『国際インテリジェンス最新事情』

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◆地政学

◆奥山真司『地政学で読み解く世界情勢』、動画インタビュー。




◆奥山真司『地政学で読み解く世界情勢』、動画インタビュー。



※注目のポイント


・シーパワーという世界のシステムの中で、
中国の力が伸びている。


・中国は超大国意識を持ち始めている。


・中国(北京政府)は、
自らがアメリカ以上の大国であると、思いはじめている。


・中国がシーパワーを持っていないのに、
大国意識を持ち始めるとやっかいなことになる。


・勘違いした状態で暴発すると、
大変なことになる。


・中国は南シナ海にシフトしている。
これは日本の報道でも注目されていない。


・南シナ海や台湾海峡が危機の震源に
なり始めている。


・中国は、自分たちは
シーパワー化したと思っている。
もともとランドパワー化しているので
両生類の国家を目指している。


・「一帯一路構想」によって
地域における覇権の確立を目指している。


・中国は、おもに世界の以下の港を押さえている。

ジブチ
ダーウィン港(オーストラリア)
ハンバントータ(スリランカ)
グワダル港(パキスタン)
チャウピュ(ミャンマー)

→これらを押さえることで
シーパワーの覇権を目指している。


・マリタイムパワー
→同盟国のネットワークを使うやり方。


・北極海や北朝鮮問題に世界が注目しているなか、
中国は、自らの核心的利益である
南シナ海の進出を虎視眈々と、行っている。


・中国は帝国的過剰拡大に
陥る可能性がある。


・中国は、イケイケ、ドンドンに
なっている。
やりすぎると、反転する場合がある。


・拡大いていくと、
維持するのが大変になる。
維持費が多くなり、きつくなる可能性あり。





★奥山真司『地政学で読み解く世界情勢』
インタビュー動画の詳細は、
こちらから↓


http://directlink.jp/tracking/af/693532/yhbvtMq8/





◆奥山真司氏、プロフィール




地政学・戦略学者


1972年神奈川県生まれ。


イギリスのレディング大学及び同大学院で
著名な国際政治学者コリン・グレイ教授に師事、
修士号及び博士号を取得。

現在、国際地政学研究所上席研究員、
青山学院大学非常勤講師を務める。
地政学や戦略学に関する複数の著書を刊行している他、
翻訳も多数手掛けており、最近刊には、『真説・孫子』(デレク・ユアン著・翻訳)や、
『ルトワックのクーデター入門』(エドワード・ルトワック著・監訳)等がある。




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世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。

















★コリン・グレイ『戦略の未来、戦慄の未来像を直視せよ』新刊、予約開始。(奥山真司氏 、翻訳)



新刊、予約開始。
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(奥山真司 、翻訳)
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★内容紹介


→戦略の歴史は人類の歴史と同じくらい古い。


→将来にわたって私達はこの不愉快な現実から逃れられないのだ。


→ルトワックやクレフェルトと並ぶ世界三大戦略家の一人コリン・グレイは、
古今東西の戦争や戦略家を論じつくし、
時代や場所を越えて通用する「戦略の一般理論」を指し示す。


→新クラウゼヴィッツ主義のエッセンスを伝える必読の一冊。


◆奥山真司『世界を変えたいなら一度「武器」を捨ててしまおう』を読み解く



◆奥山真司『世界を変えたいなら一度「武器」を捨ててしまおう』を読み解く



※要旨


・戦略学で言う「戦略」とは、簡単に言えば「その戦争にどう勝つか」というレベルの話。


・欧米社会は自国の有利となるようなルール作りをする。
彼らは歴史的に見ても、管理する、コントロールするという思考の蓄積があり、その文化が根付いている。


戦略とは何かと簡単に言ってしまえば、
「自分の思い通りにする」「自分の思い通りになるようにコントロールする」ということ。


・ビジョンやミッション、アイディンティティや思想、宗教観や歴史観というものは、
戦略的思考に直結すると考えられる。
同時に、多くの日本人にはこれが薄いため、戦略的思考が弱いことがわかる。



