『国際インテリジェンス最新事情』

国内外でのインテリジェンスに関する最新情報、分析をお届けします。 スパイ、謀略、国際政治、ビジネス情報戦、情報史、など盛り沢山の内容となっております。

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。 ご登録はこちらです→ http://www.mag2.com/m/0000258752.html 世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。 スパイ、秘密工作、国際政治、暗号、国際ビジネス、歴史、外交、 軍事、危機管理、政治に関する第一級の情報になっています。

◆インテリジェンス関係

◆菅沼光弘『サバイバル・インテリジェンス』を読み解く




◆菅沼光弘『サバイバル・インテリジェンス』を読み解く



※要旨



・情報戦争において、
チャイナマフィアは北京政府を秘かに支えている。
ソ連崩壊後のロシアでも、
マフィアが新興財閥(オリガルヒ)を
バックアップしていた。


・アメリカの国防政策は財務省の裏にいる
ウォールストリートが決めている。


・地球には在外中国人、つまり3000万人の華僑がいて、
その中の200万人が黒社会、チャイナマフィアだ。
彼らの動きの速さと、
ネットを使った情報のやりとりはすごいものがある。


・自衛隊は専守防衛だけではダメ。
真の情報収集は軍事研究から始まる。


・スパイ活動の世界では、
手紙やのろしなどのアナログが復活している。


・アメリカ大使館のCIAの人たちが
いまどうしているかというと、
手紙を書いてクーリエ(特使)が持っていく。
アナログというより、江戸時代のやり方だよ。
電子通信が信用できなくなってきたから。


・イスラム金融の中心はマレーシアのクアラルンプール。


・コーランの教えは実は合理的。
厳しい環境で生き残る知恵である。


・歴史学と文化人類学で
インテリジェンスを磨け。


・北方4島は、ウクライナ人やロシア貴族の流刑地だった。





※コメント
表に出てこない情報がわさわさ詰まっている。
それが本当かどうか、
自らの検証能力を高めたい。


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◆手嶋龍一『「情報なき国家」がたどった運命を知れ』を読み解く



◆手嶋龍一『「情報なき国家」がたどった運命を知れ』を読み解く


※要旨


・1938年9月のミュンヘン会談。
この現代史の行方を決めた会談の当日、
1人のアメリカ外交官がチェコスロバキアのプラハに降り立った。


・後にスターリンの全体主義に鋭い警告を発して、
対ソ封じ込め政策を提唱するジョージ・ケナンだ。
アメリカ外交界の至宝と言われたロシア専門家のケナンは、
この重要会談をプラハで目撃し、
日記にこう記している。

「ヒトラーは途方もない誤りを犯そうとしている」

ケナンの慧眼は怜悧にそう見抜いていたのである。


・ケナンの赴任から2年後、
今度は1人の日本人外交官がプラハに着任した。
前任地のリトアニア・カナウスで「命のビザ」を発給し、
6000人のユダヤ難民を救った杉原千畝だった。


・杉原はプラハでもユダヤ難民に日本への通過査証を発給していたが、
その事実はほとんど知られていない。
当時のプラハはナチス・ドイツの完全な支配下にあり、
三国軍事同盟を結ぶ日本の真正の同盟国だった。
にもかかわらず、杉原は本省の意向に
あらがってビザを大量に発給していた。


・だが、ヒュウーマニストとしての側面だけでは、
これほど大胆な行動は説明がつくまい。
杉原は、バルト海に臨む小国リトアニアの領事代理として、
欧州全域に独自のインテリジェンス・ネットワーク(情報網)築き上げ、
亡命ポーランド政権のユダヤ人情報将校から質の高い機密情報を
入手していたのである。
ユダヤ難民を救った「命のビザ」はその見返りでもあった。


・対露情報の切り札、杉原を急遽、
リトアニアに赴かせたのは1939年5月に
中央アジアの草原で勃発したノモンハン戦争だった。
スターリンはノモンハンで関東軍に痛打を浴びせたのを見届けて、
ナチス・ドイツと独ソ不可侵条約を結んでいる。


・日本にとって北方の主敵であるソ連と
欧州の友邦ナチス・ドイツが突如として
「悪魔の盟約」を交わしてしまったのである。
それにより、日本の統帥部は戦略の基軸を失ってしまった。


・杉原が「命のビザ」と引き換えに、
全欧の情報網からつかみとったインテリジェンスは一級だった。
ヒトラーが1941年6月に独ソ不可侵条約を破り捨て、
対ソ戦に突入することをスギハラ電は、
精緻に予測していた。
だが、日本の統帥部は戦略の舵を定めるために、
スギハラ電を役立てようとはしなかった。


