『国際インテリジェンス最新事情』

国内外でのインテリジェンスに関する最新情報、分析をお届けします。 スパイ、謀略、国際政治、ビジネス情報戦、情報史、など盛り沢山の内容となっております。

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。 ご登録はこちらです→ http://www.mag2.com/m/0000258752.html 世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。 スパイ、秘密工作、国際政治、暗号、国際ビジネス、歴史、外交、 軍事、危機管理、政治に関する第一級の情報になっています。

September 2014

◆岡原仁志『奇跡が起きる「仁」の医療』を読み解く


◆岡原仁志『奇跡が起きる「仁」の医療』を読み解く


※要旨


・ハグは不思議だ。
一瞬で親しくなれる。
言葉はなくても、思いが相手に届く。
その人と心を通わせられる。
そしてハグのあとは、みんな笑顔になれる。


・日本人はハグに慣れていないが、
手だけでする小さなハグ、つまり握手ならたいていの人は大丈夫。


・私は山口県周防大島町で「おげんきクリニック」という診療所と、
「おげんきハグニティ」という複合型コミュニティ介護施設を運営している。
医師の岡原仁志といいます。


・うちのクリニックには、入院病棟はない。
がん治療の高度な設備もない。
その代わり、大きな病院にはできない「笑顔と思いやりの医療=「仁」の医療」がある。
そのツールの一つが「ハグ」。
ハグは、心の元気と笑顔のための特効薬だ。


・ハグは認知症にも効果がある。
徘徊に出ようとするお年寄りも、ハグをすると気持ちが落ち着いて、
外に出ていこうとする衝動を食い止められる。
ハグの効果は絶大だ。


・これからの時代、大切なのは「何歳まで生きられるのか」ではなく、
「病気になっても、老いても、ボケても、最期のときまで、
いかに笑顔で楽しく生き抜いていけるか」
ではないかと思う。


・医療の力で「もう治らない」人は、はたして、
「悲しくてかわいそうな存在」なのでしょうか。
私はそうは思いません。


・相手を思いやり、相手に寄り添い、そして一緒に笑い合う。
「ハグする心」で一歩踏み込んでその人と関わっていくことで、
必ず「笑顔で楽しく最期を迎える」ことが可能になる。


・私がまだ若くて、大学病院に勤めていたころの話です。
ガン患者の人を診ていて、彼はなかなか吐き気が治らなかった。
一人の看護師が私に、「おうちに帰しておげませんか?」
と言った。
私は、何を言っているんだ、こんな状態で帰せるわけないだろう、
と彼女と口論になりました。

「先生は、確かに医学のことはよくご存知かもしれません。
でも患者さんがわかっていません。
看護というものがわかっていません。
この患者さんは、帰ったら絶対に吐き気が止まります」
看護師は毅然と言うのです。

私はしぶしぶ外出許可をだし、彼が家に帰ったら、うそのように吐き気が止まった。
そして食事も食べることができ、そのまま退院になった。


・自宅に帰れたという安心感と、家族と地域が、
患者さんの心とカラダにどれだけ大きな癒しをもたらすものかを、
私はまざまざと教えられた。


・「ハグ」が起こす小さな奇跡。
ハグは魂のコミュニケーションだ。


・魂のレベルで支えあったり喜び合ったり、本当につながろう、
心を合わせようとするときには、人は自然と手を取り合い、抱き合う。
その感覚は民族や文化には関係なく、
生きとして生ける者すべてにある感覚だ。


・ハグには、言葉では伝わらないものを伝える力がある。


・しゃべれない人、意識のない人にも、ハグは通じる。


・最期まで家族にできる最高のプレゼント。
特別なことはできなくても、家族はハグをしてあげることができる。
それは送る側にとっても、送られる側にとっても幸せな時間になる。
究極的には、どんな人生であっても、家族にハグされながら息を引き取ることができれば、
それがいちばんいいと思います。


・死をお祝いする。
私は、死をもお祝いにすべきだと思います。
死というのは、その人が一生懸命生き抜いたことをねぎらい、
お祝いして、送ってあげるのがいいのではないでしょうか。
そう考えるようになったら、お通夜やお葬式のときのお坊さんの読経が、
お祝いの音楽のように聞こえるようになりました。


・「地域の休眠資産に目を向けて再利用」し、
「コミュニティ復活を目指す」というコンセプトは、
私たちが今、医療・介護・地域の連携によって推進しようとしている
「地域包括ケアシステム」の考え方と非常に近しい着想のものだ。
これは医療・介護の分野における「里山資本主義」だといえないだろうか。


※コメント
どうしてもネガティブなイメージの医療。
それをどうやって今後、よりよいものにしていくかが日本の課題だ。
そのヒントがこの本に詰まっている。


★岡原仁志『奇跡が起きる「仁」の医療』の詳細、amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1BLj7zP



★ロバート・D・カプラン『南シナ海・中国海洋覇権の野望』の新刊詳細、amazon購入予約はこちら↓
(奥山真司氏・翻訳)

http://amzn.to/1o2fuxp


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆武雄市長・樋渡啓祐『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』を読み解く



