『国際インテリジェンス最新事情』

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April 2015

◆山内昌之『幕末維新に学ぶ現在』を読み解く



◆山内昌之『幕末維新に学ぶ現在』を読み解く


※要旨


・歴史の神クリオは時にいたずらをする。
地味な人物を一度だけ表舞台に登場させ、一大事を処理させる。
そして、その役者は2度と華やかな場面にはもどらない。


・薩摩の重野厚之丞は、一度だけ幕末政治でスター級の役割を果たした。
薩英戦争後の外交交渉で、大英帝国を相手に談判を堂々と繰り広げた。
重野らは進んで講和を求めるのを潔しとせず、
会談冒頭から英国の非ばかりを一方的に責め立てた。
交渉の主導権を握った感さえある。


・雄弁家は、外交や政治でも時に訥弁や寡黙の士にはかなわない。
第一次世界大戦後にトルコ分割を策した英国のカーゾン外相の流暢な口説にあっても、
トルコの全権イスメト・イノニュは平気で沈黙を守り、
ときには聞こえないふりをした。


・真木和泉の真骨頂は、いつも生命の危険と背中合わせの冒険から逃げないことである。
その本領は禁門の変でも遺憾なく発揮された。
天皇の御座所の近くをためらわず砲撃したのは、
久坂玄瑞や入江九一といった20代の血気盛んな若者ではなく、
むしろ最年長52歳の真木や48歳の来島又兵衛あたりであった。
この修羅場を見ても真木のすごいのは、
全然たじろがないことなのだ。
尊攘や倒幕という大革命が成就するのに、
このくらいの犠牲は何だと割り切っている。


・そこで真木が発した有名な言葉が、
「形は足利尊氏でも、心が楠木正成ならばよい」
というものだ。


・土佐の前藩主、山内容堂は、若い頃から酒を愛し、
「鯨海酔候」と称し、一日3升ともいう酒量を誇った。
幕末政治史に目を転じれば、世紀の大失言は、あまりの酒癖の悪さから生まれている。
この失言は1867年12月の小御所会議の席で起こった。


・山内容堂は、維新後も両国や柳橋などで連日豪遊し、
家産が傾きかけても、
「昔から大名が倒産した例はない。俺が先鞭をつけてやる」
と豪語したというから根っからの遊興好きだったのだろう。


・岩倉具視は貧乏下級公家の出身ながら、
小賢しく立ちまわるので「岩吉」と蔑称されたが、
少しも気にしなかった。
薩摩藩と気脈を通じながら、ひそかに時節の到来を待った。
岩倉が政治家として優秀なのは、待つことができた点であり、
沈黙を守る忍耐力に恵まれていたことである。
しかも機を見るに敏であった。
政治家に必要なのは何事かをなさんという迫力であり、
みめ麗しい容貌ではありえない。


・松平容保の毅然とした清々しさは、
その気品あふれる容貌にも自ずから表れている。
容保の独特な勇気と使命感は、その悲劇性とあいまって、
会津の美名を日本政治史に残した。
容保のように決意と責任感にあふれた政治家は、
これからも歴史と国民の記憶に刻み込まれるだろう。


・土方歳三を好きな人は、剣に生きた新撰組のなかでも、
江戸、京都、奥州、函館と各地を転戦して、
一介の剣術使いから優秀な指揮官や政治家に成長していくあたりにロマンを感じるであろう。


・年を重ねるほどに、土方は成熟した幕府軍事官僚としての風格を見せるようになった。
理由の一つは交友関係だ。
会津藩の預かりから出発した浪士集団の幹部として、
会津藩公用方との折衝や、砲術家の林権助のように古武士然とした会津サムライとの交友は、
土方にも武士とは何かという自覚を持たせた。


※コメント
あらためて、幕末維新で活躍した人々の若さには驚く。
20代や30代で大勢の人を束ねている。
あらためてサムライ教育の凄さを実感した。

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◆佐藤優『プラハの憂鬱』を読み解く




◆佐藤優『プラハの憂鬱』を読み解く


※要旨


・趣味というのは、ライフワークということでもある。
仕事に関わらず学生時代からのテーマを研究し続けることはとても重要。


・私は外務省のロシア語研修の一環で、
イギリスの陸軍語学学校でロシア語を学んだ。
宿舎の将校食堂は8時までやっている。
英国軍はドレスコードが厳しく、
夕食時はネクタイと上着の着用が義務づけられている。


・サロンには新聞があった。
高級紙だけでなくタブロイド判の大衆紙もある。
将校は必ず高級紙を手に取る。
このときどこの新聞をいちばん初めに読むかで、その人の政治的傾向がわかる。


