◆北野幸伯『日本人の知らない「クレムリン・メソッド」:世界を動かす11の原理』を読み解く
※要旨
・モスクワ国際関係大学での教え。
私は「ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学」という大学をはじめて卒業した日本人です。
ソ連時代、この大学は「卒業生の半分は外交官に、半分はKGBに」といわれた大学だ。
・この特殊な大学では、教授も学生も「国益とは何か?」を毎日のように討論していた。
また「国益を達成するためには何をすべきか?」を、
学生である私たちは徹底的に叩き込まれた。
・一国の影響力と国力を測る基準は「品格」ではない。
それは「金力」(経済力)と「腕力」(軍事力)である。
・世界の歴史は「覇権争奪」の繰り返しである。
・国益とは「金儲け」と「安全の確保」である。
・あらゆる国家にとって、経済成長(金儲け)こそが最重要課題である。
世界は、あらゆる国の「国益=金儲け」の利害関係で動いている。
外交は、内政の延長である。
・「エネルギー」は「平和」より重要である。
エネルギーなしには国家も個人も生き残れない。
「エネルギー源の確保」は、「金儲け」であり、「安全確保」でもある。
・世界のすべての情報は「操作」されている。
世界にはさまざまな「情報ピラミッド」があり、常に「作為的な情報」が流されている。
・世界の出来事は、国の戦略によって仕組まれている。
・戦争とは、「情報戦」「経済戦」「実戦」の3つである。
・生き残りのためには、まず情報戦争で勝つべし。
・第二次世界大戦で負けた理由を、徹底的に分析し、いまに活かす。
そして、今度はできれば、実際の戦争をせずに勝つ。
それこそが日本を守るために命を捨てて戦って先人にくれた対する「真の弔い」である。
・私たち自身がこの国の主権者として、世界の大局を理解し、
日本を正しい方向に導いていく力を身につけなければならない。
「日本の自立」は「私の自立」からはじまる。
・礼儀正しく、プロ意識が強く、なんでも極めてしまう職人気質の日本人は、
大昔から賞賛の的であった。
しかし一方で、「抽象度が高い話が苦手」という短所も確かにある。
・みなさんはこの本の内容を学ばれることで、「世界的視野」「大局観」
「歴史観」「自分と相手の利害」「プロパガンダを見抜く力」などを身につけることができる。
それに「物事を極める」日本人の長所が加わることで、
日本は自立国家に向かうことができる。
※コメント
独自の教育と特殊な視点をもった北野氏の分析力は目に見張るものがある。
彼がどうやって国際情勢を見ているのか、そのやり方と秘密があまずことなく公開されている。
とても面白く、これからの世界を生きていく中で役立つ一冊である。
具体例も豊富で、明日から使えるノウハウと理論ばかりである。
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