◆武雄市長・樋渡啓祐『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』を読み解く


※要旨


・トップは火の中、水の中、突き進むこと。
しかし、楽しむこと、休むことは忘れてはいけない。
最低限、心に余裕、遊びがなければいけない。


・まちづくりには、大人の僕たちが忘れていた友情、笑い、知的興奮、
世代間交流、いろいろ詰まっている。


・つくづく情報は鮮度。
早く取ったもの勝ちということが身にしみる。


・市長の仕事は99%不可能なことをやること。


・相談しないこと。
するとぶれる。


・僕は学生のときからポスターを作りたくて仕方がなかった。
ポスター1つで、人の気持ちも変わるし、世の中も変わる。
たかがポスターなのに。


・営業部。
平成19年、全国の市役所ではじめて営業部を誕生させた。
営業部の目的は、武雄を全国に売ってくることや、情報を持ってくること。


・僕の本当の狙いは、「名は体を表す」だ。
営業部戦略課の職員がいつも、
「わたしは武雄市営業部戦略課です」
とはなしていけば、そのうち営業部マインド、戦略課モチベーションになる。


・仕事でいろいろ行き詰る。
これは誰も一緒。
反省モードの入りかけで、『ローマ人の物語』を読み返すとすっきりする。
カエサルもハンニバルも、スキピオも愛すべき失敗の繰り返しだ。


・僕は困ったとき、読書でも都合のいい部分しか読まない。


・職場の士気を上げること。
即効薬がある。
それは、子どもたちに職場を見てもらうこと。
しかもできれば自分の子どもたちや同じ地域の子どもだ。


・ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」を誘致して、撮影にきた女優さんたちに聞いた。
「なんでそんなに美しいんですか」と。
答えは1つ。
それはいろんな方々に見られるからだと。
市役所も職員も見られることによって、美しくなるし、やる気も出てくる。


・レモングラスというハーブをご存知だろうか。
どうやったら、レモングラスを広めることができるか。
副市長に相談したら、議会で答弁すればいいというアドバイスをもらった。


・トップは大風呂敷を広げてどんどん夢を語れ。


・忘れもしない平成18年12月、議会にレモングラスの葉っぱとタイの加工製品を持ち込んで、
「これを作る、ぜひ協力を」
と平身低頭してお願いした。
議員30人、答弁席の僕からよく見えるのだが、
みんなポカンとしていた。


・まだ武雄にレモングラスが出来ていないときから、
僕が大風呂敷を広げ、レモングラスの特産地になると公の場で宣言して、
こういう食料品や製品を作りたいとどんどん夢を語る。
それにつられて、地元の農業をやっているおっちゃん、おばちゃんが面白そうだと、
夢がありそうだと乗ってくる。


・平成18年、2人の副市長を任命した。
極めてうまくいっていると自負している。
その秘密はなんと、市長室に2人の副市長を入れて、3人部屋にしたこと。
こうやって情報共有することができ、3人であーでもない、こーでもないと話している。
それによって、意思決定が早くなった。


・情報は発信するところにしか、なぜか集まらない。


・思いつきで言う、思いつきで変える。


・どこにアタックするか見極める。
トップセールスでうまくいったものを拾ってみると、意外なことに気づいた。
関西大学の高槻市への誘致、ドラマロケの武雄への誘致、
日田天領水との連携がいい例になるが、3つの要素がある。
このうち1つでもできれば何とかなる。


・まず1つは、向こうのトップと人間関係を築くこと。
僕なんか何も用事がないのにへらへらとトップや、
会えなくても秘書さんのところに行って世間話をする。
3回に2回はアポなしだ。


・2つ目は、だいたい優れたトップには懐刀がいる。
その懐刀を大事にする。
これも運に近いものがある。


・3つ目は、現場だ。
現場の人に可愛がってもらうこと。
ドラマ誘致のときはADさん、関西大学誘致のときは若手職員。
これは前の2つと比べると簡単だ。


・昔、総務省にいたときに感心したことがある。
それは、ふつう、知事は言うに及ばず、市長とか村長は最低でも課長のところに行きたがる。
僕らヒラには、大臣や局長のアポを取ってくれと頼んできたり、
脅したりした市長さんたちもいた。


・しかし当時の沖縄の座間味村長さんは、そういう偉い人たちのところには目もくれず、
僕ら下っ端(霞ヶ関用語で、シタッパーズ、ボトムズなどという)にばかり来て、
無駄話をしたり、いろんあお土産を置いて帰るのだ。


・そうなると、こっちもこの村長さんのために何とかしなきゃと思う。
この村長さんは人がいいばかりではない。
霞ヶ関の権力構造をよく知っていたのだ。
というのも、大きな予算は係長でつける。
僕も係長のときは1000億円規模で予算をつけていた。
そうなのだ。
日本はある意味、管理職よりも現場が力を持つ。


・総合計画をイラスト・カレンダーに。
逃げ隠れできない絵で勝負。


・市長になってまず考えたのが、計画をなくすこと。
会議で、
「総合計画やめよう。誰も見ないし」
といったら、職員は絶句していた。笑。


・「え!そんなことはできません、市長のほうでももう少し考えてください」
と職員から言われた。
そんなとき、小学生の訪問があり、30年後の武雄という題で、絵を描いていた。
破天荒な絵であり、最初は鼻で笑っていたが、そのときピンときた。
衝撃が走った。
これだ、これ。
すぐ担当の人に電話した。
イラストでいこうよ、イラストで。


・10年後の武雄をイラストにしようと。
武雄の景観、商店街、農業、まちづくり、観光、全部絵にすればいい。
文章は大雑把なことを書いて逃げ隠れできるが、絵は逃げ隠れできない。


