◆曽野綾子『人間の分際』を読み解く



※要旨


・「やればできる」というのは、
とんでもない思い上がり。


・努力でなしうることには限度があり、
人間はその分際(身の程)を心得ない限り、
決して幸せには暮らせない。


・人間には「分際」がある。
人間には変えられない運命がある。


・生涯の勝ち負けには死ぬまでわからない。
そもそも人間は弱くて残酷で利己的である。
卑怯でない者はいない。
人生には祈るしかない時もある。


・人生の本当の意味は苦しみの中にある。
不幸のない家庭はない。


・うまくいかない時は、
「別の道を行く運命だ」と考える。
人間は死ぬ前日でも生き直せる。


・生涯における幸福と不幸の量は大抵同じ。


・人間関係の基本は、ぎくしゃくしたものである。


・誤解されても堂々と生きる。
誰からも嫌われていない人は一人もいない。
他人を傷つけずに生きることはできない。


・人脈を利用する人に、
本当の人脈はできない。


・子供は「親しい他人」と思ったほうがいい。
弱さをさらせば楽になる。


・大事なのは「見捨てない」ということ。
「許す」という行為は生きる目的になりうる。


・愛ほど腐りやすいものはない。
愛は憎しみの変型である。


・幸せは凡庸の中にある。
「もっとほしい」という欲望が不幸を招く。
不幸を知らないと幸せの味もわからない。


・諦めることも幸せの必要条件。
感謝することが多い人ほど幸せになる。


・一度きりの人生をおもしろく生きる。
「人並み」を追い求めると不幸になる。
話の面白い人は、人より多くの苦労をしている。


・報復すると人生が台無しになる。
「流される」ことも一つの美学。


・老年ほど勇気を必要とする時はない。
老いと死がなければ、人間は謙虚になれない。
誰でも人生の終盤は負け戦。


・昨日できたことが今日できなくても、
静かに受け入れる。


・人間の一生は苦しい孤独な戦いである。



※コメント
曽野さんの言葉は、歯切れがよくて気持ちがよい。
長年のさまざまな修羅場を生きてきた彼女の
グローバルセンスと物事の本質を見る目は、鋭い。



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