・このスギハラ情報網を引き継いだのは、
ストックフォルムの駐在武官、小野寺信だった。
戦後の日本の運命を決めた米英ソによる「ヤルタ密約」こそ、
ポーランド系ユダヤ人の情報網から
入手した最高にして最重要のインテリジェンスだった。


・情報なき国家がだどった運命について、
いま一度、思いを致してみるべきだろう。



※コメント
手嶋氏の洞察力は鋭い。
海外人脈からくるスタンダードな情報が、
それに磨きをかけている。
歴史と現在の状況を追いかけることにより、
問題点が見えてくる。


※参考文献
イロンナ・コラム


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◆清水亮『教養としてのプログラミング講座』を読み解く



◆清水亮『教養としてのプログラミング講座』を読み解く




※要旨


・プログラミングとは、ひと言でいえば、
「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。
適切にプログラミングしたものは、
たとえば作者が消滅したとしても、作者の意図を反映し、
プログラミングした通りに動くことになる。


・筆者はプログラミングを理解していることで、
ビジネスだけではなく、人生での重要な判断や
意思決定の際にも大きく影響を受けてきた。


・振り返ってみると、おそらく職業プログラマーならずとも、
「こうすればこうなる」というプログラミングの知識を持っていることで、
より広い視野で、
より深く考えることができたのではないでしょうか。


・プログラミングを学ぶと身に付くもの。

1.論理的な物事の考え方。
2.情報を適切に分類し、活用する方法。
3.最小の手間で正確な仕事をこなすための思考法。
4.知らない人と知恵を共有する方法。


・よく探せばあなたの周りにもプログラミングはあるはず。
例えば。

運動会のプログラム。
入学式卒業式のプログラム。
結婚式の式次第。
電車やバスの時刻表。
教育に関する計画。
テレビ番組。
壮大な計画(アポロ計画など)


・こういったプログラムに共通する特徴を考えてみると。

1.順序立てられている。
2.予め作られている。
3.何らかのタイミングでとるべき行動が決められている。


・もし「プログラムとは何か」と尋ねられ、
一言で答えなければならないならば、
まずは「手順を正確に記した文章」
とでも返すのがふさわしいかもしれない。


・法令や宗教的儀式、哲学、その他人々を
コントロールするためのルールこそが、
かつては「プログラム」と呼ばれていた。


・プログラミングとは「人類の叡智」である。


・「分割統治法」はプログラミング技術の一つとして知られる。
この技術は、たとえば営業マンがエリアを決め、
片っ端から電話をかけていくという営業活動、
いわゆる「エリアセールス」として応用できる。
ピザの宅配店がそれぞれ宅配エリアを決めて営業する、
という戦略なども分割統治法の応用例ともいえる。


・「なんだ、プログラミングってその程度のことか」
と思われるかもしれない。
そう「その程度のこと」だからこそ、
プログラミングというものが持つ、
本当の力が見過ごされてきた。


・接客係と調理係をきちんと分担することで、
より調理に力を入れたメニューを提供する。
これが食堂ではとても大事なのだ。
プログラミング用語では、
こうした役割分担を「パイプライン」と呼ぶ。


・パイプラインは複雑な作業工程を細かな単純作業に分割し、
効率的に作業を処理する方法として、
プログラムの世界で頻繁に用いられる技術だ。


・プログラミングを学ぶということは、
それまで明かされてこなかった、
「考え方の極意」「計画の極意」を学ぶこと、
と言い換えることもできる。


・ルールを理解することは、
プログラミングを読み解く近道。
細かい部分までの理解は難しくとも、
基本のルールさえ分かれば全体の意味を
くみ取りやすくなる。


・プログラミングの鉄則。

1.伝え漏らすべかららず。

2.あくまで「コミュニケーション」の一様態。

3.「フールプルーフ(お馬鹿をしても平気)」を活用する。

4.「インデント」や「カラーリング」でメリハリを。



・プログラマー的な思考法の基本中の基本、
それはアルゴリズム。
アルゴリズムの意味を簡単に説明すると、
ある問題を解くための手順を、
誰でも確実にこなせるよう、
一つの形に整理したもの。