・戦略を考える前提として「3つのイメージ」がある。

その中で一番大事なのが、ファーストイメージ。
それは、すべて「あなた」が原因であるという考え方。

つまり「あなたにとっての世界、つまりこの今現在に、もし不都合な現状があるとしたら、それはすべてあなたが原因である」というもの。


・ファーストイメージ持っている人は、わがままというか、自分の我をちゃんと持っている人。
言い換えれば、強烈なまでの自己責任を持っているということ。
これは将来リーダーになっていくための絶対条件。
世の中を変えるのは、結局は自分しかいない。



・ビジョンはファーストイメージに帰結する。
ビジョンを磨くために抽象的なことを考える。
抽象的に物事を考える訓練をしていかなければ、ビジョンが磨かれない。


・人生には「世界観」よりも上のレベルが存在する。
この概念はアイディンティティよりも上のレベルで「死生観」「宇宙観」とでも呼べる段階。
死の瞬間を基準に考えると、今何をすべきかが分かる。


・死生観が見つかれば、逆にこの下の階層に対してはまったくブレなくなる。
自分は何を残していかに死んでいくかということが分かっている人は、やはり「凄み」がある。


・戦略には、2つの意味が隠されている。
「順次戦略」と「累積戦略」である。



・順次戦略とは、目標を決めて、物事を連続して進む戦略。
すごろくゲームみたいなもの。
第二次大戦のアメリカを例に取ると、
まず真珠湾の基地を修復して、日本軍の占領している島を順番に攻めて、東京を目指すというもの。


・累積戦略とは、成果をだんだんと貯めていく戦略。

アメリカの例だと、潜水艦を使い、日本の輸送船を魚雷で撃沈していった戦略。
一つ一つの効果はすぐに分からないが、あるとき日本側の補給が急に厳しくなり、音を上げるといもの。

ボクシングのボディブローみたいな感じ。


・累積戦略とは、言い換えると、少しずつ積み重ねるとあるとき突然に効果が出るいわば「見えない戦略」。


・順次戦略と累積戦略は、両方を使い、同時にやることが超重要。
どちらが良い悪いの問題ではない。



※コメント
奥山真司氏は、地政学・戦略学者であられる。
今回は、人生についての本ということで興味深い。

この本を読むと勇気と自信が自然と湧いてくる。
人生に対するモヤモヤしたものが、すっきりとする感覚を味わえる。
国家戦略も人生も、根っこは同じであるという本質的なことを気づかせてくれる。



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◆地政学・集中講義(奥山真司さん)、リアルインサイト。



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(月額4,980円)




★主な内容。


・大国は「悪の論理」で「世界を管理」している。


・大航海時代から19世紀までの地政学の歴史とは。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。

◆奥山真司『悪の論理で世界は動く:地政学、その2』を読み解く



◆奥山真司『悪の論理で世界は動く:地政学、その2』を読み解く


前回の続き。



※要旨


・ナポレオンは「その国の地図を見せてみろ、そうすればその国の対外政策はわかる」と言った。


・世界は「戦略の7階層」で国益を考えている。
→世界観、政策、大戦略、軍事戦略、作戦、戦術、技術。



・政治家は「世界の中でわが国はどうやって生きていくのか」という視点を欠いて国家の運営は不可能である。


・国家のビジョンはお利口な優等生的なものである必要はまったくない。


・自分の立場をよくわきまえていて、
しかも明確な目的を持つ者は、個人であれ企業であれ国家であれ、絶対的に強い。



・北方領土は、ロシアが自国の国益を守る(日本から資金を引き出す)ための政治カードなのである。


・「悪の論理」から言えば、北方領土を保有しているということは、
ロシアにとって日本をコントロール下に置いておくことを意味している。


・日本がどんなに高い技術を持っていても、
「それを使って何を実現するか」という「世界観」や「政策」がなければ、
どんなに高い技術もガラクタ同然なのである。


・アメリカは、グリーン・ニューディールよりもロボットを
真の次世代産業として期待している節がある。



・古代インド名宰相カウティリアの著書『実利論』には
「隣国に攻め込まれないために、その隣国と反対側にある国と手を結びなさい」と書いてある。


・地政学の大きな特徴の一つとして、
ものごとを非常に大きい観点から単純化して見ると言うことがある。


・近代の地政学で重視されていることは、
相手を打ち負かすことではなく「コントロールすること」にある。
自国に歯向かってこないように牙を抜き、自国の製品や債権を買わせたり、
原材料を安く調達したりできる関係を築くことなのである。




