◆菅沼光弘『軍事大国ニッポン:アメリカが今も恐れる』を読み解く



※要旨


・日本人はもっと軍事知識を持たなければいけない。


・中国の人工島建設の目的。
中国は、いろいろな島を確保することによって
南シナ海に入ってくるアメリカの空母も
キャッチすることができる。
そのために、人工島の建設をやっている。


・今でも、ロシアの商店にある品物は、
ほとんどがメイド・イン・ジャーマニー(ドイツ)だ。
ドイツにとっても、
天然ガスとか石油とかのエネルギーは、
全部ロシアに依存している。


・そのかわり、ドイツの商品が車も含めて
ほとんどモスクワをはじめ、
ロシアの市場を独占している。
ドイツとロシアのあいだの経済的な相互依存関係というのは
非常に強い。


・フランス革命の精神と、
アメリカの独立戦争の精神は同じ。
フリーメイソンという秘密結社がある。
アメリカの初代大統領ワシントンは、
フリーメイソンであったというのは有名な話だ。


・ヨーロッパの国々は、北朝鮮にいくらでも金を貸している。
日本が北朝鮮と国交正常化したとして、
10兆円の金が日本から北朝鮮に流れていくということになれば、
北は完全に日本の経済圏に入ってしまう。
そうさせまいと、諸外国が先取りしようと、
ヨーロッパの国々を中心にどんどん北朝鮮に投資している。
北朝鮮の利権はどんどんヨーロッパの国々が取っている。


・北朝鮮の羅津(らじん)港を中心に物流を考えれば、
北朝鮮を中心に、ロシア、モンゴル、中国、韓国を結ぶ
一大経済圏ができる。


・シーレーンが外国に押さえられては、
日本は何もできなくなる。
我々はそんな時代がつい70年前にあったことを
忘れてしまっている。


・台湾の安全をどうやって守るか。
日本人もよく考えなければいけない。
台湾海峡が封鎖され、食糧の輸入がストップすると、
みんな干上がってしまう。


・戦前、いまの南シナ海の、
いくつかの島は日本が領有していた。
南シナ海の日本にとっての重要性を一番よくしっていたのが
当時の日本帝国海軍だ。


・国際政治は暴力団の恫喝と同じ。


・国際政治なんて暴力団同士の切った張ったと同じ。
国境を接し隣り合っている国というのは、
とにかく相互に一番警戒するし、一番恐れる。




※コメント
複数の視点で国際情勢をみていきたい。
そういう意味で、
菅沼氏の見方は興味深い。
さまざまな資料に目を配りたい。


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◆菅沼光弘『北朝鮮の真実、衆院解散・特番』ご紹介。


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★ポイント


・万全の情報統制力を維持している北朝鮮。
かつて最も深い情報収集を行うことができていたはずの日本は、なぜその能力を失うに至ったのか。


・なぜ繰り返された経済制裁には効果がなかったのか。
複数の欧州先進国も、中東の国々も、それぞれ北朝鮮と深い関係を持ち続けている。


・北朝鮮が世界から孤立していると我々が思い込まされ続けてきたのはなぜか。
北朝鮮経済と科学技術力の真相。