◆佐藤健志『本格保守宣言』を読み解く





※要旨


・叡智を解放することは、最も本質的な意味において、
伝統や慣習を重んじることとイコールなのだ。


・真に保守されるべきものは、
われわれの中に存在する。


・それが保守されるとき、
国家や社会をはじめとする諸システムについても、
保守の展望がおのずと開けてこよう。


・政治的な立場としての「保守」は、
やはり保守全体のごく一部にすぎないのである。


・「保守」とは、
それを肯定的にとらえるか否定的にとらえるかは別として、
社会や政治の動向を語る際に欠かせない言葉の一つである。


・にもかかわらず、
「保守」なる概念の定義は決して明確ではなく、
論者ごとに異なる意味合いで用いているのではないかと
思われる場合も少なくない。


・この混乱を整理することにより、
保守、ないし保守主義の輪郭とも呼ぶべきものを
描き出してみようというのが、
本書の出発点だ。


・どれだけ苦労して作り上げ、
保守の努力を入念につづけてこようと、
システムには「耐用年数」が存在する。


・かかる堂々巡りを脱し、
先の見えにくい時代においても
物事をできるだけ良い状態に維持することこそ、
本格保守の目標なのである。


・抜本的改革を成功させるためには、
スランプがつづくことにも耐えなければならない。


・わが国の近代史は、
「長らく鎖国をつづけてきた小国が、
いきなり大国になるチャンスをつかんだ」側面と、
「豊かな歴史や伝統を誇る国民が、
それをねこそぎ喪失する危機に見舞われた」側面との
トレードオフのもとで、
巧みに立ち回ろうとしてきた過程だったといえよう。



※コメント
保守とはなにか、
深く考えるときに、
その手助けとなる一冊だ。
たまにはこういう硬い本も良い。



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◆佐藤健志氏、プロフィールと動画『左右対立の空虚な真実』




http://directlink.jp/tracking/af/693532/yhbvtMq8/



作家・評論家


1966年東京都生まれ。

東京大学教養学部卒業後の1989年、
戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を最年少(22歳)で受賞。


1990年刊行の小説『チングー・韓国の友人』は、
韓国語にも翻訳され、NHK-FMでラジオドラマ化される。
992年の『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』刊行以後は、
作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動を展開し、
2013年の『震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』、
『リミックス増補版 夢見られた近代』等多数の著作がある。

最近刊は『右の売国、左の亡国:2020年、日本は世界の中心で消滅する』他。



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