・最近の重要なトピックが、北極海にある、いわゆる「北東航路」の誕生という新たな地政学的転換である。


・中国の最終目的は、唐の時代の領土回復である。


・中国は過激な論文を北京大学の教授などに発表させる手段をたびたびとる。
つまり、あくまでも非公式な形で過激な主張を展開し、観測気球を上げて相手の反応を見る。
意外に反応が薄ければ「いけるかもしれない」と実際に進出をはじめる。
反発が強ければ「政府は関知していない」とかわせばいいだけである。



・19世紀のイギリスの首相であるパーマストンは
「大英帝国には永遠の友も、永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」と言っている。
これこそが国際社会の真実の掟である。


・現実に客観的な数値上の優位性が崩れたかどうかではなく
「そう思われている」ということが政治的には重要な意味を持つのである。


・すなわち、現実にアメリカの力が衰えたどうかでなく
「アメリカもそろそろ終わりだな」とか「やきがまわったな」という雰囲気が世界中で起こっていることが重要なのである。
実際、中国や中東などは「いまだ」とばかりに攻勢を強めている。


・世界の国々は、そんあ御大層な思想で動いているわけではない。



・日本人は、普段はおっとりのんびりしていて危機管理能力も低いが、
危機に陥ったときの集中力はしっかりと備わっている。


・外交戦略で必要なのは「余裕」と「ずる賢さ」である。


・中国などでも、尖閣諸島の領有権を突然主張したりするわけだが、
彼らの胸の内を聞いていると、どうやら「吹っかけてみて、日本が引いてくれたらラッキー」と
いった程度の動機で、意外に深く考えずにやっているにすぎない。
いい加減でいいということではないが、
それくらいの柔軟なスタンスで外交に挑むこと、交渉事もかえってやりやすくなる。


・日本が独立を目指すなら、インド、北欧、台湾などと手を組むとよい


・日本人は、悪の論理である「地政学」と「リアリズム」の思考法を身に付けなければならない。



※コメント
まだまだ日本には浸透していない地政学であるが、
より早く学ぶことによって、
この日本の戦略をリードしていきたい。



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★主な内容。


・大国は「悪の論理」で「世界を管理」している。


・大航海時代から19世紀までの地政学の歴史とは。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。

◆奥山真司『悪の論理で世界は動く:地政学、その1』を読み解く




◆奥山真司『悪の論理で世界は動く:地政学、その1』を読み解く


※要旨


・日本人には「日本は世界でどうありたいか」という国家のアイデンティティが欠けている。


・中国もアメリカも当然のように地政学の観点をもとにして国家戦略を運営している。


・日本でも戦前までは地政学を研究して国家戦略に応用していた。



・「国家はサバイバルと利益をかけて闘うものなのだ」(現実主義者)


・現在の地政学では、
「他国を自国の利益(国益)のためにいかに効率よくコントロールするか」
という点に研究の重きが置かれている。


・安易に軍事力に頼らず、経済や外交の力を使って
巧妙に自国の国益を拡大していこうとしているのが現状である。
そのような力学を暴くのが「悪の論理」である、現在の地政学の概念である。



・世界は陰謀と謀略が渦巻いている。
日本だけがカヤの外でいられるわけはないのである。


・「脅威の存在」は、何も中国だけに限らない。
日本を取り巻く国には、ロシア、韓国、北朝鮮、台湾などがある。
どこでも考えていることは同じだ。
自国の権益を拡大するために、必死の戦略を仕掛けてきているのである。



・日本も国際法などを無視して、無理やり他国を領有し、富を簒奪しろというわけではない。
少なくとも、相手の手の内、頭の中身を知っておかなければならない。


・中国やアメリカなど、外国のエリートたちの戦略眼、
その背後にある思想、世界観、哲学を知ること。
彼らの発言や行動の裏にある狡猾な罠を見抜かなければならないのである。