・プログラムの基礎パーツは、
「処理」「分岐」「ループ」。


・ルーチンと関数。
繰り返すだけなら、省いて表現。


・ハイパーリンク。
別の情報にワープする。


・ハッシュ+テーブル。
名簿の管理を効率的に。


・計算テーブル。
考える手間と時間を、劇的に短縮。
あらかじめ、ある計算の結果を表にしたものを
「計算テーブル」と呼ぶ。


・プログラミングは普通の文章に近づく。


・私はたまたまプログラミングとともに育ち、
たまたま人生のわずかな時間を職業プログラマーとして過ごした後、
企画者、そして経営者になったときに、
プログラミングの考え方というものがもっと幅広く、
応用範囲の広いものであることに驚かされた。


・今、経営者として私はまさに会社組織を
プログラミングしている。
私がプログラミングした組織は、
わたしがいなくてもきちんとまわっているのだ。
かつてこういう技能は、
「経営能力」だとか「仕組みを作る力」だとか、
呼ばれていた。
自分のいないところで、
「自分以外のものを自分の思い通りに動かす方法」
として身についているもの。


・プログラミング技術はもともと機械を操るために
20世紀後半から急速に発達した。
その発達の思わぬ恩恵として、
私たちが「プログラミングではない」と見なしていたものも、
その一種として捉えられるまでになった。


・確かに、21世紀に生まれた大富豪の多くは、
プログラミング能力を持っている。
このことは、決して偶然ではないと私には思われてならない。




※コメント
プログラミングの本質をずばっと教えてくれる。
さすが、プロは素人にも分かりやすく話してくれる。
天才プログラマーは凄い。
逆に、分かっていない専門家の本ほど難解なものはない。


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古今東西の戦争と戦略論を分析、
陸海空,宇宙,サイバー空間を俯瞰し戦争の文法と
本質について論じる泰斗による主著。


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◆白石仁章『杉原千畝:情報に賭けた外交官』を読み解く


年内に、杉原千畝の映画が公開されるそうだ。
杉原役は、唐沢寿明。
奥さん役は、小雪。


◆白石仁章『杉原千畝:情報に賭けた外交官』を読み解く


※要旨


・「インテリジェンス・オフィサーは語らず」

情報の世界でながく語り継がれてきた箴言である。



・機密情報に携わる者たちは沈黙を守り抜き、
自らを厳しく律してきた。
決して情報源を明かさない。
これこそが彼らの至高の掟なのである。


・どのように情報を入手したかが露わになれば、
相手側に災厄が及んでしまう。
時には人命まで喪われる。
それゆえ、情報を生業とする者は一切を墓場まで抱えていく。
自らの功績を記録に残そうとせず、
人生の軌跡すら消し去ろうとする。


・インテリジェンスとは、膨大な雑多なインフォメーションから選り抜かれ、
分析し抜かれた一滴の情報をいう。
それは国家が熾烈な国際政局を生き抜くための業なのである。


・インテリジェンス・オフィサーは、
ダイヤモンドのような情報を見つけ出し、
国家の舵を取る者を誤りなき決断に導くことを使命とする。
彼らは単なるスパイではない。
そして、杉原千畝こそ真にその名に値する情報士官だった。
それゆえに沈黙の掟を守ったまま逝ったのだった。


・杉原はバルトの小国リトアニアの領事代理でありながら、
欧州全域に独自のインテリジェンス・ネットワークを築き上げ、
亡命ポーランド政権のユダヤ人の情報将校から、
第一級の機密情報を入手していた。
ユダヤ難民を救った「命のビザ」はその見返りでもあった。


・類い稀なスギハラ情報網は、
彼がリトアニアの首都カナウスからプラハに去った後、
中立国スウェーデンの首都ストックホルムにいた小野寺信(陸軍駐在武官)に、
引き継がれた。
それはヤルタ首脳会談でソ連が対日参戦を約束した「ヤルタ密約」という
最高機密を入手する礎となった。
イギリスの秘密情報部は、欧州発の機密電を密かに傍受し解読していた。


・杉原千畝が「命のビザ」と引き換えに、
全欧の情報網から掴みとった一級のインテリジェンスは、
本国統帥部にいられなかった。
スギハラ情報網を引き継いだストックホルムの駐在武官小野寺信が
発した「ヤルタ密約」の緊急電も、統帥部自ら破り捨てた疑いが濃い。


・21世紀の日本にも、
「傑出したインテリジェンス・オフィサーよ、再び」
と願ってやまない。



・インテリジェンス活動とは、貴重な情報を入手し、
精査し、将来のために役立てる活動である。


・手嶋龍一氏は、優秀なインテリジェンス・オフィサーを
「耳の長いウサギ」に例えたが、まさに至言であろう。
ウサギのように機敏で、決して暴力的ではなく、
長い耳、すなわち範囲の広い情報網をめぐらすことこそが、
インテリジェンスの基本だ。


