『国際インテリジェンス最新事情』

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August 2014

◆戸塚隆将『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか:実践編』を読み解く




◆戸塚隆将『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか:実践編』を読み解く


※要旨


・継続的に実践できてこそ成果に結びつくもの。
それこそが、「基本」。


・私が属したゴールドマン・サックス、マッキンゼー、ハーバードに共通する、
「基本」を実践する内面のドライバーは3つに整理できる。

1.自分はやればできる、という自信。

2.自分が率先して貢献しよう、という責任感。

3.自ら設定した「高い目標」に向かう信念。


・自信の裏には必ず「隠された準備」がある。


・スティーブ・ジョブスが、わずか5分間のプレゼンテーションに、
何十回ものリハーサルをすることは有名な話。
細部にこだわり、何度も何度も練習し、精度を高めていく。
まさに準備に余念がない。


・ゴールドマンサックスでも、マッキンゼーでも、大事な顧客提案やプレゼンの前には、
外には見えないところで、何倍もの準備を皆していた。
練習が生み出す、本番での好結果。
そして、それが生み出す、自信。
一つ一つを積み上げることで、さらに深まる自信。
その好循環の最初の一歩には、隠れた準備があることを改めて、見直したい。


・謝罪癖をつけない「10分前到着」の習慣化。
10分前到着は、自信を生み、5分の遅刻は、自信を奪う。
「すいません」の一言が自信を奪う。


・小さな「卒業」の積み重ねが自信を深める。


・呼吸をするようにリーダーシップを発揮する。
リーダーとは真っ先に行動する人。


・「自分ならどうするか」を問い続けよ。

「自分が総理大臣だったらどのように対処するか?」
と自問してみると、「問い」がぼんやりと定義されてくる。
そして、その際に重要なことは、「自分の意見は何?」と考えるのではなく、
「自分だったらどうアクションをとるか?」
というように、行動まで落とし込むこと。


・リーダーシップの経験が豊富で、かつリーダーシップ意識が高い人たちが集まるグループでは、
ひとたびリーダーを決めると、他の人はしっかりとフォローをする。
ハーバード・ビジネス・スクールがそうであった。


・大事なことは、自分自身が正式にリーダーとしてポジションに就いていようがいまいが、
率先して取り組むこと。


・ゴールドマンサックス(GS)の先輩社員は、みなこう言っていた。
「米国系金融機関というと、個人の成果や能力に注目されがちだが、
実はゴールドマンは、チームプレイができる人を求めている。
社内にはそういうタイプの人が集まっている」


・GSやマッキンゼーでのチームプレイは、「ギブ&テイク」よりも、
「シェア&シェア」の精神があった。


・目の前の仕事と組織にのめりこんでみる。


・仕事を引き受けたら、5分間限定で一気に取り組む。
その際、明確にしておくべきことは、

1.締め切り。
2.目的。
3.アウトプットイメージの共有。


・HBSをはじめ、欧米のビジネススクールに出願する際には、
大学時の成績表や推薦状などのほかに、エッセイが必要になる。
エッセイで聞かれる2大テーマは、大きく分けると、
「過去の実績」と「将来の目標」だ。


・ハンカチにこだわるべき理由。
パリッとしていてセンスの良いハンカチは、清潔感の象徴。
他人に見せるためではなくて、あくまでも自分の心がけ。


・エリートたちも実践している陰の努力。
マッキンゼーのコンサルタントは、どんな難問も瞬間的に、論理を分解し、
整理できるかといえば、そうではない。
実は、何度も紙に書き、ぐちゃぐちゃの論理を、やっとのことで整理する。


・ゴールドマンサックスのプロフェッショナルは、
もともとコミュニケーション力に秀でていて、プレゼンが上手かといえば、そうではない。
実は陰で、何度もリハーサルして、話の流れや強弱などの細部にわたり、
繰り返し練習している。


・ハーバードの学生は、自信に満ち溢れ、自分の目標に向かってまっしぐらに、
キャリアを走り抜けているかといえば、そうではない。
繰り返しの自己分析を通じて、自分の強みと弱みを見分け、
おぼろげながら自分の情熱を、軸のある目標に落とし込んでいる。
そして日々の積み重ねから、少しずつ自信を深めていっている。


