『国際インテリジェンス最新事情』

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November 2015

◆河口健太郎『ルポ・橋下徹』を読み解く




◆河口健太郎『ルポ・橋下徹』を読み解く


※要旨
(敬称略)


・大阪社会部で大阪府庁と大阪市役所を担当する記者は計8人。
700回近くを数えた大阪維新の会のタウンミーティングや、
橋下氏が39回にわたって行った大阪市の住民説明会、
日々のぶらさがり取材や記者会見のほぼすべてを
8人のチームで取材し続けた。


・橋下はツイッターのフォロワー(読者)が100万人を超え、
日本の政治家では最大級の規模だ。
ツイッターによって大きな発信力を持つ。


・大阪都構想の主張に関する背景には、
衰退を続ける大阪経済への危機感があった。
大手企業の本社機能は相次いで東京に移り、
事業所数は1980年代半ば8割以下に落ち込んだ。
完全失業率や生活保護率も全国平均を大幅に上回っていた。


・「初めて出会った日から、橋下さんは只者じゃないと思った。
吸収力がすごい。
役人の使い方もすごいうまい。
役人に案を作らせて、私たち顧問が足りない部分を指摘すると、
役人側は抵抗する。
それぞれの言い分を言わせた上で、裁判官のように仕切る。
その辺の技は大阪府知事になって2年目ごろから冴えてきた」
(上山信一・慶応義塾大学教授、大阪府市顧問)


・「大阪都構想は大阪市役所の改革の集大成でもある。
もし実現していたら、国鉄や郵政改革に匹敵する
全国レベルの大改革になっていたと思う」
(上山信一)


・桃園の誓い。
2009年12月25日の夜だった。
大阪府庁にほど近いレストランバー『エルカミーノ』で、
自民党大阪府議団と訣別した2人の異端児が、
大阪府知事の橋下徹を囲んでいた。

一人は2期目の松井一郎、もう一人は3期目の浅田均。


・松井と浅田はワインを傾けながら、
橋下をけしかけた。
「新しいローカルパーティを旗揚げせなあかん。
橋下さんにはトップになって欲しい」


・大阪市城東区の選挙区が地盤の浅田氏は、
のちに大阪都構想の理論的な支柱となる。
白髪交じりの癖毛がトレードマーク。
米スタンフォード大学大学院に留学し、
経済協力開発機構での勤務経験がある。
英語、ドイツ語、フランス語の3ヶ国語が堪能な国際派だ。


・浅田が「一郎君」と呼んでかわいがる松井氏や、
上山信一らと一緒に温めてきたのが、
「大阪再生マスタープラン」だった。
キーワードは、「大阪の貧困」だ。


・2009年のクリスマス会合で、
浅田や松井は、この大阪再生マスタープランの原案を
橋下に示した。
「大阪府とか大阪市とか、どうでもええねん。
どっちもつぶして、『ワン大阪』にしようや」


・2014年の衆院選へ立候補する構えを見せていた
橋下に接近した政界のキーマンがいる。
安倍政権の番頭である菅義偉・官房長官である。
橋下を創価学会の幹部につないだのも菅だった。


・橋下や松井と気脈を通じている菅は、
創価学会の選挙戦略を取り仕切る佐藤浩副会長とも太いパイプを持つ。
安倍首相の懐刀である菅としては、
首相が意欲を示す憲法改正に前向きな橋下を取り込んでおく必要があった。


・大阪市役所を3つの大きな権力が取り巻いている。
大阪市の幹部職員や政界関係者の間では、
長らくそう語られてきた。
一つは、関西創価学会。
もう一つは、大阪市の職員が加入する労働組合。
そして、大阪市の24区に張りめぐらされた、
自治会組織『大阪市地域振興会』だ。


・橋下の自宅の近所に住んでいた中学時代の同級生は、
「銭湯帰りに公園に友達が集まってみんなで夜遅くまで騒いでも、
次の日のテストで橋下だけ90点とか100点を取っていた。
いつ勉強してんねん、と思っていた」
と語る。


・橋下が掲げた地下鉄の民営化構想は、
「官から民へ」という自身の政治理念を凝縮させたものだった。
民間感覚を取り入れたコスト削減と顧客サービスの向上、
大阪市域中心から大阪府域や関西全体を考えた交通網の整備、
日本最大の職員数を抱えるメガ市役所のスリム化、
市長選の集票マシンを担っていた交通局の職員労組の解体。
橋下は、
「自治体改革の象徴」
「大阪に関西発展の起爆剤にもある超優良企業が誕生する」
と強調した。


・橋下の行政運営の特徴は、
外部人材を積極的に登用することだ。
政策の立案でも外部の知恵を取り入れた。
上山信一教授や中田宏、古賀茂明ら、その数は50人を超え、
アイドルグループのAKB48になぞらえて、
「中之島48」と揶揄された。


・「好き嫌いが分かれるけれど、
橋下さんは圧倒的な発信力と緻密な思考力を兼ね備える、
大阪政界100年に1人の逸材だ。
人をまとめるのは苦手だが、
そこは大阪維新の会幹事長である松井一郎さんの仕事でしょう」
(浅田均・大阪維新の会政調会長)