・彼らの「悪の論理」を見抜く方法の一つが、地政学である。


・地政学はそれを知らない人にとっては単なる「悪の論理」になるが、
知っているものにとっては「解毒剤」や「ワクチン」にもなる。




・地政学を使うことにより、中国やアメリカはこれからどうしようとしているかを見抜き、
日本はこれからどうするべきなのか戦略を組み立てていくことができる。
国家の運営に絶対必要な学問なのである。



※コメント

新聞でなぜあの大国がこういう動きをするのか、発言するのかがこの本を読み、よく分かった。
日本の政治家、官僚、外交官たちはこの本を今一度読んでほしい。

この本が日本に広まることは、日本の国としてのレベルが上がるであろう。
今まで地政学とか戦略とかの本は、難解な言葉で書かれたものが多かったが、
奥山氏の本は学生でも理解できる。



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★主な内容。


・大国は「悪の論理」で「世界を管理」している。


・大航海時代から19世紀までの地政学の歴史とは。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。

◆奥山真司『南シナ海紛争:なぜ習近平はアメリカと近隣諸国を敵に回すのか』を読み解く




◆奥山真司『南シナ海紛争:なぜ習近平はアメリカと近隣諸国を敵に回すのか』を読み解く



奥山氏は、戦略学博士であり地政学の専門家である。


※要旨


・中国の海洋進出は軍事的プレゼンスの拡大とか、
海洋権益の確保などという今日風な目的以前に、
19世紀から20世紀前半にかけて、
日本を含む列強に奪われた「青い領土」を
取り返すという感覚が強いのです。


・一言でいえば、「レコンキスタ(失地回復)」。
もともと自分たちのものなのだから、
それを奪い返すのは彼らにとって「侵略」に当たらない。
その振る舞いが近隣諸国には高圧的に映るのです。


・中国は、南シナ海をあくまで「失地回復」であり、
国内問題だと考えている。


・地政学では、富を求めて海に張り出そうとするランドパワー(陸上勢力)と、
それを抑え込もうとするシーパワー(海上勢力)の相克が人類の歴史と考える。
ランドパワーの雄である中国が失地回復を目指して、
海に張り出してきたのが今の局面といえるでしょう。


・歴史的にみると、世界に覇を唱えた大国は、
常に支配海域を内海化してきた。
同様に覇権の拡張期にある今の中国も、
東シナ海と南シナ海の内海化を目指している。


・東シナ海の要は台湾で、中国政府は台湾だけは何としても、
手に入れたいと考えている。
戦争してでも獲りにいく腹を固める一方で、
台湾との経済的、文化的な交流を深めて、
事実上の同一経済圏や文化圏に巻き込んでいく同化政策も視野に入れている。


・中国は第一列島線(沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島に至るライン)
を自国の防衛線と考えていて、海軍を展開している。
台湾を獲って第一列島線をシーレーン(海上交通路)とした場合、
中国にとって次の懸案は沖縄の存在です。


・沖縄を獲れば東シナ海は完全に内海化できますが、
米軍が居座っている現状では武力で獲るわけにいかない。
しかし、沖縄と日本政府の対立状況に、
北京はほくそ笑んでいることでしょう。


・地政学的な観点から中国の海洋進出について説明してきたが、
そこに統一的な意思や戦略思想があるのかといえば、
実はないのではないかと私は考えています。


・要するに戦略ベースではなく、
能力ベースで「できることは全部やる」ということ。
AIIBも主導するし、インフラ投資や裏金で地域の国々を買収する。
人工島を造れば、空母も建造する。
「カネがあるのだから、やれることは全部やってしまえ」
という戦略なき戦略です。


・中国のもうひとつの行動原理が「抵抗最弱部位」。
中国は相手が弱くなった箇所に攻め込むのを大得意にしている。


・空白地帯を中国は突いています。
在日米軍が沖縄から撤退することにもなれば、
一気に中国の攻勢が強まるのは間違いありません。



※コメント
南シナ海における中国の行動の謎がよくわかるレポートである。
この状況を十分把握しながら、対中国戦略を考えたい。


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★主な内容。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。