・結局のところ、表に見えないところで、自分をしっかりと見つめ、
自分と対話し、自分をモチベートしているのだ。


※コメント
世界的企業のビジネスマンたちも泥臭い準備と努力をしているようだ。
膨大な勉強力と準備力が大切なようだ。


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◆那須正彦『実務家ケインズ』を読み解く




◆那須正彦『実務家ケインズ』を読み解く


※要旨


・よく知られているように、ケインズは単なる経済学者ではなかった。
彼は官僚であり、政治家であり、また保険会社やいくつかの投資会社などの経営者として、
さらにアクティブな個人投資家として、
多年にわたりロンドンの金融街「シティ」を舞台に活躍した。


・ケインズは、象牙の塔にこもって抽象的思弁に終始する純粋に、
アカデミックな学者では決してなかった。
自ら現物経済の渦中に身を置きて行動する実務家であり、実際家であった。


・そして、この実務家としての豊富な経験、実感を離れて、
いわゆる「ケインズ革命」はあり得なかったのではないかというふうに、
私はここ数年来、確信するようになって来た。


・1902年にイートン校を経てケンブリッジ大学キングス・カレッジに入った
メイナード・ケインズは、そこで数学を専攻した。
イートン時代、哲学や歴史、古典など幅広い分野に興味を抱き続けてきたケインズにとって、
数学の専攻という選択は、多分に暫定的なものであった。


・1906年、弱冠23歳のケインズは、年俸200ポンドのインド省事務官として、
ともかくも官僚として第一歩を颯爽と踏み出した。
インドは、かつて「王冠の中の最も美しい宝石」といわれたように、
政治的、経済的、軍事的にきわめて重要な地位を占めていたのであった。
大英帝国はインド抜きでは考えられないといってよいほどであった。


・インド省という役所は、そのように大切な植民地インドを、
イギリス政府が遠くロンドンにあって統治するための機構であり、
その仕事の特殊性の故に、官庁街ホワイトホールの中でもかなりユニークな存在であった。


・それは自ら大蔵、外務、内務、通商などの機能をもち、あたかもミニ政府の観を呈していた。


・そして、何千マイルも離れたインドを統治するために、
膨大な量の文書のやりとりが定型化されて、経常的な仕事の大きな部分を占めていた。
またその文書の保管、整理や通信、連宅施設などのため、
物理的にも官庁街のかなりのスペースを占有していた。


・1919年、英国政府代表団は、パリに向けて出発した。
ケインズは、第一次大戦の処理を話し合うパリ和平会議に大蔵省の首席代表として参加する。
彼は35歳だった。


・彼は大蔵省退官後、ケンブリッジ大学のフェローとして、あるいは会計官として、
生涯を通じ、カレッジの運営に多大の貢献をした。
なかんずく、その財政基盤を盤石のものとした。


・ケインズは1906年インド省に入り、当初3ヶ月ほど陸軍局に勤務したあと、
もっぱら歳入・統計・通商局で過ごした。
そこで彼は日常の仕事を通じて、インド経済に関する豊富な情報、統計資料に接する機会に恵まれた。
またベテランの金融局長エイブラハムから、インドの通貨ルピーの問題について、多くを学んだ。


・いずれにせよ、インド省勤務はごく短期に終わったが、
ケインズが通貨、金融あるいは経済の問題に「実地に」携わってゆく、
端緒を与えたものとして極めて重要である。


・大戦中の大蔵省での4年間およぶ高級官僚としての経験は、
初期のインド省体験とともに、行政面からも比類なく実務の世界に精通した経済学者
としてのケインズを生み出す貴重な背景となった。


・彼が大蔵省を退いた1919年、ちょうど36歳になるころで、その間、
彼はイギリス政府の中枢にあって、文字通り知的貴族としてイギリス帝国のために働いた。


・そこでの視点は、民間人の場合と異なり、物事を常に「天下国家」の立場で考える、
為政者、行政官ないし経世家のそれであり、そのような立場の実践家としての思考習慣なり、
行動パターンの持続が「政治経済学」への道を必然化し、
ひいてはマクロ経済学への道をひらくことになったものと思われる。


・第二次大戦前後、圧倒的に優位に立つアメリカを相手に、
ケインズによる祖国イギリスの国益を守ろうとする困難な交渉は、
文字通りケインズの心身をすり減らし、明らかに命を縮める結果となった。


・まさしく命がけのケインズ最晩年の活躍には、悲壮感さえただようが、
それを支えるものは、一国の命運を担うものとしての使命感であり、自負であった。
それは、やはりあの「ハーベイ・ロードの前提」と、
さらにいえば「ノーブレス・オブリージュ」の観念とも相通ずるものがあるのではないか。
ケインズは真の愛国者であった。