・私はチェコの神学を研究したかったため、
ロンドンの亡命チェコ人が経営する古本屋を見つけた。


・英国海軍将校の友人はこう解説してくれた。
「一般論としてインテリジェンスの世界の人たちは、
飛び込みで誰かがアプローチしてくると警戒する。
もっとも相手は古本屋を経営しているわけだから、
飛び込みで新しい人脈を開拓することも考えているのだと思う。
その古本屋はとても不思議な感じがするな」


・チェコ人はどんなことでも首を突っ込む。
この世界で起きているすべてのことを知ろうとする。
チェコ人でチェコ語以外にドイツ語、英語、フランス語、
ロシア語を上手に操る知識人はたくさんいる。
われわれはヨーロッパでもっとも外国語に堪能な民族だと思う。
それは世界で起きているいろいろなことを知らないと、
生き残ることができないという強迫観念がチェコ人に強いからだ。
(古本屋店主・亡命チェコ人)


・優れた思想家は、優れた編集者だ。
過去の資料はそれこそ無限にある。
そこから何を選び出し、どうつなぎ合わせるかによって物語が形成される。


・この英国陸軍語学学校(ベーコンズフィールド)では、英連邦だけでなく、世界各地の将校を招いている。
英語を教えるとともに、中東、アフリカ、アジア、
中南米などの軍人とネットワークをつくっておくことをイギリス人は何となく考えている。
何となく考えるのがイギリス人の特徴だ。
ドイツ人のように物事を詰めて考えない。
また、アメリカ人のように実証的なデータを分析して予測するという方法もとらない。
これまでの経験を踏まえて、ゆるやかな人脈をつくるのだ。
将来、佐藤が日本外務省幹部になるか、政治家になれば、
ベーコンズフィールドの同級生や同窓生が現れる。
こういう方法で、英国はアフリカ、中東、中南米の非民主的な国家の王族や、
軍事独裁政権幹部と良好な関係を維持している。
(友人の英国海軍将校)


・ロシア革命前のロシア語の文献は、大英博物館の図書館にほとんど入っている。
きちんとしたコレクションがある。
大英帝国にとってロシア帝国は仮想敵国だった。
ロシア帝国がソ連と名称を変えても、敵対の構造は変わらない。
第二次大戦前から1950年代初めまで、
モスクワの英国大使館で勤務する文化アタッシュは、
ソ連で刊行された書籍やパンフレットを網羅的に入手してロンドンに送っていた。


・ロシア人の生活の文法、内在的論理をつかむためには、
できるだけ普通のモスクワ市民に近い生活をすることだ。
モスクワ国立大学に通う間は、なるべく自家用車を使わないで、
地下鉄、バス、路面電車などの公共交通機関を使うこと。
(亡命チェコ人のアドバイス)


・一般の商店を利用して、普通のロシア人がどういう生活をして、
どの物資が欠乏して、何を買ったときに喜ぶか、皮膚感覚で知っておくことが重要。
それからロシアの高級紙だけではなく、
夕刊紙や生活に密着した記事が載った雑誌にも目を通すこと。
また、ロシアのテレビを見る。
そこから普通のロシア人がどういうことで喜び、怒るかを知る。
これは実際にロシアで生活しないとわからない。
(亡命チェコ人のアドバイス)


※コメント
佐藤氏の記憶力に驚く。
20年以上前のことを細かく覚えている。
これらは彼の仕事や作家活動に役立っているようだ。




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◆河谷史夫『記者風伝』を読み解く


◆河谷史夫『記者風伝』を読み解く




※要旨


・「伝説の記者」といわれた守山義雄。
いつも寡黙だった守山部長が繰り返し言っていたことを、森本は覚えている。
「おもろいと思ったこと、それがニュースや」
「おもろいと思ったこと、それを調べればええのや」
「おもろいと思ったこと、それを書きなさい」


・後藤基夫は「裏の裏まで知る政治記者」といわれていた。


・後藤を知る人はこういっている。
「ひと言でいうと、書かざる大記者という面があった。
取材源についてはほんとすごかった」


・新聞記者には「掘り屋」と「書き屋」がある。
取材対象に迫り、一体になってまでも材料を取ってくるのがいなければどだい話にならないが、
これはたいてい文章を不得手とする。
記事表現するためには「書き屋」がいなければならない。
政治記者にも特ダネ派と評論家タイプがいるということだ。
双方を兼ね備える記者というのはなかなかいない。
後藤は材料が取れ、かつ書ける数少ない記者だったとされる。


・後藤も記者として走り回っていた、はずである。
ポケベルもなければ携帯電話もないから、今と違って新聞記者の自由度は高い。
しかしそれにしても後藤の行方不明度も高かった。
政治部長が「ゴッちゃん呼んでくれ」
と言う。
捜すけれどつかまらない。
「まるで潜水艦」と言われた。


