◆西鋭夫『國破れてマッカーサー』を読み解く
※要旨
・日本は「経済復興」というスローガンを掲げ、
銭のためにはアメリカに苛められても、
無視されても、公に侮辱されて、利用されても、
ひたすら「富」の蓄積に涙ぐましい努力をし、
やっと世界一、二位の金持ちになった。
・豊かな日本はアメリカに
諂う(へつらう)精神状態から抜けきらない。
・日本国民は第二次世界大戦中、
アジア・太平洋戦で、敵軍アメリカ兵が
尊敬の念を持たずにはいられないほどの
「国を愛する心」と「誇り」に支えられた勇敢さで
死闘を繰り広げ、数百万人の犠牲者を出し、敗れた。
・日本国歴史上、
前代未聞の敵軍による「日本占領」が始まる。
・「精神力では勝っていた」
と占領の屈辱を耐えた。
飢餓寸前の食糧危機の中で自分を慰めるかのように、
この念仏を呟き、「富」の蓄財に奔走した。
・しかし「富」という甘い麻薬への代償は、
日本が最も大切にしていた「大和魂」を失うことだったとは
国民誰一人として気づかなかった。
・我々の「誇り」は憲法第九条の中に埋葬されている。
・アメリカは自国の国益を護るため、
自国の安全を確保するため、あの猛勇日本、
あの「神風特攻隊」を生み出す日本、
国のために玉砕する日本人を
二度と見たくなかった。
・日本の文化から、日本の歴史から、
日本人の意識から「魂」を抜き去り、
アメリカが「安全である」と吟味したものだけを、
学校教育で徹底させるべし。
→マッカーサー元帥の命令一声で、
日本教育が大改革をさせられたのは、
アメリカの国防と繁栄という
最も重要な国益があったからだ。
・1946年の春、
アメリカから教育使節団が来て、
日本の学校教育を2週間ほど見学し、
日本の生徒には「日本語は難しすぎる」と判断し、
「日本語をローマ字にせよ」と迫った。
・アメリカの「マインド・コントロール」は天才的だった。
※コメント
膨大な資料の読み込みからくる
彼の文章力に圧倒される。
学びたい。
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★西鋭夫、プロフィール。
アメリカ政府の機密文書を読み解く
GHQ占領政策の世界的権威
スタンフォード大学・フーヴァー研究所教授
世界中の天才が集まり100人中3人しか合格しない超難関、超名門と言われるスタンフォード大学。
その中でも格が違うのがフーヴァー研究所。
元英国首相マーガレット・サッチャーは、「政治・経済・国際問題に関して世界で最も重要な研究組織はフーヴァー研究所であります」と評価をしている。
在籍する教授は133名(うち3名はノーベル経済学賞受賞者)。