『国際インテリジェンス最新事情』

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December 2015

◆落合莞爾『南北朝こそ日本の機密』を読み解く




◆落合莞爾『南北朝こそ日本の機密』を読み解く




※要旨


・吉園周蔵の書き残した国事活動をつぶさに調べていくと、
大正から昭和初期にかけて日本陸軍を支配した上原元帥と、
その周辺・外郭の行動が浮かび上がる。


・そこで私が掴んだのは、上原勇作が帝国陸軍だけでなく、
ある強大な政治勢力の棟梁になっていたことだ。


・それが私のいう「薩摩ワンワールド」で、幕末の薩英戦争の結果、
地政学でいう海洋勢力の元締めたる「在英ワンワールド勢力」の
日本支部となった薩摩藩下級武士の秘密結社のことだ。


・朝彦親王の背景を辿れば、
勢い室町時代の伏見宮創立にまで遡ります。
そこにあらわれてきたのは、
実に驚くべき極秘の史実です。


・紀伊半島の南部には金剛山地、吉野、熊野、高野山と、
古来より山岳信仰の聖地が存在し、
密教と密接に結びついていて独自の山伏ネットワークを
構築してきた。


・自由行動が取れる山伏は、
広い地域に情報を伝達する能力と人脈を有していた。


・また紀州南部の沿岸は、
熊野水軍といわれる海洋民が勢力を張る海上交通の要地で、
貨幣経済が浸透する中で、非農業民を支配下に置いた熊野水軍が、
この地域の社会的実力を持つようになっていた。


・朝廷忍者としての大江山衆がいた。


・丹波地方では室町時代以来、「大江山霊媒衆」と人が呼ぶ、
修験者風の一団が、秘かに皇室御用を勤めてきたといわれる。
光格王朝以後、大江山衆は朝廷忍者として各方面で活発に活動してきた。


・この数十年来、「さる筋」から断片的に伝えられた史的事実を組合させることで、
日本史の真実を洞察した私は、
明治維新が偶然の積み重ねで実現したものではなく、
根底に確固とした政治的計画が存在したことを確信し、
これを「堀川政略」と命名しました。



※コメント
歴史とは不思議なものだ。
何が正しく、何がそうではないか、調べてもわからないときがある。
記録が正しくないときもある。
それが歴史なのかもしれない。


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・6月18日(土)15:00〜18:00



※「落合秘史」要旨


・ワンワールドとは何か?
それは、世界をひとつにしようとする国際秘密勢力のことです。


・ワンワールドを構成する国際秘密勢力は、
何千年というスケールで世界中に構築した情報網を駆使し、
紀元前3800年に世界へ展開する前から続く共存共生の精神で、
世界をひとつにすることを宿願としています。


・明治維新の極秘計画
国際ウラ天皇と数理系シャーマン
奇兵隊天皇と長州卒族の明治維新
京都ウラ天皇と薩長新政府の暗闘
欧州王家となった南朝皇統


◆落合莞爾『国際ウラ天皇と数理系シャーマン:明治維新の立案実行者』を読み解く




◆落合莞爾『国際ウラ天皇と数理系シャーマン:明治維新の立案実行者』を読み解く


※要旨


・大政奉還前後の史実を追究するうちに、
徳川慶喜と勝海舟が苦心した江戸幕府の幕引きに、
榎本武揚が関与して重要な役割を果たしていたことに気付いた。


・榎本の正体を追っていくと、
その背後には日本社会の裏側から文明発展と歴史進行に
関わっていた「数理科学系測量技術集団」の存在が明らかになってきた。


・また古来日本に存在してきた数理科学系測量集団を、
欧州の「ワンワールド勢力」と繋げている「伏見宮海外ネットワーク」の
存在を知らされることになった。


・明治維新を推進した秘密勢力の正体ですが、ここで明かしてしまうと、
秘密勢力の正体は、
朝彦親王(中川宮)の実父の伏見殿邦家親王だったのである。


・天皇と国事を分担した伏見殿の専管は海外事項である。
国内事項としても測量機関及び諜報機関を配下に置いていたことは
間違いない。
この両者は諸国の自由移動が許されていることから元々不可分な業務で、
同一人が測量師でもあり探検家にもなり、
密偵としても働いた好例は伊能忠敬である。