・「彼は政治生命をかけて、本当に頑張ってきた。
これからは彼がいつでも帰って来られるように、
大阪維新の会を発展させていくのが、党に残る私たちの仕事だ。
橋下さんが維新に復帰するときは必ずきます。
そして再び先頭に立ってくれると確信しています」
(浅田均)


・引退を表明した瞬間から求心力が急降下するのが政治家の宿命だ。
だが、橋下の政界復帰説は途絶えることがない。


・「知事のときに驚いたのは、
大阪全体の成長戦略など大都市戦略を計画する組織がなかったこと。
『大阪市内のことは市役所です』と言われた。
大都市戦略がしないで完結していた時代は終わり、
市内外にまたがる計画を作って実行しなければならない」
(橋下徹)


・「大阪都構想の目的は、大阪を『副首都』にし、
活気ある国際都市にすることだ。
中央省庁の分散で企業の本社機能は大阪にも集まる。
行政、企業活動が阻害されないよう東京とリニア中央新幹線で結ぶ。
首都機能のバックアップ都市に位置づけながら、
経済成長戦略を進める」
(橋下徹)



本書は、朝日新聞大阪社会部の取材チームによって書かれた。
どちらかというと、
橋下氏に批判的スタンスで書かれているが、
大阪のしくみを知る上で、面白い。


※コメント
本書はどちらかというと、
橋下氏に批判的なネタであるが、
一連の流れを理解するには、面白く読める。
地方自治のしくみや大阪経済の構造などについて、
学べる。


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◆増田宗昭『代官山TSUTAYA計画』を読み解く


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◆増田宗昭『代官山TSUTAYA計画』を読み解く


※要旨


・まず最初に私が社長を務めている、
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)という会社について簡単に説明しておこう。
CCCは、TSUTAYAのフランチャイズ店舗をネットワーク化するための会社としてスタートした。


・CCCの事業内容をひと言でいえば、「企画を売ること」。
そうした企画のひとつがTSUTAYAであり、それはCCCにとって代表作。


・2011年夏、私がこれまでCCCが立ててきた数々の企画の、
ひとつの集大成となる施設を、代官山にオープンさせた。
いわゆる「代官山プロジェクト」だ。


・私たちの仕事は企画を創ることだ。
そして企画を創る基盤になっているのは情報だ。
だから、企画会社は情報を集める。
データベースができる。
そしてデータベースに入れられた情報には絶対にインデックスが付いている必要がある。
整頓されている必要がある。


・企画にとって最も大切なことは、顧客価値の上に立脚していることだ。


・顧客価値を考え抜くことが、企画の原点であり、極点でもある。


・企業にとって顧客とは、間違いなく固有の価値を持った財産である。


・日常の企業活動そのものもまた、
実は顧客という財産に支えられて成り立つのだ。


・質の高い顧客とはそれだけで価値を有する存在なのだ。
そしてそうした顧客同士が発信する情報が交流する場には、
ほかにはない「場の力」が宿る。
代官山のプロジェクトはそんな力を顕在化させる試みでもあるのだ。


・私が代官山プロジェクトにおいて創りたいと思っているのは、実は図書館なのだ。
図書館とはそれがヨーロッパで生まれた当時、
文化を育てることに対する責任を自らに課した貴族たちの、矜持の証明でもあった。


・代官山のTSUTAYAは、貴重な知的財産をネットワークする手段としてだ。
そこに集う人々がネットを介してコンテンツを持ち寄り、
そこにコミュニティが形成される。
それは図書館を介して集った中世の貴族社会にも似ている。
いわば貴族社会だ。


・顧客価値ってつまりは、その人が楽しいとか、元気が出るとか、
幸せを感じるとか、そういうようなもの。


・建築とは、すわなちメディアである。


・何かの企画を立てようとするとき、徹底的にシンプルに考えてみる。


・ビジネスというものには、
つまるところふたつの要素しかないと思っている。
そのひとつは顧客であり、もうひとつは商品だ。
顧客に対して商品を提供する、これがビジネスの本質だ。


・ワインに興味のある方なら、「テロワール」という言葉を耳にするだろう。
気候、地勢、土壌などワインに現れるブドウ畑の個性を示す言葉だ。
そして代官山の街を歩いていると、私にはこの言葉がよく思い出される。


・たとえばこの街はその知名度に比して、
通りを歩く人が多すぎないという顕著な特徴がある。
銀座や新宿、渋谷といった繁華街とはことなり、
ここでは「群衆」とよばれるような人の列を見ることは、まずない。
それだけ、群衆に組み入られることをよしとしない、
個々に自立し成熟した人々を引き寄せる土地としての魅力が、すでに用意されている。


・企画とは、すなわち情報の組み合わせだ。
だから企画に携わる会社は、情報が流れる場所のできるだけ近くにオフィスを置く必要がある。


・六本木ヒルズが「情報の要衝」ともいえる存在であるのに対して、
汐留も台場も、正直にいえば情報の水脈から遠い位置にある。
これはテレビ局の動きにも影響がある。


・企画とはあくまで、顧客の皮膚感覚に共感するところから生まれる。
実際の顧客の姿が見えない場所にオフィスを構えれば、
「頭」の中で行われる思考レベルは保てても、
「皮膚」の感覚の敏感さは損なわれる。