・イラストレーターを公募して、
10年後の武雄の福祉やユニバーサルデザイン、
景観などのテーマごとにイラストを描いてもらった。


・48枚の絵を描いて、カレンダーにした。
カレンダーと総合計画を結びつける。
これこそ、組み合わせ論だ。


・みんなアナログな賑わいを求めている。


・大体、式典は面白くない。
役所が主催してやるのは本当に面白くない。
そこで平成18年の市町村合併の記念式典は、高校生の実行委員会にやってもらうことにした。

主催者の僕の挨拶は、たった30秒。
あとは高校生の演劇、武雄中のソーランありの盛り上がったイベントになった。


・20年前に僕が旅したイタリアの地方はそんな感じだった。
大きなイベントは子どもたちに任せる。
そして、大人たちが後ろで笑いながら支える。


・何でもかんでも発信し続けることが大事。
発信力だったら無料。
情報は発信し続けよう。
そうしたら、その10倍の情報がかえってくる。


※コメント
やあ、いろいろなアイデアがでてきて面白いです。
民間でも応用できます。
彼の発想力をおおいに参考にしたいと思います。


★武雄市長・樋渡啓祐『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』
の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1p9KLi8



★樋渡啓祐『反省しない。すぐやる、攻める、そして組む』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1u0e3Xl


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆小松正之『なぜ日本にはリーダーがいなくなったのか』を読み解く


◆小松正之『なぜ日本にはリーダーがいなくなったのか』を読み解く


小松氏は、元・農林水産官僚。
水産畑に長く携わり、クジラやマグロなどに関する厳しい国際交渉で辣腕を発揮した。


※要旨


・変革をもたらすリーダーに求められる4つのステップ。


1.将来の見通しと展望を示す方向づけ。

2.将来への具体的なビジョンを言葉と行為により伝える。

3.政治的・官僚的・人的および予算的困難を克服するための人々の動機付け。

4.実際にビジョンや計画を実行に移し、将来の社会を変革すること。


・ビジョンを共有するフォロワーをつくる。


・リーダーシップに必要なものは、専門性だ。
他人より特定分野に秀でているとその力は発揮しやすい。
そのため専門的な知識を深く習得し、さらに現場の経験に裏付けられていることが好ましい。


・専門性と同時に求められるのは全体を見通す大局観だ。
このような力を得るには、知識の幅を広げることだ。
さまざまな分野を知ることで、自分の専門分野がどの位置にあるかが明確になる。


・そのためには読書でも、『論語』『易経』、唐の太宗の政治を描いた『貞観政要』、
ソクラテスやプラトンの時代から現代までの古今東西の哲学、思想書、
歴史、文学、科学など、幅広いジャンルの本を読む必要がある。


・私の場合は、英語力、諸外国における資源管理の制度、海洋法、文化人類学、
食文化、歴史・地方史、数学、統計学、分子生物学、経営学、組織論など、
ありとあらゆるものを独学で学ばなければならなかった。
今でも勉強は続いており、諸外国のリーダーシップ論、IT関係の技術論、
経済・経営書と放射性物質と食べ物に及ぶ。


・ビジョンを伝えるためのコミュニケーション力をつける。


・スティーブ・ジョブスは特定分野の技術的専門家というわけではないが、
映画、音楽、ソフト、ハード、デザインのすべてに精通し、
それらの知識を総合的にたばねた。
彼は第一線の技術者、科学者を集め、彼らと直接な対話を繰り返し、
自らの信じる方向に引っぱっていった。


・一国の命運を預かったリーダーたちとは比肩すべくもないが、
私は農林水産省時代、海外の政府関係者やメディアから、
「タフ・ネギシエーター」と呼ばれてきた。
戦後の混乱期から政府内で受け継がれてきた交渉人の系譜と、
イェール大学で培われたアングロサクソン社会での切磋琢磨、
そして国際漁業の盛んな土地柄であった陸前高田市広田町で育ったことが要因だ。


・戦後の食糧難の時代から続けられてきた国際的な漁業交渉は、
日本経済全体の発展に大きく貢献した。
このような重大な責務を負ってきた水産庁は、ある意味、
外務省や通産省(当時)以上に交渉に対する取り組みが進んでおり、
日本の省庁では稀な国際官庁だった。


・そのような環境の中で、私は国際交渉の前線に出され、
発言は論理とデータに基づいて客観的、合理的におこなうという姿勢を先輩から叩き込まれ、
国際交渉のイロハを学んだのである。


・交渉は対立が当たり前。
自らの立場を明確にし、迎合はしない。


・交渉にあたってまず欠かせないのは、
交渉の目的と内容を明確にすることだ。
何を交渉するのか、その中身は何なのか、
そして中長期的な目的と目標、短期的なものをわけて考えることも重要だ。


・組織のポテンシャル上昇は対話から。
交渉において、交渉相手だけをみていてはいけない。
対外交渉にあたるためには、内堀を固め、
自分の足場を確かなものにすることを忘れてはいけない。
単独プレーにならないように、公的な立場を形成することが不可欠である。


・まず自らの考えや提案を職場の同僚や直属の上司に示し、
同意を得て味方を増やす。
交渉の目的と目標、それを達成するための具体的な方法や手順の検討をおこない、
身内での合意を形成するのだ。


・人より早く発言し影響力を高める。
では、どうすれば会議の場で主導権を握ることができるのだろうか。
それには何よりもまず、他人よりなるべく早く内容のある発言をすることだ。


