◆真田幸光『アジア戦争も探る英国王室とハプスブルク家』を読み解く



※要旨


・アメリカは世界の水と食糧と原材料とエネルギーを押さえた。


・英国王室とハプスブルク家が、
大航海時代からの既得権益層の頂点に立っていると私は考える。
彼らの下に、その執事たるロスチャイルドやロックフェラーなどの
財閥や企業コンツェルンなどがおり、
それらが欧米諸国、特にアメリカと英国を通じて、
世界を支配していると考える。


・欧米諸国が世界を支配し始めるのは、大航海時代からです。
大航海時代を皮切りに、三角貿易や植民地経営、
そして帝国支配を通じて、
全世界から膨大な富をヨーロッパに集中させる。
その大航海時代の2大王家が、
英国王室と神聖ローマ帝国の王であるハプスブルク家だったわけです。


・2大王家のあと、表舞台で政治や経済を仕切ってきたのは、
ロスチャイルドやロックフェラー、
そしてもろもろの財閥とその手下の政治家たちだ。


・ロスチャイルドはハプスブルク家の資金と英国王室に近づくことで富を得る。
そして、その富で逆に欧州各国を動かしていく。
ロックフェラーは石油で財を成す一族だが、
エネルギー利権を巡って王家と結びつく。


・かれら執事は、欧米各国でロビー活動をし、
膨大な富と利権で政権を揺さぶり、
政策を実現してきた。
そして、自らが利益を上げうる世界のシステムを構築してきた。


・そして表舞台から姿を消した王家は、株や土地や債権、
資源や鉱山の利権、知的所有権など握り、
それらの権利を持つことで上がってくる上納金で悠々と暮らしている。
政治や経済の現場からは身を引き、
それは現場のものに任せている。
そのため、ひとつひとつの欧米諸国の政策や動きに
彼らはタッチしない。


・しかし、彼らが得るべき上納金がこなくなった時、
あるいは上納金が上がるシステムが壊れそうなとき、
彼らは全力で、そのシステムを守り、
あるいは新しいシステムを構築しようとする。
あらゆる手段を使い、それを実現させる。


・基軸通貨を握ることが世界を支配すること。


・戦争は壊して作ることができる。
スクラップ・アンド・ビルドだ。
スクラップすれば、そこに需要が生まれる。
実需=実体経済が発生する。




※コメント
いろいろとディープな情報満載で興味深い。
新聞には載らない裏情報があり、
視野が広がり、嬉しい。


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