・顧客をインスパイアし、そのクリエイティヴィティを上げるものを、
代官山プロジェクトは持つ必要があるのだ。


・かつて原宿に「レオン」という喫茶店があった。
そこにはデザイナーやエディター、カメラマンやコピーライターなどといった、
クリエイターが多く事務所を構え、いわば文化の発信基地となっていた。


・私が代官山プロジェクトのための用地を確保したとき、
最初に思い描いたのは、この「レオン」のような場を復権させることだった。
「レオン」の魅力とはすなわち、そこに魅力的な人々が集っていたということだ。


・そう夢想したことが、実は代官山プロジェクトの原点だったのである。
いわば私は、この4000坪の土地をいっぱいに使って、
魅力的なカフェを創ってみたいのだ。


・カフェの本質をひと言でいえば、それは「ライブ」であるということだ。
人はそこに、単にコーヒーを飲みに訪れるのではない。
そこに流れる時間を味わいに来るのだ。
つまりそこでやり取りされる商品とは、時間なのだ。


・カフェの魅力はライブだ。
言い換えれば、同時性だ。


・企画とは顧客が見える場所で立てられなければならない。


※コメント
代官山プロジェクトのセンスはとても良いと思う。
ワクワクさを感じる。
ぜひ行ってみて、何度も通いたくなるところだ。


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◆渡邉哲也『新聞の経済記事は読むな』を読み解く



◆渡邉哲也『新聞の経済記事は読むな』を読み解く


本書は、日下公人氏との共著。


※要旨



★以下は、日下公人氏の見解。


・世界の情勢を国別の指導者や
統計・数字でとらえてはいけない。


・政治や経済、金融も人間の営みなのだから、
その実相を知ろうとすれば人間理解は不可欠に違いない。
逆にいうと、本来なら国別や統計、数字で、
見るのとは違う見方が必要なのである。


・くっついたり離れたりするとき、
ドイツ人の精神的な拠り所となるものは何か。
それは「ドイツ魂である」という言い方もされるが、
本当はドイツ魂などない。
あるのはプロシア魂だ。


・アメリカの26州が親日ならアメリカを日本のために動かせる。


・日本がもしアメリカを外交面で自ら有利になるように
動かしたいなら50州のうち26州を親日州にすればよい。
アメリカ全体を親日にしようというのはムードづくりで、
お金や知恵を使うのは26州に集中したほうがよい。


・日本企業の中でもトヨタは飛び抜けて世界中から
引く手あまたである。
私がロシアや中国に行ったとき、
そこの政府関係者たちは、
「トヨタの工場を引っ張ってきたら、自分は昇進できる」
と異口同音に言っていた。
そうした国では工場誘致は経済問題ではなく、
依然として政治問題という意味合いが大きいらしい。
また見栄っ張りである。


・日露戦争後に軍艦を売るという発想があれば資金を調達できた。


・出版不況を吹き飛ばすにはガラクタ評論家を総入れ替えせよ。


・執筆者は総入れ替えである。
新しく出てくる執筆者はどういう人かと言えば、
遊び人で金持ちで風流人で文化人、
あるいはそれも超越して自分の境地を持っている人である。


・経済学よりヒラメキのほうが現実の経済をうまく捉えている。
たとえば毎日電車に乗って乗客の様子を見ているだけも、
いろいろ閃くし、データも思い付く。




★以下は、渡邉氏の見解。


・国家を利用する王族や富裕層にはもはや国家は関係ない。


・ヨーロッパの上の階層にはもう国境は関係ない。
王族、貴族、金持ちの子弟だったらスイスの寄宿学校に入れるのが当たり前だ。
その寄宿学校には横のコミュニティがあり、
王族、貴族、金持ちは皆つながって人脈ができる。


・友人にミュンヘン在住のドイツ人がいて、
彼は「我々はバーバリアンであってドイツ人ではない」
と言っている。
ミュンヘンは今でもバーバリア王国なのであって、
王様や諸侯がまだいるのだ。
ミュンヘンはそんな人たちが社会を牛耳っていて、
非常に保守的な街になっている。


・世界は仕組みで回っている。
政治も経済も仕組みの問題であり、
世の中で起きている出来事の多くは結果に過ぎない。


・お金は血液であり、
金融・銀行は心臓であり、
財政は基礎体力であり、
経済は生活習慣だ。


・金は天下の回り物だ。


・問題は逃げると追いかけてくる。
逃げずに立ち向かえ。



※コメント
聞いたことのないコンセプトを教えてくれる。
竹を割ったような面白い視点は、
今後生きていく上で、重要な武器となる。


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※要旨



・国民の方向を向いた「本物の情報」「本物の洞察」をお届けするために、
確かな情報源と高い見識を持ち、
本気で日本、世界をよくしたいという志をお持ちの有識者を毎月ゲストに招き、
政治・経済・外交・教育・歴史・文化・各種産業分野の切り口から、
世の中の真相と洞察、将来に向けての提言をお届けします。


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◆渡邉哲也『仁義なき世界経済の不都合な真実』を読み解く



◆渡邉哲也『仁義なき世界経済の不都合な真実』を読み解く



※要旨


・ドイツは脱原発を掲げているけど、
実際は全然、脱原発していない。
要するに、フランスから原発の電力を大量に買っている。
ヨーロッパには日本のような島国と違い、
大陸全域にまたがる電力供給網がある。


