◆本山勝寛『マンガで鍛える読書力』を読み解く


※要旨


・私は、不得意なテーマにとりかかるきっかけとして漫画や小説を活用した。
漫画や小説をきっかけに新しい関心分野を開拓したりした。
あるときは意識的に、あるときは偶然に。


・種類の多さと面白さ、身近さから言って歴史漫画こそ「マンガから入る読書法」の基本。
そのなかでも特に「入り」としてお薦めなのが戦国時代だ。


・江川達也の『日露戦争物語』をマンガで楽しんだ後に、
未完の部分である日露戦争までを圧倒的筆致で描いた『坂の上の雲』を読む順番こそは、
この時代にはまり、この時代の読書好きになる一番の方法だ。


・源氏物語で描かれる恋の熱情や嫉妬はまさにトレンディドラマのようだ。
だからこそ、我々にとって身近なテーマを楽しみながらこの時代に触れたい。
さらに院政や宗教といった奥深い政治、文化の世界を読み解いていきたい。


・日本史の読み方は、教科書の通り、縄文時代の土器から入って、
順番どおりに進まなければいけないというものではない。
一番関心のあるところから、歴史の流れを意識しながらも、
キーワードや人物、関心のあるテーマ、著者などを糸口に、
面白いと思う本を読み進めていけばよい。


・世界史の読み方には何通りかある。
興味のある人物あるいは歴史的事件から徐々に読書の範囲を広げていくやり方だ。
たとえばナポレオンに興味があるなら、ナポレオンの人物伝などから入り、
そこから歴史を遡ってフランス革命、絶対王政、ルネサンスと拡げることができる。


・西欧の原点はギリシャ・ローマとキリスト教にあると言っても過言ではない。
世界史を読むなら、まずはギリシャ・ローマを制覇しよう。


・近代西洋史がわかれば、学問の王道、読書の最高峰ともいえる近代西洋思想へのよき架け橋となる。


・現代の政治は、生身の人間が繰り広げる人間ドラマだ。
汚くも深みのある戦略・戦術の飛び交う戦場であり、
老いと若きが知恵と勇気を競い合う場である。
読書の対象として読み応えのあるフィールドであることを知る必要がある。


・政治を読むにはまずは政治家を知り、彼らの駆け引きや政治闘争を楽しむことが一番だ。
一癖も二癖もある個性ある政治家たちこそが、現代の登場人物であり、未来の歴史上の人物なのである。


※コメント

やはりマンガは、記憶力強化につながるようだ。
文字だけであれば、脳にインプットされにくい。
絵のほうがあきらかに、思い出しやすい。


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