・本書で明らかにするように、地道で、
気の遠くなるほどの忍耐力を必要とする、
それがインテリジェンス活動だ。


・インテリジェンス・オフィサーの命は、
自分の入手した情報の重要性が理解されるという一点にある。


・ソ連との北満鉄道譲渡交渉こそ、
インテリジェンス・オフィサー杉原千畝の名声を一躍高めた重大交渉であった。
この鉄道は、基本的に清国・中国とロシア・ソ連が共同経営し、
満州の地を東西および南北に走る大動脈であった。


・杉原は、ソ連がどれだけの貨車を持ち出したとか、
北満鉄道の内部のあらゆることを自分の諜報網を使って調べ上げてしまった。
その情報を元に交渉。
最終的にソ連側の言い値の5分の1で妥結した。


・杉原は、ロシア語、ドイツ語、フランス語などに堪能であった。
抜群の語学力、インテリジェンス・オフィサーとしての高い資質が、
ヨーロッパにおける杉原諜報網を短期間に形成することにつながった。


※コメント
改めて、杉原の能力の高さを思い知った。
同時に、日本にも彼のようにクローズアップされない情報マンがいたに違いない。
名も無き情報のサムライたちの一つ一つの努力と思いが、
今の日本に繋がっていることを忘れないようにしたい。


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◆菅沼光弘『この世界でいま本当に起きていること』を読み解く





◆菅沼光弘『この世界でいま本当に起きていること』を読み解く



※要旨


・ドイツにとって、日本はライバル。


・中国において南シナ海は核戦略の要衝。


・海中に潜む核ミサイル基地、すなわち核ミサイルを積んだ原子力潜水艦は、
そう簡単には潰されません。
アメリカの核攻撃に対する抑止力となる。
中国が核ミサイルを積んだ原子力潜水艦を配備しておく場所として、
南シナ海が重要なのです。
南沙諸島は南シナ海の要衝です。
中国にとって「核心的利益」なのです。


・エネルギー資源に恵まれたモンゴル、シベリアが重要。


・日本の敗戦が決まり、ソ連が満州国に乗り込んできたときに満州国は崩壊した。
最後の満州国皇帝、溥儀は日本への亡命を目指した。
そのとき日本軍の輸送機2機が用意された。


・一家の乗り込む輸送機のほかのもう一機には何を積んでいたかというと、
実は金塊なのです。
亡命生活でお金がかかると考え、持ち出した財産です。
もともとは清朝建国以来の財産で、満州国へ運んだもの。


・タックスヘブンは闇の権力の本拠地。
タックスヘブンとは、税金などを優遇して、
外貨獲得のために企業や富裕層を誘致する国や地域を指します。
しかし、タックスヘブンを実施しているほとんどが、
英国に関連した場所です。


・数学者の岡潔氏は、
「死を見ること、帰するがごとし」という形で、
死に対して恐怖を抱くのではなく、懐かしむような気持ちになる。
そして「こういう気持ちになれる日本人は、何でもできます」
と主張している。


・岡さんはいろいろ面白いことを語ります。
数学のいわゆる純粋理論というのは、
日本の伝統文化のうえに咲くものであって、
日本人の感性の上に初めて成り立つものだと言っている。


・誰も解けなかった数学の難問が4つか5つありましたが、
彼は全部解いてしまいました。
しかもそれを感情の問題とだと捉える。
数学ほど理性や論理的なものはないと思うじゃないですか。
だけど、最後の段階では感性の問題になるといっています。


・我々にもっとも重要なことは、
自分たちは何も知らないということ、
何も本当のことをわかっていないという事実を自覚することだそうです。


※コメント
菅沼氏は元・公安調査庁調査第二部長である。
若い頃、ドイツの諜報機関のゲーレン機関に研修を受けた経験を持つ。
彼の裏話や昔話は、躍動感があり面白い。


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◆元諜報マン、菅沼光弘『北朝鮮の真実』動画セミナーご紹介。



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今回の緊急動画セミナーでは、

「日本最後のスパイ」と呼ばれた男、
元公安幹部、菅沼光弘氏が、
日本人だけが知らない北朝鮮の真実、
日本を陥れるための世界的な謀略、
について暴露する映像をお届けします。




◆菅沼光弘『スパイからの遺言:この国を守るために何が必要なのか』を読み解く




◆菅沼光弘『スパイからの遺言:この国を守るために何が必要なのか』を読み解く


菅沼氏は東大法学部を卒業後、公安調査庁に入る。
西ドイツの情報機関であるゲーレン機関に研修・留学。
それはマインツ大学留学という名目。
その後、公安調査庁ひと筋に情報マンの道を歩む。