・沈黙は悪、反論はすぐに。
交渉は、言葉の応酬である。
国際会議などでは、一方的な発言やゴリ押し、感情的な反発は日常茶飯事、
なかには完全な言いがかりで議論を混乱させる人もいる。


・しかし、反論をタイミングよく繰り出すためには、
周到な準備と長年にわたる鍛錬が必要なのである。
一朝一夕にはできないのである。


・情報を取捨選択し、主張を単純化する。


・私は農林水産省に入り、いつかは日米交渉や日ソ交渉に携わりたいと思っていた。
入省一年目から同期生がデートしたり、飲食を楽しんでいる間に、
私は給料のほとんど大半を費やして語学学校に朝晩通い、
英語とロシア語を本格的に勉強した。
他人と同じことをしていてはダメだと真剣に考え、アメリカに留学することが夢だった。


・その甲斐あって、3年目にイェール大学の経営大学院に留学することができた。
そして二年間、英語との格闘の日々を送った。
平日は、大学院の授業を受け、夜は予習。
週末も土日は終日予習に明け暮れた。
新婚まもなく家内との会話の時間が惜しいくらいだった。
そしてMBAを取得。
2年間の留学中は寝ても覚めても英語漬けの毎日で、よく生き残ったと思う。
帰国後、トップの抜擢で、念願の日米交渉を担当することになった。


・交渉相手を自分の筋書きにのせる。


・交渉を主導するためには会議の議長になる。
国際交渉における留意点をいろいろ述べてきたが、
公の会議の場で交渉を主導するための秘策がもうひとつある。
それは会議の議長を務めることである。


・情報発信を怠ると、不利な情報が出回る。


※コメント
国際漁業交渉という激しい現場を渡り歩いてきた小松氏の言葉には説得力がある。
ほかにも色々、水産や国際交渉に関する本を出されているようなので、研究したい。


★小松正之『なぜ日本にはリーダーがいなくなったのか』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1qx2oYF


★小松正之『ウナギとマグロだけじゃない! 日本の海から魚が消える日』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1mtT4tb


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆佐々淳行『私を通りすぎた政治家たち』を読み解く



◆佐々淳行『私を通りすぎた政治家たち』を読み解く


佐々氏は、警察官僚出身、内閣安全保障室長などを歴任。
危機管理のご意見番だ。



※要旨


・政治家は、ひとたび事が起これば決断をして指揮命令しなくてはならない。
卑怯未練の振る舞いがあってはならん。


・今や海外在留邦人は120万人、
海外旅行者は年間1700万人にも達するグローバル化の時代である。
その安全を守るには、海外各地の危険な兆候をいち早く掴んで、
危険情報の周知、渡航制限、家族や不要不急の要員の退去、迅速な退避勧告、
さらには脱出作戦へとつないでいく必要がある。


・人間は自分にとって都合のいいことだけ信じやすいものだ。
朝鮮半島有事や中東での軍事衝突など、「たぶん起こらないだろう」と考えがちだが、
危機の芽に目を閉じ、耳をふさいではいけない。


・情報力の強化は大切だが、予算にも人員にも限りがある。
何十年という時間もかかる。
であるならば、弱いうさぎのように長い耳を持って情報を収集しなくてはならない。
ウサギのような早い逃げ足も必要である。


・昭和が終わる頃まで、政界、官界、財界、言論界などには「高文組」と呼ばれる人たちがいた。
高文組とは、1948年まで実施されていた、
高級官僚になるための「高等文官試験」の合格者のことだ。


・高文組でもとくに昭和15年から18年組にはもうひとつ強みがあった。
旧制大学や高等文官試験合格後に志願して、短期現役士官(短現)として、
海軍経理学校に入って主計中尉で任官した経歴を併せ持つ人たちが、
各界いたるところに散らばっていたのである。


・彼らは優秀な上、結束も固くて横の連絡が非常に緊密だった。
いわゆる将校クラブ、将校団ともいうべき集団だった。
そんな海軍の同志意識、仲間意識といったものが縦割り行政なのかで生きていたのである。
ノーブレス・オブリージュも彼らの人格を支配していた。


・東日本大震災の経験が教えるように、
危機管理の際は、シンプルな体制をつくるのが原則だ。


・日本版NSCでは首相、官房長官、外務大臣、防衛大臣の4人で決める。
決定者が少ないことは即断即決につながる可能性がより高い。


・危機管理において肝要なのは、まず毅然とした姿勢をはっきりと示すことだ。
凡百のリーダーにはそれができない。
形だけ繕ってみても、すぐに馬脚を現すものだ。


・アラブ世界であれば平時から宗教関係者や族長といった人々と、
人間関係を築いておかないことには、一次情報は手に入らない。
見知らぬ相手に「緊急時だから情報をくれ」と求めても、
断られるのは当然である。


・ともあれ、もう追記することもあるまい。
これが私の最後の著作となるかもしれないが、
少なくとも本書で何度も強調したノーブレス・オブリージュの精神を持った政治家たちが、
これからの日本を背負っていくことを、滅びゆく士族の末裔の一人として、
「老兵」として強く期待したい。


※コメント
これまで数多くの佐々氏の本を読んできたが、
どれも実戦経験と理論をうまく披露している役に立つものばかりだ。
官僚ばかりではなく、民間の危機管理にも参考になる。
彼は84歳なのでもう彼の著書をだんだんと読めなくなるかもしれない。
そう思いながら、大事に読んでいきたい。


