◆田母神俊雄『新たなる日中戦争。中国を屈服させる30の戦略』を読み解く


※要旨


・中国は漁船衝突事件を機に、日本に史上最大の情報戦を仕掛けている。
日本と中国のような大国同士が直接的な戦闘状態に入ることは考えにくい。
そのようななか尖閣諸島の実効支配を既成事実化するために、
ウソやデマ情報を流したり、ありとあらゆる情報を駆使して我が国を追い込もうとしている。


・やられたらやり返すのが当たり前。


・日米安保の存在もある以上、中国はおいそれと手出しできない。
むしろ正面から軍事力をぶつけ合うより、中国の戦略は情報戦で相手国から譲歩を引き出そうとする。


・島国日本には空からの監視強化が不可欠。


・普通の国では、領海や領空侵犯への対処は、すべて軍隊が独自の判断で行える。
シンプル・イズ・ベスト。
初めから現場にまかせておけばいいのだ。
総理大臣はいちいち関知せず、報告だけ聞く体制をとるべき。

・2020年に軍事バランスが逆転する。


・核の時代を迎えた現代において、大国同士が直接、大規模な戦闘を起こすことはなくなった。
しかし水面下では、富や資源をめぐって熾烈な「分捕り合戦」が繰り広げられている。
その最もたるものが「情報戦争」だ。


・現在の世界では経済戦争と並んで情報戦争が過熱している。
情報戦争により、超大国は意のままに仮想敵国を操ろうとしている。
武力を用いて「直接侵略」する時代から、
思想統制や情報戦術による「間接侵略」にシフトしている。


・中国は、長期戦略で情報戦争を仕掛けている。


・外交を「パワーゲーム」と考えたとき、
アメリカが完全に日本を助ける保証はどこにもない。


・私たちは「中国は何でもあり」と思っておくことが重要。


・政治家にとっては、外交と安全保障がまず第一。


※コメント
飯村穣氏は、第二次世界大戦の敗戦を受けて、次のように述べている。
「日本の軍人たちは国際政治を知らなすぎた。
政治家たちは、軍事を知らなすぎた。
日本の政治家のなかにもチャーチルぐらい軍事知識のある人がいてほしかった」
この言葉は、現代にもあてはまるのではないか。
国際政治と軍事、経済。どれも同時に理解できるようになりたい。


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