※コメント
ケインズ経済学というとちょっと堅苦しい感じがするが、
彼の背景を読み解くと、血が流れる学問に見えてくる。
経済学をもっと調査したい。


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◆新作PDF小冊子『インテリジェンス災害対策&危機管理・集中講座』発売開始のお知らせ。



◆新作PDF小冊子『インテリジェンス災害対策&危機管理・集中講座』発売開始のお知らせ。


★組織のリーダー、自治体リーダーの方々へご案内。


PDF版小冊子 『インテリジェンス災害対策&危機管理・集中講座』

をご提供いたします。


家庭を守り、企業を存続させ、国を守るためには、大災害に対処するリーダーシップと知識を併せ持たなければなりません。

少しでも多くの方に、この災害対策&危機管理読本を読んでもらい、身近な大切な人を守っていただきたいと思います。




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★小冊子PDF『インテリジェンス災害対策&危機管理・集中講座』目次と詳細


◆チャーチルに学ぶ危機管理、情報重視戦略
◆危機管理におけるリーダーシップ心得
◆佐々淳行『わが記者会見のノウハウ』を読み解く
◆SAS流・危機サバイバルの心理学
◆「キューバ危機のインテリジェンス」を読み解く
◆中西輝政『情報を読む技術』を読み解く
◆ラムズフェルドの情報力
◆後藤田正晴の危機管理ノウハウ
◆ド・ゴールの無情報学、危機管理リーダーの条件


◆震災の教訓集
◆東日本大震災に関する本質を分析する
◆子供たちに言い伝えたいこと
◆震度7を生き抜く、被災地医師が得た教訓
◆国土喪失。なぜ日本は領土を守れないのか
◆会社の緊急事態に対処する技術
◆列島強靭化論

◆情報サイクルを回せ
◆地名に隠された「東京津波」
◆死の淵を見た男、吉田昌郎と福島第一原発
◆富士山噴火、ハザードマップで読み解くXデー
◆決断する力
◆原発事故、残留汚染の危険性
◆大胆な発想、周到な準備を断行できる「有事のリーダー」とは。

◆大災害におけるトップの決断と行動ノウハウ
◆災害対策における危機管理の鉄則
◆ケーススタディ・東日本大震災における国家がとるべき初動対応
◆ケーススタディ・東日本大震災における迅速なる被災者支援対応(提言)
◆トップが考えるべき防災コミュニティ作りのポイント



以上。


★金額
5,000円(PDF版のみ)


※ページ数
A4サイズ・ 93ページ



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◆山口昌子『フランス人の不思議な頭の中』を読み解く




◆山口昌子『フランス人の不思議な頭の中』を読み解く


山口氏は20年近く産経新聞パリ支局長をつとめたフランス通。
本書の内容はかなり濃く深く、おもしろい。


※要旨


・フランスは多分、何年いても、永遠に「良くわからない国」であり続けるのだろう。
そして、それが魅力なのか、「フランス人なんて大嫌い」と叫びながら、
なぜ「フランスは第二の故郷」にいつの間にかなり、帰国しない外国人が多い。


・国家はフランスの存在理由。
フランス人の枕詞には「エレガント」「粋でシック」「気障」、
あるいは「老獪」などがよく使われるが、「好戦的」という枕詞はあまり使われていないようだ。
ところが、実際は極めて「好戦的」な国民である。


・フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」はその証左だ。
フランス流血革命中に生まれた軍歌とあって、
歌詞の隅々までが好戦性に満ち溢れている。


・フランス人には「米国の独立戦争勝利にはラファイエット将軍の助けが不可欠だった」との意識が強い。
ラファイエットは大貴族(侯爵)の両親と祖父の死去で莫大な遺産を相続したうえ、
17歳で結婚した大富豪(公爵)の娘の持参金もあり大金持ちだった。
19歳のとき、新しい「自由」という理念を引っさげて自前で米国の英国からの独立戦争に参加し、
大いに活躍し、「新大陸の自由」といわれた。


・フランス人の前で悪口を言ってはいけない人物が少なくとも3人いる。
ジャンヌ・ダルクに、ナポレオン・ボナパルト、シャルル・ドゴールの3人だ。
共通項は3人ともフランスを救った「救国の士」ということになる。


・ナポレオンの生い立ちも文字通り波瀾万丈だ。
彼の読書好きは下級将校時代にも維持され、
24時間の謹慎を命じられた時は東ローマ皇帝ユスティニアヌスの『ローマ法大全』を読破、
砲兵連隊時代も読書三昧にふけり、遠征中の野営さえ読書をした。