★佐々淳行『私を通りすぎた政治家たち』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1uIcXfF


★佐々淳行『後藤田正晴と12人の総理たち』の詳細、amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1ev5yeN

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆山口昌子『エリゼ宮物語』を読み解く



◆山口昌子『エリゼ宮物語』を読み解く


山口氏は、長年、産経新聞パリ支局長を務めた。


※要旨


・エリゼ宮は、フランス大統領府である。


・エリゼ宮に興味を持ち始めたのは、
パリ支局長としてパリに赴任して数年後、約10年を超える。
内外の記者にとって、エリゼ宮はフランスの内政、外交の取材拠点であるからだ。


・軍人のドゴール大統領は、軍人的潔癖さから、公私混同を嫌い、
エリゼ宮には私物をいっさい、持ち込まなかったといわれる。
エリゼ宮も兵舎の一種と考え、いったんことあれば、
即刻移動できる態勢であるべきだ、と考えていたのかもしれない。


・ナポレオンが生涯に遺した膨大な作品である書簡、歴史研究書、小説、口述、命令書の中から選出して、
名著『ナポレオン言行録』を発表したオクターブ・オブリは、
ナポレオンの生涯を要約して、
「25歳にして有名であり、40歳にして一切を所有し、
50歳にして、もはや名のほかに何ひとつ持たなかった」
と記した。


・ナポレオンに関する書物は、「彼が死んだ日から書かれ始めた」と言われるように、
その数は死後、約200年で「40万冊以上」が出版されている。


・ナポレオンの読書好きはよく知られているところだ。
貧乏学生だった兵学校時代はもとより、砲兵連隊時代は、
「本屋の店を食いつぶすほど読書三昧にふけった」
といわれた。
遠征中の野営の宿舎でも読書をしたといわれる。


・下級将校時代に軍隊で24時間の謹慎を命じられたとき、
東ローマ皇帝ユスティニアヌスの「ローマ法大全」を読破した。



・シラク大統領の報道官を1995年から9年間務めたカトリーヌ・コロナは、
重要な国際会議の前に、エリゼ宮の「祝祭の間」で記者団にブリーフィングを行うのが常だった。


・コロナは国立行政学院(ENA)出身のエリート官僚だ。
外務省に入省後、駐米大使館勤務や本省での副報道官などを歴任。
その後、シラク大統領誕生時に39歳でエリゼ宮の報道官に抜擢された。
シラクのエリゼ宮入りと同時に大統領府事務局長に就任したドミニク・ドビルパンとは、
ワシントンで一緒だった。


・コロナはエリゼ宮の報道官を9年間務め、しかも、うるさ型の多い内外記者団から、
「完璧無比」と評価された。
コロナはシラクの1期終了時に辞任を申し出たが、
シラクが彼女の希望を無視して手元から離さなかった。


・「勝ち戦のメンバーは変えない」
というフランスの古来からの格言を尊重したほかに、
余人をもって代え難い彼女の仕事ぶりを買っていたからだろう。


・コロナは、「ハートはどちらかといえば左」だが、
「大統領の政策には9年間すべて合意できた。
欧州も反イラク戦も非宗教問題もすべて賛成だった。
自分が反対だった問題を報道官として擁護したことは一度もない」
と言明しており、幸せなコンビだったといえる。


・彼女は、報道官時代のメモはすべて破棄。
「私が仕えたのは国家。それを個人的な目的に使うのは正しくない」
と述べ、回想録の類を書くつもりもないそうだ。


※コメント
フランスの指導者層の話は面白い。
いろいろなタイプの官僚がいて、国家を支えているのがわかる。
フランス情報は少ないが、いろいろ調べてみたくなる。


★山口昌子『エリゼ宮物語』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1pfbCIA


★山口昌子『フランス人の不思議な頭の中』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1pyPdZW

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆真山知幸『大富豪・破天荒伝説』を読み解く



◆真山知幸『大富豪・破天荒伝説』を読み解く


※要旨


・石油王、ジョン・ロックフェラーは息子にこう諭した。
「ジョン、うちには確かに金がある。
だが、その金を有意義に使える頭脳と創造力と勇気を持った有能な人間を探してこそ、
その金が人類の役に立つことになるのだ」


・海運王オナシス、鉄鋼王カーネギー、鉄道王ヴァンダービストなど、
成り上がりの富豪に多い特徴は、
「時勢を読むのに長けている」
ということではないだろうか。


・ミカン王、紀伊國屋文左衛門は、豪商らしく毎晩のように吉原で豪遊した。
おもしろいのは、来客のために毎日畳を変えて、
そのために畳の職人を1日に20人も雇っていたことだ。
商いとは、人と会うもの。
だからこそ、その費用を惜しまなかったのだろう。


・「おれは毎朝、人生で勝利を得るために目を覚ますんだ」
(アリストテレス・オナシス、海運王)


・「どこかにたどりつきたいと欲するならば、
今いるところには、どどまらないことを決心しなければならない」
(J・P・モルガン、金融王)


・海運王オナシスは、金持ちになるためにあらゆる手をつくした。
無一文の難民から、皿洗い、洗濯、夜警などあらゆる仕事をやって食いつなぎながらも、
彼は人生を諦めなかった。
金儲けのチャンスを貪欲に探した結果、
電話会社で働いている時に国際電話を盗み聞きしたことで、
タバコ製造業に可能性を見出すことになる。
それが見事にあたり、オナシスは海運業へ乗り出す資金を得ることができた。


