◆久保田崇『官僚に学ぶ読書術』(新刊)を読み解く


※要旨


・官僚になって驚いたことは、
政策立案にかかわっている実感がほとんどないにもかかわらず、
あまりにも多くの資料を処理しなければならないことだった。


・残業を減らして自分の身を守るためにも、
机に積まれた大量の資料を高速で読み込んでポイントをつかみ、
効率よく仕事を処理していかねばならない。


・官僚の仕事の基礎はまず、「文章を読むこと」。
国の官庁の主な製品は法律や白書だ。
一本の法律や白書を作るごとに、100冊単位の書籍や資料を読み込み、
多くの情報ソースの中から必要な情報をピックアップしていく。


・官僚は「歴史もの」や「衰亡もの」が大好き。


・司馬遼太郎は、『竜馬がゆく』の執筆にあたり、神田の古書店で、
ワゴン車一台分、1400万円相当の古書、古文書を買い集めたという。
この作品の面白さの理由がわかる。()


・留学先の英国の「したたかな」姿を目撃した。
米国と組んで外交ではまだ世界をリードしていることや、
世界言語としての英語の普及もさることながら、
英国の大学にはインドや南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドやマレーシア、
シンガポールのような旧英国領の国のクラスメイトが沢山いた。


・インテリジェンスの巨人、渡部昇一氏の知的生活3原則。


1.身銭を切って本を買う。

2.本の置き場、知的空間を確保する。

3.「静かなる持続」を行うこと。
永続的な知的生活の秘密とは、特別なことは何もなく、
コツコツと一日何時間かの作業を年中やることに尽きる。


・アマゾンでは「著者買い」「テーマ買い」を、
リアル書店では「新規著者の開拓」と「売れ筋のチェック」を行っている。


・特別な才能など何も持たない私にとって、読書は唯一の武器といってもよい。
もし本がなかったら、大学受験はおろか、留学も就職も、
日々行う仕事のどの一つも満足にこなすことができなかったに違いない。


※コメント
久保田氏は異色の官僚だ。
通常の型にはまらず、さまざまな活動に顔を出している。
そのことが、あたらしいインスピレーションを生んでいるようだ。


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