◆小川泰平『警察の裏側』を読み解く


ついに、元・敏腕刑事の小川氏の新刊本がでました!


※要旨


・いわゆる「警察雑学本」は多くあるが、一般論、形式論にとどまっていて、
私の体験では「全然違う」というものも多い。
以前から「これで警察の本当の姿がわかるのか」と甚だ疑問に思っていた。


・「建前」と「本音」が異なるのは社会ではよくあることだが、
流通している情報の多くが建前の部分だけである。
いっぽうを知っただけでは全体像はつかめない。


・捜査に関する情報提供者は、その多くが前科者や犯罪の周辺にいる人物であるが、
捜査上、「良好な関係」をつくっておかなくてはならない。
情報は捜査の生命線である。


・刑事ドラマでよく「情報屋」というのが出てくるが、
情報の売買を生業にしているような人間というのは現実にはいない。
むしろ、警察のほうが裏社会との接点をもっている人物と付き合いながら、
「情報屋」に仕立てているというのは実際である。


・情報提供者、いわゆる「S」に求めるものは、
「正確な情報」「スピード」「口が堅い」の3つである。


・情報屋は街のいたるところにいる。


・地域との付き合いが捜査の基本。


・聞き込み捜査は、交渉力が問われる。
どんな事件でも必ず行うのが「聞き込み捜査」である。


・取り調べなどで話したくないことを聞き出す、いや、「話すように仕向ける」というのがより感覚としては近いが、
職務質問なども同じで、これは警察官が磨かなければならない重要なスキルだ。


・取り調べで、「ふざけるな」「何言っているんだ、本当のことを言え」
と言って机をドンドン叩く。
もしかしたらそれが一般的なイメージかもしれないが、私の経験上、それで落ちた被疑者はいない。
そんな取調官がもしいたら、素人である。
常々言っているが、取り調べでは「脅す」のではなく「落とす」なのである。


・どんな細かいことにもウラをとる。
取り調べをして被疑者が供述したことについては、
間違いがないかどうか「裏付け」をとらなければならない。
裁判所により客観的な証拠を提出するためであり、重要な「公判対策」のひとつである。


・泥棒の中で「金庫のプロ」を自称するような者でも開けられないという
「クマヒラ」の金庫「ガードマックス」はその業界でも有名だ。
「クマヒラ」の金庫は刑務所でも話題らしく、泥棒業界でも「開かない」と評判だった。


・泥棒はスピード勝負だ。
5分から10分で完了しなければあきらめる。
実際にはもっと短い時間で手応えがわかるという。
私が取り調べした金庫破りプロといわれる泥棒が、
噂は知っていたものの、プロ魂をみせて一度チャレンジしたがダメだったとのこと。
以来、侵入してクマヒラの金庫に出会うと、一礼して引き返したという。


※コメント
ついに元・敏腕刑事、小川氏の新刊がでた。
いままでの本からさらにパワーアップしている。
小川氏の警察人生30年の体験をもとに、たくさんの面白いネタが盛り込まれている。
ここでは紹介できないきわどい情報もあり、ぜひ一読をおすすめしたい。


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