・海運業で富を掴めばつかむほど、
彼のハードワーカーぶりには拍車がかかり、
取引がはじまるとコーヒーを飲みながら、
服を着たままのわずかな転寝だけで48時間ぶっ通して働いていた。


・ロスチャイルド財閥の基礎を作ったマイヤーの三男のネイサンは、ロンドンが拠点だ。
ネイサンの長男に当たるのが、英国のスエズ運河の株購入で活躍したライオネルだ。
即断即決の行動力は、親譲りだ。


・ネイサンは子どもから、
「世界にはいくつ外国があるのか?」
と質問され、こんなふうに答えた。

「お前が気にしなければならぬのは2つだけ。
ロスチャイルド家と、それ以外のものだけだ」


・ロスチャイルド家の成功の裏にあったのが、
初代マイヤーが5人の息子たちと交わした約束だ。
それは、「事業の秘密は厳守すること」
できるだけに目立たずに、表舞台には出ることなく、実権を握る。
そんなロスチャイルド家の方針は今なお続いておる。


※コメント
大富豪の発想とマインドは、勉強になる。
少しでも富豪に近づける気がする。
今後とも、それを勉強し、実践していきたい。


★真山知幸『大富豪・破天荒伝説』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/YHPzFm


★大塚純『香港に住む華僑大富豪の教え』の詳細、amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/19FNADD


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆竹田恒泰『日本人の原点がわかる「国体」の授業』を読み解く




◆竹田恒泰『日本人の原点がわかる「国体」の授業』を読み解く


※要旨


・アメリカから何を取り除いたら、
1776年に建国された今のアメリカではなくなってしまうのだろうか。
それは「自由」を取り除いたとき。
自由こそがアメリカ人のアイディンティティの根本だ。
なぜかというと、アメリカ建国の物語が、自由を勝ち取る戦いの物語だったからだ。


・大統領は自由の国であるアメリカの象徴だ。
自由を担保するのが議会制民主主義であり、徹底した三権分立だ。


・私が国体を説明するとき、よくアメリカとフランスと中国を例に挙げる。
フランスの国体は何かというと、「平等」。


・アメリカは「自由」に、フランスは「平等」に重点が置かれている。
革命の目的として、彼らは平等な社会をつくろうとした。


・中国の国体とは何か。
それは「中国共産党一党独裁の社会主義国家」だ。
中国共産党が掲げる理想は、マルクス・レーニン主義を基礎とする
「労働者が仕切る国」となる。
君主や資本家に搾取され社会の下層に追いやられていた労働者が主人公の国を目指した。
だから労働者のなかから代表を選んで、国家主席に据える。
これを担保しているのが労働者の集まりである共産党。
だから中国は、共産党一党独裁を守ることで、名目上の国体を必死に維持しようとしている。


・それでは、日本の建国の精神とは何か。
他国のように、日本には「これが建国の精神だ」と明文化したものはない。
しかし、どのようにして日本という国ができたのか、
どのようにして国家が運営されてきたのかを、歴史を調べて2000年間追ってみたら、
私に言わせれば解答は一つしかない。

それは「和」です。


・和の精神こそ、日本の建国の精神だということ。
日本国民は、和の精神によって統合されている。
「和」とは何か。
「和」とは「自分のことは後回しにする精神」です。


・個性的でなおかつ統率が取れている国。
一人ひとりが自由に振る舞い、なおかつ全体として統率が取れている。
これら2つの併存という、世界的に見てもきわめて困難なことを実現している稀有な国が、
「和の国」日本だ。


・明治天皇は、自身や自分の家族の贅沢や甘えを許さなかった。


・軍の大元帥であれば、聯合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破したとか、
203高地を落としたなどの勝利報告を聞いて「よくやった。万歳」となるのが、
当然の反応だと思う。
ところが明治天皇はどんなに華々しい戦果が伝えられても、表情一つ変えなかったといいます。
華々しい戦果の裏には、おびただしい数の死傷者が出ていることをご存じだからです。


・憲法草案を書くために記紀を熟読。
大日本帝国憲法を起草したには、井上毅で、
井上は一人で大日本帝国憲法の草案を書き上げた。


・彼は世界中の憲法典を読み込み、「よし憲法を書くぞ」という段になって、
『古事記』と『日本書紀』を熟読していった。
「日本の建国の精神は何か」が分かれば、国体を定義できると気づいたからだ。


・民族の価値観は一つではなく、複合的なもの。
民族の価値観はおおむね、3つの柱によって成り立っている。
一つは、「自然観」で人間の取り巻く大自然をどう捉えるか。
2つ目は、「死生観」で、人生というものをどう捉えるか。
そして3つ目が、「歴史観」。


・神話のなかに最も重要な部分が残っている。


・「保守」は伝統を守るために改革する。


※コメント
やはり国の成り立ちを知るために、古事記や日本書紀は欠かせない。
もう一度、ちゃんと読み返したい。
同時に諸外国の神話についても研究したい。


★竹田恒泰『日本人の原点がわかる「国体」の授業』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1qztPV6


★竹田恒泰『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』の詳細、amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/RZoB2M


