◆平和博『新聞記者のネット情報活用術』を読み解く


※要旨


・私自身は、フェイスブックの創業者ザッカーバーグが生まれた2年後に新聞記者になり、
原稿の書き方ひとつとっても、原稿用紙からワープロ、パソコンと、四半世紀にわたって、
メディアの現場でデジタルの洗礼を受け続けてきた。


・デジタル化された情報のあつかい方は、紙の情報とは根本から違うようだ。
その勘所は「整理をしない」ということに尽きる。


・情報をあつかう上で最も重要なことのひとつが「確認」。
新聞記者の取材の中では「裏をとる」という。


・複数の人々の視点を借りることで、ある出来事や情報についての、
様々な側面や矛盾点なども見えてくる。
ジャーナリズムでは、三角測量(トライアンギュレーション)と呼ばれる。


・ウィキペディアは情報を調べる手始めとしては良いが、
間違いや意図的な偽情報も紛れ込んでいるので注意が必要。


・情報は必ず一次情報までさかのぼることが重要。
情報の内容だけではなく、発信者を確認することも役に立つ。
対立するデータを突き合せて情報の評価を。


・私は原稿を書くときには、まず真っ先に見出しを考える。
記者として、デスクや先輩記者に言われ続けたのが、「一言でいうと、どういうことなんだ」です。
取材が足りなかったり、それをきちんと咀嚼できていなかったりすると、
原稿は焦点のぼやけた、散漫な内容になってしまう。
そんな時にデスクの口をつくのが、さっきのセリフだ。


・私は新人時代、デスクから「新聞記事は10を聞いて1を書く」と教えられた。
取材では集められるだけのデータを集めるが、記事を書くときには本当に大事な1割だけを記事に盛り込む、という意味だ。
それだけ徹底した取材をせよ、ということでもあり、
情報は思い切って捨てることで残った情報の価値が際立つ、ということでもある。


・米国のジャーナリスト、ダン・ギルモアも同じようなことを述べている。
「私には記者としての経験則がある。
取材で得た情報の1割程度が記事に盛り込んであれば、きちんと書けたかなと自分でも自信が持てる。
つまり事実関係や関連情報を過剰なぐらい集めていくと、必然的に取捨選択が必要になる。
それは情報を隠すことではなく、本当に大事なことだけを記事にすることにつながる」


・面白かった話から。
記事の書き方といえば、新人記者のころに教わったひとつのコツがある。
ある市長のインタビュー記事がうまくまとまらず、取材ノートをめくりながら途方に暮れていたときに、
先輩記者がこう教えてくれた。
「一番面白かった話から順番に書けばいい。行数になったらおしまい」


※コメント
新聞記者さんの新人に教わったことエピソードは面白い。
記事の書き方、取材方法はデジタル時代でも本質は変わらない。
そして、記者の方法は、一般のビジネスにも役立つ部分が多い。


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