・ナポレオン自身も書簡、歴史研究書、命令書、口述による演説草稿など、
生涯に膨大な作品を遺している。
このなかから選出して名著『ナポレオン言行録』を発表したオクターヴ・オブリは、
ナポレオンの生涯を要約して、
「25歳にして有名であり、40歳にして全てを所有し、50歳にして、
もはや名のほかに何一つ持たなかった」と記している。
言い得て妙である。


・第二次大戦でドイツ軍がパリに入城し、ペタンがフランスの国家元首に就任して休戦条約を結んだ。
事実上の降伏だ。
ドゴールは降伏を拒否してロンドンに亡命し、
BBCラジオから「レジスタンス」の「呼びかけ」を行った。
フランス人がドゴールを敬愛しているのはドゴールがもし、この「呼びかけ」を行わなかったら、
米国、英国、ソ連(ロシア)、中国とともに国連の常任理事国として国際社会で、
大きな顔ができる現在のフランスは存在しないことを誰よりも知っているからだ。


・実はドゴールはフランス国内でも、軍人をはじめ政治家、経済界、知識階級などの
いわゆる支配階級からは生前、特に戦争直後は嫌われていた。
ドゴール自身も軍人でありながら、実は軍人を嫌っていた。
2つ大戦を通じて凡庸で愚鈍だった軍人に失望していたからだ。


・レジスタンスのフランス国民解放委員会の共同委員長で米国に気に入られていた、
5つ星将軍のアンリ・ジローから、
「貴殿は政治の話ばかりしている」
となじられたとき、
「戦争とは政治です」
とドゴールは即答し、ジローの政治音痴ぶりを軽蔑している。


・フランスに暮らす外国人にとって、最も恐ろしい言葉は「パピエ(紙)」かもしれない。
滞在許可証や労働許可証などの書類を指す。
これがないとフランスでは何をするにもニッチもサッチもいかない。
ナポレオン以来の行政大国、文書大国の伝統があるからだ。


・大英帝国が滅びても英国の情報機関やスパイが生き延びて映画「007」が永遠であるように、
フランスが王政、共和制、帝政など体制が目まぐるしく変わっても、
役人が黙々と任務を果たす行政大国である。


※コメント
さすがベテラン新聞記者といえる筆致だ。
情報のレベルも高い。
膨大な文書情報の精査と現場主義、圧倒的な取材力の融合の結果がこういう素晴らしい本が生まれるのだろう。
見習いたい。


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◆山田真由(東大首席弁護士)『エリートの仕事は「小手先の技術」でできている』を読み解く



◆山田真由(東大首席弁護士)『エリートの仕事は「小手先の技術」でできている』を読み解く




※要旨


・東大首席、財務官僚、そして弁護士としての10年間、
それはエリートと呼ばれる諸先輩方の仕事を観察する機会でもあった。
彼らの仕事は、もちろん一流だ。
しかし、彼らと机を並べて毎日過ごす中で、その仕事のすべてが、
誰にも真似できない独創性にあふれているかというと、
決してそうではないことに気付いた。


・むしろ逆に日々の仕事の大半は、メールのやり取り、資料の作成、打ち合わせといった、
いわば「ルーティンワーク」から成り立っているのではないか、そう思った。


・「小手先の技術」という言葉は、皮肉や卑下ではない。
「ちょっとした技能」「ちょっとした機転」「ちょっとした技術」。
これらを積み上げていくことがやがて大きな成果を生み、財務省でも、法律事務所でも、
どこだって通用する「エリート」を作り出す。
私がこの10年間で学んだ最大の教訓。


・優秀な事務次官は、上司に「突っ込みどころ」を用意する。
完璧な仕事ではなく、協調的な仕事を目指す。



・謝罪メールは「単語登録」して、0.1秒で送る。
「心を込めて」よりも悩まずに速く。


・「お叱りメール」を数多く受け続ける私にとって、この対処法はひとつの課題だ。
そんな対処法に、ハッと気付いた瞬間があった。
海外との案件で、私の上司が、きつい内容の抗議メールを外国人弁護士に対して送ったときのこと。
相手の返答はこうだった。

「Thank you」

このひと言だけが、すぐ返ってきた。
このとき、「サンキュー」という言葉の威力を実感した。


・「以後、気をつけます」
で言い訳をシャットアウトする。


・忙しい人とって、メールの返信作業はかなり負担。
そこに相手に負担をかけないために、自分の上司に報告のメールを送る際は、
「こういう方針で進めようと思いますが、コメントがあればお知らせください」
という書き方をする。
そうすれば、上司側はコメントがなければ、返信の必要はない。


