●元外交官・岡崎久彦氏の情報戦略



岡崎久彦氏の情報論は面白い。

彼の略歴を簡単に紹介する。
1930年生まれ。
1952年、外交官試験合格と同時に東京大学法学部中退、外務省入省。
1955年ケンブリッジ大学経済学部卒業。
各国大使館勤務を経て、情報調査局長、サウジアラビア大使、タイ大使などを歴任。
在任中より「戦略」「歴史」「情報論」など執筆、言論活動を展開する保守派である。

外務省ではどちらかというと情報畑が長かった。
「日本における情報戦略のエキスパート」といってよい。
幅広い教養に支えられた外交評論は切れ味鋭く、高い評価を得ている。


彼の情報に関する面白い考え方を整理してみたい。


・本質を知るには、中心部に飛び込め

・情報と戦略こそ、外交の要

・アングロ・サクソン世界の情勢分析にはアメリカ議会の議事録、ワシントンのシンクタンクの論文を読むことが大事

・「外交官というのは、外交、政治、経済、哲学、歴史、文学、芸術が分かって人間を完成させ、その人間的魅力で相手と渡り合う仕事である」(外務省の教え)

・「無駄な勉強」をどれだけやったかで人間は決まる


・情勢判断のポイント
1.あくまでも客観的であること
2.柔軟であること
3.専門家の意見をよく聞くこと
4.歴史的ビジョンを持つこと


・情報の基本は公開情報の分析能力にある

・勉強すればチャンスは見つかる



※コメント
岡崎久彦氏は、小学生のとき既に、漢詩を読めた。
また、ケンブリッジ大学に留学したときは、あまりにも優秀で教授たちが舌を巻いたとか。

彼の文章は、緻密で教養に満ちあふれている。
それらは彼の勉学と努力の賜であろう。
専門の外交を分析するには、大量の公開情報を読み込むことが重要であると力説することには共感を覚える。



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