『国際インテリジェンス最新事情』

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February 2014

◆松永修岳『運がよくなる月の習慣、太陽の習慣』を読み解く



◆松永修岳『運がよくなる月の習慣、太陽の習慣』を読み解く


※要旨


・ビル・ゲイツもウォーレン・バフェットも、世界の著名な資産家達はみんな、
経営戦略の才能はもとより「運のいい」状態を自分でコントロールする天才だ。


・私が説いているのは、脳科学や心理学の知見も取り入れた「運を磨く戦略」です。


・運がいい人の一日は夜から始まる。
出かける準備を夜のうちに済ませて、朝の迷いをひとつ消すだけで、運のいい状態を作り出す。
明日着る服は、寝る前に決めておく。


・掃除を夜に済ませると招運できる。


・新しいことを始めるのは満月とともに。
満月の日は引力が強まる。


・満月の夜は良い気が満ちている。
運をよくする絶好のチャンス。
満月の夜にはきれいな気の流れる場所にいるよう、心がけてください。
自宅でキャンドルを灯し、音楽を流して静かにくつろぐのが一番。


・満月と炎と音楽で、最強の運をつくる。
好きなCDとキャンドルが、月のパワーを増してくれる。


・朝と夜、2度の入浴で気の流れを整える。


・質のいいパジャマを、毎日取り替える。
パジャマは寝ている間に邪気を吸い取ってくれる。


・いいものを見てから寝ると運が育つ。
大切な人の写真でも、好きな本でもいいのです。
いい音楽を聞くのもオススメ。


・夜は一日の始まり。
嬉しい、楽しい気分で布団に入ることが大切。


・朝日が昇って1時間以内に起きると強運体質に。


・二度寝は運気が下がる。


・靴を毎日取り替える。
靴は毎日取り替えましょう。
理想は、月曜から金曜日まで5足そろえること。


・早朝の運動で「幸運脳」をつくる。
幸運とは、実は苦痛と隣り合わせのもの。
そのため、幸運状態を脳にインストールするには、
早朝のジョギングや足ツボマッサージ、鍼やお灸、ヨガのストレッチなどがおすすめ。


・朝早くから活動すると、トクすることばかり。
昨夜送ったメールに朝8時に返事をくれる相手と、昼の3時に返信してくる相手と、
あなたならどちらを「仕事ができる相手だ」と評価しますか?


・朝のジョギングや激辛カレー、「痛キモチイ」が幸運を呼ぶ。


・運気アップには海外のニュースをチェック。
朝はグローバルな視野から物事を見つめてみる。


・人と会うなら飲み会よりモーニング。



・お金に好かれる財布のポイントは3つ。

1.お札が曲がらない長財布。
2.小銭は一緒に入れない。
3.光沢のある材質。


・エナメル素材で黒やゴールドの長財布は最強。


・お金持ちとそうでない人の差は玄関にある。
玄関は毎日掃き掃除、週に1度は水拭きを。


・トイレ掃除は金運に効果テキメン。


・バスルームにこそお金と手間をかける。
目指すのは高級リゾートのバスルーム。


・儲かったら、まず健康のためにお金を使う。
いい運は健康な体に集まる。


・ケチな人は金運が育たない。
金は天下の回りもの。
流れを止めたら入ってこない。


・年収が3倍以上の人と付き合う。
豊かな財脈のある人の真の魅力は、人脈。
財脈の強い人と知り合い、楽しんでもらう努力をする。


・日銭を稼ぐ仕事は金運が寄ってくる。


・お金を好きな人がお金に好かれる。


・家庭の人間関係を丸くする、円テーブル。


・頭のいい子はリビングで育つ。
家庭の温もりが子どもの運を育てる。


・ホームパーティで運を招く。
東洋には「建物(家)は運とお金を稼ぎ出す」という思想がある。
人が自然に集まって楽しんでいる家は、いい情報も集まり、富を増やす。
ぜひ積極的に、人を招いてパーティを開いてください。


・仲間を呼んでワイワイ話すだけで、家の気の流れはよくなる。
いい友人は、いい気を家に運んでくれる。


・運を呼ぶ食べ物は納豆卵かけ玄米ごはん。


・読まない本はゴミと割り切る。


・仕事の電話は3分以内に終える。


・色彩のあるオフィスが仕事運を高める。


・成功者のサクセスストーリーを読む。
成功者ほど、謙虚で腰が低く、大勢の人に敬意をはらっている。
「超一流」の、運を引き寄せるしぐさを学ぶ。


・どんなところへ行くにも、常に自分が一番乗りになることを意識して行動してみる。
新しく開店したお店、パーティの会場、合コンの待ち合わせ。
どこであっても、「誰よりも早く足を運ぶ」と決めることで、行動する意欲が養われる。
ミーハーな人ほど運を招きやすい。


・前例のないことにチャレンジする。


・見返りを期待せず、人に尽くす。
お金持ちになることの最大のメリットは「人を支援できる人間になれる」こと。
ギブ・アンド・ギブが新しい運を呼ぶ。


・相手の趣味にとことん付き合う。


・話したことのない人をランチに誘う。


・会場で一番運を集めているのは主催者。


・人と会っているときは携帯を見ない。
一緒にいる人との時間を最優先する。


・気の合う友人とは、毎日コミュニケーションを取る。


・有名人などエネルギーの強い人が滞在していたスポットは、積極的に訪れる。
元気な子どもの座っていた席はパワースポット。


・OKをもらえる頼み方は「信じています」。


・絶好調のときこそすすんで損をする。
不運なときは、次の幸運を心静かに待つ。


・ちょっとしたいい話は運気上昇のサイン。


・陰で人を褒めると運気が上がる。


・どんな不運にも底がある。


・1日5分の瞑想を習慣にする。
家の中に緑を増やして、瞑想しやすい環境をつくる。


・大きな声で運を集める。


・婚活にはホテルのラウンジがおすすめ。


・どんなことも結論から入る。
ある女性が「早く結婚したいです」と相談してきたので、
私は「入籍日と結婚式の日取りを決めてしまいなさい」とアドバイスした。
結果は、そのとおりの日取りに事が進み、見事ゴールイン。