・世界的な大航海時代に入り、
伏見宮ネットワークはこれに同期して世界に広がり、
オランダに恒久的拠点を設ける。
伏見殿がオランダのライデン大学に送り込んだ代々の要員が、
採集した海外情報が常時日本にもたらされ、
伏見殿を通じて天皇に届けられるルートが完成した。
これは室町時代から江戸時代に移っても続いた。


・大塔宮護良親王の直系血統を保持する伏見殿は、
皇室の予備血統にとどまらず、国家最高の情報機関となっていた。
そして海外事情を調査して時の天皇に報告するため、
地動説に立脚する数理系シャーマンニズムの人材を集め、
海外ネットワークを編成した。


・現代で、古来のギルド社会を髣髴させるものは、
私の知る限り東大工学部です。


・水利屋や測量屋のような数理的職能集団は、
幕藩体制の枠を超えた技能ギルドに属する一種の秘密結社とみて良い。


・井伊家は藤堂家と並んで代々、伏見殿の秘密の直臣であった。


・徳川慶喜は大政奉還を早急にしたかったが、
自ら言い出すのはいかにも不自然だったので、
「酔鯨山内容堂から強く勧告された」という一芝居を打ったのです。


・榎本武揚が率いた開陽が、幕府人員の輸送をしただけで、
交戦力として全く役立たず、最後は不可解な自沈で終わるのは、
幕軍が新政府軍に勝たないように、榎本が手段を尽くしたからです。


・伏見殿と島津家は裏で深く繋がっていた。




※コメント
びっくりするような情報が満載であり、
本当か、というような資料が満載である。
参考資料の一つとして、これらの情報をウォッチしたい。


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※「落合秘史」要旨


・ワンワールドとは何か?
それは、世界をひとつにしようとする国際秘密勢力のことです。


・ワンワールドを構成する国際秘密勢力は、
何千年というスケールで世界中に構築した情報網を駆使し、
紀元前3800年に世界へ展開する前から続く共存共生の精神で、
世界をひとつにすることを宿願としています。


・明治維新の極秘計画
国際ウラ天皇と数理系シャーマン
奇兵隊天皇と長州卒族の明治維新
京都ウラ天皇と薩長新政府の暗闘
欧州王家となった南朝皇統

◆落合莞爾『欧州王家となった南朝皇統』を読み解く




◆落合莞爾『欧州王家となった南朝皇統』を読み解く



※要旨


・古代から土木建築に携わってきた「測量・設計衆」の本領は、
天体および地表の測量と土木・水路の設計にあります。
律令時代にはスーパーゼネコンの土師氏集団の中で、
測量・設計部門を担当する高級エンジニアの地位にありました。


・この「測量・設計衆」と並んで国体奉公衆の双璧を成すものが、
諜報工作に携わる「観修寺衆」です。


・三井家が発展させたのが為替取引である。


・為替は本来、商取引に伴う貨幣運搬のリスクと流通経費を軽減するため、
遠隔地で行われる債権債務の決済を、
現金移送なしに決済する方法で、
同一ないし近隣地域内での代金決済に振り替える方法を取る。


・ちなみに外国為替とは、
通貨を異にする国際間の貸借関係を、
現金を直接輸送せずに信用手段によって決済する方法で、
最近国内各地で摘発されている地下銀行も、
外国為替の一変形といえます。


・為替事業を得意とするのは、
各地に支店網ないし出張所網を有する団体ですから、
カトリックの教会ネットワークほど為替事業に
相応しい団体は中世の欧州にはなかった。


・開港場の生糸貿易との関連で財務・税務官僚とみられる陸奥宗光ですが、
実家は紀州藩士宇佐美氏で代々、国体奉公衆の真田流兵学者です。


・観修寺シンクタンクの一員として、
15歳から江戸で蘭学・英語・科学など兵学関連の研修を積んだ宗光の本領は、
広義の兵学者で、民政家である。


・伊藤博文の国体任務は、
林薫、金子堅太郎、伊東巳代治の保護であった。



※コメント
歴史には膨大な記録がある。
日本史や世界史の主要部分を学ぶだけでも数年かかる。
では、もっと深く知りたければ、どのくらい時間がかかるだろうか。
それでも歴史に関する本を読むのは面白い。