・フランスのエネルギー供給の8割が原発。


・もう一つ大事なことは、
ヨーロッパにはガスパイプライン網があること。


・日本がアジアで行っている価値観外交というものは、
実際は軍事を除いた大東亜共栄圏の復活で、
ブロック化の一環だ。


・今のロシアで面白いと思うのは、
あれは帝政ロシアの復活であるということ。


・ロシア人は「強いロシア」というのが好きみたいだ。
強い指導者のいる国家というのが理想のようだ。
彼らロシア人はロシア帝国の時代までずっと支配されてきた民族なので、
納得できる。
支配されるということに安心感を覚える人々だ。


・大陸国家というのは歴史的に、
陸続きの国境線の向こうから、
いつ騎馬軍団が襲ってくるかわからない状況に置かれてきたわけで、
自分を守ってくれる強い存在に安心感を覚えるようだ。


・アメリカの軍事産業も民間の軍事会社中心で、
とりあえず雇用は生むけれど、
海外派兵がベースになるので、
国内のインフラストラクチャーが豊かになるわけでは
決してない。


・中国の支配層はグローバリストである。
実際、中国の支配層というのは皆、客家と呼ばれる人々だ。
客家はもともと「中国のユダヤ人」と言われる種族で、
国や国境という概念を持たない。
いわば根っからのグローバリスト。


・一言でいうと、帝国主義というのはグローバリズム。
かつて自由貿易を掲げてイギリスが進めた政策を見ればわかる。
帝国主義=グローバリズムが世界に何を帰結させるかというと、
まず後進国の植民地化だ。
植民地ビジネスで所得を稼ぐプロセスを独占的に支配し、
「自由貿易です」と言って、
そこに参入してくる諸国の儲けから搾取する。


・客家というのは厳密には漢民族ではなく、
中国人の中でも本当に独自の価値観を持つ人々だ。


・アメリカ政府の日本に対する態度というのは、
セクションによって大きく違う。
国務省、国防総省、財務省の間で、
それぞれ日本に対する温度差がある。
国務省は、親中派、知中派が主流で、
対中ビジネスの利権を握っている人々が多い。


・アメリカの総合的な軍事戦略の中で、
フィリピンの位置づけが大きく上がってきている。


・韓国の最大の問題というのは、
やはり中間層がないこと。
10大財閥がGDPの74%を稼いでいる。


・ソニーや松下、シャープが潰れなかった理由というのは、
内部留保を蓄えていたためだ。
それがセーフティネットになった面が大きい。


・現状を鑑みるに、
これから日本で急成長していく産業は、
間違いなく土木、建設、運送だ。
なぜかというと、これらの分野では需要が拡大していて、
なおかつ人手不足だからだ。


・鉄鋼業など、実業ビジネスには厳しさがあり、
確かな技術が求められる。
だからこそ、技術の裏付けがある日本のような国には、
実業に活路を見出せばさらなる発展を重ねていける可能性がある。



※コメント
新聞では読めない、裏話があり面白い。
やはりさまざまな本をクロスチェックして
読んだほうが、分析力が上がるようだ。


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※要旨


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◆渡邉哲也『儲け:国益にかなえば経済はもっとすごくなる』を読み解く



◆渡邉哲也『儲け:国益にかなえば経済はもっとすごくなる』を読み解く



※要旨


・儲けを無視した経済は成り立たないし、
社会も成り立たない。
なぜなら人を動かす最大の原動力が儲けであるからだ。
国家が躍進するのはそのためである。


・儲けはいいことで、自分が儲かれば、
自然に人に優しくなれるものである。


・儲けという字は、「信」「者」と書く。
つまり、お互いに信じ合うことによって生まれるものであって、
信頼関係が存在しないものに儲けは存在しない。


・経済学にお金が生まれてゆく構造『信用創造』という言葉がある。
これも信頼関係により生まれるもの。
相互不信からは決して生まれないものなのだ。


・仕組みを読み解けば儲けが見えてくる。
世界は仕組みで動いている。
仕組みを解くことが、これからの世の中に何が起こるかを、
予測するために大きな材料になる。


・多くの人が見れば見るほどその情報は価値を失う。
これも一つの世の中の仕組みであり、
物事の本質である。


・アメリカに本社を持つ大企業の多くが、
タックスヘブンに逃げている。
アメリカ国内に税金を払っていないという問題である。
無国籍企業であるアマゾン、グーグル、GEなどが、
やり玉に挙げられている。


・「ダブルアイリッシュ」とか「ダブルサンドウッチ」
などと呼ばれる手法で、複数の国を利用する。
そして租税回避地に資産を移転し、
課税を逃れているのだ。


・カジノのもう一つの役割。
カジノはバカラ、ブラックジャック、スロットルマシンで、
観光客がにわかギャンブラーになれる場所だ。
だが他にもマネーロンダリングという危ない機能も備えている。


・カジノをつくるなら島にかぎる。
仮に日本でカジノを開設するならば、
その第一の候補地は間違いなく沖縄だ。


・もしも普天間の基地がなくなると、基地労務者が余る。
就職先がない。
カジノであれば警備員がたくさん必要になる。


・日本の基地労務者の仕事は、いわゆるハウスキーパー、
クリーニングサービス、一部警備に従事する人たちで、
彼らはすべて身体検査済みなので、
ある意味そのままカジノで働ける。