・結論ありきで動く人は、結論へ導かれるための運に恵まれる。
出口を決めると現実が動き出す。


・人を笑わせると運がやってくる。


・笑いは脳を活性化し、病人の体調を回復させたり、
高齢者の心身の衰えに歯止めをかけることがわかっている。
人を笑わせるのが得意な人、ユーモアが言える人、気持ちを緩めることのできる人は、
現在を前向きに肯定する知性の持ち主。


・笑いのセンスがある人の周りには人が集まってくる。
その才能そのものが招運体質であると言ってもいいほど。
辛いときほどユーモアを忘れない。


・結果の出せる人は、情報収集を怠らない。
人間の本当の違いは情報力。
成功を決めるのは努力の量よりも情報の量。


・1年前と同じ生活スタイルではいけない。
織田信長は飛び抜けた「開運体質」の武将だった。
尾張の一大名にすぎなかった織田家を、驚異的な変化の力で、
全国統一の第一勢力に押し上げた。


・変化を待つのではなく、自分で変化を起こす。


・「習慣づけ」の習慣を持つ。
3ヶ月やれば一生が変わる。


※コメント
松永さんの本には、どのページにもメモしたくなる言葉で溢れている。
どれか一つでもすぐに実施してみたい。



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◆藤原正彦『天才の栄光と挫折、数学者列伝』を読み解く


◆藤原正彦『天才の栄光と挫折、数学者列伝』を読み解く


※要旨


・数学者アラン・チューリングがとりかかったのは、
ナチスドイツが「絶対に解読不可能」と豪語していたエニグマ暗号だった。


・1939年に戦争が勃発するや、
アランをはじめとする一群の数学者がケンブリッジとオックスフォードから集められた。
再編されたばかりの政府暗号学校(ブレッチリー・パーク)で働くためである。
この奇妙な名称は世の注目をはぐらかすためで、仕事の内容は暗号解読であった。


・現在の解読機関はチェルトナムという町にあるが、「政府通信本部」という名称だ。


・英国には16世紀頃からほとんど常に情報局があり暗号解読など諜報活動で成果を挙げてきた。
解読者の多くは古典語学者や外国語に詳しい者、そしてなぜか神父などだった。
ところが、それまですばらしい成果を誇ってきた彼らが、
1936年にエニグマが導入されて以来、まったくドイツの暗号に歯が立たなくなってしまった。


・敵の情報を得られないまま戦争に入ってしまう、
などというのは世界の暗号大国イギリスにとって経験のないことだった。


・英国は戦場とならなかったが、多数の輸送船をUボートに沈められ、
食糧と石油の半分を輸入にたよる島国は苦悶の中にあった。


・数学者は奮闘した。
自分たちの解読が一日遅れるとそれだけ尊い人命が海で失われ、国民は飢餓に苦しむことになる。
一日でも早く解読しようと、3交代制で24時間働き続けた。


・暗号解読におけるアラン・チューリングの才能はずば抜けたものだった。
ブレッチリー・パークの司令塔のごとく、かれの卓抜なアイデアが全体をリードした。
チューリングが一国を救い、世界史を変えたと言ってよいほどのものだった。


・1939年、チェンバレン首相が対独宣戦布告をした翌日、
アランはブレッチリー・パークに召集されたのである。
断ることもできたが、パブリック・スクールというエリート養成学校で、
ノブレス・オブリージェ(高い地位にある者に伴う義務)を鼓吹されたアランにとって、
国家への献身は当然のことだった。


・高い地位にある者こそが一朝こそあらばまっさきに駆けつけ、
必要なら進んで国家に生命を捧げる、というのがノブレス・オブリージュの中核なのである。


・両世界大戦を通して、パブリックスクールやオクスブリッジ出身者の死傷率は著しく高かった。
彼らは率先して最も危険な前線を志願したのである。


※コメント
数学者はふだんあまり表に出てこない。
そのため、藤原氏の数学者話は面白い。
数学は、我々の生活、経済に密接につながっている。



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◆渡部昇一『講談・英語の歴史』を読み解く


◆渡部昇一『講談・英語の歴史』を読み解く


※要旨


・人文学の真髄は座談、いや雑談ができることにあるのではないか。


・教壇に立つようになった教え子たちには、
「学生と座談するだけの知識を持て」とすすめてきている。


・英語には波瀾万丈ともいえる歴史がある。
イギリス人の祖先であるアングル人にしてもサクソン人にしても、
北ドイツの小さな部族であり、英語はその言葉だった。
それが今や国際語になった。
貧乏人の子どもがビル・ゲイツになったようなものであり、
長い時間を経て成り上がってきたわけだ。


・イギリス人のことを「アングロ・サクソン」としばしばいう。
「アングル」はユトランド半島の真ん中あたりにあるアンゲルンという地方から来た人々、
「サクソン」はドイツのザクセン地方から来た人々を指す。