・仕事の速さは、着手の早さで決まる。
仕事自体の「速さ」もさることながら、着手の「早さ」も同じくらい、
いやそれ以上に重要だと言うのが、私の持論だ。


・一番簡単な仕事からスタートする。
こうして超簡単な作業からはじめることで、気分を乗せて、軽快にスタートダッシュをかける。


・まずは3つ、速さを重視して仕事を仕上げる。
「仕事が速い」はイメージ戦略。


・メールは上から返信。
即レスができないと、プラスαのメールの内容を求められるので注意。
メールを返信するとき、わたしはいつもメールボックスに並ぶ上から、
つまり新しいものから順番に処理する。


・「即レス」だけが、速いという鮮明なイメージを植えつけられる。
また「即レス」が一番簡単。


・ごちゃごちゃ書かずに「承知しました」を連打せよ。
いろいろな内容はあるが、返事の内容を要約すれば「承知しました」のひと言に尽きる。
だから、まず端的に「承知しました」と即レス。


・似たような予定は、「繰り返し」を仕組み化する。
長期スパンでのルーティン。
「髪を切る、会議、ジム通い」


・堂々とコピペせよ。
「テキストボックス」の並べ方に頭を使うな。


・上司のアドバイスは即実行。
1ヶ月続けてダメならやめる。


・いざというときの「窓口リスト」をつくっておく。
人に聞く場合は「同期の専門家」を頼れ。


・こうしたネットワークを維持するためのコツは、自分が聞かれたときに惜しみなく与えること。
時間も量も惜しんではいけない。
例え少しぐらい忙しくても、ほかの仕事を脇に置いて、同期の質問に答える。
ブレインストーミングに付き合う。
これが自分の質問に気持ちよく答えてもらう最大の秘訣。


・「わかりません」と言うために、予習や勉強をしておく。
人は、本当にわからないことに「わかりません」と言えない。


・財務省時代、「わかりません」の極意を知った瞬間があった。
財務省のなかでも特に重要な案件は、事務次官に決裁を仰ぐ。
次官への説明は、かなり緊張を強いられる。
あるとき、事務次官からの質問に対して、
ある財務省のエースの方が「わかりません」とあっけらかんと答えた。

上司にそのことを報告したら、こう言われた。
「山口、覚えておけ。『分かりません』と答えられるのは、優秀な人だけだ」


・「わかりませんと言えるレベルを目指す」
もしあなたが、自信を持って「わかりません」と答えることができたら、
それはその分野に精通しはじめたという、ひとつの証。


・隣の席の人に「鼻差」で勝てばいい。
5分だけ早く出社する。
ひとつだけ多くの仕事を処理する。
その積み重ねが、大差を生む。


・財務省で経験した地獄の「更問」づくり。
財務省での100点は、生易しいものではない。
大臣の想定問答集は、さらなら突っ込みに備える。
これを「更問」という。


・わたしの上司は、
「たとえ1000問の更問をつくり、999問が無駄になったとしても、
そのうち1問でも役に立てばよい」と、はっきりおっしゃっていた。


・80点で納品。
相手からのフィードバックで100点にもっていく。


・会議は「ボール占有率」より「ゴール」。
人は聞くより話すのが好きを忘れるな。
財務省でも法律事務所でも、仕事ができる人こそ、聞き手にとって理解しやすい話し方をしている。
そのために、聞き手の感覚、つまり常識に敏感になる必要がある。


・財務省では、最後の最後に出世する人=優等生では決してないようだ。
事務処理能力の高さは当然の前提として、
最後に問われる資質は人間的な魅力、つまり代替不能な個性のこと。


・財務省の事務次官は、政治家やOBを相手に交渉する。
利害対立もある。
政治家の面子もある。
いかなる場合であっても、「キミがそう言うならしかたがない」
と最終的に相手に言ってもらえるような人間的魅力。
これが事務次官の資質だと聞き、なるほどと思った。


※コメント
なるほど、小さな積み重ねが大切なようだ。
ちりも積もれば山となる。
原点に返って仕事のやり方を見直したい。


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◆堂目卓生『アダム・スミス、道徳感情論と国富論の世界』を読み解く



◆堂目卓生『アダム・スミス、道徳感情論と国富論の世界』を読み解く


※要旨


・アダム・スミスは生涯において2つの書物を著した。
『道徳感情論』と『国富論』である。
2つの著作のうち、『道徳感情論』は倫理学、
『国富論』は経済学に属する本だといわれている。


