●警視庁、テロ捜査員を増強へ

2001年の9・11同時多発テロから6年余りが過ぎた。
油断大敵という言葉通り、日本の公安当局は、少しも警戒を緩めていない。

産経新聞の報道によると、警視庁はテロ捜査員を増強する方針だ。

以下、産経新聞の抜粋である↓


 今年7月の北海道洞爺湖サミットを控え、警視庁公安部は08年1月2日、イスラム過激派などによる国際テロを担当する捜査員を増強する方針を固めた。

 公安部で国際テロを担当する捜査員は現在約140人で、1月中に2割増の約170人態勢に拡充する。反グローバリズム運動を担当する捜査員の増強もほぼ同じ規模を予定している。

 サミットの開催地は北海道だが、警視庁は「東京が主戦場」(矢代隆義警視総監)と危機感を募らせている。6月に司法・内務大臣会議が都内で開かれるほか、「公共交通機関や大規模集客施設といったソフトターゲットが国際テロのターゲットになる」(警視庁幹部)ためだ。

 「テロや暴動の未然防止には、情報収集と分析を強化し、不審な情報を丹念につぶしていく必要がある」(同)として、捜査態勢をシフトさせることにした。
 国際テロ対策では、イスラム過激派と接点がある外国人の洗い出しを徹底する。警視庁はすでに各警察署に、不審な外国人に関する情報収集を強化するよう指示している。