・オールド・イングリッシュ(古英語)はどんな英語なのか。
端的にいうと、今のドイツ語の一つの方言と考えるのが一番近いだろう。


・オールド・イングリッシュの特徴として特筆すべきは、
「外来語」がきわめて少ないことである。
これをもって「オールド・イングリッシュは英語の大和言葉だ」と私はいうことにしているが、
『古事記』や『万葉集』のように外来語がほとんどないものと理解すればいいだろう。


・イギリスの歴史で最大の事件といわれるのが1066年のノーマン・コンクエストである。
ノーマン・コンクエストとは何であったかというと、
ゲルマン民族の大移動の最後の移動だった。


・自国の法律は自国の言葉、つまり英語で書くことに正式に決定するまで、
ノーマン・コンクエスト以来、
実に665年もかかったということは英語や英国の歴史を考えるうえに重要である。


・チョーサーは「英文学の汚れなき泉」などと讃えられる大詩人で、
英文学はここから始まるという人も大勢いる。
彼は『カンタベリー物語』の作者だ。


・近代英語の大きな山であるシェークスピアの英語の特徴は何か。
ピュアリズムによって国語意識が強いけれども、ヴォキャブラリーがきわめて豊富であり、
ヒューマニズムの色彩も濃い。
全体としていえば、ヒューマニズムの流れにあるといってもいい。


・イギリス最初の首相になったロバート・ウォルポールは田舎の紳士だったけれども、
常識があり、ヨーロッパの戦争には関わらないという方針を堅持して、完全なる平和を保った。


・司教の社会的地位は、日本では考えられないくらい高い。
それに相当するものは日本にはないが、大きな芸事の家元のような力があるような気がする。
今のドイツにおいても司教は県知事をしのぐ力があり、しかも社会的な地位はもっと高い。


・イギリスの場合はカンタベリー大司教が宮廷席次の第1位、
第2位がヨークの大司教、その次に首相がくる。


・北ドイツのゲルマン人の小部族が、おそらくはアッティラのフン族に追っ払われてイギリスへ渡った。
そのドイツ人の言葉が、歴史の流れのなかでいつの間にか世界の共通語になった。
以上が英語の物語のおおまかな流れである。


・そもそも国語とは、理屈を越えた環境である。
人間は空虚なところに生まれるのではなく、国語という環境の中に生まれてくる。


・国語教育の第一は大和言葉の文学を子供に教えることである。
大和言葉は母の言葉であり、無学の母親も知っているヴォキャブラリーだけから成り立っている。


・第二に、外来語のヴォキャブラリーを増やすことが必要である。
これは一見矛盾しているように見えるが、そうではない。
たとえると、大和言葉はヴァイオリンなどの弦楽器であり、嫋々として響く。
漢語はピアノのように切れがいい。
両方入ったほうが表現を豊かにするのである。
いわば二重奏である。
それにヨーロッパ系のカタカナ語が入って三重奏になってもさらによい。
とりわけ知的な言葉は外来語のほうがいい。


・石井勲先生が漢字教育で実験したところ、幼稚園児でも漢字をすぐ覚え、
少し訓練すれば漢詩が読めるという結果が出ている。


・実は、子供にとってはむしろ漢字のほうが易しいのだ。
漢字がいかに覚えやすいかというと、絵が覚えやすいのと同じである。
ひらがなで「うま」を読めないうち、「馬」という字を一回教えれば覚える。
たとえ書けなくても、読むことはできるようになる。
子供の時やったほうが漢字の感覚がつく。


・漢字にふりがなをつけて、大量の言葉を子供に教えてもらいたい。
漢字は早くからやればきわめて簡単に覚えるものである。


・テキストを限定する。
お母さんが大和言葉を話す。
学校では大和言葉の和歌や俳句をやる。
それから漢字はふりがな付きのものでどんどん読ませて、たくさん覚えさせる。
候補としては、『百人一首』『平家物語』『奥の細道』くらいに絞る。


・かつてヨーロッパ人が古典に秀でたり、日本人も漢文ができた理由は、
初歩段階で読むべきものが決まっていたからである。
漢文なら『四書』(論語、孟子、大学、中庸)だけだった。


・ドイツでも小ラテン試験に出るのは、タキトゥスの『ゲルマニア』かシーザーの『ガリア戦記』だけである。
準備するほうはそれをやっていればいい。
その代わり、徹底的にやらなければいけない。


・英語においても、読む内容があるほうがいい。
「読書はフルな人間、つまり内容のある人間を作る。
カンヴァセーションはウィットのある人間、機転のきく人間を作る。
書くことは正確な人間を作る」
とフランシス・ベーコンはいったが、そのとおりである。


・ヴォキャブラリーで社会的地位がわかる。


・アメリカではヴォキャブラリーが重要になってくる。
アメリカの本で目につくのは『ヴォキャブラリー・ビルディング』という本だ。
そのかなでもノーマン・ルイスが書いた本が一番普及していると思う。
そこには次のような趣旨のことが書いてある。


・「社員と課長はどこが違う。
課長のほうがたくさん単語を知っている。
課長と部長が一番、どこが違うか。
部長のほうがたくさんの単語を知っている。
部長と重役はどこが違うか。
重役のほうがたくさんの単語を知っている。
重役と社長はどこが違うか。
社長のほうがたくさんの単語をよく知っている。
その場合、社長が学校教育を受けているかどうかはほとんど関係ない。
ヴォキャブラリーで社会的地位がわかる」(ノーマン・ルイス)