・「ランドパワー」「シーパワー」「ハートランド」「リムランド」について。


・日本が「真の独立」を達成するために最も必要なこととは何か


◆ダイヤモンド『地政学・超入門:世界史と地図で学ぶ国際情勢』を読み解く




◆ダイヤモンド『地政学・超入門:世界史と地図で学ぶ国際情勢』を読み解く




※要旨


・複雑怪奇な国際情勢を理解するためには、
地政学的な見方の重要性が増している。
地政学では、ある地域の政治、経済、軍事、
社会的な動向には、
その地理的な位置や形が大きな影響を与えている。


・またその地域や民族が持つ行動原理を知るには、
現在に至る歴史を知ることも不可欠だ。
地図と歴史を武器に、
激動する世界を読み解いていこう。


・ロシアの高等教育機関においては、
地政学が必須科目だ。
そもそもロシア人は、こう考えている。
「われわれは、欧州大陸とアジアの間を結ぶユーラシア
という独特の地域に根ざしている。
従って、そこには独自の発展の法則がある。
ユーラシアにはロシアの掟が適用されるべきだ」


・戦後の日本では禁断の学問である地政学は、
「大戦略」のツール。


・ポルトガル、スペイン、オランダ、
英国、そして米国。
大航海時代以降の覇権国家が世界を支配できた理由は、
軍事力だけではない。
世界中から富を集める経済システムも構築したのだ。


・地政学と文字にすると何だか小難しい学問のように感じるが、
簡単に言えば「国は引っ越せない」
ということだ。
引っ越せないことを前提に、
政治や経済や外交を考えてみましょう、
というのが地政学だ。


・地政学は複雑で難しいといわれるが、
その原因は歴史に対する理解の浅さにあると思う。
大まかにでも世界史を勉強しておかなければ、
地政学を理解するのは難しい。


・日本企業に勤めていても、
外国人との交渉は必然的に増える。
そんな中で歴史も地政学も知らないとどうなるか。
交渉相手から下に見られ、
交渉を有利に進めるのが困難になることは必至だ。


・もちろん交渉は教養だけで決まるわけではない。
しかし、人とのコミュニケーションにおいて
雑談は非常に重要だ。
人は雑談を通して相手の力量を測るからだ。


・教養を身につけるには、
まずは世界史から始めるのがよいと思う。
世界の歴史の大まかな流れをざっと頭に入れておく。
その次に宗教。
そしてその後に地政学だ。
地政学とは国と国との関係性を研究する学問なので、
各国の歴史や宗教を知っておけば、
より理解が深まる。




※コメント
徐々に広がる地政学の情報。
より幅広く浸透して、正しいメソッドを学びたい。
そのためには、地道に学習したい。


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★主な内容。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。


・「ランドパワー」「シーパワー」「ハートランド」「リムランド」について。


・日本が「真の独立」を達成するために最も必要なこととは何か




◆曽村保信『地政学入門』を読み解く





◆曽村保信『地政学入門』を読み解く


※要旨



・地政学といわれるものの内容はそう珍しいことばかりではない。
歴史、地理の現実を振り返ってみて、
それから情勢に対応するための何がしかのヒント見出そうとする天性をわれわれは備えている。


・そうした情況下で、ひとまず世界の現実を大きく整理しみる考え方のひとつが、すなわち地政学である。
微妙に千変万化する外交戦略を立てる上での、大前提の考察ともいうべきだ。


・地政学の勉強には、地形図と政治地図とを重ねあわせてよく見ることが大切。
まず、地球儀を片手にして、徹底的にそれに親しむこと。
世界のあらゆる地方の相対的な距離関係は、平面的な地図だけでは感覚的に絶対にわからない。


・昔、よく陸軍の指揮官は地図を見ながら作戦計画を練るが、
海軍の士官は地球儀を見ながら戦略を考えるといわれた。


・マッキンダーの「ハートランドの理論」はその字面から想像されるところと違って、実は海上貿易国家の発想から生まれたものだった。
マッキンダーはロンドンスクールで経済地理を講義していたことからも知られるように、
本来きわめて実用的な思想の持ち主だった。
したがって彼の地政学を一貫しているのは、
主として交通手段を意味するコミュニケーションの発達が、いかに歴史を変えてきたかという考察である。




