◆樹崎聖『悪魔の脚本、魔法のデッサン:10年メシが食える漫画家入門』を読み解く




※要旨


・「おもしろい」とはどういうことか?
自分の描いている物語はなぜ「面白い」のか?
プロであれば、そこは常に意識しなければならない。


・人間は砂漠で暖房を売りつけることだってできるのだ。
その暖房がいかに魅力的で価値があるかを
魅力的に語るだけで。


・脚本だってまったく同じなのだ。
どんな立派な思想があったとしても、
代価に足る魅力を読者に感じてもらえないと意味がない。


・異世界を知る。
若い頃は、旅に出ることも価値がある。
生まれ育った場所が美しい田舎であっても、
ずっとそこにいる人には当たり前の景色でしかない。
ほかを知って違いがわかり、
初めて生まれ故郷が美しいとわかるものだ。


・金銭に余裕があれば外国旅行もいいだろう。
ホームステイできればなおいい。
ただし、できるだけ観光地でないところがいい。


・歩くことだ。
発見することだ。
身近な異性のちょっとしたしぐさを
好きになってみよう。


・迷いのない線は美しい。
途切れ途切れの線はみっともなく、
時間がかかる。
ある程度速くなければ、
美しい線は描けない。


・難しいことを難しく描くのは普通。
簡単なことを難しく描くのは愚者。
難しいことを簡単に感じられるよう描くのが賢者だ。


・漫画家は賢者でなければならない。
読みやすさは漫画の大きな長所だからだ。
わかりやすさこそが、
多くの人に読んでもらうには大切なことなのだ。


・楕円こそ魔法の杖。




※コメント
漫画というのはどのようにできるのか、解説してくれる。
マンガは、一つのPR手段であり、
世界中で通用する。
自分で企画できるようになりたい。


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古今東西の戦争と戦略論を分析、
陸海空,宇宙,サイバー空間を俯瞰し戦争の文法と
本質について論じる泰斗による主著。