※要旨


・情報機関ならば未来永劫、継続することが極めて重要。
繰り返しになるが、情報機関の価値というのは過去の蓄積だ。


・岸信介さんは、よく写経をやられていた。
般若心経です。
ではなぜ、写経が必要だったのかというと、
確信を持って悪いことをやっていたからです。
国家のためならば、たとえばスカルノを買収せねばならない、など。


・当時私のいた公安調査庁に、帝国陸軍時代に情報機関に所属していた人がいました。
その人がソ連軍に関する書籍や新聞、公開資料をずっと分析しており、
ソ連軍の行動を計算、予測していた。
そして、「ブレジネフ書記長は12月何日までにアフガンに侵攻する」
と極めて正確な予測をしていました。


・戦争とは一体何なのか、安全保障とはいったい何なのか。
現代の文献でもってアメリカの国防政策が理解できても、
その裏に流れているものがある。


・特に欧米人と夜にじっくり話をすると、
向こうは必ずお酒を飲みながら歴史談義になります。
しかも、よく勉強しています。


・我々日本人は古典というと、中国古典だが、
アメリカやヨーロッパの人は古典といえばまず聖書です。
聖書というのは、本当に凄まじい文書です。
人間の本質が至るところで赤裸々に描かれている。
聖書は聖典であると同時に、古代ローマ以来の西欧人の歴史書です。


・沖縄に駐留するアメリカの海兵隊というのは、
日本を守るために駐留しているのではなく、
朝鮮半島で有事が起きた際に、北朝鮮の核を処理する、
つまり韓国側に渡さないために沖縄にいるのです。
沖縄海兵隊の最大の任務は、
「核兵器を韓国側に渡さないこと」
と、実際に米軍関係者は語っています。


・私は長いこと情報の世界に生きてきた。
そこで培ってきた視点は、普通の人とはまったく違う世界観であり、
この世界観こそが真実なのである。
真実とは、現象の周辺に存在するすべてのこと、
および過去、歴史を知らなければ見えてこないのだ。


・「歴史の潮流を掴み、その歴史観を将来に投射する」

情報活動の本質をそう喝破したのは、
戦前戦後に西ドイツの情報活動を牽引したラインハルト・ゲーレンである。
私はベルリンの壁が建設された1961年に、
西ドイツに留学し、直接ゲーレン氏から薫陶を受けた。
さらに公安調査庁では戦前戦中に旧日本陸軍で一線の情報活動に携わっていた人たちから
直接その実体験を聴き、情報員としての手ほどきを受けてきた。


・情報のプロというと、いわゆるテクニックなどに目が行きがちだが、
過去において敵は何をしてきたかという歴史も学ばなければ、
将来を見通すことはできない。
しかし、もっと重要なことがある。
それは優秀なことに加えて、国を愛する心だ。


※コメント
彼の35年間におよぶ情報活動は、いろいろなことを教えてくれる。
情報とは何か、諜報とはなにか。
ストーリーを通して先輩から学ぶことは多い。


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元公安幹部、菅沼光弘氏が、
日本人だけが知らない北朝鮮の真実、
日本を陥れるための世界的な謀略、
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◆リチャード・オルドリッチ『日米英「諜報機関」の太平洋戦争』を読み解く




◆リチャード・オルドリッチ『日米英「諜報機関」の太平洋戦争』を読み解く


※要旨


・日本の情報活動は、その行動パターンを欧米の目で見ると一見、素人風であったが、
1942年以前のシンガポールでの英軍の配備・作戦計画を驚くほど詳細に把握していた。


・アジアでの情報活動に生涯かかわり続けた、
ある英国政府当局者は次のようにいっている。
「情報はチーズのようなものだ。
自分の好きなものか、先週買ってみたものを買うものだ」


・帝国システムの諸問題に関するOSSのドノバンからの報告は、
ルーズベルト大統領の事態の見方に一定の枠組みを与え、
大統領自身が報告内容に関し直接対応をとることもしばしばあった。
こうした報告資料の量はかなりに上り、
いまでも残っている国務省とホワイトハウスの資料を見ると、
OSSの調査分析部にいた元大学教授の情報調査員らによる報告が溢れている。