・近代ドイツ帝国の初代宰相だったビスマルクの外交政策の骨子は下記のとおり。


一、まず三帝協約(ドイツ、オーストリア=ハンガリー、ロシア)によって、東欧陣営の結束をはかる。


一、三国同盟(ドイツ、オーストリア=ハンガリー、イタリア)によって中欧の勢力を固める。
これは神聖ローマ帝国の遺産の継承という意味も含まれていた。


一、バルカン問題の調整。
旧オスマントルコ帝国の領域内は、古くから民族間の移動が激しいところで、宗教の分布もまた非常に入り組んでいた。


一、アフリカ植民地問題の調停。
西欧の諸国とくに英国やフランスの新興ドイツ帝国に対する圧力を和らげるためには、これらの諸国の眼を海外における植民地活動に向ける必要があった。


以上のビスマルク外交のねらいを一言でいえば、
それは彼の出身であるプロイセンの掌握下に東欧をがっちりと固めると同時に、西欧の諸国を末永く分裂の状態においておくことだった。




・ナポレオン戦争の性格は、本来的に西欧と東欧のあいだの勢力争いであり、当時両者のあいだは、人口や資源の点ではそれほど甲乙がなかった。
ただ技術や組織力の点ではナポレオンの側が勝っていた。
しかし、その覇権の成立を妨げたのは、たったひとつの彼の意のままにならなかった国つまり英国のシーパワーだった。


・小村寿太郎は日露戦争が終わったとき、
「日本はこのままでは食えないから、多額の借金までして戦争をやったけれども、
もう食えるようになったのだから、2度と戦争をしてはならない」という名言を吐いた。


・第一次大戦が終わった後の日本は、商船隊も海軍も、質量ともに英米に次ぐ世界第3位のシーパワーとして世界に登場した。
しかし、これらの国とちがって、日本の場合はその能力をどう日常不断の対外政策に役立てるかという点についての民間の研究がまったくなかった。
いいかえれば、当時の一般国民には、日常生活に関係の乏しい世界の海についての関心が欠けていた。


・ハウスホーファーの地政学をきわめて熱心に研究したのは、
ほかならぬアメリカ合衆国の戦略家であり、国際政治学者だった。


・アメリカ地政学の功労者スパイクマンがいおうとした主旨を要約すると、次のようになる。

一、かつてマッキンダーは、将来ユーラシア大陸とアフリカとを同時に支配する能力を持った国が、
やがて全世界を制覇するだろうといった。
しかし、スパイクマンは、これを逆手にとって、西半球の防衛がどのみち不可能だとすれば、
むしろマッキンダーがいったところのユーラシア大陸周辺の「内周の半月弧」を形成する国々と共同して、
ハートランドの勢力の拡大を抑止するほかないだろうという判断に到達したわけである。
これは、言い方を変えれば、西半球から逆に東半球を包囲することになる。 


・1882年のアメリカの懸賞論文でデービット海軍少尉のエッセイが紹介された。
それはカルタゴやローマ、ベニス、オランダおよび英国などの先例を引用した上で、
歴史的なシーパワーの必要条件として次のような項目を列挙していた。
これはマハンの『海上権力史論』でも紹介されている。


1.長い海岸線と良い港湾。

2.地理的にめぐまれた位置。

3.商業保護と海運政策に関する国の立法的措置。

4.造船用資材の獲得の容易さ。

5.航海体験の豊かな人口が多いこと。

6.商船隊保護のための強力な海軍。

7.できるだけ多数の豊かな植民地。



※コメント
地政学をマスターするには歴史と地理の幅広い基礎知識が欠かせない。
それに付随する哲学、芸術、政治、経済の教養も必要だ。
これらをマスターしたものこそが国家の指導者層に入るべきである。


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★主な内容。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。


・「ランドパワー」「シーパワー」「ハートランド」「リムランド」について。


・日本が「真の独立」を達成するために最も必要なこととは何か




◆倉前盛通『新・悪の論理:地政学、日本のゲオポリティク』を読み解く




◆倉前盛通『新・悪の論理:地政学、日本のゲオポリティク』を読み解く


※要旨


・アフガニスタンは遊牧民の社会であり、多民族国家である。
タジク民族、あるいはパターン族、その他キルギス、ウズベク、イラン系民族、
あるいはモンゴル系など多数の民族が集まっている。
そのうちの主流をなすものは、タジクとパターンであるといわれている。


