◆馬渕睦夫『世界を操る支配者の正体』を読み解く


※要旨


・ナポレオン戦争で巨大な富を築いたロスチャイルド。
ウィーン会議について、私たちは歴史教科書でオーストリアの宰相メッテルニヒや、
フランスのタレイラン外相、英国のカースルリー外相の活躍を学んだ。
しかし、ここには最も重要な2人の人物が抜けている。
その一人はロシア皇帝アレクサンドル一世であり、
もう一人は陰の主役ロスチャイルド家であった。


・ロシアとユダヤ金融資本家の役割を抜きにしては、
ウィーン会議の真相はわからない。
ナポレオンをロシアから敗走せしめたロシア皇帝アレクサンドル一世は、
戦後秩序の指導者を自任していた。
そこでキリスト教国による神聖同盟を提唱した。


・のちの歴史は、この神聖同盟は実効性のない空虚な理想に過ぎないことを示しているが、
キリスト教国の団結を訴えた精神的効果は決して少なくなかった。


・ロスチャイルドはヨーロッパ諸国を自分たちの金融力を使って支配したかった。
なぜならナポレオン戦争というヨーロッパは疲弊させた戦争によって、
巨大な富を蓄積したのがこれらの金融勢力だったからだ。
彼らは、各国政府に戦争資金を貸し付けて、巨額の儲けを懐にした。


・プーチン大統領が日本の文化や哲学に高い関心を示しているのは、
世界の普遍的価値とロシアの伝統的価値を有機的に統合する秘訣を、
日本の経験から学びたいと思っている。


・プーチンがいま一番必要としていることは、
天然資源輸出型のロシア経済の体質転換である。


・プーチンが新しいロシアの理念を強調する意味が隠されている。
彼は新しいロシアの理念に基づくロシア型近代工業国家の建設を至上命題としている。


・このような近代工業国家を建設して初めて、ロシアは安定した大国になることができるため、
プーチンはロシアの伝統に合った近代工業国家建設への協力を日本に求めている。
ロシアが安定した大国になることは、
我が国のみならず世界にとってメリットがある。


・世界の歴史を見れば、経済不況で滅んだ国はない。
我が国が敗戦後の荒廃の中から奇跡的な経済復興を遂げることができたのは、
国民の精神が滅んでいなかったからだ。


・栄華を極めたローマ帝国に見られたように、
国民のモラルが崩壊した国は内部から自滅している。
歴史認識問題は国家の存亡が直接かかる深刻な問題だ。


・我が国が2000年以上にわたって存続することができた最大の理由は、
高い道義性の下に一つにまとまった国民が存在していたからだ。
今日、私たちがこの高い道義性を引き続き維持できるか否かは、
歴史認識問題に関する外交の舵取りにかかっていると言っても過言ではない。


・外交はあくまでも長期的な視野に立って国益を冷徹に追求するべきであり、
一時の妥協で切り抜けてよいものではない。
そして外交を支えるのは結局のところ私たち国民の意識であることを、
改めて認識する必要がある。


・私たち自身が古来受け継いできた道徳を取り戻すことは、
日本という国を守ることにつながるのだ。


※コメント
歴史というものは大事であると改めて感じた。
それを学ぶことは、いろいろな方面にメリットがある。
歴史は生涯学んでいきたい。



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