・ロジャー・ルイスは次のように述べた。
「戦略情報局(OSS)のさまざまな研究報告と並行し、
特別研究部では膨大な情報と提言を蓄積していた。
実際の領土問題での決定の段になると、
国際的な会議に出ていた米国代表団はこの蓄積された膨大な情報を利用した。
そうすることで、米政府としての考え方に一種の一貫性ができた。
政府当局者や諮問役を務める学者たちは、
さまざまな問題に関して実に長い時間をかけて報告をまとめ、
最終的にはかなり大きな影響を及ぼしたといえる」


・インドにおけるOSSの活動は、
極東戦争での同盟国間の情報外交の複雑さを物語る。
それは英国と米国が理解する「帝国」の中心にインドが位置していただけでなく、
戦争期間中を通じてインドの政治情勢が不安定だったためだ。


・インドの経済、政治状況に関するOSSの報告の量と範囲は驚くほどで、
アメリカ国務省はこれらの問題が対日軍事作戦の遂行とは不可分であると確信した。


・アジアの他の地域での業績がぱっとしない英国秘密情報部(SIS)だったが、
中国では成功し、重要な任務達成ぶりを示していた。
中国での見せ掛けにすぎないような戦争を背景に、
SISは伝統的な力量を反映し、
長期的視野に基づく政治・経済報告作業に集中することができた。


・本書は、公開された英諜報機関の第二次世界大戦中の文書をはじめ英米の公文書、
関係者の日記、自伝、研究者による著書、論文などを広範に渉猟してまとめたものだ。


・本書前半の叙述の中心であるシンガポール陥落と真珠湾攻撃をめぐる情報活動の検証は、
たとえ情報活動がうまくいっていても、それが政治の方向性に沿っていないと、
無視されてしまうという冷酷な現実を明らかにしている。


・本書では、チャーチル、ルーズベルトのアジア戦後構想をめぐっての考え方の違いという、
「大きな枠組み」が、英米の情報、謀略、
工作活動に具体的に反映されていたことが詳細に明らかにされた。


・太平洋戦争とは、アジアが大英帝国の自由貿易・植民地システムから脱し、
米国による門戸開放・米覇権システムへ組み込まれていく過渡期であったということが、
本書の諜報活動の描写で具体的に見えてくる。


※コメント
アメリカ側の文献を見てると一方的な見方になってしまう。
英国人が書いた本書のようなものを読むと、違う視点でかかれており面白い。
いろいろな国の人の書いたものを読み漁ってみたい。


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◆キース・ジェフリー『MI6秘録:英国秘密情報部1909−1949、上巻』を読み解く



◆キース・ジェフリー『MI6秘録:英国秘密情報部1909−1949、上巻』を読み解く


※要旨


・本書は、イギリス秘密情報部(SIS)の歴史において画期的なものだ。
前長官ジョン・スカーレットの主導で、SISは設立100周年記念に先駆けて、
自らの創設から40年間の歴史に関する、
信頼に足る独自の歴史書の執筆を依頼することを決めた。


・その目的は、広い層に読まれながらも国家安全保障を傷つけることなく、
SISの起源や、過酷な歴史においてそれが果たした役割を説明することによって、
SISに関する一般の理解を深めることにある。


・なぜ1909年から1949年に焦点を当てるのか。
第一に、SISの最初の40年間は、イギリス連合王国の存亡に関わる時期に当たっているからだ。


・第二に、1949年は、われわれの専門的な仕事が、
冷戦に関わる目標と手法に移行する分岐点といえる年だからだ。


・第三に、これがもっとも重要なのだが、
1949年以降の歴史の詳細は、まだ公にするには危険するぎるからである。


・一般にMI6として知られるイギリス秘密情報部(SIS)は、
世界で継続的に存続している最古の対外情報収集組織である。
1909年に新しい秘密活動局の外国部として設立され、
始まりは地味だった。


・40年を経て、冷戦初期には、近代的で専門的だと認められる基礎の上に確立された、
英国の価値ある常設機関にまで成長した。
この時期の大半、SISはイギリスの通信情報に関する作戦行動の監督にもあたったが、
本来は人的情報機関である。


・SISは、情報活動がまったくなかったところに現れたわけではない。
何世紀もあいだ、英国政府は場当たり的にひそかに情報を集めていた。


・17世紀、国が特別な脅威を受けた際、
歴代の国務大臣がスパイの情報網を作った。
外務省は1782年の設立以来、毎年国会で承認される秘密活動費、
あるいは機密費とされる財源を使い、さまざまな秘密の手段を用いて、
敵に関する情報や警告を集めた。