・トマス・ペインは、『コモンセンス』を出版し、
植民地は一切の妥協を捨てて独立をめざすよう主張した。
『コモンセンス』は爆発的な売れ行きを見せ、植民地の人々の10人に1人が、
この扇動的な小冊子を読んだといわれる。


・イギリス政府にとってみれば、長年多額の資金をつぎ込んで獲得・維持してきた、
アメリカの植民地を失うことは絶対に阻止しなければならなかった。
アメリカ植民地を失うことは、大西洋貿易システムの要を失うことを意味し、
イギリス帝国の崩壊を意味していた。
国内の貿易業や輸出関連製造業も大きな打撃を受ける可能性があった。


・スミスは、1723年、スコットランドのカーコーディに生まれた。
彼はグラスゴー大学を卒業後、オックスフォード大学でも学ぶが、
中途退学し、スコットランドに戻る。


・スミスは、約3000冊の蔵書を残しており、その中には、
さまざまな時代、国、そして分野の書物が含まれている。
彼は広い範囲から膨大な知識を吸収したのだった。


・吸収された知識の膨大さに比べるならば、スミスが産出した著作は、
量としては、それほど多くない。
実際、彼自身が出版した書物は、『道徳感情論』と『国富論』だけである。


・『道徳感情論』によって、秩序を繁栄を基礎づける人間の諸本性は何か。
また、それらはどのように作用するのかを解明したスミスは、次の段階として、
秩序と繁栄を導く一般原理の具体的内容は何か、それは人類の歴史において、
どのように作用し、また歪められてきたかを論じる計画をもっていた。


・『道徳感情論』の初版を出版した後、スミスはグラスゴー大学で、
法学に関する講義を行った。
学生がとったノートによれば、スミスは正義の諸法だけでなく、
生活行政、公収入、軍備などについても講義した。


・スミスは正義に関する一般原理と実際の法の歴史についての著作を出版することなく、
この世を去った。
一方、生活行政、公収入、および軍備に関する一般原理と歴史は、
2巻本の書物として出版された。
その書物は、『国富論』と名付けられた。


・ローマ帝国没落後のヨーロッパにおいて進められてきた経済政策や産業政策は、
製造業や商業を優遇するものであった。


・18世紀のイギリスにおいて、政府支出の約9割が軍事費と国債費であった。
国債発行の目的は戦費調達であったのだから、
政府支出のほとんどが軍事関連の支出であったといえる。
フランスとの戦争がなければ、イギリスの資本はもっと速く蓄積されいた。


・ヨーロッパの経済は、外国貿易、製造業、農業という順序で発展した。


・ヨーロッパ諸国において、遠隔地貿易の成功こそ国の繁栄をもたらすという、
理念を前提とした政策がとられるようになった。
それは遠隔地貿易の利権や金銀をめぐってのゼロサム・ゲームであり、
ヨーロッパ各国の繁栄をつねに不安定なものにするとともに、
諸国間の関係を敵対的なものにした。


・人と人をつなぐ富。
私たちがスミスの思想体系から学ぶことができるのは、
市場社会における富の機能についてである。
いうまでもなく、富の主要な機能は、人間を生存させ、繁殖させ、
その生活を便利で安楽なものにすることである。
しかし、彼は富の中に、それ以上の機能を見出していた。
それは人と人をつなぐという機能である。


・スミスにとって、市場は富を媒介にして見知らぬ者どうしが世話を交換する場であった。


・経済成長とは、富が増大することだけでなく、
富んだ人と貧しい人の間につながりができることを意味する。


・富んだ人が自分の富を自分だけで消費するのであれば、
あるいは自分の家の中にしまいこむのであれば、
富んだ人と貧しい人とのつながりは何もない。


・しかし、富んだ人は、より大きな財産を形成しようという野心から、
自分の富を農業、製造業、商業などの産業に投資する。
よれによって、経済が成長するとともに、労働需要が増大し、
貧しい人に仕事が与えられる。


・貧しい人は、賃金という形で富を手にいれ、
平静な生活を送ることができる。
経済成長の真の目的は、ここにある。


・一方、富んだ人は投資活動によって、より大きな富を獲得する。
このように富んだ人は貧しい人を助けようという意図をもたないにもかかわらず、
また貧しい人は、富んだ人の野心を満たそうという意図をもたないにもかかわらず、
両者は富を媒介としてつなげられるのである。