・旧ソ連はハートランドかを支配する国として「ハートランドからアフリカへ」という永年の夢を持っていた。
マッキンダーは「ハートランドを制するものは、世界島を制す」といった。


・かつてホワイトハウスの高官たちはカーター大統領に対して、
イランには決して手を出してはいけませんと繰り返し、説得したと伝えられる。
イランを最終的に放棄しても差し支えないという決定がどこから出てきたかといえば、
実はこれこそドイツ地政学の大家ハウスホーファーの「統合地域論」からきたものである。


・ケニアを制するものはブラックアフリカを制する。


・マダカスカルを制するものはインド洋を制する。


・バンコク平野を制するものは東南アジアを制す。


・かつて、アメリカの地政学者スパイクマンが
「南シナ海を制圧するものはインドネシア、オーストラリアに影響力を及ぼす」ということを述べている。


・かつてイギリスがシンガポール、香港を領有し、南シナ海の制海権を握っていたとき、
インドネシア、オーストラリアは完全にイギリスの勢力下にあった。
日本がシンガポール、香港を占領し南シナ海の制海権を手に入れた瞬間、
たちまちインドネシアは日本の支配下に入り、
オーストラリアもあと少しで日本の占拠するところまでいった。


・ソロモン群島を制するものは南太平洋を制す。
サイパンを制するものは西太平洋を制す。


・かつて、ガタルカナルの攻防に日本もアメリカも多数の艦隊を繰り出し、
無数の飛行機を飛ばし、陸上兵力を送り込んで、陸海空三つ巴で壮絶な激戦を展開した。


・ガタルカナルは、ソロモン群島の中でいちばん飛行機を建設するには適したところであり、
また艦隊の停泊地として適当なところであった。
ゆえにここに建設した飛行場を基地として、
南太平洋を制圧する作戦を展開することが可能であった。


・マッキンダーが「ハートランドを制するものは世界を制す」と主張し、
続いてスパイクマンが
「ハートランドはもはや近代的な力の場となり得ない。
ジンギスカンのような遊牧騎馬民族の時代ならばともかく、
近代工業社会においては強力な力の場となり得ない」


・「情報とエネルギーと食糧を制するものは、世界を制す」という
ゲオポリティクのテーゼの中の情報とエネルギーに旧ソ連は気づいた。
食糧は革命当初からソ連の最大の弱点であった。


・「リムランドの東端の日本と、西端のイギリスは戦略上きわめて重要な地点である」と述べたスパイクマンの言葉をかりて言えば、
「世界の湿極日本と世界の乾極アラビアは世界戦略上きわめて大切なところである」というテーゼが成り立つ。


・日本と西端の西欧は、紋章を発達させる何らかの社会条件を熟成させた。
これはモンゴル、サラセン、オスマントルコの支配を受けなかった地域である。


・紋章を発達させた社会が、まず工業化と現代化に成功した。
これは紋章の使用によって、その社会がシンボル操作能力を高め、
部族社会や大氏族社会の束縛からいち早く解放されていたからである。


・イギリスの海軍は商船護衛、通商護衛をもっとも大切にするが、
ドイツは本来、大陸国家であるから海上における通商護衛という発想が少なく、
軍事力による決戦のみを考える傾向が強かった。


・日本の商社活動そのものが、実は情報活動である。
日本の商社の情報網はアメリカのCIA以上であると
かつての外国の誰かがいったことがある。



※コメント
地政学の情報を集めれば集めるほど、その内容は深く濃い。
大国のエリート層をこれらをきっちり学び、国際政治に活用している。
これはほとんど表に出てこないことだ。
日本の指導者層がどれだけ地政学を理解しているのか、この分野の学習を促したい。