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※「落合秘史」要旨


・ワンワールドとは何か?
それは、世界をひとつにしようとする国際秘密勢力のことです。


・ワンワールドを構成する国際秘密勢力は、
何千年というスケールで世界中に構築した情報網を駆使し、
紀元前3800年に世界へ展開する前から続く共存共生の精神で、
世界をひとつにすることを宿願としています。


・明治維新の極秘計画
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※「落合秘史」要旨


・ワンワールドとは何か?
それは、世界をひとつにしようとする国際秘密勢力のことです。


・ワンワールドを構成する国際秘密勢力は、
何千年というスケールで世界中に構築した情報網を駆使し、
紀元前3800年に世界へ展開する前から続く共存共生の精神で、
世界をひとつにすることを宿願としています。


・明治維新の極秘計画
国際ウラ天皇と数理系シャーマン
奇兵隊天皇と長州卒族の明治維新
京都ウラ天皇と薩長新政府の暗闘
欧州王家となった南朝皇統


・明治維新の表裏すべてを知っていた西郷隆盛は、
維新がもたらす職能社会の変改に戸惑う薩摩藩士たちに殉じるため、
西南役で一命を投げだしました。
これにより日本教の聖人となった西郷の信念は天皇制社会主義にあったのです。


・明治開国を外から推進したのは「海外南朝」である
ナポレオン戦争終結後、「欧州王室連合」が開いたウィーン会議で日本の強制開国が
決定されたことを欧州大塔宮から國體(国体)天皇に伝えてきます。


・「欧州大塔宮」の成り立ちと実態、さらには偽装死・米国亡命の小栗忠順を訪ねた岩倉使節団が
フィラデルフィアに遺した痕跡等々、
偽史で塗り固められた幕末維新史の真実を、
世界史上初めて明らかにするものです。




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◆冨山和彦『プロフェッショナル・コンサルティング』を読み解く


◆冨山和彦『プロフェッショナル・コンサルティング』を読み解く


本書は、波頭亮氏との共著。


冨山氏は、かつて産業再生機構のCOOであった。



※要旨


・本文の原稿がほぼ出来上がってから、
この前書きを書くまでの間の2011年3月11日、
あの東日本大震災が発生した。
私がCEOを務める株式会社経営共創基盤(IGPI)は、
被災地域において3つの地方バス会社グループである、
福島交通、茨城交通、岩手県北交通を子会社として、
経営支援を行っている。


・鉄道が大きなダメージを受け、
自家用車の多くが破損またはガソリン不足に陥る中、
バスは広域激甚災害意地域における、
あるいは東京をはじめ他地域と被災地を結ぶ
重要な公共交通ライフラインである。


・わがバス会社グループは自ら被災し、
または緊急出動が続く中で、深刻な燃料不足にあえぎながら、
見事にその役割を果たしてきた。
しかし、それは同時に現場から私に至るまで、
それぞれに極めて厳しい決断の連続であった。


・そこで最後に物を言ったのは、本書で語られている、
1人ひとりの個としてのプロフェッショナルな能力である。
情勢を冷静かつ合理的に分析に判断する力。
組織集団の心情を理解し、的確なコミュニケーションを行う力。
そして危機を目の前に、情報網も寸断されている中、
現場責任者たちも、自らが最高責任者として、
全責任を背負い込みリスクを伴う決断をしなくてはならない。
最後にリーダーとしての胆力が問われたのである。


・IGPIでは常時、40件以上のプロジェクトが、
多数のクライアント、支援先企業において進行している。
震災によってその全てがそれぞれに緊急かつ困難な状況に直面した。
そこに指示待ちや、保身のための根回しや、
難しい問題の押し付け合いの余地はない。
全体としての使命を共有しつつ、
1人ひとりが目の前にある自分の役割と、
自分が為しうることに自発的に
全身全霊を傾けるのみである。
彼らは、日々困難な案件の中で自らを鍛えてきたことが、
まさに未曾有の修羅場で真価を発揮したのだ。


・日本には優秀なビジネスパーソンはいるが、
優秀な経営者人材は不足している。


・日産のカルロス・ゴーンがやった再生プランの9割は、
もう10年前からできていたと言われている。
今のJALだってそうだ。
いくら合理的な戦略やプランがあっても、
結局は、やれるかどうか。
日産の場合は、ルノーの資本が入って、
カルロス・ゴーンが進駐軍としてやって来るまで、
旧来の意思決定と組織運営から抜け出せなかった。