・さらに貿易は、外国の人々、言語や文化や慣習が異なるために、
同感することが困難である人々との交流を深め、相互依存を強める。


・私たちは、貿易を通じて外国の人々との言語、文化、慣習を理解し、
その結果、国民的偏見を弱めることができる。


※コメント
抽象的なものの考え方を学ぶために、アダム・スミスの『国富論』は役に立つ。
充分にりかいできるよう、読み込みたい。


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◆童門冬二『近江商人魂』を読み解く



◆童門冬二『近江商人魂』を読み解く


※要旨


・豊臣秀吉の側近にあって、京を中心とした天下政治を徹底しうる者、
それが蒲生氏郷だ。


・蒲生氏郷は、伊達政宗の軍略、武勇に対しても、一歩も引けをとらないばかりか、
軍兵を動かす駆け引き、軍律の徹底、人心の掌握においてまさに信長、勝家などといった、
一級軍人の下で多くのものを学び取った、天下の軍を引きうるほどの武人である。


・氏郷は、なんといっても織田信長が最もその才を愛した男であり、
現に信長の娘冬姫を正室に迎えている。
筋目のかがやかしい、文武に秀でいた大将でもあった。
家臣団の掌握、領内の繁栄策など、どれを取っても信長譲りの新しい感覚と、大胆さがあった。


・氏郷は近江商人を大切にし、楽市楽座を活用しながら、日野商人を伊勢松阪で育て、
さらに、ふたたびその商人たちを会津黒川でも育て上げようとした。


・千利休は、いうまでもなく堺の商人だ。
納屋業を営んでいた。
それはいまの倉庫業である。
堺は大きな貿易港だったから、しきりに船が入った。
船の積み荷は、そのまますぐ市場にいかない。
岸に揚げられて保管される。
その保管のための倉庫が納屋である。
堺の商人たちは、この倉敷料を大きな収入源にしていた。


・近江商人はこういう。
「わたくしの商いの方法は、天秤棒一本を肩にかついでの方法だ。
どうしても勤勉、始末、才覚、信用などが大切になる。
信用を得るためには、なによりも品物を吟味して、嘘をつかないこと」


・「利を得ても、それを自分一人で得てはいけない。
協力者や支持者にも分かち与えるべきだ」
というのが近江商人たちの生き様だ。


・給与と情は、部下管理の両翼だ。
どっちが欠けてもうまくいかない。


・氏郷の茶道は、単なる処世法、あるいは政治的手段だったといえない。
かれは根っからの風雅の人だった。
歌の道にも明るかったし、歌作にも優れていた。
文章もよく書く。
文人大名だ。


※コメント
近江商人と蒲生氏郷の関係はおもしろい。
戦国大名が動けば、経済や商人にも大きな動きがある。
現代にも通ずるところがある。


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◆岩根圀和『物語・スペインの歴史:海洋帝国の黄金時代』を読み解く



◆岩根圀和『物語・スペインの歴史:海洋帝国の黄金時代』を読み解く


※要旨


・キリスト教国の雄スペインは、
カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。
8世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を駆逐し、
1492年、レコンキスタを完了。
余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て、
「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする。


・国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂を極め、
宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。


・スペインといえばとかく太陽と情熱の国と思われがちだが、はたしてそうだろうか。
スペインの人々はみんな陽気で底抜けに明るいと耳にするが、これは誤解ではないだろうか。
スペインにだってフラメンコの狂騒など蚊トンボの羽音ほどにも感じない人々は山ほどいる。


・「ピレネー山脈を越えるとそこはアフリカ」と穿った言葉を吐いたのは誰であったか。
ともあれスペインはその昔、太陽の没することなき大帝国であった。
しかも中世の時代から濃密な霧は変わることなくスペインに立ち込め、
その厚い垂れ幕の向こうをさまざまな歴史絵巻が走馬灯のように流れていった。


・16世紀ともなれば、朝霧の晴れたレパントの海に熾烈な戦いを繰り広げるガレー船の大群が見える。
その甲板には火縄銃をぶっ放すセルバンテスの姿があった。
もちろん不朽の名著『ドン・キホーテ』を世に出す以前の若き雄姿である。


・英国でシェイクスピアが活躍していた時期、セルバンテスが「自然の怪物」と称して、
畏敬することになるスペイン随一の劇作家である。
そして、20世紀、「現代のスペイン」では国民どうしが敵味方に分かれて銃を取る内戦が勃発する。


・いずれも太陽の没することなき大帝国スペインに去来した大事件だ。
かつてはヨーロッパに君臨し、遠く日本にまで支配権を伸ばそうとしたほどの
国力を誇ったスペイン帝国であることを思えば、中世から黄金時代を経てやがて現代に、
至るまで数知れぬ歴史的事件が渦巻いたのはいうまでもない。


