◆奥山真司『世界を変えたいなら一度「武器」を捨ててしまおう』を読み解く



※要旨


・戦略学で言う「戦略」とは、簡単に言えば「その戦争にどう勝つか」というレベルの話。


・欧米社会は自国の有利となるようなルール作りをする。
彼らは歴史的に見ても、管理する、コントロールするという思考の蓄積があり、その文化が根付いている。


戦略とは何かと簡単に言ってしまえば、
「自分の思い通りにする」「自分の思い通りになるようにコントロールする」ということ。


・ビジョンやミッション、アイディンティティや思想、宗教観や歴史観というものは、
戦略的思考に直結すると考えられる。
同時に、多くの日本人にはこれが薄いため、戦略的思考が弱いことがわかる。



・戦略を考える前提として「3つのイメージ」がある。

その中で一番大事なのが、ファーストイメージ。
それは、すべて「あなた」が原因であるという考え方。

つまり「あなたにとっての世界、つまりこの今現在に、もし不都合な現状があるとしたら、それはすべてあなたが原因である」というもの。


・ファーストイメージ持っている人は、わがままというか、自分の我をちゃんと持っている人。
言い換えれば、強烈なまでの自己責任を持っているということ。
これは将来リーダーになっていくための絶対条件。
世の中を変えるのは、結局は自分しかいない。



・ビジョンはファーストイメージに帰結する。
ビジョンを磨くために抽象的なことを考える。
抽象的に物事を考える訓練をしていかなければ、ビジョンが磨かれない。


・人生には「世界観」よりも上のレベルが存在する。
この概念はアイディンティティよりも上のレベルで「死生観」「宇宙観」とでも呼べる段階。
死の瞬間を基準に考えると、今何をすべきかが分かる。


・死生観が見つかれば、逆にこの下の階層に対してはまったくブレなくなる。
自分は何を残していかに死んでいくかということが分かっている人は、やはり「凄み」がある。


・戦略には、2つの意味が隠されている。
「順次戦略」と「累積戦略」である。



・順次戦略とは、目標を決めて、物事を連続して進む戦略。
すごろくゲームみたいなもの。
第二次大戦のアメリカを例に取ると、
まず真珠湾の基地を修復して、日本軍の占領している島を順番に攻めて、東京を目指すというもの。


・累積戦略とは、成果をだんだんと貯めていく戦略。

アメリカの例だと、潜水艦を使い、日本の輸送船を魚雷で撃沈していった戦略。
一つ一つの効果はすぐに分からないが、あるとき日本側の補給が急に厳しくなり、音を上げるといもの。

ボクシングのボディブローみたいな感じ。


・累積戦略とは、言い換えると、少しずつ積み重ねるとあるとき突然に効果が出るいわば「見えない戦略」。


・順次戦略と累積戦略は、両方を使い、同時にやることが超重要。
どちらが良い悪いの問題ではない。



※コメント
奥山真司氏は、地政学・戦略学者であられる。
今回は、人生についての本ということで興味深い。

この本を読むと勇気と自信が自然と湧いてくる。
人生に対するモヤモヤしたものが、すっきりとする感覚を味わえる。
国家戦略も人生も、根っこは同じであるという本質的なことを気づかせてくれる。



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★主な内容。


・大国は「悪の論理」で「世界を管理」している。


・大航海時代から19世紀までの地政学の歴史とは。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。