・グローバルで成功している企業は、
実はローカルくさい。
YKKとコマツは、日本を代表するグローバル企業だが、
どっちも北陸に本社がある。


・思うに北陸や地方から中部山脈を越えて東京に出てくるのも、
海外に出て行くのも、一緒だったのかもしれない。
一方、東京は日本の中では情報も人材も圧倒的に集中している。
その条件の良さがかえってアダとなり、
海外指向が先鋭化しなかったのかもしれない。


・リーダーは、
作為的に作らなければ生まれない。


・MBAで学べることは、
コンサルタントで必要な能力の10分の1.
会社に入って、さらに10倍学ばなければならない。


・人間的キャパシティがないと企業の裏史には近づけない。
企業にも裏と表がある。
本音と建前だ。
そこが見えてくるかどうかで、
コンサルティングの深さや広がりもずいぶん違う。


・コンサルタントとして、断片的にこっちがわかっていると、
知らずしらずに、阿吽の呼吸でそういう会話をするようになっていく。
そうすると向こうは、
「だいたいこいつ、わかっているな」
って感じで、ポロッと言ってくれたりする。


・裏史の世界っていうのは、ある種、
人間の情念の一番ドロドロした部分が関与しているケースが多い。
そういうものに対する、こちら側のセンス、感性、センシティビティとか、
そういうことがわかるだけの人間的なキャパシティとか、
成熟度があるかどうかも問われるのだ。


・現場の経験を積めばリアリティが身につく。
靴の裏をすり減らす経験は、
頭でものを考える時の柱や梁となって
思考の全体像を支えてくれる。


・現実を知るために現場に話を聞きに行く。
そうするといろんなことが見えてくる。


・小さくとも一気通貫のビジネスを経験する。
人に対する洞察力を磨く。
靴をすり減らすタイプの経験を十分にしていないと、
事業とか経営のリアリティなんて、わからない。


・3ヶ月に1つずつ、年4つ、
マスターを取るくらいの勉強が必要。
くどいようですが、
まずは、とにかく勉強してほしい。


・勉強は、若いうちの筋力トレーニングだ。
とにかく今の日本のインテリは、
大人が勉強しなさ過ぎだ。


・どれくらい真に受けてもらえるかわからないけど、
コンサルティングファームでエースになろうと思ったら、
あるいは将来「300人」の中に入ろうと思ったら、
3ヶ月に1個ずつマスター(修士号)を
取るぐらいの気持ちがほしい。
実際、修士論文ぐらいのことを書いて。


・1年で3、4本のマスター。
4、5年やると、Wマスターどころか、
10マスター、20マスターぐらいの勉強量になる。
これくらいやって、コンサルタントとして一人前かな、
って感じの基礎体力と体格になる。


・英国や米国で、政策立案のトップレベルや
コンサルタントのトップレベル、
あるいはインテリ会社のトップレベルの人たちって、
学歴はほとんどがWマスターか、博士号である。
そのぐらい勉強をしている、若いとき、20代のとき。
実際にマスターを取るか別にして、
そのぐらいの勉強量の蓄積があって、その上でみんな議論している。


・業界誌2年分を読み込めば、
業界の仕組みと構造が見えてくる。


・私がやっていたのは業界新聞、業界誌を
2年分を読むことだった。
新しいクライアントが決まると。
月刊誌2年分、24冊。
1ページから最終ページまで全部読む。


・そうすると、ターミノロジー(専門用語)だったり、
業界の基礎的な仕組みだったりについて
だいたい基礎知識ができる。
業界誌は1年間のあいだにはだいたいの重要テーマを取り上げているから、
一通りのことがわかってくる。
1週間か10日で集中的にダーって読んじゃう。


・ファクトを追いかけることとは、
リアリティをきちんと調べること。


・商工ローンに興味を持つクライアントのために、
実際にお金を借りてみた。
ある会社はもう、何百件って訴訟をやっていたので、
学生をアルバイトでかき集めて、訴訟を全部記録して、
全部自分で読みました。
膨大にあったんですけど、そうすると、
もうだいたいどういうやり口で、商工ローンが、
最後儲けるかって全部分かるんですよ。