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆町田徹『東電国有化の罠』を読み解く



◆町田徹『東電国有化の罠』を読み解く


※要旨


・津波に強い女川原発。
本論に入る前に、最悪の原発事故を起こした福島第一原発と同様に、
東日本大震災に襲われながら、深刻な事故を招かなかったばかりか、
その後3ヶ月にわたって364人の被災者の避難所の役割まで果たした、
強固な原発があったことを紹介しておきたい。
宮城県の牡鹿半島にある東北電力の女川原子力発電所だ。


・ちなみに、筆者が最初に女川原発を取材したいと思ったきっかけは、
2011年3月中旬に、にわかには信じがたい情報が寄せられたことだった。
その情報は、電力各社にも太い人脈を持つ通信技術のプロから寄せられたもので、

「同じ原発でも、女川は、福島第一とまったく状況が違ったようだ。
非常用電源を失うことなく、安全が守られ、関連施設のボヤ程度で済んだらしい」

という内容だった。


・3月29日昼過ぎに、ようやく東北電力の女川原子力発電所に、
たどり着いた筆者の目に飛び込んできたのは、威容を誇る巨大な堤防の上を、
大型ダンプカーが忙しく行き交う突貫工事の風景だった。


・東北電力は、ただでさえ巨大な堤防をさらに3.2メートルかさ上げして、
17メートルの高さにする補強工事を急いでいたのだ。


・目の前の巨大堤防は、福島第一原発に襲い掛かったのと同じ高さ13メートルの津波が、
襲来したにもかかわらず、ビクともせずに、女川原発を守り抜いた堅牢な城壁である。


・東北電力特有の地元との付き合い。
救難活動に熱心だった背景には、東北電力特有の企業カルチャーがある。
社員の95%が地元・東北六県の出身者で、
地元との共存共栄が各社員の身に染み付いているというのだ。
日頃から、周辺の集落の飲み屋で、住民と社員が肩を並べて酒を飲むことも多いらしい。


・堤防の増強は、ほんの一例に過ぎない。
事前のリサーチや現地取材を通じて、東北電力が原発に猛烈な拘りを持っていることが、
随所で確認できた。


・その第一がそもそもの基本設計である。
女川原発の一号機は1984年6月に営業運転を開始した。
その16年前の1968年のこと。
東北電力は、学識者を交えた社内委員会「海岸施設研究委員会」を設置して、
明治三陸津波(1896)、昭和三陸津波(1933)の記録や、貞観津波(869)、
慶長津波(1611)の文献調査に着手した。
結果として当時、想定された津波の高さは3メートル程度だったが、
東北電力は女川原発の敷地の高さのほぼ5倍の14・8メートルに設定した。


・このことを主張した平井弥之助氏は、東京大学を出て、
当時の5大電力会社のひとつだった東邦電力に入社。
戦後の電力再編の立役者である松永安左エ門氏の肝いりで、
日本発送電、電源開発、東北電力(常務、副社長を歴任)、
電力中央研究所などを渡り歩いた人物だ。


・彼は東北地方の水力発電所の開発に多大な貢献をしたほか、
電力中央研究所の技術研究所長時代に東北電力の「海岸施設研究所委員会」のメンバーに名を連ねて、
女川原発の敷地を15メートルにするよう主張したという。


・平井氏は、海岸線から7キロ以上も離れた千貫神社(宮城県岩沼市)の近くに、
実家があった関係で、三陸地方の津波の恐ろしさを熟知していた。


・東北電力の安全への第二の拘りは、現状や想定のアップデートとその結果に応じて、
労を惜しまず対策を積み重ねてきたことだ。


・筆者は取材記者の習性として、ひとたび関心を持つと、
たとえ相手が札付きであっても直接取材をしないと納得できない。
取材対象の企業や現場を自分の目で見て確かめないと確信を持って原稿を書けないのだ。
新聞記者時代に「すっぽん」とからかわれた時期がある。


・その筆者が、女川原発の職員たちから安全の拘りを取材していて、
「なんてしつこい人たちだ」
と舌を巻かざるを得ないような話を延々と繰り返されたのだ。
これこそ、原子力を扱う電力会社に本来、求められる姿勢なのだろう。


※コメント
電力問題に関しては、膨大な情報とデータがある。
それを今後とも地道に分析していきたい。


★町田徹『東電国有化の罠』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1pM0R6z


★町田徹『JAL再建の真実』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1t8k5SK

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆太田文雄『日本の存亡は「孫子」にあり』を読み解く




◆太田文雄『日本の存亡は「孫子」にあり』を読み解く


太田氏は海上自衛隊幹部出身。
旧・防衛庁情報本部長などを歴任。
国際経験が豊かで、情報や安全保障政策に詳しい。


※要旨


・本書を要約すれば、『孫子』は古今東西一級の兵学書であり、
それゆえ今日でも多くの国家や軍の指導者が愛読していると言える。
『孫子』の素晴らしさは、まず人生の根本原則に素直に随順していこうとする思考法であり、
同時に無限の創造を主動的に求めて現代に生き続けていることである。


・将来の我が国の安全保障を考察するとき、最も懸念されるのが中国である。
この中国の軍事戦略を学ぶ際に『孫子の兵法』抜きには語れない。


・中国共産党の動向を見ていると、『孫子の兵法』に則って、
グランド・ストラテジーを遂行していると思わされることが幾度となくある。


・米国のランド研究所は、文書のなかで、
中国人民解放軍が米国の弱点を、情報やC4ISR、ネットワークに頼りすぎていること、
複雑な後方支援作戦、帝国的な伸延、人員被害に敏感なこと、
同盟国の前方展開基地に頼りすぎていることなどと分析し、
その米国の弱点を衝くべく努力を傾注しているとしている。


