◆森田直行『全員で稼ぐ組織:JALを再生させたアメーバ経営の教科書』を読み解く


森田氏は、稲盛和夫氏の側近であり、ともにJALに乗り込み再建に参画。
京セラのグループ会社で、アメーバ経営のコンサル会社「KCMC」会長。



※要旨


・私が京セラで、それまで門外不出とされていたアメーバ経営を、
他社にコンサルティングする事業を立ち上げたのは、1989年だった。


・本書で紹介するアメーバ経営は、まさに人々の力を無限に引き出すことができる経営手法だ。
世の中には数々の経営手法がある。
アメーバ経営がそれらと一線を画するのは、
導入することにより意思決定の仕組みや組織、事業の構造だけでなく、
目に見えない企業文化や働く人々の人生観、価値観までが変わっていくところにある。


・アメーバ経営の最大の特徴は、会社組織をアメーバと呼ばれる小組織に分け、
各アメーバのリーダーがまるで経営者のように小集団組織の経営を行うこと。


・自分たちの努力の結果がすぐに数字に表れる。
これがアメーバ経営のキーポイントと言える部分だ。


・アメーバ経営は人間本位の経営手法であり、目標を必ず達成するという厳しい面がある。
その一方で、社員全員で物心両面での幸せの実現を目指すことができる、
大家族のような温かさを備えている。


・企業経営でもっとも大事なことは、そこで働く人々の生活を守り続けることだと、考えている。
いわば企業を大家族のようにとらえている。


・アメーバ経営の3つの特徴。

1.非常に小さな組織で独立採算制。

2.収支決算は「時間当たり採算」。

3.タイムリーで正確な経営情報。


・アメーバ経営は管理会計の一形態だが、財務会計とも連動しており、
売上高、経費、税引き前利益が両者で一致するように作られている。


・論語と算盤は一致しなければならない。


・徹底しておかなければならないのが「一対一の対応の原則」と「ダブルチェックの原則」の2つ。
経営管理部門はモノやお金と伝票が一対一で動いているかを経理部門とともにダブルチェックする。
これらはアメーバ経営を正しく運用するために欠かせない大原則。


・アメーバ経営導入の一番のメリットは何と言っても、会社の隅々のことまで数字が分かること。


・アメーバ経営を導入すると、社員間のコミュニケーションが活発化する。
同じアメーバ内のメンバーとはもちろん、他分門とも助け合わないと採算を向上できないので、
社員間のコミュニケーションは緊密になる。


・会議では数字の確認にとどまらず本人の決意を聞く。


・JALに着任すると同時に、徹底したヒアリングを実施した。
稲盛さんと私と大田さんは、飛行機の整備工場や空港にも足を運んで、現場社員の話を聞くことに務めた。
本社では100社近い子会社の社長を一人ひとり面談して状況を聞いた。
そこで私たちもJALという企業と航空業界について学んだ。


※コメント
大きな組織にも小さな組織にも、いろいろなやり方がある。
うまくいっているやり方は続け、うまくいっていない方法は改善しなければならない。
その改善には勇気と努力が必要だ。
発想の転換をしなければ人はなかなか変われない。
そのためには積極的に外部と交流して、外の空気を吸わなければならない。


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