・若いときにリグを100本打っていれば、
いずれ3本で済むようになる。
100本打って、外れる99本を経験することもノウハウになる。
100本打つというのは、調べるとか、
情報を取って知識を得るのと同時に、
仮説のロジックを立てるトレーニングになる。


・やっぱり全部の業界をやってきたことは、
自分にとってすごく良い財産になっている。
あと、全部の会社機能を知ることもすごく価値がある。
人事、総務、経理、財務、マーケティング、
生産、R&D(研究開発)。
多くの業界と多くの会社機能の経験が縦と横に、
まさに経験の体系として積みあがると、
幾何級数的に的確なソリューションを生み出す生産性に上がる。


・若い人の優位性は、
より一次情報に近い現場の情報にアクセスしていること。
ファクトにこだわり続けること。
あとは徹底的に論理的思考力を鍛えること。


・一生懸命、調べれば調べるほど、
そのときに思ったことは自分で鮮明に覚えている。
その後の展開もやっぱりそれなりに、
あるものは実際に当事者とかかわり続けて、
違うものを見つけることもある。
また、新聞からそういう情報が入ってくることもある。


・2020年、2030年に、
会社はどうあるべきかを経営者は考えているか。
経営者にとってもっとも重要な仕事とは、
10年後、20年後にウチの会社は、
どうあべきかを考えること。



※コメント
コンサルティングというのは、
泥臭い仕事も必要であることを知った。
人間のドロドロした問題を解決する能力を身につけることで、
ビジネスマンは成長するようだ。


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◆手嶋龍一『「情報なき国家」がたどった運命を知れ』を読み解く



◆手嶋龍一『「情報なき国家」がたどった運命を知れ』を読み解く


※要旨


・1938年9月のミュンヘン会談。
この現代史の行方を決めた会談の当日、
1人のアメリカ外交官がチェコスロバキアのプラハに降り立った。


・後にスターリンの全体主義に鋭い警告を発して、
対ソ封じ込め政策を提唱するジョージ・ケナンだ。
アメリカ外交界の至宝と言われたロシア専門家のケナンは、
この重要会談をプラハで目撃し、
日記にこう記している。

「ヒトラーは途方もない誤りを犯そうとしている」

ケナンの慧眼は怜悧にそう見抜いていたのである。


・ケナンの赴任から2年後、
今度は1人の日本人外交官がプラハに着任した。
前任地のリトアニア・カナウスで「命のビザ」を発給し、
6000人のユダヤ難民を救った杉原千畝だった。


・杉原はプラハでもユダヤ難民に日本への通過査証を発給していたが、
その事実はほとんど知られていない。
当時のプラハはナチス・ドイツの完全な支配下にあり、
三国軍事同盟を結ぶ日本の真正の同盟国だった。
にもかかわらず、杉原は本省の意向に
あらがってビザを大量に発給していた。


・だが、ヒュウーマニストとしての側面だけでは、
これほど大胆な行動は説明がつくまい。
杉原は、バルト海に臨む小国リトアニアの領事代理として、
欧州全域に独自のインテリジェンス・ネットワーク(情報網)築き上げ、
亡命ポーランド政権のユダヤ人情報将校から質の高い機密情報を
入手していたのである。
ユダヤ難民を救った「命のビザ」はその見返りでもあった。


・対露情報の切り札、杉原を急遽、
リトアニアに赴かせたのは1939年5月に
中央アジアの草原で勃発したノモンハン戦争だった。
スターリンはノモンハンで関東軍に痛打を浴びせたのを見届けて、
ナチス・ドイツと独ソ不可侵条約を結んでいる。


・日本にとって北方の主敵であるソ連と
欧州の友邦ナチス・ドイツが突如として
「悪魔の盟約」を交わしてしまったのである。
それにより、日本の統帥部は戦略の基軸を失ってしまった。


・杉原が「命のビザ」と引き換えに、
全欧の情報網からつかみとったインテリジェンスは一級だった。
ヒトラーが1941年6月に独ソ不可侵条約を破り捨て、
対ソ戦に突入することをスギハラ電は、
精緻に予測していた。
だが、日本の統帥部は戦略の舵を定めるために、
スギハラ電を役立てようとはしなかった。


・このスギハラ情報網を引き継いだのは、
ストックフォルムの駐在武官、小野寺信だった。
戦後の日本の運命を決めた米英ソによる「ヤルタ密約」こそ、
ポーランド系ユダヤ人の情報網から
入手した最高にして最重要のインテリジェンスだった。


