◆内藤誼人『暗示で500%能力を引き出す勉強法』を読み解く
※要旨
・とんでもなく仕事ができる人はまた、とんでもなく勉強している人である。
たくさん本を読んでいる人である。
たくさん学んでいる人である。
だから仕事もうまくいくのである。
・やる気をひっぱり出すときの第一原理。
それは人間の欲を利用することだ。
まずは、自分がやっている勉強が「金の卵」だと思い込もう。
・モテる自分を想像しろ。
下心とスケベ心は、人間にとって大きなモチベーションの原動力。
資料を調べるために図書館にいかなければならない、とすればいまいち気分が盛り上がらない。
しかし「図書館にはきれいな司書さんがいて、その司書さんに会いにいくのだ」と思えば、
図書館までの足取りも軽くなる。
・イタリア・ルネサンス期の思想家マキャベリは名著『君主論』のなかで、
「大きな帝国は分割したほうが統治しやすくなる」と説いた。
政治体制と同じように、勉強も分割しよう。
・やる気継続には、日記が効く。
やる気を長く継続させるには、記録を残す方法が有効である。
自分が積み上げてきた努力を、あとで確認できるようにデータや日記を残しておく。
・モチベーションの高いセールスマンは、多忙なスケジュールを上手に管理する。
その一方、常に机の上に置いているのは、現在取り掛かっている案件についての資料のみだという。
ひとつずつ制覇せよ、が彼らのモットーだ。
・1日1時間の勉強時間をかき集めよ。
・疲れたときは、ぼんやりと外を眺めろ。
・文章力アップのコツは、「ダンドリ」と「パターン」。
ダンドリには、情報収集と編集作業の2つがある。
とにかくおいしいネタを集めよう。
それを伝わりやすいように順番に配置する。
・楽器を習え。
トロント大学のグレン・ショーレンバーグ博士の調査によると、
音楽を習っている子どもは知能が高い、という。
音楽は脳を活性化する。
・知識の宝庫である「本」をたっぷり読め。
同じテーマの本を複数読め。
テレビは読書のサブテキストと位置づけろ。
・入門書は文字が大きいほうがいい。
写真やイラストが豊富な参考書は学習効果が高い。
・本にらくがきをしまくれ。
本は、どんどん汚すのが基本である。
できるだけメモを書き、イラストを描いて、
汚しまくるからこそ、「自分の本」になっていくのだ。
落書きが記憶の手がかりになる。
・いい本だ、と思ったら4回読め。
・勉強は、できるだけ、ひとりで、こっそりやれ。
もっとも「楽しい」のは単独での学習なのだ。
・困難にぶつかったときは、「状況」ではなく「対応」を変えろ。
・身近な師匠をみつけて、徹底的に真似してみろ。
学ぶことは、マネること。
・覚えたいことは、その場で3回繰り返せ。
覚えたことは人に話せ。
自分の体験にひきつけて、記憶しろ。
・「忘れちゃってもいいや」と思えば、かえって忘れない。
※コメント
資料を読んだ後、すぐ寝ると覚えやすくなるという。
確かにこれは思い当たることが、ある。
本の一部分が、映像として寝ているときに出てくる、といったことを体験したりした。
こういったことを繰り返せれば、最強の記憶術をマスターできる。
その日まで、精進したい。
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