◆井上健介『現役官僚から学ぶ仕事の極意:霞ヶ関のスキル』を読み解く


※要旨


・「できませんでした」「間に合いませんでした」
は、官僚の世界では通用しない。
何しろ、扱っている案件は、国の行く末を左右する法律や政策に関わるものばかりだから。


・しかもこの「100%仕事を遂行する」ことは、
長きにわたって踏襲されてきた文化だ。


・官僚のタームは、2週間。
一ヵ月も経てば「どんな案件でもベテランと同じ100%の結果」
を求められる。


・そのため官僚は、人それぞれが極めて効率的なインプットを実践する。
配属当初に寝る間を惜しんで、新しい部署について勉強するのは当然。
とにかく前任者にわからないことを質問しまくる人、
専門書をものすごい勢いで読み漁る人と、
みな短期間で仕事をマスターすることに関しては、
半端ではないパワーを発揮する。


・官僚の根回し術の秘密。
根回しとは「有利な前提を作り出す作業」。
官僚の根回しとは、報告、連絡、相談。


・100点を取るためには、120点分の勉強をしておかなければならない、
と考えられるかどうかが、官僚の基本。
細かい上司のツッコミに対抗するために、
官僚はどんどん知識武装をしていく。
そしてひいては、それが自分の仕事を楽にし、
意志を通すための武器となっていく。


・会社、上司から評価されたいなら、先回り想定が鍵になる。


・「上に上手に動かしてもらう」ではなく、
「上を上手に動かす」のだ。


・調べる仕事は、調べる前に9割決まる。


・不条理な仕事のときは「ゲーム思考」で乗り切る。


・仕事ができるようになりたいなら、
ルーチンワークから極めなさい。
単純作業のエキスパートこそ、本当に求められる社員。


・嫌な仕事のこなし方。
取り掛かる際の心構えは、ズバリ「心を無にすること」。
「心を無にする」というと「悟りを開く」みたいで分かりにくければ、
「自主的に考えることをやめる」と言い換えてもよい。


・「嫌な仕事ほど考えすぎず、作業マシーンになりきること」
というのが、私の持論だ。



★井上健介『現役官僚から学ぶ仕事の極意:霞ヶ関のスキル』の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1GiZWlj


◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓

http://www.mag2.com/m/0000258752.html

世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。