・カジノをつくればホテルができる。
雇用の場として、空港もあるわけだから、
その計画もあって、免税特区も含めて、
沖縄だったら問題がない。


・なぜなら沖縄は島だから、
入国してきた人物をある程度トレースできる。
カジノを内陸部につくるのは非常に危険だ。


・パスポート同様の役割をになっているのが国際航空券。


・中国ビジネスの障害をクリアする客家のネットワーク。
メディアや一般人が中国系企業と言っているおそらく半分以上が、
台湾企業である。
そして、そのベースには世界中に散らばっている客家の存在がある。
その客家がネットワークを展開している。


・世界には印僑、華僑という2つのグループがある。
それぞれ秩序立っていて、仲間同士で金融とモノのやりとり、
つまり商社機能と銀行機能を備えている。


・たとえば、福建から渡来した客家の連中が、
台湾に多く住んでいる。
その客家が台湾系企業の中心となっていることから、
目先の利く日本企業は、客家の実力者経由で、
中国進出を果たしてきた。


・文化や言葉の問題で、
日本企業が直接中国語圏の企業と商売するのはなかなか難しい。
しかし、客家という強いネットワークにビジネスを乗せていけば、
たいていの障害はクリアできる。


・たとえば、尖閣問題で中国での日本企業バッシングが、
このまま高まるのであれば、日本企業は台湾の看板を使って、
日本製のキーパーツを輸出すればいいわけである。


・資源バーターという取引がある。
たとえばアラブに「水を欲しがっている」国があるとする。
日本チーム側が海水を真水にする水プラント技術を提供する代わりに、
同国にある油田の権益とをバーターで交換するのである。
たとえばであるが、
水処理技術を担当する荏原製作所、
プラント建設を担当する日揮、
マネジメントとリスク管理を三菱商事が、
担当するようなチーム構成になる。


・ドイツにBMWという自動車メーカーがある。
これは、「バイエルン・モーター・ワークス」の略だ。
本社所在地であるバイエルン地方という地名がついている。
これがまた誇り高き意味合いを持っていて、
「われわれはバイエルン公国の民バーバリアンであり、
ドイツ人とは違う」
という強烈な民族意識から命名されている。
つまり、BMWはバイエルン公国を背負うグローバル企業なのだ。


・エンペラーのいる国は別格扱いされる。
ヨーロッパにおいては、王族を擁する国とない国では、
まったく国家の品格というか、
国家の格が違うとされるのだ。
日本の場合、天皇がおられることで、
海外からの視線、扱いに尊敬の念が込められる。




※コメント
国の経済のしくみがよくわかる。
世界の裏事情もいろいろ教えてくれて嬉しい。
やはり世界は広い。
もっと知りたくなってしまった。


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◆山根節『経営の大局をつかむ会計』
◆元国税調査官・大村大次郎『悪の会計学』
◆ジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』
◆吉澤大『経理の仕事・基本と実務。一番よくわかる』
◆児玉尚彦『プロの経理力:35歳までに身につける』



◆高橋洋一『この金融政策が日本経済を救う』
◆田村耕太郎『もし日本がひとつの会社だったら』
◆経済大国・日本の可能性
◆バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる
◆数学を知らずに経済を語るな!
◆統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる
◆日本経済の真相
◆榊原英資『経済の世界勢力図』

◆『国際金融の現場』
◆『食がわかれば世界経済がわかる』
◆山田吉彦『日本は世界第4位の海洋大国』
◆平沼光『日本は世界1位の金属資源大国』
◆竹中平蔵『経済古典は役に立つ』
◆竹中平蔵『闘う経済学、未来をつくる公共政策論入門』
◆中原圭介『騙されないための世界経済入門』
◆『世界から見たニッポン』講演録
◆日本財政の本音と解決策
◆国際経済コントロールのメカニズム、真の支配者を探る
◆国際経済の裏事情と日本の可能性


◆本田直之『レバレッジ英語勉強法』を探る
◆苫米地英人『バイリンガルは二重人格』を読み込む
◆TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
◆斎藤兆史『英語達人列伝、あっぱれ日本人の英語』を読む
◆浦出善文『英語屋さん、ソニー井深大に仕えた四年半』を読む
◆逆転的・英語学習術
◆村上憲郎『村上式シンプル英語勉強法』を知る


◆商社の会議訓示
◆商社マンの仕事術とその正体
◆レアメタルと商社の関係
◆商社に学ぶ国際基準の仕事術、交渉術
◆接待は最強の情報戦
◆商社マンが分析した中南米
◆7大商社の分析とそのノウハウ
◆伝説の商社マン・海部八郎
◆商社の兵法、洞察力の磨き方
◆古代に学ぶ商社ノウハウ
◆小説に学ぶ商社の情報術
◆商社の最新動向とカラクリ






以上。




※ページ数
A4サイズ・112ページ


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◆嶋聡『「大風呂敷経営」進化論:松下幸之助から孫正義へ』を読み解く



◆嶋聡『「大風呂敷経営」進化論:松下幸之助から孫正義へ』を読み解く



※要旨


・わたしは以前、ソフトバンク社長室長を務めていた。
その前は、衆議院議員であった。
2005年9月の郵政解散総選挙で3期9年間務めた議席を失った私は、
その年の11月からソフトバンク社長室長となった。
そこでは、「孫正義の懐刀、知恵袋」と呼ぶ人もいる。