・若手記者は後藤が、
「どこの誰から、どんな方法で、こんなすごい情報をとることができるのか、
不思議でならなかった」と言っている。


・後藤が、どこの誰と親しかったかは、永遠の「謎」として残っている。
そもそも主たる取材相手たる政治家との親密度からして伝説的であった。


・「政治記者が政治家の家に押しかけるとき、普通は応接間で待つものだが、
時にその家の主人と親しいと自負する記者は茶の間の方へもぐり込む。
これを『お茶の間組』と称して得意になっている記者もいるが、
ある夜、その『お茶の間組』の記者の前に、
平然と佐藤栄作の寝室から現れ出た記者がいた。
後藤基夫である。
以来、『寝室組』という言葉が生まれた」


・後藤の「比類なき情報網」。
「ありゃ、遊び人だよ」と言う人がいた。
麻雀、オイチョカブ、ポーカーにルーレット、そして競馬と賭け事は何でもござれ。
お酒が大好きで美食家。
「それに、女性にももてたからなあ」と、
その人は後藤のことを心底懐かしがるのだった。
「ほんとにゴッちゃんは、いつどこで取材してたのかねえ」


・言葉がごく短いのは後藤の特徴だった。
記者クラブで麻雀に興じている。
そこへ電話がかかってくる。
「うん」「ああ」「そんなことか」
それで用が足りるらしい。


・さらに後藤は、要人の集う会員制サロンにも出入り自由であった。
大情報通で知られる女主人に「ゴッちゃん、ゴッちゃん」と、
ひいきにされることたいへんなものがあったという。
その交友範囲は、政治家、財界人、官僚ばかりではなく、学者、文芸家、芸能人、
さらに「皇族からヤクザまで、きわめて広く、しかも、
そのほとんどの人々と深い信頼で結ばれていた」
と感嘆するのは後輩記者。


・「どうして、そんなにいろいろ仲がいいんですか」
とある日聞いた記者がいた。
「長いんだよ、長いだけだよ」
とだけ後藤は答えた。
別の日また聞かれた後藤は珍しく言葉を継いで、
「誰に食い込むか、・・・大変なんだよ。必死に考えるんだよ」
と言った。


・後藤基夫が必死に「情報」を手に入れようとしたのは「好奇心」からではなかったか、
と後輩の石川はいう。
それは駆け出しの頃から一貫した後藤の行動原理であって、
「ただ知りたいから、知っておきたいから知る」
ということであったろうというのである。


・後藤は敵対する政治家の双方と仲がよかったという話が驚異として伝わるが、
これは後藤がいわゆる派閥記者と違って、
自分の知った情報を別の情報と交換取引しなかったからである。


・酒が好きで、後藤は連日午前さまであった。
いつも連れには払わせない。
その金離れのよさに、ゴッちゃんにはきっとすごい遺産があったのだという人がいた。
息子の伸一によると、
没後税吏が「隠し財産があるだろう」と幾度も来て、
「母が閉口していました」という。
60万円の普通預金通帳が残っていたきりだったそうである。



※コメント
新聞記者の人たちには、情報取りのコツを学べる。
どうやって相手に食い込み、情報を教えてもらい、表現するか。
どんな仕事にも応用できる。


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◆火坂雅志『臥竜の天・伊達政宗:上巻』を読み解く



◆火坂雅志『臥竜の天・伊達政宗:上巻』を読み解く


※要旨


・伊達政宗は底響きのする声でつぶやき、
野のかなたを泰然と見つめつづけていた。
ひとたび、
「やる」
となれば、その行動は迅速にして果断だが、
堪えねばならぬときは、地べたに這い、
泥水を嘗めても堪え抜くだけの忍耐強さをこの若者は持っている。


・「人は死ねばどこへゆく」
政宗は学問の師である虎哉宗乙(こさいそういつ)に尋ねた。

「どこへも行きませぬ。だた無に帰るだけ。
あの世には地獄も極楽もない。あるのは、無だけです」


・上に立つ者にいささかでも逃げの気持ちが生ずれば、
そこから士気の低下がはじまり、勝負の行方を左右しかねぬことを、
乱世の荒波の中で生まれた二人の若者、政宗と片倉小十郎は、本能的に知っている。


・戦場で多くの経験を積んできた者の言葉には、道理がある。
ひとつの物事をつらぬく意志の強さも大事だが、
危機にさいして機敏に頭を切り替える柔軟さを持つのも、
大将たる者の条件かもしれない。


・虎哉らが所属する妙心寺派では、諸国の大名に招かれて、
その相談相手になる者が多く、戦国乱世のなかで寺勢を飛躍的に拡大させていた。
今川家の太原雪斎、織田家の沢彦宗恩など。