・秘密情報部は、80年以上にわたってイギリス政府に公に認められることがなく、
1994年の情報部条例で初めて正式に法的基盤を与えられた。


・歴史的なイギリスの秘密主義や情報活動に関する公的な沈黙を考えると、
どのようなものであれ一般的に入手できる歴史書の執筆が、
しかも独立した職業的歴史家に依頼されたのは驚くべきことだ。


・総じて人的情報活動の物語は一般に、
残忍で熟練したスパイやマタハリのような美女が、途方もない、
戦争の勝敗に関わるような情報をみごとに獲得するといったものではない。
むしろ危険に満ちた状況で大きな絵を完成させるために、
何千人もの男女によって集められた、
必要とされる小さな情報のかけらによる点描画のようなものだ。


※コメント
世界的に評価の高いSISも初期のころは苦労したそうだ。
権限争いや資金調達、人材確保などなど。
いつの時代でも同じ課題だ。


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◆キース・ジェフリー『MI6秘録:英国秘密情報部1909−1949、下巻』を読み解く







◆キース・ジェフリー『MI6秘録:英国秘密情報部1909−1949、下巻』を読み解く


※要旨


・英国秘密情報部(SIS)が第二次世界大戦を生き残ったという事実は、
まずは政府暗号学校(GC&CS)の素晴らしい、おそらく評価しきれないほど、
貴重な仕事に帰するものだった。


・暗号解読と貴重なウルトラ暗号情報は、
戦争中の連合国の政策や作戦行動に莫大な情報をもたらした。
GC&CSは、SISの管理下に置かれたので、
その情報はSISの経路を通じて配布された。
チャーチル首相には、しばしばミンギス長官によって個人的に渡された。


・1949年、ミンギスSIS長官は国内外に2000人を超える職員を持った。
1909年にカミング中佐が新しいオフィスに一人で座って何ができるのだろうと、
考えていたところから、かなりの道のりを踏破した。


・だが彼らが直面している仕事は基本的には同じだった。
カミング、シンクレア、ミンギス、彼らの同僚たちは、
イギリスの世界中の国益に向けられた脅威と挑戦について、
政府に秘密裏に慎み深く情報を知らせるという職務、いや栄誉を担っている。


・イギリスが屈指の民主主義国家として、ふたつの世界大戦と、
20世紀前半の数々の平時の危機を行き抜いたのは、
一部にはSISがその主な役割を演じた、今も演じているインテリジェンス・コミュニティの
成功によるものに違いない。


・SISそのものが永続的でますます専門的な情報機関として生き残ったことは、
その回復力と責任感と団結力のさらなる証拠である。


・映画「007」シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドが所属する、
英国秘密情報部(SIS)は実在する組織である。
ただし現実のSISオフィサーたちは、ボンドのように颯爽とアストンマーチンで登場し、
ワルサーPPKを撃ったりはしない。


・職員はれっきとした公務員であり、その業務は、
控えめに言えば情報収集や分析を中心としたもの、
やや誇張して言えば外交官やジャーナリストなどの肩書をもって世界中を飛び回り、
各国の社交界で情報を集めたり、外国スパイと情報交換をすることである。


・SISというのはイギリスでは長らく公然でありながらも秘密の組織であった。
イギリスではSISが登場する小説や映画は数多くあるが、
SISの実像について把握することはなかなか困難であった。


・そのためイギリスのアカデミアは、
インテリジェンスの現実を知るための研究を積み重ねてきたのである。
例えばゲンブリッジ大学のアンドリュー教授による『シークレット・サービス』は、
歴史資料に裏打ちされた学術的研究として評価が高い。
アンドリュー教授は、SISがその存在さえ公式に認められていなかった時代に、
他の政府機関の公文書や政治家、官僚、軍人などの回想録に断片的に残る情報部についての
記録を丹念に掘り起こし、それを一冊の書物に纏め上げるという偉業をやってのけた。


・本書の内容は、主に3人の長官である、カミング、シンクレア、ミンギスを軸にして、
SISの組織的変遷と情報収集活動について細かく書かれている。
その歴史はイギリスにおける対独脅威論の高まりと大英帝国を防衛していくための必要性から、
秘密活動局という名で設置が決定したことに始まる。


・このころのSISは対外情報機関であると同時に、
ホワイトホール(官庁街)での組織防衛に苦慮する官僚組織でもあった。
創設以降、軍部に吸収されそうな局面も度々あったが、
2度の世界大戦における貢献と3人の有能な長官の存在によって、
SISは確固たる地位を築き上げることに成功したのである。