・移民者労働局が調査した数値によると、
現在スペインに住むヨーロッパ以外からの移民は、60万に達する。


・スラメンコと闘牛と太陽の、情熱の国スペイン。
明日のことなど思い煩うことなく、今日を楽しんでフラメンコを踊り、
闘牛で牛を殺して熱狂し、太陽を燦々と浴びて情熱をほとばしさせ、そして昼寝をする民族。
このような能天気な観光ポスター的標語はもういい加減に破り捨てなければならない。
スペイン人はそれほど気楽な人たちではない。
もっと真摯で寡黙、そして働き者である。


※コメント
スペインをもっと深く知りたくなった。
歴史と人物、文学を学び、スペイン語を理解できるようになりたい。
世界が広がるだろう。



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◆岩根圀和『物語スペインの歴史:人物篇、エル・シドからガウディまで』を読み解く




◆岩根圀和『物語スペインの歴史:人物篇、エル・シドからガウディまで』を読み解く


※要旨


・国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士「エル・シド」、
皇帝カルロスの生母ながら幽閉の半世紀をすごした悲劇の女王フアナ、
新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス。


・不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、
数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、
そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。
時代や出身地、活躍した分野もさまざまな6人の生涯を通して千年の歴史を描く。


・ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸を望み、
夏場にはサハラ砂漠の熱風の影響を受けてアンダルシア地方の気温は、
優に40度を超えて50度に迫る猛暑となる。
かと思えば中央高原の冬は急激な冷え込みに襲われ、
カスティーリャの大地は乾き、岩石は風化してアフリカの砂漠よりも荒涼たる様相を呈する。


・21世紀になってもなお多彩な地域性を色濃く残すイベリア半島へ、
8世紀に侵入してきたイスラム勢力との戦いを皮切りに、
レパント海戦、無敵艦隊の活躍などを中心とした歴史を展開したい。


・本書に選んだエル・シドは、
キリスト教徒がイスラムから失地を回復するレコンキスタ(再征服)の時代に活躍した武将であり、
その武勲は現存するスペイン最古の叙事詩『わがシドの歌』に歌われている。


・女王フアナは、スペインを統一したカトリック両王イサベルとフェルナンドの娘である。
その妹にイギリスのヘンリー8世と結婚してメアリ・チューダーを産むカタリーナがいる。
自らはブルゴーニュへ嫁ぎ、スペイン・ハプスブルク家初代カルロス一世の母親となる人である。
カスティーリャ王国の正統な女王であるにもかかわらず、
狂女として城塞に幽閉されたまま生涯を終える数奇な運命は尽きない興味を秘めている。


・本国から遠く離れた南米大陸で、原住民インディオを酷使するスペイン人植民者を厳しく非難し、
一攫千金を夢見る無法者たちの専横を暴いてスペイン国家の植民地政策を鋭く批判したのが、
ドミニコ会士ラス・カサスである。


・セルバンテスが不朽の名作『ドン・キホーテ』の作者であることはいうまでもない。
いまでこそ文豪の名をはしいままにしているが、当時は売れない貧乏作家にすぎず、
赤貧洗うがごとき生活ぶりであった。


・ゴヤについてはその知名度を云々するまでもあるまい。
プラド美術館に展示されている名画の数々は世界中から人々を集め、
ピカソまでが師と仰ぐ巨匠である。


・ガウディは、いまなおバルセロナに建築中の奇怪な教会サグラダ・ファミリアの
設計者であり建築者である。
しかしその晩年は浮浪者のごとき生活であったという。


・本書に選んだ6名の人物については、それぞれに専門の研究家がいるのはいうまでもない。
たとえば叙事詩に歌われ、スペイン建国の英雄と讃えられるエル・シドは、
古典文学者の研究対象である。


・インディオの人権を追求したラス・カサスについては、
数々の研究論文が生産されつづけている。


・『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスに関しては、
膨大な書物が図書館にあふれている。


・それにもまして圧倒的な知名度を持つ画家ゴヤをめぐっても汗牛充棟、
その絵画論に踏み込めばたちまち泥沼に足を取られて動きを封じられてしまう。


・そして天才建築家ガウディの生涯は知らなくとも、サクラダ・ファミリアを知る人は多い。


※コメント
いままでスペインの歴史や人物には興味がなかったが、
きっかけがあればどんどんの興味の幅が広がる。
そうやっていろいろ視野を広げていきたい。




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