・戦いは、空模様が変わるごとく、その場の状況に応じて、
静と動を自在に使い分けていかねばならない。
目的を遂げるために、がむしゃらに道を突っ走るだけではだめだ。
伊達政宗が学んだのは、物事を進めていく上での、
「政治」
の重要性であろう。


・戦いは、単調であってはならない。
つねに相手の意表をつき、裏の裏をかくことを考えねば勝利は手にできぬ。


・日本海が荒れるのは、風が強い冬のうちだけで、
夏場はほとんど波が立たない。
そのため、日本海側では古くより舟運が発達し、
若狭小浜、越前敦賀から三国、直江津、酒田、土崎の諸湊、
さらには蝦夷地を結ぶ海上の流通ルートが確立していた。
上杉が富強を誇ったのは、この海の道を握ったためだ。


・政宗は座禅を組み、秀吉と戦う心構えをつくった。
「死中に活あり」
と政宗は師の虎哉宗乙から教えを受。けている
生き延びようとして生にすがる者は、心に迷いが生ずる。
死を覚悟してひらきなおってこそ、
明日を切り拓くための道が見えてくる。


・「宮仕えとは、辛抱の連続よ。
多少、意に染まぬと思うことがあっても、
腹の底でぐっとこらえ、上に立つ者に従わねばならぬ。
それが生きるということだ。
できるかな、お手前に」(前田利家)


・野望のある人間は、その遠大な目標のためなら、ときに泥水をすすり、
不倶戴天の敵に頭を下げることもできる。
裏を返していえば、野望のために身を撓め、
いかなる逆境にも耐え抜くことのできる者こそが、
真の英雄であろう。


・蒲生氏郷は武人としてのみならず、
民政家としての手腕にも長けている。
また文雅の素養もあり、千利休の高弟、いわゆる「利休七哲」の筆頭でもあった。


・政宗にかぎらず、戦場でつねに命の危険にさらされる戦国武将には、
多かれ少なかれ鉢の底が抜けたような死生観がある。
また、そうした死生観を持たなければ、
苛酷な現実と対峙していくことはできない。


・天下の政とは、一筋縄ではいかぬものだな。
さまざまな人の思惑が絡み合い、天下は動いている。
一筋縄ではいかぬからこそ、おもしろい。


・上に立つものが明確な戦略をしめし、強力な指導力を発揮せぬかぎり、
いかなる大要塞も物の役に立たない。
ケンカするなら、大将自身が迷いを断ち切り、腹を据えることだな。


・古代以来、奥羽は大和朝廷の支配を受け、上方の政権に搾取されてきた。
それを打破したのが、平泉に黄金文化を花ひらかせた奥州藤原氏であった。
奥州藤原氏は三代で滅んだが、その独立王国の記憶は、
北の大地に生きる者たちの魂に、輝かしく刻まれている。


・政宗は繊細にして、大胆である。
あれこれ思い悩むが、いったん気持ちを決めると、
誰よりも大胆になれる。


・豊臣秀吉は、人間というものを知っている。
その怖さも、愚かさも知り抜いた上で、人の心をたくみにあやつり、
乱世の生き残り戦を勝ち抜いてきたのだろう。
そのような相手に、小手先の策など通用せぬ。
政宗は、大局観に立った、
「政治」
というものの重要性を痛感した。


・伊達家の蔵方は、鈴木元信だ。
元信は異能の男である。
米沢の商家の息子であった。
鈴木家は代々、米沢北方の金山を経営しており、
そこからの上がりを元手に土倉、酒屋をいとなみ、
羽州随一といわれるほどの財をなした。


・元信は天下の経営に参画したいと大望を抱いた。
素養を積むため、京へ上り、茶の湯、小鼓、謡曲、漢学、兵学などを学び米沢に戻った。
元信に会った政宗は、その諸方面にわたる教養と、経済の知識に驚いた。
元信のほうも、天下への野心を燃やす政宗の行動力、器量の大きさに惚れ込み、
以来、伊達家の財務一切を取り仕切って、政宗を側面からささえるようになった。


※コメント
戦国時代の後発組として登場する伊達政宗だが、その魅力は輝いている。
さまざまな面白いエピソードを持っており、飽きさせない。
戦国時代はワクワクする。


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◆ウォレス・ワトルズ『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』を読み解く



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◆ウォレス・ワトルズ『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』を読み解く
(監訳) 川島和正


※要旨


・金持ちになるための科学は存在します。
それは、代数や数学と同じように正確な科学です。
巨万の富を手に入れるプロセスを支配している法則があります。
その法則を身につけ、実践すれば、数学的な確実性をもって、金持ちになるでしょう。