・現代の中国戦略は『孫子』に基づいており、
中国を安全保障上の最大の懸念としている日本は、
『孫子』の何たるかを学び、その対策を構築していく必要がある。


・終戦時の総理大臣を務めた鈴木貫太郎の自伝によれば、
日清・日露戦争の頃までは本家である中国よりも寧ろ日本のほうに、
『孫子』が定着していたようである。
彼によれば、
「日清戦争後、欧米の東洋兵学研究が盛んとなり、
逆に日本人が『孫子の兵法』を顧みなくなった」
ということである。


・日清・日露戦争における指導者の戦略・情報眼はすばらしかったが、
その背景に、山鹿素行を師と仰ぐ吉田松陰や、佐久間象山といった幕末の兵学者が、
『孫子の兵法』を明治維新の多くの指導者たちに教えていたという事実が、
あったことを忘れてはなるまい。


・剣道でも心の冷静さを失うと正しい技が出ず、
また「初太刀は面を取ってやろう」「次は胴を狙ってやろう」
と一つの打突部位だけに拘泥することを「止心」と言って昔から戒めている。


・ひとつのことに拘泥しないバランスのとれた心の動きを孫子は水に例え、
剣道でも「明鏡止水」(くもりのない鏡と波立たない静かな水)とか、
「平常心」として手拭いにしたため教え諭されてきた。


・日本のインテリジェンス組織の人員および予算規模は、
主要国のそれに比べて一桁少ない。


・しかし、縦深性を持たない国家は一度攻め込まれたら国家がなくなってしまうので、
インテリジェンスにかける人員・予算規模は並大抵ではない。
それはイスラエル、シンガポール、台湾などの実態をみればすぐわかる。


・中国の実質的な最高実力者であるのは、中央軍事委員会主席である。
共産党におけるランクからいえば、解放軍のほうが外交部よりも上に位置し発言力も強い。
中央軍事委員会のメンバーは、習近平を除いた10名はすべて現役上将で、
『孫子』を諳んじているほど徹底的に叩き込まれている『孫子』の体現者である。


・日本はこうした人たちのメンタリティを理解し対策を取らなければ、
国家を存続させていくことはできない。


※コメント
孫子は漢文なので敬遠しがちだが、
あらためてその大切さを理解した。
もう一度、何回も読み返して、その真髄に迫りたい。


★太田文雄『日本の存亡は「孫子」にあり』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1uIdb6r



★太田文雄『日本人は戦略・情報に疎いのか』の詳細、amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1jTVMEp


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。

◆恵隆之介『いま沖縄で起きている大変なこと』を読み解く


◆恵隆之介『いま沖縄で起きている大変なこと』を読み解く


※要旨


・中国の狙いは「沖縄のクリミア化」。


・日本国民は尖閣問題のみを見て、
いかに尖閣諸島を守るかに汲々としている。
しかし中国は、尖閣を含む沖縄県全体を乗っ取る戦略を構想しているのだ。
孫子の兵法では「戦わずして勝つ」ことが最善の策とされる。
まさにこの「戦わずして勝つ」戦略が、沖縄のクリミア化なのである。


・中国はしたたかな戦略を持つ国である。


・中国にとって戦略上重要な「宮古島」「石垣島」。


・「中国の侵攻」というと尖閣諸島のことしか考えない国民が多い。
しかし中国軍にとっては戦略上、尖閣諸島と宮古島、石垣島はワンセットである。


・本島と離島の「国防意識」には温度差がある。


・沖縄は地政学的宿命からは逃れられない。


・沖縄の排他的経済水域内には、
金、銀、銅、亜鉛などの希少金属を含む海底熱水鉱床11ヶ所にわたって存在している。
こうした海底資源を守ることも、当然、考えていかなければならない。


・沖縄有事に備えて政府が講じておくべきプラン。

1.沖縄有事発生時に予想される県政の混乱に対する、
危機管理システムを構築しておかなければならない。

2.有事の際の県民保護対策の法整備をしておく必要がある。


3.ヒューマン・インテリジェンス、すなわち人による情報収集活動の能力を整備する必要がある。
現在、有人離島地域は、公安および自衛隊調査隊の配備が皆無である。
また本島地域においても、関係者の人数は公安と自衛隊を合計しても、
わずか30人前後にすぎない。
今後は中国語の語学能力を持った要員を離島地域を中心に配置し、
情報収集能力と防諜対策を構築すべきである。


・沖縄近海には11箇所の海底熱水鉱床が発見されていて、
そこに眠る資源の価値は500兆円ともいわれている。


・私はローカルな沖縄政策のみならず、
「主権をどのように守り、発展させるか」について読者の皆様に、
問題提起をする目的も込めて、本書を書いた。


・願わくば、我が国の明日を担う若人が、歴史をしっかり学習され、
さらにそれを俯瞰するセンスを養いつつ、国民大衆をリードしていただきたい、
と念じる次第である。


※コメント
沖縄問題は国民全体で考えていきたい。
さまざまな情報を比較分析し、対応策を実施していきたい。


★恵隆之介『いま沖縄で起きている大変なこと』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1ukAcxV



★恵隆之介『誰も語られなかった沖縄の真実』の購入は、こちら↓

http://amzn.to/Sb2WWy


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