・ルイスは、↑ここまで言い切っている。
実際、アメリカではヴォキャブラリー・テストが多いし、
ヴォキャブラリー・ビルディングをやるかやらないかが、
アメリカ人たちにとって出世の要になっている。


・発音は英語圏で暮らして、直す努力をしていれば相当程度きれいになる。
大切なのはやはり「英文法」と「豊かなヴォキャブラリー」である。


※コメント
日本語でもビジネスにおける上役の人々は、会計の言語、法律の言語、経営の言語に詳しい。
その前提でさまざまなアイディアや最新情報をアップデートする必要がある。
たくさん本を読み、会話して、言葉を豊かにしたい。



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◆津本陽『信長私記、下天は夢か』を読み解く




◆津本陽『信長私記、下天は夢か』を読み解く


※要旨


・織田信長の祖父、信定は、
尾張随一の商品流通市場である津島をわが手中に収めようと果敢な行動を起こした。


・津島湊は、昭和初期の神戸、横浜に匹敵する大貿易港だった。
日本の東西物産交流の接点であったといえる。


・信定は津島を制圧した後、町衆の長老である大橋清兵衛の家に、わが娘を嫁がせた。
彼は津島の富力を財源として掌握することが、
家運興隆のために欠くべからざる条件であると考えていた。


・信長の父、信秀が全織田を代表する武将となったのは、
多数の兵士を養う軍資金を豊富に蓄えていたからであった。



・信長は幼少の頃から、乱暴者の仲間とともに、
実戦に役立つ武芸鍛錬を、一日も怠らなかった。
午前中は馬を責めた。
軍馬を走らせ鍛えるのは、合戦に備えて必要であった。
馬は常に疾駆させ、贅肉を落としていなければ、有事の際に役立たない。


・日夜油断なく身構えている信長は、
武芸鍛錬には渇いた者が水を求めるような、熱望をあらわした。
彼に取り立てられ、こののち生涯の盛衰を彼と共にする近習の若者たちも、
主人によって死に物狂いの稽古に馴らされ、尾張の国中でも、
比類ない強兵に仕立てあげられていった。


・戦いのまえに決する勝因の7割は、情報戦であった。
戦国大名は、信長、秀吉、あるいは毛利元就のいずれを見ても、忍者の頭領のようなものであった。
信長はまず戦おうとする相手の、家中の事情をくわしく調べ上げる。
彼は情報戦のおそるべき効果を知っていた。



・日本の戦国時代を生き抜いてきた武将たちは、大変辛口の連中ばかりであった。
組織のなかに組み込まれている人間と、一人で歩き回っていた人間とでは、これはぜんぜん辛さが違う。


・戦いにあたってもっとも重要なことは、決断力。
情報の収集力、先見性、これもなければならないが、ある程度のところで決断すること。

・行く手がきりに包まれている中、武将は家来と相談している暇はない。
だからそのトップが突っ込む。
運を天に任せてみなついていくのだ。
大博打である。
独特の感覚、情報収集能力、状況の分析力などいろいろあるが、それに加えてものすごい攻撃性が必要である。



・織田信長は13歳で元服する。
それまでは禅僧の沢彦という人物に陽明学を学んだ。
そして、信長は馬乗りをする、水泳ぎをする、鷹狩をする。
これはみな戦争の稽古である。
鷹狩りは、とくに地下人との情報交換をやるためである。



・信長は私生活は徹底して倹約する。
しかし情報作戦には惜しむことなく金を注ぎ込む。
彼は情報戦のおそるべき効果を知っていた。



・信長は、ただの戦国大名ではない。
日本人には珍しい感覚の持ち主であった。
そのすぐれた先見性、合理性、判断力、行動力、そして勇気、どえ一つとっても、
我々の学ぶところの多いことに驚かされるのである。


・豊臣秀吉は、陽性で人情家、人に優しく行動力がある。
他方、こびへつらうほどの主への尽くし方と、素早く人の心のうちをよむ能力、そして調略の巧みさをもつ。


・徳川家康は関が原の合戦後も、非常に倹約家であった。



・家康は、どのような事態にたちいたっても、動じない。
冷静、沈着、我慢の人である。
秀吉から、元の領地から関東へ転封を命じられても、じっくりと関東経営を立派にやってのけた。
譜代の家来を使い、一揆を起こさせないで穏やかに経営する。
非常に巧みな切り抜け方をしている。


※コメント
日本の高速道路を車で移動すると、あらためて日本の広さに驚く。
同時に、戦国時代の人々はこれらを馬と歩きで移動していたと思うと畏敬の念を抱かざるおえない。
この地を隅々まで領国経営し、情報伝達していたとなると並々ならない努力が必要であったであろう。
しかし、昔も今も、移動手段や情報ツールは変わっても、それぞれの交通の要地は変わらない。
それらを制したものが政治やビジネスにおいて優位にたてるのだろう。
信長に学ぶ点は多い。


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◆神田昌典『不変のマーケティング』を読み解く




◆神田昌典『不変のマーケティング』を読み解く


※要旨


・時が経てば経つほど、効果を発揮するノウハウの塊が本書だ。


・ビックデータ時代でこそ求められる、ビジネス感性とは何か。


・一連のプロセスを体験したものが積み重ねてきたメソッドは、
はっきり申し上げて、「不変」だ。
ビックデータ時代がこようと、そこには人間の営みを身体に刻み込んできた、本質的な強みがある。


