◆角敦子『SAS・精鋭部隊、実戦訓練マニュアル』を読み解く


※要旨


・18kgのベルケンを背負ってライフルを身につけ、
64キロの道なき山岳地帯を走破する。
あるいは、足のすくむ高所のロープをつたい、
全力疾走後に4メートルの垂直な壁をロープを頼りに駆け上る。
また海面で燃えさかる石油のあいだをぬって泳ぎ、
ずっしりと重い装備そのままで水難者を救出する。


・精鋭中の精鋭、一般兵士の頂点に立つ特殊部隊で求められるのは、
こういった超人的な体力だ。


・特殊部隊の兵士はまた、強靭な精神力の持ち主だ。
粘り強くユーモアを忘れずにつねにプラス志向で、
という姿勢は、弾丸の飛び交う戦場で我が身のみならず、
チームメイトの命をも救う。
こういったバランスのとれた人格は、
ほかの場面でも目標到達の障害を乗り越えさせることだろう。


・集中力は訓練によって高められる。
ある形式の瞑想は、集中力を高めるのに非常に有効だ。
心から雑念をはらって特定の言葉やマントラにひたすら心を集中させるからだ。


・一貫したトレーニングを本格的にはじめると、
体にさまざまな変化が起こる。
まずは足の骨密度が高くなり、骨ががっしりとしてくる。
さらに血行がよくなる。
心臓は心筋が厚くなり心室・心房がひとまわり大きくなる。


・ランニングは、軍隊のあらゆる体力づくりの基礎を成す。
体力を維持していつでも出動できるベストの状態にするために必要不可欠だ。


・究極の場面では、兵士や海兵隊は自分の足に頼るしかない。
フォークランド紛争にて、最終的にこの武力衝突にかたをつけたのは、
最新鋭の兵器ではなく、
ライフルや銃剣で武装した歩兵だったのだ。


・軍のトレーニングでは、
細部に気を配ることの大切さを徹底してたたきこまれる。
偉人や偉大なる功績者は、
えてして驚くほど謙虚に細部に気を配るものだ。


・フラストレーションから生じたストレスは、
激しい運動で発散できる。
体を動かすとエンドロフィンが生成されて、
自然な幸福感が味わえるからだ。


・瞑想のメリットは、何世紀ものあいだ評価されてきた。
瞑想は、集中力を高めて自制心を養う。
瞑想の本質は、心を鎮めてひとつの言葉やフレーズ、
あるいは絵やイメージにも集中することにある。


・兵士にとって温かい食事は、
休息と休養の中心としてなくてはならないものだ。


・新兵はベルゲンやリュックサックを背負って、
歩いたり走ったりする訓練をたっぷりつんでからやっと、
SASの選抜訓練のようなエリート選抜コースに挑戦できるようになる。



※コメント
特殊部隊の精神トレーニングは、民間でも参考になる。
さまざまなカリキュラムは、一般でも応用できる。
いろいろな資料を収集したい。


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