・ソフトバンクに入社したのは、
「瀬島龍三さんのような企業参謀、やがては国家参謀になりたい」
ということからだった。


・わたしが瀬島龍三氏に直接教えを受け、
「参謀」という生き方に魅力を感じたのは、
松下政経塾に学んだ縁である。


・松下幸之助と孫正義という2人の間には、
共通する経営者としての発想がある。
卓越した先見性に基づき、
100年単位のスパンで壮大なビジョンを描く。
ビジョンで夢を終わらせず、実行する。
そして、視線の先には単なる営利でなく、
世界を変えるという志がある。


・わたしはこの2人に共通するのは、
「大風呂敷」の思想であると考えている。


・「大風呂敷」とは、多くの人が実現不可能と思う高い目標を
掲げることを意味する。
しかし、それが大風呂敷のままで終わるか、
現実的な目標に変えてしまうかは、
掲げる人間の「実現力」による。



・では実現力が人並みなら、
大風呂敷を広げないほうがいいのか。
普通の人が孫正義の真似をしても意味はないのか。
そうではない、と私は思う。


・長期的、多面的、根本的に考えれば大風呂敷になる。


・孫さんはよく、
「頭が干しきれるまで考えよ」
と部下に言う。
このアドバイスは、
「誰もが『大風呂敷』を広げられるようになるための方法」
でもあろう。


・グーグルのCEOだったエリック・シュミットはこう言っている
「我々の目標は、世界を変えることだ。
金を稼ぐのは、その費用を手に入れるための手段に過ぎない」


・GEのCEO、ジェフリー・イメルトはこう言った。

「GEで働けば、歴史を作り上げることができる」


・世界の経営者、特にアメリカの巨大企業のトップたちは、
莫大な利益の追求とともに、
必ず地球規模の課題への取り組みという目標を持っている。


・スプリント買収の際は、
ワシントンのロビイストに会った。
現代的なオフィスを構え、
コンサルティング・ファームさながらのプレゼンを駆使するロビイストは、
日本の政界で目にするいわゆる
「口利き屋さん」とはずいぶん違って見える。
だが、彼らとほんの数分話しただけで、
ワシントンも永田町と同じ論理で動いていることが、
私には分かった。


・なぜ大風呂敷を広げるとまわりが支援してくれるのか。
ソフトバンクには多くの資金と人材が集まる。
もっと大きな例でいえば、アメリカのシリコンバレーには、
世界中の投資家やエリートが集まってくる。
これは「世界を変える」という「大風呂敷」が、
広げられているからこそなのである。


・繰り返すが、地道な努力はもちろん必要である。
それプラス、いよいよ勝負というときには「ワープ」が、
必要なのである。


・ソフトバンクの営業力は凄い。
具体的にどんな手法を使っているかは、
トップシークレットだから明かすわけにはいかないが、
国会議員だった私が「こんなふうにやれば選挙でも必勝だろう」
と舌を巻くほどのものだ。
だが、それだけの営業力を持ちながら、
営業スタッフの力だけに頼らないのが孫正義だ。


・大きく広げ、細事にこだわる。
大志を抱いている者ほど小さな物事にも力を尽くし、
遠大な考えを持っている者ほど、
細かいことを疎かにしない。


・GEのイメルトは、こう言った。
「今日の激変する世界で成功を左右するのは、
何を知っているかではなく、どれだけ早く学べるかである」


・大いなる素人集団のなかで、
孫さんは率先して猛スピードでその分野について学び、
まずはグループ一の専門家になってしまう。
そして、戦略のグランドデザインを描き、
具体的なアクションを起こす。
社長がこれだけ勉強しているのだから、
部下も必死で後を追わないわけにはいかない。


・誰もまだ成し遂げたことのない、前代未聞の挑戦なら、
無理だと思ってしまうかもしれない。
だが、よその国ではすでに成功例がある、あるいは、
先人たちはもっとすごいことを実現した、
と先行する成功例に目を向けることで、
「自分にもできるのではないか」
という発想が生まれてくる。
そうなると、人は自然に、
「どうすればできるのか」
と考えはじめるものだ。


・公共投資や補助金に頼らないのが孫さんの流儀であり、
ソフトバンクの価値観である。


・スティーブ・ジョブスは、
スタンフォード大学の卒業式で次のようにスピーチした。

「人生では、あらかじめ将来を見据えて点と点を結びつけることはできない」

「そのときには無関係に見えるいくつもの点を後から結びつけるのだ」



・大風呂敷の背景にあるのは、次のような原則だ。

1.目標は高く明確に。
逆算方式で行動せよ。

2.時代に乗って実現力を手に入れよ。

3.リーダーとしての職人芸を磨くべし。

4.ただ一つの「成功のコツ」を心得よ。

5.大風呂敷は思想からはじまる。


・大風呂敷を実現するためには、
たくさんの人を巻き込み、
応援と協力を取り付けなくてはいけない。
そのとき、大風呂敷のビジョン自体が魅力的であることは当然、必要だ。