・どんなに複雑なアルゴリズムを組み上げたとしても、ビジネスは最終的には、
人と人との営みである。


・実績というのは、あるものではなく、この瞬間に、自分で作るものである。


・通常、コンサルティング会社では、1つのプロジェクトが終了したときには、
その業界についてかなりの専門知識を得ることになる。
その理由は、業界専門誌のバックナンバーを過去3年にわたって読み、
そして業界の専門家にインタビューするからである。
このようにある分野の専門家になることは難しいことではない。


・価格設定は仕組みを築くこと。


・ミッションを軸に、ビジネス・商品は一瞬にして変わる。


・ビジネスを通じて何かいいことをするという大義名分があると、
お客様が支持してくれるということである。


・ミッションを軸としながらビジネスを展開すると、
今までフツーのビジネス・商品が一瞬にして注目されるぴかぴかのブランドとなる。


・ブランドとは結局のところ、その商品にどれだけのファンがいるかという話。
ファンとは、どれだけその会社・商品哲学に共鳴できるかである。


・ファンを作る5つの方法。

1.スピード。

2.下手でもいいから、手書きで連絡。

3.期待させない。

4.意外な一面を見せる。

5.謙虚な面と、アロガントな面の融合。


・酒屋さんが変わる3つの方法。(アイデア)

1.食に関する成長産業と関わる。

2.自然食品・健康関連商材を販売する。

3.情報集約型ビジネスに参入する。


※コメント
神田さんのメソッドは時間が経っても色あせない。
むしろ原点回帰したくなる。
迷ったときには、原則に立ち返りたい。


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◆南雲吉則『空腹が人を健康にする』を読み解く



◆南雲吉則『空腹が人を健康にする』を読み解く


※要旨


・試行錯誤をする中で、肉食をやめて野菜中心の食生活に変えたところ、
あんなに頑固だった便秘があっという間に治った。
いろいろ工夫してたどりついたのが、現在の「一日一食」生活。


・人類の生き残りのカギは、「生命力遺伝子」。
WFPのハンガーマップを見ていると、あることに気づく。
それは飢餓状態にある国こそ出生率が高いということ。


・飢えや寒さや感染症のときこそ生きる力が湧いてくる「生命力」というものがある。
その生命力の源こそが、私たち人類が危機を乗り越えることによって獲得してきた生命力遺伝子。


・そもそも「私たちの体は、空腹であればあるほど生命力が活性化し、若返るのではないか」という仮説。
これまでも仏教の「断食」やイスラム教の「ラマダン」にみられるように、
飽食状態よりも少食であるほうが長生きすることが経験的にわかっていた。


・飽食のサルは毛が抜けて顔の皮膚がたるみ、老化が進んだにもかかわらず、
食餌制限したサルは毛並みがつやつやして皮膚にも張りが出た。


・なぜ外見のことばかりいうかというと、外見の美しさと若さこそが、
健康のバロメーターにほかならない。


・危険が迫ると脳細胞まで活性化する。
どんなときに脳細胞が増えるのかというと、なんと「飢えと寒さ」にさらされたとき。


・「一日一食」は究極の健康法。
内臓脂肪を減らすためには、具体的にどうしたらいいのか。
飢えと寒さにさらされればいい。


・「一日一食」にする場合、その一食はいつ食べるのか。
私がおすすめするのは、一日の最後を締めくくる「夕食」。


・お腹が空いているとき、脳はもっとも活発に働く。
頭を使う、大事な仕事が控えているようなときには、むしろ食べないほうがいい。


・私の場合、一日一食で何を食べたいかと聞かれれば、
「玄米と具沢山の味噌汁、野菜のおひたし、一夜干しの魚があればいいが、なければ納豆」。


・自然の恵みである食べ物と、体の中の魂とが共鳴するような食事こそが、
健康にとって最上のもの。


・砂糖の摂り過ぎは、確実に寿命を縮める。


・動物が獲物に塩を振って食べない理由。
肉食の動物が獲ったウサギに塩を振って食べることはないし、
草食の動物が草を食べるときに、塩やドレッシングをかけたりしない。
自然に存在する動植物に含まれる塩分だけで、十分に体を維持できる。


・美しくなければ健康じゃない。
本当の健康は、必ず外見にあらわれる。


・一日一食は若ハゲも予防してくれる。
一日一食は、若返り効果、抗癌効果、さらにデオドランド効果まである。


・ごはんを食べたら、すぐ寝る。
基本は、早寝早起き。
あらゆる動物がそうであるように、「食べたら寝る」というのがきわめて健康な、自然のリズム。


・皆さんにオススメしたい健康法や若返り法の中でもっとも大事なのは、
「空腹」「完全栄養」「睡眠」の3つ。


・ふくらはぎと背中の筋肉が「血液ポンプ」になる。


・パートナーやペットと触れ合うと寿命が延びる。
人間がもっとも自然界の動物に見習わなければならないのは、
あらゆる動物がお腹がすかなければ何も食べないということ。


・以下、3つの条件を守っていけば健やかで、若く、美しい体を手に入れることができる。

1.一日一食(または一汁一菜)

2.野菜は葉ごと皮ごと根っこごと、魚は皮ごと骨ごと頭ごと。穀物は全粒で。

3.睡眠は夜の10時から夜中の2時までゴールデンタイムを含むように。


※コメント
言われれば、納得の健康法が満載である。
一日三食という固定概念にとらわれることなく、体が欲するままに少食で行きたい。
かならずや、体の本来の生命力が蘇るだろう。


