり、プーチンとともに働いた。
1995年〜1997年、同市のプロムストロイバンク対外投資課長。
1997年〜1998年、レニングラード州政府投資部長。
1998年〜2004年、レニングラード州政府対外経済・国際関係委員会議長。
2004年2月〜3月、ロシア連邦大統領経済局副局長。同年3月〜9月、ロシア連邦政府官房副長官。
2007年9月13日から、ロシア連邦政府官房長官を務めた。
2007年2月15日、副首相に昇格。主にCIS域内の対外経済を担当。
ドミートリー・メドヴェージェフ第一副首相およびセルゲイ・イワノフ第一副首相に次ぐ「ポスト・プーチン」の有力候補だったが、メドヴェージェフが後継者に指名された。
2008年メドヴェージェフ大統領就任に伴い、大統領府長官に任命された。
以上。
【出典: Wikipedia】
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