・もう一つ大切なのは、
それが人々の想像力に訴えかけるリアリティを持つことである。
実現が簡単か困難かは別として、
その目標をリアルに思い描けなくては人は動かない。
その助けとなるのが数値である。


・長期的な目標をリアルに描き、
それを実現するために今、何をすべきか考える。
これが「長期ビジョン逆算方式」である。


・真剣に考えれば、目標は明確な長期ビジョンとなる。
それは目標の実現に向けていつ、何をすればいいのかを知るための
最も簡単な方法である。


・世界を変えるためにはリソースが必要である。
人、モノ、金を集めなくてはいけない。
どれだけリソースを集められるかは、
「大風呂敷」の実現力に直結する。


・リーダーとしての職人芸を磨くべし。
経営者はさまざまな分野の専門家を束ねて事業を運営する仕事だ。
同時に、人心を掌握し、
プロジェクトを指揮する一つの専門職だと見ることもできる。


・ウシオ電機の牛尾治朗会長は、
松下政経塾での講話で「職人技術」としての
社長業という話をしたことがある。
リーダーシップを含めて、
「企業経営というのは、実は7割は職人技術なのです」
というのだ。
そして、社長としての職人技術を身につけるには、
「たゆみない訓練による熟練しかない」と。


・キャリアを真似することは難しい。
だが、リーダーシップもまた職人芸であり、
リーダーとしての経験を積んで熟練に至るのが重要である、
ということは誰でも学ぶことができる。


・出会いの奇跡を大切にする。


・孫さんは昔から使っているメールアドレスを今でも残していて、
そこには古い知り合いからの連絡が突然来る。
すると孫さんは、多忙な身にもかかわらず旧友に会いにいく。
たとえ大臣との面会を打診されようと、
友人との約束があればそちらを優先する。
おそらく秘書課は大変な思いをしているだろうが、
それが孫さんの流儀なのだ。


・人との関係を大切にしていると、
それまでまったく無関係の点と点のように見えていた人同士が、
思わぬ線で繋がっているように見えてくることがある。
スティーブ・ジョブスの言う「点と点をつなぐ」が、
人間関係でも起こるのだ。


・大風呂敷を広げる方法は、
スケールの大きいことを考えることばかりではない。
今日出会う人との縁を大切にするという気持ち一つで、
ものの見方は変わってくる。



※コメント
ソフトバンクと孫さんの舞台裏が見えておもしろい。
社長室長という特異なポジションも、
いろいろなやり取りがあったようだ。
分析したい。


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◆安田正『英語はインド式で学べ』を読み解く




◆安田正『英語はインド式で学べ』を読み解く



※要旨


・英語とヨーロッパの言語が似ているという感覚は、
日本語でいうところの方言と同じ感覚だ。


・インド式英語学習法とは、
日本人に合った英語学習法だ。


・いま、「世界標準の英語」をいちばん使いこなしているのは、
インド人だ。


・世界標準の英語(グローバル・イングリッシュ)
の4つの特徴。

1.発音は気にしない。

2.イディオム、慣用表現は使わない。

3.新しい単語を覚える必要はない。

4.英語が得意でない人でも使える。


・インド式英語学習法の3つの特徴。

1.発音は気にしない。

2.インド式英語を使うための工夫をする。

3.英語は道具なので、使わない単語は覚えない。



・日本人のためのインド式英語学習法。

1.発音は気にしない。

2.単語、文法など、新しい暗記はしない。

3.「sound、find、give」の3つの動詞で英文のカタチを
作れるようにする。



・英語は文のカタチで理解する。


・単語ではなく、文章で伝える。


・発音は正確でなくても伝わる。
これから世界中に広まっていく「グローバル・イングリッシュ」は、
歴史上、類を見ないほど「世界中の人々が話しやすい英語」
という新しい英語だ。


・インド式は、日本人が英語のコツを教える。


・いま、英語を話している大部分は、
英語を母国語としない人たちだ。


・ビジネスは英語で話すが、
世界中で常識となった。


・英語はコミュニケーションの道具。
通じればいい。


・直訳しようとすると、単語力が必要になる。
だから、知っている単語を、最大限に活用する。


・語学の才能がなくても、
グローバルイングリシュは喋れる。


・英語が話せれば、人生が10倍豊かになる。
英語が話せれば、全世界の70億人の中の、
20億人とつながれる。


・英語ができるかどうかで、
3000万円の差がつく。
相手がフランス人でも、
コミュニケーションの基本は、英語である。


・今までの学習法は、
日本人に合っていなかった。


・動詞の種類によって、
英文のカタチは決まっている。


・「at、with」だけで「積み残し情報」は、OK。


・「3つの動詞」を使えば、
どんなことでもしゃべれる。
「3つの動詞と英文のカタチ」習得で、
2つの凄いことが起こる。


・3つの動詞を使って、英文のカタチで、
どんなことでもしゃべれるようになる。
そして、その3つの動詞で、同じ内容を、
言い換えることができるようになる。


・英語をはなすことは、発想だ。
あなたもインド式で、世界に向けて、
あなたの意見を発信しましょう。


・グローバル社会で求められることは、
「自分たちの英語を作って、それをドンドン使って世界に打って出る」
という積極性であり、そのための工夫なのだ。


※コメント
画期的なコンセプトだ。
もともとインド英語は、凄いと噂には聞いていたが、
具体的な方法を知り、衝撃を受けた。
インド式で英語への自信をつけて、
そこから綺麗なクイーンズイングリッシュを目指したい。