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◆飯島勲『政治の急所』を読み解く



◆飯島勲『政治の急所』を読み解く


※要旨


・時の政権の経済政策で肝腎なのは、
ニュース番組の最後にいつも報じられる円・ドルの為替相場と日経平均株価。
世界中どこでも為替と株をどう守るかが時の政権の仕事である。
日本の場合もう一つ、不動産の価値を守ることを忘れてはいけない。
全国の市町村の税収の約4割は、実は固定資産税。


・選挙は公示日に終わっている。


・閣僚「身体検査」の手の内を明かそう。
調べるときは、過去の新聞記事とか、講演録とか、本人にわからないように収集して、
小泉総理だけに報告した。
政治資金収支報告なども含めて。
だが、まずは過去の言動のチェックすることが肝心。


・世界の原発の炉心の8割は日本製鋼所がその技術力で関与している。
「日本製鋼なくして世界の原発なし」だ。


・五輪対策として、私の希望としてまずやってほしいのは、
観光地の、都市を中心に電信柱の地中埋設化を徹底すること。
これによって都市のイメージが全く違ってくる。


・自民党のノウハウ。
官僚を操縦する方法については、自民党の場合は何十年の歴史とノウハウがある。
国会議員になると、まず自民党の国会対策委員会で使い走りから始めて、国会の勉強。
次に党政調会の毎朝の部会で政策の勉強。
官僚ともパイプを作っていく。


・こうして官庁に太いパイプを築くことにより、
省庁の人材を熟知し活用できるシステムができていることが、何よりの自民党の武器である。


・百鬼夜行のインテリジェンスの世界は、上っ面だけ見てもダメ。
表舞台でまことしやかな情報が躍り、大騒ぎしている時こそ、裏の裏まで冷静に観察しなきゃ。


・昔から「首相官邸には3つの山がある」という。
まず、総理大臣。
そして女房役の官房長官。
霞ヶ関のドンと呼ばれ、官僚機構を仕切る事務担当の官房副長官。

この3つの山のタテのラインの意思疎通に心を砕く。
官邸から1府12省へのトップダウンの指示、
逆に各府省からのボトムアップの報告が円滑に伝わるようにつなぐ。


・霞ヶ関のドンである事務担当の官房副長官と、
それを支える総務官を抜きに官邸の仕事は回らない。
総務官の仕事は多い。
各府省との窓口で、閣議案件を整理し、重要人事もさばく。
首相の施政方針演説などの原案も各府省と調整して取りまとめる。


・総務官は昔で言えば、殿様の御簾の奥のそのまた障子の裏に控えているような裏方中の裏方だ。
首相執務室のそばに置き、いつでもすぐ隠密裏に呼べるようにしておかなきゃダメだ。


・霞ヶ関きっての情報通をないがしろにするな。


・インテリジェンスの観点から打ち明けると、
役所で一番大事にしなきゃいけないのは次官でも局長でもない。
各課の「火元責任者」になっている庶務担当のベテラン職員。
守衛さん。
そして運転手さんだ。
なぜならこういう人たちこそが霞ヶ関きっての情報通だからだ。


・各府省に「運転手会」という親睦組織がある。
大臣車の運転手が一番格が高く、さらにその上にいる大ボスが「車庫長」だ。


・1府12省に首相官邸も合わせて14人で集まる「霞ヶ関車庫長会」というボス会議もある。
ここに集まる情報は全霞ヶ関の貴重な共有財産だ。


・小泉内閣の5年5ヶ月。
私が何より強調したいのは、
「首相を支える秘書官と特命担当の参事官のチームワークの大切さ」だ。
首相官邸にあって、首相の間近で日常的に首相を支える秘書官と参事官のチームワークこそが、
小泉内閣を支える重要な柱だったと今でも思っている。


・我がチームはお互いの情報をできる限り横で共有するように動いていた。
「傍受了解」
なんて合言葉もあった。
たとえば、私がどこかの官僚に電話で指示していたら、
その会話を聞いた他のメンバーが、「傍受了解」といって、改めて説明する必要もなく、
勝手に動いていた。
組織の要諦はやはり人、そして人と人とのつながり、チームワークだ。


・政策遂行の組み立て。
物事には「歳時記」ってものがある。
今できること、半年でできること、数年かかること、10年スパンで考えること。


・物事はすべて連関している。
それこそ政治家としての生命を懸けてやりたい大目標があるなら、
それを実現するために足元で何を片付けておくか、
今どんな仕掛け、仕込みをして来るべき時に臨むのか、
といった時系列の戦略も考えなければならない。


※コメント
やはり、飯島氏の話は、裏の裏まで聞けておもしろい。
そして政治以外の分野にも応用できることがたくさんある。
いろいろ真似したい。


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◆中野雅至『キャリア官僚の仕事力。知られざる実態と思考法』を読み解く


◆中野雅至『キャリア官僚の仕事力。知られざる実態と思考法』を読み解く


※要旨


・官僚の知的業務には、「書く」ことが深く関わっている。
政策の企画書、白書、予算書、報告書など、書く仕事がとにかく多い。
いずれも関連する膨大な量の資料、統計、文献などを頭にインプットし、それに自分ならではの分析を加えた上でアウトプットしなくはならない。


・書くためには、「読む」という仕事が必要だ。
官僚は、とにかく大量の文書を読まなければいけない。
新聞や雑誌から学者の論文まで、自分の仕事に関するあらゆる参考文献を読み漁る。
関連する研究会の報告書、それに英語の文献も読んでおかなければならない。