・情報なき国家がだどった運命について、
いま一度、思いを致してみるべきだろう。



※コメント
手嶋氏の洞察力は鋭い。
海外人脈からくるスタンダードな情報が、
それに磨きをかけている。
歴史と現在の状況を追いかけることにより、
問題点が見えてくる。


※参考文献
イロンナ・コラム


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◆冨山和彦『指一本の執念が勝負を決める』を読み解く


◆冨山和彦『指一本の執念が勝負を決める』を読み解く


冨山氏は、産業再生機構の元・最高執行責任者(COO)である。
現在は、経営共創基盤(IGPI)の代表。



※要旨


・株式会社産業再生機構は、41件の事業再生支援を終了し、
前倒しで解散した。
300億円以上納税し、さらに最終利益から400億円程度が
国庫に納付される見込みだ。


・当初の5年という予定よりも「前倒しで終わったこと」
「損を出さなかったこと」は、政府によって
臨時で作られた法人としてはきわめて稀なケースである。
元社員たちは様々な経験とノウハウを積んで市場に帰っていき、
これからの日本市場・社会に少なからず貢献するはずだ。


・日本人のライバルは、中国、インドのトップ10%。
中国やインドには、10億を超える人口がいて、
日本人は、そのトップ10%の頭脳と戦わなければいけない。


・私は、父の人生を含めて、自分の一族郎党の歴史から、
永遠に存続する集団はないということを
身をもって体験している。


・産業再生機構の修羅場で見えたもの。


・私は20代で先輩達と立ち上げた会社の経営で苦労した。
そして産業再生機構で経営破綻した企業の再建にかかわり、
いまの時代にしては修羅場をくぐってきたほうなのでよく分かる。
それは、人が役に立つか立たないかの分かれ目は、
その人にストレス耐性があるかないかなのだ。


・頭がいいとか悪いとか関係なく、
ストレス耐性のない人は、本当に戦ってほしい局面で機能しなくなる。
むしろ典型的なエリートほど、ストレス耐性がない局面が多く、
現場から引き上げてもらったことが何度もあった。


・自社の立て直しで学んだのは、
誠心誠意尽くすこと。
人をリストラしなくちゃいけないような状況に陥ったとき、
対処のポイントは、
とにかく誠心誠意尽くすこと。
それがいちばん正しい姿勢で、具体的にどうしたかといえば、
とにかく、辞めてもらう社員の次の就職先を縁故でも何でもいいから、
必死になって探した。
本人がそれを受けるかどうか別にして。


・それから、なんとか規定の退職金を会社都合で、
高めに払ってあげられるように、
金策に走った。
大変なのは、この2つをやりながら、
本業をやらなければいけないこと。


・社員の職探し、金策、本業、
この3つを全部フル回転でやるしか選択肢がないんだから、
本当に努力と根性の世界なのだ。


・多様性を教えてくれた、携帯電話のドブ板営業時代。
私は携帯電話会社でドブ板営業していた数年間に、
それこそスタンフォードのMBAより
貴重な体験や学びをしたと思っている。


・若いときに結婚したので、一人暮らし自体が初めてだったし、
スタートしたばかりの会社は人間関係が大事だから、
とにかく毎晩、同僚と飲みに行っていた。
いわゆる飲みニケーションだ。
偉い人とも行くし、現場の若い人とも行く。
もう毎晩、めくるめくるディープ大阪ナイト。


・生れてはじめてのそういうコミュニティの中にどっぷりつかって、
人と人の生身の付き合いをした。
本当にベタベタの大阪営業マンをやっていた。
それが面白かった。


・この2つの体験は、くどいようですが、
スタンフォードのMBAプログラムで学んだことより、
よっぽど経営に役立っている。
実際、その2つの体験がなかったら、
産業再生機構の仕事も出来なかったと思う。


・指一本の執念が勝負を決める。
経営者が重要な意思決定をするときは、もう絶対寝不足だ。
寝不足とストレスで、
みんなボロボロの状態で意思決定する。


・プロから聞いた話だが、テニスの世界では、
世界ランキングのトップワンハンドレットというのは、
ほとんど技量の差がないという。
実力はほぼ均衡していると。
じゃあ、何が勝負を決するといったら、指一本の執念なのだ。