・その後、イギリス国民の間でその存在が知られるようになるのは、
1962年に007シリーズが映画化され、
さまざまな関連書籍が出版されるようになってからの話である。
しかし、SISはまさに「秘密」情報部として、
現在もイギリスという国家を守り続けているのである。


※コメント
読み応えのある膨大な記録である。
ぜひ原書でも読んでみたい。
やはり情報機関がきちんと機能するまでには時間がかかるようだ。



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◆佐藤優『プラハの憂鬱』を読み解く




◆佐藤優『プラハの憂鬱』を読み解く


※要旨


・趣味というのは、ライフワークということでもある。
仕事に関わらず学生時代からのテーマを研究し続けることはとても重要。


・私は外務省のロシア語研修の一環で、
イギリスの陸軍語学学校でロシア語を学んだ。
宿舎の将校食堂は8時までやっている。
英国軍はドレスコードが厳しく、
夕食時はネクタイと上着の着用が義務づけられている。


・サロンには新聞があった。
高級紙だけでなくタブロイド判の大衆紙もある。
将校は必ず高級紙を手に取る。
このときどこの新聞をいちばん初めに読むかで、その人の政治的傾向がわかる。


・私はチェコの神学を研究したかったため、
ロンドンの亡命チェコ人が経営する古本屋を見つけた。


・英国海軍将校の友人はこう解説してくれた。
「一般論としてインテリジェンスの世界の人たちは、
飛び込みで誰かがアプローチしてくると警戒する。
もっとも相手は古本屋を経営しているわけだから、
飛び込みで新しい人脈を開拓することも考えているのだと思う。
その古本屋はとても不思議な感じがするな」


・チェコ人はどんなことでも首を突っ込む。
この世界で起きているすべてのことを知ろうとする。
チェコ人でチェコ語以外にドイツ語、英語、フランス語、
ロシア語を上手に操る知識人はたくさんいる。
われわれはヨーロッパでもっとも外国語に堪能な民族だと思う。
それは世界で起きているいろいろなことを知らないと、
生き残ることができないという強迫観念がチェコ人に強いからだ。
(古本屋店主・亡命チェコ人)


・優れた思想家は、優れた編集者だ。
過去の資料はそれこそ無限にある。
そこから何を選び出し、どうつなぎ合わせるかによって物語が形成される。


・この英国陸軍語学学校(ベーコンズフィールド)では、英連邦だけでなく、世界各地の将校を招いている。
英語を教えるとともに、中東、アフリカ、アジア、
中南米などの軍人とネットワークをつくっておくことをイギリス人は何となく考えている。
何となく考えるのがイギリス人の特徴だ。
ドイツ人のように物事を詰めて考えない。
また、アメリカ人のように実証的なデータを分析して予測するという方法もとらない。
これまでの経験を踏まえて、ゆるやかな人脈をつくるのだ。
将来、佐藤が日本外務省幹部になるか、政治家になれば、
ベーコンズフィールドの同級生や同窓生が現れる。
こういう方法で、英国はアフリカ、中東、中南米の非民主的な国家の王族や、
軍事独裁政権幹部と良好な関係を維持している。
(友人の英国海軍将校)


・ロシア革命前のロシア語の文献は、大英博物館の図書館にほとんど入っている。
きちんとしたコレクションがある。
大英帝国にとってロシア帝国は仮想敵国だった。
ロシア帝国がソ連と名称を変えても、敵対の構造は変わらない。
第二次大戦前から1950年代初めまで、
モスクワの英国大使館で勤務する文化アタッシュは、
ソ連で刊行された書籍やパンフレットを網羅的に入手してロンドンに送っていた。


・ロシア人の生活の文法、内在的論理をつかむためには、
できるだけ普通のモスクワ市民に近い生活をすることだ。
モスクワ国立大学に通う間は、なるべく自家用車を使わないで、
地下鉄、バス、路面電車などの公共交通機関を使うこと。
(亡命チェコ人のアドバイス)


・一般の商店を利用して、普通のロシア人がどういう生活をして、
どの物資が欠乏して、何を買ったときに喜ぶか、皮膚感覚で知っておくことが重要。
それからロシアの高級紙だけではなく、
夕刊紙や生活に密着した記事が載った雑誌にも目を通すこと。
また、ロシアのテレビを見る。
そこから普通のロシア人がどういうことで喜び、怒るかを知る。
これは実際にロシアで生活しないとわからない。
(亡命チェコ人のアドバイス)


※コメント
佐藤氏の記憶力に驚く。
20年以上前のことを細かく覚えている。
これらは彼の仕事や作家活動に役立っているようだ。




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