・官僚には、瞬発力、相場観、危機察知力、リスクヘッジ力が必要。
官僚仕事と瞬発力。
一見、関連性が見いだせないかもしれないが、実は霞ヶ関では瞬発力が非常に求められる。


・フットワークの軽い者が評価される。
役所で仕事を進めるには関係者の合意形成が欠かせない。
関係者の合意を得ないままに強行突破することも可能だが、そういうことをすると袋叩きに遭いかねないので、
合意を得てから仕事を進めるのが当たり前になっている。


・そのため、官僚は率先して関係者のもとに出向き、自分たちの立場や進めようとしている政策などを説明する。
世間ではこれを「根回し」「ご説明」と揶揄するが、官僚としては必死だ。
実際、相手に納得してもらって仕事を進めるためなら、平気で頭を下げるし、ゴマもする。


・局長や事務次官といった幹部クラスは、どういう仕事をしているのだろうか。
彼らは課長補佐のような事務仕事はあまりしない。
事実、パソコンを一心不乱に打っている局長などあまり見たことがない。
人それぞれだが、だいたい朝9時半くらいに登庁して個室に入る。
そして、新聞を読んだり、資料を読んだりする者が多いようだ。


・霞ヶ関では、政治家相手の仕事を「マル政・案件」と呼ぶ。
マル政案件は処理を一つ間違うと、お縄を頂戴することにもなりかねないだけに、
あまりかかわりたくないものだが、局長はこういう仕事から逃れられない。
局長は、この手の仕事を日々さばかねばならない。
そのためには政治家を怒らせることなく、その要求をやんわり断るという技が求められる。


・政治家から電話がかかってきたその場で、「その件はちょっと引き受けかねます」などと言うようでは局長失格。

「先生、なるほど、おっしゃる通りです。できるかどうか検討してみます。少しお時間をください」とか言って、
一週間くらい経ってから、
「申し訳ありませんが、やはり難しいようです。
ただし、別のやり方もあるらしいです。
資料をお持ちしますので、ぜひ説明させてください」などと言って、
相手を丸め込むのが能力のある局長の対応だ。


・「マル政・案件」の裁き方で、局長の出来不出来がわかる。
ポイントは3つだ。

1.人当たりのよさ。
意外なことかもしれないが、霞ヶ関の局長の多くは腰が低い。

2.腹の据わり。
どんな案件でも動じないことだ。
政治家に気を使いながらも、政治家を平気で騙せるようではないといけない。

3.危険な仕事をシュアする能力。
政治家の案件を自分一人だけでかぶると、何かと危険がつきまとう。
そのため、部下を仕事に巻き込むわけだ。


・かつての自民党政権時代、仕事を進めるためにはどんな案件でも、
自民党の部会の了承を得なければならなかった。
この部会の会議は昼飯時に開かれることが多いのだが、決まって出されるのが「カレーライス」だった。

腹の据わりが良いか悪いかは、このカレーライスの食べ方で大まかに分かる。
腹が据わっている局長は、たとえ数分後に自分が議員から吊るし上げられる可能性があるとしても、
気にとめることなくカレーライスを平らげる。
それに対して、小心者はカレーライスに手をつけることさえできず、ひたすら水を飲んだりする。


・些細なことでも把握しておきたい習性。
局長は局のトップだけに、部下から上がってくる案件に対して最終判断を求められる。
事務方の最終的な責任者は担当局長だ。
局長に逃げ場は無い。


・官僚仕事で象徴的なのが、国会答弁書の作成だ。
答弁書の作成のような「やっつけ仕事」は意外にセンスが求められる。
そのためやっつけ仕事をやらせれば、「できる人材」かどうかの判断がつく。
思い切りのよさ、作業の素早さなど、さまざまな力量が垣間見えるからだ。
また仕事の相場観を鍛える訓練にもなる。


・省庁間の交渉も難しい。
ただ担当者同士が合意しても、「経産省に負けるな」と難しい上司もいる。
強気な上司も納得する交渉のテクニックはポイントがある。

とにかく派手に交渉すること。
電話口で怒鳴ったりするのだ。
それに聞き耳を立てている上司は、「相当タフな交渉を仕掛けているな」と誤解する。
そのため、「課長、ここまでようやくこぎ着けました」と息急き切って駆けつけたりすると、コロっと騙される。


※コメント
官僚の仕事力は、すばやく、量をこなせる。
彼らにうまく動いてもらうためには、政治家、そして最終的に我々国民にかかっている。
国民が今まで以上に勉強し、情報力を高め、官僚に発破をかければ、必ずこの国は良くなる。
韓国では、朴正熙の娘さんである朴槿恵氏が大統領選で勝利した。今後の日韓関係にも注目したい。


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◆佐原雅史『知財戦略の教科書:工夫と知識はお金に換えられる』を読み解く


◆佐原雅史『知財戦略の教科書:工夫と知識はお金に換えられる』を読み解く


※要旨


・以下のものは、会社の貴重な財産だ。

一、却下された企画書。
一、使用済みの資料。
一、退社した人の顧客リスト。
一、小さなクレーム。
一、ダメ出しされたアイデア、など。


・21世紀は知的財産戦略(知財戦略)を持つことによって、
多くの企業が飛躍できる可能性を秘めている。
極めて重要になってきたのが、組織とその中で働く人の
「知識」「知恵」「経験」といった情報を戦略に昇華させること。


・みなさんの会社では、顧客リスト、クレーム集、アンケート結果、図面などの有益情報を、
きちんとストックしているだろうか。
これらは、重要な知識資料と考えることが可能。