・調和の心や償いの心に至る全プロセスは、言い換えれば、感謝という一つの単語に要約できます。


・繁栄の源泉の近くに住めば住むほど、
より大きな富を手に入れられるという考えを理解するのは難しくありません。
良いことが起きたときに、神に感謝すればするほど、もっと良いことが起きるようになり、
もっと頻繁に良いことが起きるようになります。


・時間の許す限り、あなたが強く手に入れたいと思うものを心に思い浮かべて、
意識するようにしてください。
しかし、わざわざ時間を作ってイメージしようとする必要はありません。
本当に欲しいものであれば、
いつでもそのイメージがあなたの頭の中にあるはずですから。


・金持ちになることだけに注意を傾けてください。
貧困を気にかけてはいけません。
貧しい人たちについて考えたり、それについて話しをするときはいつでも、
彼らを金持ちになる人たちとして、また、哀れむべき人ではなく祝福すべき人として扱うようにしてください。
そうすれば、貧しき人やその他の人は、
あなたの発したインスピレーションをキャッチし、
自らの力で貧困から脱出する方法を探し始めるでしょう。



・人生における至上の目標とは、金持ちになることです。
なぜなら、その目標には、他の全てのことが含まれるからです。

精神や知性を高め、人のために尽くし、
高尚な行いに従事するといった目標を全て達成するためには、
まず金持ちになることが必要となります。



・夢想や空想にふけるために、時間を費やしてはいけません。
確かなビジョンを持ったなら、今すぐ行動をしてください。



・金持ちになりたいと願う者は、ビジョンの確立や、
自らの願望が現実化されつつあることに深く感謝の祈りを捧げることに時間を費やさねばなりません。

揺るぎない確固たる信念と深い感謝の念とともに、
何度もビジョンを頭の中で思い描くことの大切さは、
どんなに強調しても強調しすぎることはありません。

このプロセスによって、自らの思考がある形として無形の物質に伝播され、
創造的な力が働き始めるようになるのです。



・以上の指示を守り、実践する全ての人は、確実に金持ちになります。
そして、彼らがどれくらいの金持ちになるかは、
各自のビジョンの明確さ、決意の強さ、信念の固さ、
感謝の気持ちの深さに正確に比例することでしょう。


※コメント
想像力の大切さを改めて、思い知った。
普段バタバタしているとつい想像力を失ってしまう。
少しでもいいから、ビジョンを思い浮かべる時間を作りたい。


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◆指南役『絶滅企業に学べ:今はなき人気企業に学ぶ』を読み解く


◆指南役『絶滅企業に学べ:今はなき人気企業に学ぶ』を読み解く


※要旨


・温故知新。
未来の地図は、過去に埋まっている。
先人の偉業に光を当てた者だけが、
未来への道を見つけることができる。
そして、過去の名作は形を変え、
更に魅力を増して人々に感動を与える。


・この本の目的は2つ。
1つは、温故知新。
絶滅企業がかつて繁栄を誇ったノウハウから、
未来のヒントを見つけてほしい。

2つめは、彼らが絶滅に至った理由を知ることで、
反面教師として同じ過ちを繰り返さないでほしい。


・手塚治虫がトキワ荘時代、後輩の漫画家たちによく言い聞かせた言葉がある。
「いい漫画を描くには、いい映画を見なさい。
いい音楽を聴きなさい。
そうして一流の作品と接することで、いい漫画が生まれるのです」


・後輩たちは、この言いつけに従った。
赤塚不二夫に至っては、原稿料が入ると家賃だけを抜いて、
残りのお金をすべて映画につぎ込んだ。


・満鉄とは、南満州鉄道株式会社のこと。
日露戦争に日本が勝ち、ポーツマス条約でロシアから譲り受けた東清鉄道をもとに、
満州に設立した日本の会社だ。
会社が存在したのは、1906年から45年までの39年間。
半官半民の会社だった。


・満鉄の最盛期の社員数は40万人。
うち日本人が14万人、外国人が26万人。
関連会社は65社にのぼった。
事業内容も鉄道に留まらず、石炭、製鉄、電気、港湾、水運、
航空、工場、農地、倉庫、ホテル、病院、学校、図書館など、
要するに都市経営全般に及んだ。


・満鉄の頭脳部分を担ったのが、満鉄調査部だ。
最盛期のスタッフは2,000人。
年間予算は、いまの価値で300億円。
業務内容も企業戦略にとどまらず、日本政府への政策提言まで踏み込んでいた。


・満鉄調査部の礎を築いたのは、満鉄初代総裁の後藤新平である。
日本の憲政史上、稀代のプランナーと呼ばれる人物だ。


・東洋一の港、「大連」。
満鉄を語る上で、忘れてはならない都市がある。
大連だ。
遼東半島の先端に位置し、いつの時代も重要な拠点として、
位置づけられる都市である。