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★主な内容。



・「大戦略」としての「地政学」 「世界観」と「悪の論理」=リアリズムとは。


・「ランドパワー」「シーパワー」「ハートランド」「リムランド」について。


・日本が「真の独立」を達成するために最も必要なこととは何か



◆菅沼光弘『地政学が教えるこの国の針路』を読み解く




◆菅沼光弘『地政学が教えるこの国の針路』を読み解く



菅沼氏は元・公安調査庁調査第二部長。
ドイツのマインツ大学に留学経験あり。
ドイツ連邦情報局(BND)に派遣され、
対外情報機関の実情を調査した。



※要旨


・アメリカは民主主義の国だから、
議会で公聴会を開く。
公聴会の記録を丹念に読むことで、
ペンタゴンの政策はここに本当の意味があるとか、
そういうことが出てくるわけだ。


・それをロシアも中国も必死になって行って、
それに対抗するためにはどうすればよいかと、
じっと研究している。


・戦前までは、日本の地政学も世界に冠たるものだった。
満州や朝鮮半島へ出ていくときの理論的な根拠を
必要としていたからだ。


・国際政治はリアリズムで動いている。


・直接感じたKGBの実力。
元KGBの人たちといろいろ深い議論をした。
たまげましたね。
ものすごい頭のいい人ばかりでした。


・インテリジェンスというものは、
そんな簡単な仕事ではない。
本当に、知的な仕事だ。


・エマニュエル・トッドの
『ドイツ帝国が世界を破滅させる』
というドイツ第4帝国の復活を警戒する本が売れている。


・トッドは、フランスが本当にドイツの家来になったと嘆いているが、
経済的にはその通りだ。
フランスは財政的にも、物づくりでも、
ダメになってしまった。
これまでフランスが唯一誇っていた原子力産業の「アレバ」も、
いま大赤字だ。
これがダウンしてしまうと、
もうフランスにはこれという大企業はない。


・トルコと一番親しいのはドイツだ。
ドイツのゲーレン機関、いまのBND(連邦情報局)は、
トルコの軍情報機関ともすごく深い関係がある。
BNDはトルコを通じて中東の世界に入り込んでいる。


・我が国が、真の独立国家として自立するためには、
自前のインテリジェンスが必要だ。
各国のインテリジェンスの仕事をしている人たちは、
法学や経済学なんてやった人はほとんどいない。
文化人類学や歴史を勉強した人だ。


・岡崎久彦さんがかねてから言っていたように、
アメリカは議会が非常に重要になる。
議会の公聴会で、CIAや国防総省(ペンタゴン)、国務省の
担当者がいろいろ来る。


・その公聴会の議事録を丹念に分析することによって、
アメリカの政策の方向がわかれば、
それに対して中国がどう出てくるかもわかる。


・軍事技術の知識が不可欠である。
この軍事的な知識がないと、
国際情勢の分析などできない。


・なぜ中国はアジアインフラ投資銀行をつくったか。
採算性とか審査基準とか、
中国はそんなこと考えてはいない。
まず最初に地政学的な戦略があるのだ。
そこに道路をつくる。
鉄道を通す。
ただ物を運ぶための鉄道ではないのだ。
これは戦略的な鉄道なのだ。


・諸外国の情報機関の工作資金はどこからくるのか。
たとえば、英国のMI6は、
どこで資金を稼いでいるかというと、
これは極秘になっているが、
実際はカリブ海のケーマン諸島のタックスヘブンなどを使って
マネーロンダリングをしている。


・国の税金で直接、工作資金を払っていると
いうことになると、スパイ活動のとき、足がつく。
だから活動費で使うお金はみんなタックスヘブンを
経由しているのだ。
その意味でもタックスヘブンは英国にとって必要だ。
たから英国はケイマン諸島あたりは守っている。


・岸信介さんほど悪いことを次々とやった政治家はいない。
しかし、彼は国のために悪いことをした。
そのとき、岸さんはいつも写経をする。
般若心経を書くのだ。
岸さんは大変に字がうまい。


・岸さんの書は本当に素晴らしい。
彼が心をこめて般若心経を書く。
それを書いた後は、悪いことをする。
それは日本のためにやる。
そういう伝説があった。




※コメント
世界情勢から日本を見るというセンスを磨きたい。
そのためには、やはり歴史と地理を勉強したい。
深く広く学びたい。


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