・知識資料を再利用できる会社は、知識資料をストック(蓄積)できている。
製品の製造方法、製造ノウハウ、過去のトラブル事例集などの有益情報も、重要な知識資料と考えることが可能。


・知財戦略とは「知識資料をお金に換えること」。


・まずはスタッフが収集したり、発想したり、作成したりした再利用価値のあるすべての情報を、
知識資料と認識する。
顧客リスト、名刺リスト、クレーム情報、市場調査、実験・試験データ、
開発ノート、アイデアメモ、設計図、商品パンフレット、企画提案書など、
これらはすべて「知識資料」。


・まず自社の知識資料タイプを分析しよう。
それは3つに分けられる。
「販売先資料型」「アイデア資料型」「マニュアル資料型」。


・商社は、膨大なお客様に関する情報、すなわち販売先資料を保有している。
メーカーは、新商品アイデアを多数保有しているので「アイデア資料型」。
飲食店などのサービス業であれば、多数の業務マニュアルを保有しているので、
「マニュアル資料型」。


・アイデア資料を購入する知財戦略も大切。


・「知財戦略」とは、知識資料に関する3つの「S」を実行すること。
具体的には知識資料の「蓄積(ストック)」、知識資料を利用した「換金(セールス)」と、
知識資料の「守り(セーフ)」を実行すること。


・すべての会社には膨大な財産がある。


・営業部門がカギを握る。
営業部門の知識資料の蓄積の対象は、販売先資料。
自社で商品やサービスを提供することなく、他社と連携することで、
仲介手数料によって収益を上げていくことも、知識資料の商品化、販売戦略の一つ。


・社長一人で実践できる知財戦略を解説しよう。
社長の知財戦略は「少なくとも毎年1回、重要顧客に表敬訪問すること」。
その表敬訪問で、販売先資料とアイデア資料を社長の頭の中に蓄積することが大切。


・知財戦略のポイントは、部門の枠を超えて知識資料を蓄積し、互いに利用しあうこと。
つまり、知識資料を部門を超えて再利用するための社内共有化である。


・知識資料の共有化は、一言で述べると「人」を中心に据えた経営のこと。
経営は、人、モノ、金とよく言うが、人の行動に対しては、
結構、粗末に扱っている会社も多い。


・知識資料とは、人間から生み出される情報。
それを整理整頓して蓄積し、大切に取り扱って、
皆で共有していくことで、従業員は自分の作業にやりがいを感じることができる。


※コメント
情報は人についてくる。
人事異動などによって情報も動く。
それを認識するだけで、人事のよりよい発想にもつながる。


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◆楠木健『経営センスの論理』を読み解く


◆楠木健『経営センスの論理』を読み解く


※要旨


・会社をよくするのに必要なのは、
「スキル」よりも「センス」を磨くことである。
会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。


・「よい会社」には根幹の戦略に骨太な論理・ストーリーがあり、
そこにこそ「経営センス」が光るのだ。


・「ようするにこういうことか」と、自分なりに本質をつかめるとスカッとする。
モヤモヤが解けて腑に落ちる。
いったん腑に落ちると、俄然そのことについて考えるのが面白くなる。
思考や発想が触発される。
考えがまとまると、それを人と共有したくなる。


・周知のように、スティーブ・ジョブスが経営者として重要な意思決定を下す際、
8割以上は形式的な論理を超えた「センス」としかいいようのないものに基づいていたという。


・ハンズオン。
優れたリーダーは自らやる。
優れた経営者はなぜハンズオンなのか。
理由は単純明快、自分の事業に対してオーナーシップがあるからに違いない。


・ファーストリティリーングの柳井正さんはこう言っている。
「経営は意思。意思は言葉でしか伝わらない。
人が書いた原稿を読み上げるだけの経営者がいるが、
何を考えて経営しているのか、不思議としか言いようがない」


・優れた経営者というのは抽象化してストーリーを理解し、
その本質を見破る能力に長けている。
商売を丸ごとで見て、流れ・動きを把握して、
それを論理化することで本質にたどりつくことができる。


・結局のところ本当に役立つのは、個別の具体的な知識や情報よりも、
本質部分で商売を支える論理なのだ。
戦略構築のセンスがある人は、論理の引き出しが多く、深いものである。
他社の優れた戦略をたくさん見て、抽象化するという思考を繰り返す。


・うまくいかないときにこそ、外部環境や業界構造のせいにするのではなく、
戦略と関連付けてその原因を特定することが大切になる。
そうしないと、次につながるきちんとした対策を打ち出すことができないし、
環境の変化にも対応できなくなる。


・物騒なたとえだが、投資が空軍による空爆だとしたら、事業は陸軍による地上戦だ。
当初は空軍による物量勝負の電撃作戦が必要になるにしても、それだけでは戦争にカタはつかない。
戦争に勝利し平定するためには、陸軍が長期にわたって粘り強い地上戦を展開することが欠かせない。
商売を左右するのは今も昔も粘り強さだ。


・学生を教えていても、優秀な学生ほど物事を抽象化して理解できる。


・抽象度の高いレベルでことの本質を考え、
それを具体のレベルに降ろしたときにとるべきアクションが見えてくる。


・具体と抽象の往復を、振れ幅を大きく、頻繁に行う。
これが「アタマが良い」ということだと考えている。


※コメント
経営というのは、やはりやってみないとわからない。
いろいろなレベルの経営があり、一概にいえない。
ただ大量の情報、知恵はあるにこしたことはない。


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