・後藤新平はここ大連に、東洋一の巨大な自由貿易港を建設する。
後藤はこう述べている。
「大連は、満州経営の要であり、アジアと欧州を結ぶ貿易・交通の拠点になる」


・満鉄調査部の業務は多岐にわたった。
満鉄経営の頭脳部分はもとより、満州の歴史調査、地質や資源調査、
農村の調査、さらには東アジア全体の政治経済・社会状況の分析などなど。
また日中戦争が始まると、中国の抗戦力の分析も加わった。


※コメント
本書を読むと、いまは無い企業から学ぶことは多い。
そのノウハウは資料などを通して丹念に読み解いていきたい。
それが我々情報マンに課せられた使命であろう。


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◆特報。小冊子PDF『ハイパワー・インテリジェンス講座:特別版』ご案内。



◆特報。小冊子PDF『ハイパワー・インテリジェンス講座:特別版』ご案内。



インテリジェンスについて、より詳しくマスターされたい方のために、決定版の小冊子をご提供します。。
これにより、国内外の情報に関するノウハウを一気に押さえることができます。

情報力を高めて、日本を変えましょう。


小冊子の名称は『ハイパワー・インテリジェンス講座』。



※お申し込みはこちらです↓
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P45909609





★金額

5,000円(PDF版のみ)



※ページ数

A4サイズ・270ページ




★小冊子『ハイパワー・インテリジェンス講座』目次と内容★

堀栄三『大本営参謀の情報戦記』を読み解く
アレン・ダレス『諜報の技術』を読み解く
CIAに学ぶ情報機関の作り方
レイ・クライン『CIAの栄光と屈辱』を分析する
モスクワの情報活動について学ぶ
CIA秘密訓練所「ザ・ファーム」の真実
CIA東京支局の状況分析
大森義夫「米インテリジェンス機構が直面する問題点」に学ぶ
アメリカ在日陸軍の情報部隊について概況
『陸軍中野学校・極秘計画』を分析する
インテリジェンスと政策の関係:英米政府に学ぶ
伝説の情報機関「F機関」・藤原岩市氏に学ぶ
野田敬生『諜報機関に騙されるな』を分析する
宮崎正弘『ウキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』を読み解く
世界経済体制における今後の予測
アフガニスタン駐留米軍の補給ライン情勢
陸軍中野学校の成り立ちと情報教育の成功要因
現代に生きる陸軍中野学校のDNA
『不敗の宰相、大久保利通』を読み解く
防諜に関するノウハウ
指揮官の決断:特務機関長・樋口季一郎に学ぶ
イラク・アフガン作戦における民間軍事会社の動向
ウイリアム・スティーブンソンに学ぶ情報組織の作り方

公安警察の情報収集ノウハウ
仮野忠男『亡国のインテリジェンス』を読み解く
満鉄調査部に学べること
モスクワ対策マニュアル「モスクワの法則」
国家運営のインテリジェンス
中国スパイネットワークの活動状況
スパイから会社の機密情報を守る方法
英国の「戦略的欺瞞工作」
明石元二郎に学ぶ謀略将校の条件
岩中祥史『アナログ主義の情報術』を読み解く
刑事の「マル秘」情報収集法:裏を見通す技術
手嶋龍一『インテリジェンスの賢者たち』を読み解く
中西輝政『情報亡国の危機:インテリジェンス・リテラシーのすすめ』を読む
手嶋龍一氏・講演録『インテリジェンスの賢者たちの対話』
太田文雄『日本人は戦略・情報に疎いのか』を読み解く
ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』を読み解く
三宅正樹『スターリンの対日情報工作』を読み解く
ティム・ワーナー著『CIA秘録』から読み解く諜報活動とは
国内外の新聞をくまなく読み、スクラップする効用
本物のインテリジェンスの英雄はシャーロック・ホームズであって、ジェームス・ボンドではない
小谷賢『モサド〜暗躍と抗争の六十年史〜』を読み解く
『伊藤博文の情報戦略』を読み解く
佐藤優『野蛮人のテーブルマナー〜「諜報的生活」の技術〜』

