◆奥山真司『悪の論理で世界は動く:地政学、その1』を読み解く


※要旨


・日本人には「日本は世界でどうありたいか」という国家のアイデンティティが欠けている。


・中国もアメリカも当然のように地政学の観点をもとにして国家戦略を運営している。


・日本でも戦前までは地政学を研究して国家戦略に応用していた。



・「国家はサバイバルと利益をかけて闘うものなのだ」(現実主義者)


・現在の地政学では、
「他国を自国の利益(国益)のためにいかに効率よくコントロールするか」
という点に研究の重きが置かれている。


・安易に軍事力に頼らず、経済や外交の力を使って
巧妙に自国の国益を拡大していこうとしているのが現状である。
そのような力学を暴くのが「悪の論理」である、現在の地政学の概念である。



・世界は陰謀と謀略が渦巻いている。
日本だけがカヤの外でいられるわけはないのである。


・「脅威の存在」は、何も中国だけに限らない。
日本を取り巻く国には、ロシア、韓国、北朝鮮、台湾などがある。
どこでも考えていることは同じだ。
自国の権益を拡大するために、必死の戦略を仕掛けてきているのである。



・日本も国際法などを無視して、無理やり他国を領有し、富を簒奪しろというわけではない。
少なくとも、相手の手の内、頭の中身を知っておかなければならない。


・中国やアメリカなど、外国のエリートたちの戦略眼、
その背後にある思想、世界観、哲学を知ること。
彼らの発言や行動の裏にある狡猾な罠を見抜かなければならないのである。


・彼らの「悪の論理」を見抜く方法の一つが、地政学である。


・地政学はそれを知らない人にとっては単なる「悪の論理」になるが、
知っているものにとっては「解毒剤」や「ワクチン」にもなる。




・地政学を使うことにより、中国やアメリカはこれからどうしようとしているかを見抜き、
日本はこれからどうするべきなのか戦略を組み立てていくことができる。
国家の運営に絶対必要な学問なのである。



※コメント

新聞でなぜあの大国がこういう動きをするのか、発言するのかがこの本を読み、よく分かった。
日本の政治家、官僚、外交官たちはこの本を今一度読んでほしい。

この本が日本に広まることは、日本の国としてのレベルが上がるであろう。
今まで地政学とか戦略とかの本は、難解な言葉で書かれたものが多かったが、
奥山氏の本は学生でも理解できる。



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★主な内容。


・大国は「悪の論理」で「世界を管理」している。


・大航海時代から19世紀までの地政学の歴史とは。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。