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◆安田正『一流役員が実践している仕事の哲学』を読み解く





◆安田正『一流役員が実践している仕事の哲学』を読み解く


※要旨


・メールが来たとき、平社員は5分考えた挙句、あと回しにする。
役員は、3分以内に返信する。
会社の役員クラスの方たちに共通していることを挙げるとすれば、
それはメールのレスポンスが速い。
驚くほど速いことが特徴。


・出社時間。
平社員は、始業5分前。
役員は、遅くとも1時間前には来ている。
ビジネスにおける1秒の重みを役員の人たちは知っている。
「1秒の遅刻がビジネスチャンスを失わせる」その怖さを知っている。


・会食時間を設定する時。
役員は、きっかり18時から。


・心ある人は時間の損失を最も悲しむ。
(ダンデ)


・ごちそうしてもらった次の日、
役員は、100%朝7時にお礼メールが来る。


・出世した人たちは、次のようなほんの小さな積み重ねを非常に大切にする。

1.お礼のメールを出す。(手紙の礼状も含む)
これは接待に限らず、面談、人脈を使った紹介、物の紹介、贈り物などなど、
全てのことにおいてです。
必ずお礼のメールを出す。

2.まめに報告連絡相談(ホウレンソウ)をしたり、情報交換のための連絡も頻繁にする。

3.メールや電話も即レスポンス。


4.頼まれたことで簡単にできることは、すぐその場で済ませてしまう。


・自分が当たり前だと思うところに強みがある。


・どんなものを食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人間であるかを言い当ててみせよう。
(ブリア・サヴァラン)


・役員は、たいてい長いネクタイをしている。
ビジネスパーソンにとって服装とはビジネスという戦いのための鎧であり、
出世している方たちはそれを重視している。
「人は見かけで判断されているから」と考えているからこそ、服にお金をかけているのです。


・革靴を履くとき、役員は、必ずひもを結び直して履く。
一流の凛とした所作があなたを印象付ける。


・手みやげを平社員は、道すがら買う。
役員は、包装紙を決める。


・決して言い訳をするな。
決して愚痴をこぼすな。
(ディズレーリ)


・三流は、体調不良で休む。
一流は、健康オタクである。


・お風呂に入るとき。
一流は、朝風呂を浴びる。
役員の方々にかなりの割合で共通している習慣といえば、「朝風呂に入っている」ということ。
「朝風呂に入ると出世する」
こんなジンクスもある。


・所作。
三流は、テーブルマナーを知らない。
一流は、自然に完璧な振る舞いができる。


・家庭。
三流は、尻に敷かれまくっている。
一流は、あえて尻に敷かれている。


・デスクを見てみると、
出世している人の机は、新品のように美しい。


・役員まで行く人は、仕事と同じくらい趣味を極めようとする。


・伸びない人は、過去の栄光にしがみつく。
伸び続ける人は、伝説を更新し続ける。


※コメント
仕事の要諦はいろいろある。
若い頃からこういうことを学んでおくと非常に役に立つ。
年をとってからも、こういったことを復習して常に精進することも大切である。


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※要旨



・「ポジショントーク」という言葉をご存じですか?
マスメディア、専門誌、SNSなどで、
よく見たり聞いたりしている方も多いでしょう。


・ポジショントークとは、そもそも金融用語であり、
証券マンが投資家に株を買ってもらえるよう誘導する話術のことです。
一般的には、話し手が自分を有利にするために発言することであり、
自分に不利なことを言わないことも含みます。


・たとえば、政治家が公の場で発言するときは、
どんなきれいごとを言っていたとしても、
選挙に勝つためのポジショントークであるとみなすことがセオリーです。
自分の支持母体の票を失ってしまうような発言をすることは、ほぼ皆無でしょう。


・政治家だけではありません。金融プロ、経済アナリスト、
大企業経営者、市民団体代表など、何らかのポジションに属している人たちの発言は、
総じて自分の利益を追求するためのポジショントークです。


・実はこのポジショントークを理解すれば、
確度の高い未来予測や世の中の動きを見抜くことが誰にでもできるようになります。



・国民の方向を向いた「本物の情報」「本物の洞察」をお届けするために、
確かな情報源と高い見識を持ち、
本気で日本、世界をよくしたいという志をお持ちの有識者を毎月ゲストに招き、
政治・経済・外交・教育・歴史・文化・各種産業分野の切り口から、
世の中の真相と洞察、将来に向けての提言をお届けします。


・世の中がどんなに右往左往しても、振り回されない指針。
自分の資産、生活、仕事、事業、日本、世界、子供たちの未来を守るための生きた知恵。


・本物の情報とは、あなたに誇りを与えてくれるものです。
日本人としての誇り。あなた自身としての誇り。
誇りこそ、あなたが前進するための原動力となるものです。



・本物の情報とは、あなたに力を与えてくれるものです。


・このメディアには、ともに「日本をよくしたい、生きた知恵」「未来を守りたい」と願う仲間がいます。
その仲間と意見や情報を共有しあい、多角的な視点を仕入れ、
考えを高めていくことで、
情報はあなた自身の血となり肉となり、力となります。



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