谷光太郎『情報敗戦〜太平洋戦史に見る組織と情報戦略〜』の要旨
徳本栄一郎『1945日本占領:フリーメイスン機密文書が明かす対日戦略』を読み解く
長谷川幸洋『官邸敗北』を読み解く
佐藤優の情報ノウハウ、外務省とウィキリークス
小林吉弥『田中角栄の知恵を盗め』を読み解く
飯島勲『小泉官邸秘録』を読み解く
伊藤惇夫『政治アナリストが教える情報を見抜く思考法』を読み解く
チャーチル式インテリジェンス
中西輝政『情報を読む技術』を読み解く
芳地隆之『満州の情報基地・ハルビン学院』を読み解く
手嶋龍一「2012年問題、新グレート・ゲーム、そしてインテリジェンス・ウォーについて」
岡崎久彦『明治の外交力:陸奥宗光の「蹇蹇録」に学ぶ』

童門冬二『徳川三代諜報戦』を読み解く
諜報IT専門のCIA型民間軍事会社を読み解く
『諜報の天才・杉原千畝』を読み解く
小谷賢『日本軍のインテリジェンス』を読み解く
佐藤優「外務省に学ぶ仕事法」を読み解く
菅原出『ウィキリークスの衝撃』を読み解く
瀬島龍三の情報力
高橋洋一『官愚の国:なぜ日本では、政治家が官僚に屈するのか』を分析する
竹中平蔵の情報収集術・勉強法
黒岩祐治『情報から真実をすくい取る力』を読み解く
キーパーソンに情報で食い込む
阿尾博政『自衛隊秘密諜報機関〜青銅の戦士と呼ばれて〜』を読み解く
徳川家康の戦略思考と情報戦略に学ぶ
明治時代のメディア・情報戦略
奥田泰広『国家戦略とインテリジェンス:いま日本がイギリスから学ぶべきこと』を読み解く
情報の世界は「人で始まり、人で終わる」
ドゴール将軍が作り上げた情報組織
元総理秘書官・飯島勲氏が明かす人生「裏ワザ」手帖
悪徳官僚に学ぶ「戦略的ゴマすり力」
幕末維新の情報戦を読み解く
インテリジェンスと地政学の関係
『策謀家チェイニー:副大統領が創ったブッシュのアメリカ』を読み解く
佐々淳行氏の「情報管理と危機管理」
佐々淳行『決断するペシミスト、後藤田正晴』を読み解く
佐々淳行『危機管理宰相論』を考察する
陸軍中野学校の哲学と人生観
陸軍中野学校の歴史的意義
『秘匿捜査〜警視庁公安部スパイハンターの344日〜』を読み解く
本田直之『レバレッジ人脈術』の注目すべきポイント
田中角栄と『政治家の器量』を読み解く
『戦争広告代理店』を読む
新聞記者に学ぶ「情報のさばき方」


以上。




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◆火坂雅志『真田三代・下巻』を読み解く




◆火坂雅志『真田三代・下巻』を読み解く


※要旨


・理不尽な要求に屈していては、誇りまで捨てることになる。
相手が徳川であろうが、上杉であろうが、北条であろうが同じことだ。
誇りを捨てたとき、それがわが一族が、この世から滅び去るときと心得よ。
(真田昌幸)


・北国街道は信濃と越後を結ぶ物流の道でもあった。
越後側からは米や塩、信濃からは油、絹、大豆、蕎麦などを積んだ荷馬、荷車が、
道をしきりに行き来している。
信濃から上野にいたる交易路を握る真田氏と、
日本海舟運によって富み栄える上杉氏が手を結べば、商いはますます盛んになろう。


・真田幸村の身のうちには、祖父幸隆、父昌幸から受け継いだ真田一族の地が脈々と流れている。
大きな敵にも臆さず、屈しない、「反骨」の血である。


・幸村の生まれ育った真田家には、「義」という思想はない。
義とは、儒教でいうところの仁義礼智信、すなわち五常のひとつである。
私利私欲を捨て去り、人と人との信義に重きをおき、
おおやけのために何ができるかということを行動原理の中心にすえる。
それが、義の思想にほかならない。


・外交、軍事での策略家としての貌とは対照的に、
真田昌幸は若い頃から領内に仁政をしいている。
昌幸にはひとつの信条があった。
「戦いにおいては策略を用い、非情の決断もする。
だが、おのが領民と交わした約束は、信義をもってこれを守り、
情けをかけて味方につけねばならぬ」


・壮心の夢を抱く若き幸村に、越後で出会った上杉家の直江兼続はひとつの指針を与えた。
それは、義の精神である。


・信州上田にいる真田昌幸のもとへは、諸方に散っている四阿山の山伏やノノウを通じて、
上方の情報が刻々と寄せられてくる。


・上杉謙信と武田信玄がこの血の領有をめぐって争ったことからもわかるとおり、
川中島は日本海側と太平洋側の物流が交わる経済の要地であった。


・越後長岡藩の牧野家は、三河以来の徳川譜代である。
その牧野家には、ひとつの家訓があった。
広く知られた、
「常在戦場」
の言葉である。


・常在戦場はつねに戦場に在るような気構えでことに臨め、という理解するむきが多いが、
実際の意味はそうではない、別の解釈もあるとのこと。
たとえ戦場で華々しい手柄を挙げられずとも、意気消沈することはない。
その後の政治力や策謀、すなわち知恵の使いようによって、
戦場での武勲以上に実績を残すことができる。
そして、それこそが真の子孫繁栄につながるという意味だ。