・トップまで行くやつというのは、
やっぱりその辺の集中力、執念というのが、
人間業じゃないくらい凄い。
それはスポーツだけではなくて、
どの分野でも同じだ。


・世の中には、頭のいいやつなんか、腐るほどいる。
問題は追い詰められた状況下で、
どれだけ目の前の問題の何かが重要で、
何が重要じゃないかということを整理して、
最終的に決断できるかどうかだ。


・ガバナンスの本当の仕事は、
社長の首を切ること。


・よく世の中でいうガバナンス論というのは、
私から言わせればおままごとだ。
いざというときに経営者の首を切れるかどうかが、
ガバナンスのすべてだ。


・実際、社長の首を切るというのは、
ものすごく度胸がいることだ。
なぜなら、その結果、業績が悪くなるかもしれないし、
最悪の場合、その会社が倒産してしまうかもしれないから。
そのため、
本当のガバナンスを効かせられる人というのは、
いざというときに自分が社長と代わる覚悟をもっている人だけだ。


・再生機構では41社をガバナンスした。
それは機構が株を持っていて、国がやっているから出来た面もあるが、
具体的な面で迫力を効かせられるのは、
「だったら俺、社長代われるよ」
と言えるかどうかなのだ。
そこに尽きてしまうのだ。


・銀行なり、ファンドなりが文句を言うのは簡単だ。
最後の最後は、自分がCEOとして代われますか、ということだ。
それがないと結局、企業統治というのは、迫力がない。


・産業再生機構のときも、
私は全案件、最後は自分で社長をやろうと思っていた。
全部駒がなくなったら、うちから切れるカードがなくなったら、
最後は自分が行く覚悟をしていた。


・こっちは本気でやる気でいるし、
向こうも「こいつはやれそうだ」と思ってくれてはじめて、
言うことを聞いてくれるのだ。
結局のところ、勝負はそこだ。
だから、株の過半数もってどうだとか、そういうことじゃない。
最後はそういう身体を張った戦いだ。
経験と、経験に裏打ちされた胆力だ。


・問題なのは、日本の社会にそういう迫力のある人が
ものすごく減っているということ。
政治家でも、こいつ、本気で自分の残りの人生を棒に振って、
刺し違えにくるなっていう人は、
あまり多くないように思う。


・産業再生機構を4年間やっていて、
私はただの一度もそういう恐怖を覚えたことはない。
裏を返すと、そういう恐怖を覚えた人間は、
小泉純一郎と竹中平蔵、この2人だけだ。
幸いこの2人は比較的見方だったのでよかった。


・グレてストレス耐性を身につける。
どうやってストレス耐性を鍛えるかといえば、
いちばん簡単なのは、意識して「グレる」こと。
グレると、世の中の風当たりが強くなって、
ストレスがかかるのだ。


・負け戦を体験するなら若いうちだ。
偉くなってから負け戦になると、責任を取らされ、
レッテルを貼られてしまう。


・城山三郎さんの『落日燃ゆ』の中で、
不遇時代の広田弘毅が「風車、風が吹くまで昼寝かな」
と、その時期を慌てず騒がず淡々と、
しかし将来への鍛錬も怠りなく過ごした姿が描かれている。
いっときの不運や不遇ではなく、
そのめぐり合わせをどう自分の血と肉としていくかだ。


・産業再生機構での私たちのミッションは、
敗戦処理をして、焦土を復興させることだった。
批判や分析なら、ちょっと気の効いた学生だってできる。


・経営の基礎は勉強しておいた方がいい。
リーダーに必要なストレス耐性や胆力も必要だが、
少なくとも30代前半までに、
基礎的なことは勉強していたほうがいい。
ビジネスの世界であれば、ビジネススクールで必修になっているような、
一学期で教えているような会計やファイナンスの知識だ。
簿記会計がわからなくては、起業もへったくれもない。
日本はその基本的な構造がわからなくて、
社長をやっている人が多い。
BS、PL、キャッシュフローというとカッコいいけれど、
要するに資金繰りのこと。


※コメント
ビジネスの根っこの部分を知ることができる。
ただの理論上のみではなく、
泥臭い人間関係、実行の部分も分かった冨山氏の見解は、
勉強になる。


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