◆落合莞爾『金融ワンワールド:地球経済の管理者たち』を読み解く
※要旨
・エジプトとバビロニアの間に挟まれていたフェニキア人は、
前1400年頃から都市国家を建て、
地中海全域を舞台に、
レバノン杉を用いた巨船による海上貿易を行った。
・彼らはカナーン人の一派で、
方今の「総合商社マン」のような、
なんでもやるビジネスグループを作っていた。
・海上交易に活躍したフェニキアは、
前15世紀から前8世紀にかけて繁栄を極める。
フェニキアが前9世紀に交易拠点として設けた植民地が
都市国家カルタゴで、その建設を始めた時期は、
諸説あるものの、前814年とされる。
・ソロモン王は交易を広げて経済を発展させ、
官僚制度を整備し、土木工事を起こしてインフラを強化し、
シナイ半島における鉱山を開発して
大規模な金属生産をした。
・特筆すべきは、ソロモンが初めて唯一神を祀る
エルサレム神殿を建てたことだ。
このような交易や土木工事などの事業を実際に担ったのは、
古代の総合商社であったフェニキア=カナーン人なのだ。
・地中海に面するカルタゴは交易で成り立っていた。
前5世紀頃から地中海の商業の中心となり、
ローマに敗れるまで続く。
・シシリー人となることで辛うじて生き延びた一部のカルタゴ人の子孫は、
アメリカに渡って一部がマフィアとなり、黒社会を形成して、
共和政ローマの末裔たるアメリカ合衆国の内臓を食い破りつつある。
これが歴史の因縁。
・しかし、カルタゴ人の本流は、
ローマとの戦争の過程ですでに海に浮かんで
地中海各地に逃れて、数百年後にヴェネツィアに姿を現す。
・テンプル騎士団の後身のキリスト騎士団の頭領となった
ポルトガルの王子エンリケは、
騎士団の莫大な財力を航海者の指導と援助に傾けたので
「航海王子」と呼ばれた。
1415年、北アフリカのセウタを攻略して
大航海時代の幕を開いた。
・干潟居住と貿易と海軍力こそがヴェネツィアの特色だ。
これはシュメル、フェニキア、カルタゴの末裔たる証しだ。
日本でも古来水軍を称する九鬼水軍、村上水軍などは、
いかにもコスモポリタンの傍流を引き継いでいるようだ。
・パリ・ロスチャイルド商会の融資は、
鉄道建設や天然資源採掘事業に投下され、
フランスを工業大国にする原動力となった。
・カルタゴの滅亡以来、体力や武力よりも脳力や財力に
重きを置くようになったヴェネツィア・コスモポリタンは、
ヴィネツィアに拠点を置く一方、
欧州各地に分散し、中世都市の一萬に住んで
貿易と商業・金融に従事した。
※コメント
世界はさまざまな歴史で繋がっている。
過去を遡ることで
いろいろと見えてくるようだ。
★落合莞爾『金融ワンワールド:地球経済の管理者たち』
の詳細,amazon購入はこちら↓
http://amzn.to/2ng64nx
◆日本から欧州へ渡った黄金ファンド。世界の真実を洞察するメディア。インペリアル・アイズ:落合莞爾。
http://directlink.jp/tracking/af/693532/O1QCQTjF/
★月額料金。
4,980円
★落合莞爾氏が送る、
歴史だけでなく、政治、経済、金融、宗教、自然科学など、
壮大なスケールで情報をお届けするとともに、
機密事項が多々飛び出る危険なコンテンツ。
★
★