・天下分け目の関ヶ原の戦いのとき、中山道を進む徳川秀忠の軍勢は、
真田の上田城で足止めを受けた。
1585年の第一次上田合戦につづく、徳川方の二度目の大敗北であった。
軍監の本田正信は、
「このたびの敗戦のもとは、牧野康成の突出した行動にあり。牧野こそ、最大の戦犯なり」
として、責任を牧野康成に押し付けた。
ために康成は、
「不名誉」
の烙印を押され、蟄居に追い込まれた。
牧野家はこの不名誉のため、暇を取る家臣が続出した。
だが、康成の子・忠成は、この汚名を政治力によって返上。
さまざまな裏工作や陰の奔走により、功績が認められ、長岡藩7万石の大名にまでのぼりつめた。


・手柄を挙げる場所は合戦場のみにあらず人生のどこにでも存在するという「常在戦場」の言葉は、
まさしく牧野家のしぶとい生き残り術をあらわすものと言える。


・たとえ泥水を嘗めても、生きてさえおれば、
機会は必ずめぐって来る。
そう。何はともあれ、生きることだ。
生きてさえおれば、必ず潮目の変わる日はめぐってくる。
(真田昌幸)



・子孫を増やすということは、それだけ信用できる味方を増やすことでもある。
一族の固い団結のもと、過酷な戦国を生き残ってきたのが真田家にほかならない。


・大坂の陣における上杉軍の水原親憲は70歳をこえる老将であったが、
その采配ぶりは陣中の諸将もおもわず見惚れるほどのあざやかなものであった。
水原は、
「謙信以来、弓矢のぬくもりを持った男」
と家康から称賛され、感状をたまわっている。
それに対して水原は、
「わしは、関東や北陸で生きるか死ぬかの合戦をいくたびも経験している。
それにくらぶれば、このたびのいくさなど花見に来たようなものじゃ」
と磊落に笑ったという。


・「表裏比興の者」と言われながら、真田氏を一地方の土豪から大名に成長させた昌幸。
それとは対照的に「義の人」と言われる幸村。
おのれの筋を貫いたという一点で、じつは似た者どうしの父子であるのかもしれない。



※コメント
戦国武将の精神は、現代のわれわれも学ぶところは多い。
彼らの心は、ストーリーを通して、我々日本人の心に受け継がれている。
今後も、歴史モノを研究したい。



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◆川島和正『楽して成功できる非常識な勉強法』を読み解く



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※要旨


・理解の3ステップを意識する
1.わかる
2.意識的にできる
3.無意識でできる


・夢を叶えるためには、「意識的にできる」か「無意識でできる」レベルまで学ぶ必要がある


・覚えようとしない


・どんなことでも無理して記憶する必要はない


・本から学ぶときに気をつけることは、全部読もうとしないこと


・本を読み始める前に、自分はどんな情報を探しているのかを意識してから読み始める


・結果が出るまで継続する


・脳内の情報を更新する


・自分が活用している情報については、継続的に学び続ける必要がある


・技術やノウハウに関して、常に最新情報をチェックしておくこと


・脳内の知識をアウトプットする


・情報をアウトプットすると、逆に情報を受け取るチャンスが増える


・情報を発信すると、自分自身の理解も深めることができる


・脳内の知識を再構築して新しいノウハウを作り出す


・自分の知識や経験を次の世代に伝える


・夢の実現のために何をすべきか調べる


・あなたと同じ夢を叶えた人をインターネットや口コミから探す




※コメント

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★川島和正さん、プロフィール。要旨。


・1979年東京生まれ。元々は平凡なサラリーマンだったが、
読書して各種ノウハウを学んだことにより、
28歳から7年連続年収1億円以上、
累計50万部のベストセラー出版、50カ国以上への旅行、
有名タレントとの同棲生活など、多くの夢を叶える。


・現在では、パソコン1台で世界中どこに行っても
仕事ができる生活スタイルを確立させ、
香港を拠点に世界を飛び回っている。


・主な収入源は、ブログやメルマガ、フェイスブックなど、
各種個人媒体からの広告収入と、
私塾「川島塾」の会費。


・ブログでは、旅行記や自己啓発や成功法則の話を、
メルマガでは最新の稼ぎ方を紹介している。


・「川島塾」では、自己啓発、ビジネス、健康、恋愛、
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