◆林輝太郎『商品相場必勝ノート』を読み解く
※要旨
・相場において、上達するためには
知的作業と能力的作業を
手間を惜しまず続けることでしかない。
・要するに、上手下手のあるものは、
たとえばゴルフでもピアノでも、コンピュータで
個人的能力を高めることは不可能なことが証明されただけの
ような気がする。
・昔から相場師の三種の神器は、場帳、玉帳、資料、
といわれている。
これは、これからも変わることはないだろう。
・場帳とは、日々の終値の数字。
玉帳とは、売買の記録である。
・大事なことは、冷静な判断ができるかどうか。
そのため、短波のラジオなど、声の出るものは置いていない。
商品会社からの電話ももらわない。
すべて、数字と文字とグラフだ。
これらで静かに売買する。
・売買とは、心理的要素が大きい。
うまくいかないときは落ち込み、
うまくいったらはしゃぎやすい。
それを避ける万全の備えが必要。
・相場師の物語や小説は、
対立と運を主とする。
そうしないとロマンを演出できないからだ。
・英語の勉強でも英文法は、理解したかしないかである。
英会話は、上手下手である。
理解したかしないかより、
しゃべれるかどうかということだ。
・ピアノ、ゴルフ、テニス、俳句、囲碁、将棋、
すべて理解したかしないかではなく、
上手か下手かである。
・その上手下手は「感覚」と「技術」で決まる。
・だから「感覚を養成し」「技術を身につけるため」
に練習する。
筋肉に覚えさせるものだけではないのである。
ピアノの場合の感覚は「音感」であり、
技術は「指使いの動作」である。
・理屈よりも上手下手。
・相場の場合の感覚は「変動感覚」である。
・アメリカで生まれたら、
英文法を知らずに英会話ができる。
とにかく理屈っぽくない上達のしかたが一番良い。
・基本的な理論を最低限知っていればよい。
わずらわしい周辺知識なんか無いほうがいい、と言える。
あとは実地の練習による上達である。
・実践力のないのは、練習をしていない、
身についていないことに他ならない。
・ピアノでは一万時間の練習、ゴルフでも最低一万発のタマ打ちをすべき、
といわれる。
これらはまさに「気の遠くなるような繰り返し練習」である。
それが必須のものであり、
上達を目指す人は進んでそれを実行してものにする。
※コメント
相場の世界は、時代が変わっても基本は変わらない。
人工知能の時代に、どのように進化していくか
楽しみである。
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◆林知之『伝説の相場師:アクティブトレード3.0』の詳細。
林知之氏は、林輝太郎の息子さん。
http://directlink.jp/tracking/af/237165/rYPk2r5G-tOeHLD7J/
★林知之(はやしともゆき)、略歴
有限会社林投資研究所
代表取締役
商品先物取引で名を上げ投資家教育に情熱を注いだ
伝説の相場師である、父・林輝太郎の元、
幼少の頃から相場の世界に慣れ親しみ、
株式投資の実践で成果を上げながら独自の投資哲学を築き上げた。
現在は投資顧問会社「林投資研究所」にて
個人投資家へのアドバイスを行い、
自分の力で稼げる投資家育成に取り組んでいる。
主な著書は、
『億を稼ぐトレーダーたち』『これなら勝てる究極の低位株投資』など。
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