『国際インテリジェンス最新事情』

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January 2009

●佐藤優&副島隆彦氏の対談本『暴走する国家・恐慌化する世界』紹介




副島隆彦・佐藤優、両氏の対談本『暴走する国家・恐慌化する世界』を紹介したい。
彼らの話は、知識と様々な情報源から入手されたものであり、興味をそそられる。
彼らは、互いに時には共感し、時には意見の違いがあった。
だが、2人の対談は、相乗効果により、知的好奇心に満ちあふれたものとなっている。


●『暴走する国家・恐慌化する世界』の注目すべきポイント



・英国秘密情報部、モサド、ロシア対外諜報庁の分析専門家には予言型の人がいる

・アメリカの民衆の保守思想にリバータリアニズムがある
→「権力が嫌い。官僚が嫌い。統制が嫌い。税金を取るな。自分たちをほっといてくれ」という思想
→本物のアメリカの中小企業経営者や開拓農民たちの思想

・デイヴィッド・ロックフェラーがオバマを大統領にすることに決めた

・オバマは、経済政策に失敗して2年で辞任する
→そのあとヒラリーが大統領になる

・アメリカはこれから本格的な景気後退、大不況に突入する

・ブラジルはこれから凄い勢いで伸びていく
→資源大国で世界一の鉄鉱会社ヴァーレがある

・BRICsの国々はアメリカ処分案を話し合っている

・アメリカ発の金融恐慌は「ペーパーマネーへの過剰な依存」が原因

・紙幣と国債があふれかえる形の恐慌に突入した

・シカゴ・マーカンタイル取引所こそ世界的金融バブルの元凶

・イギリスとロシアは、政治や外交で仲は悪いが、経済においては深く繋がっている

・ポンドが強気なのは、金を保有しているから

・2009年には1ドル=80円、2010年には60円になる

・アメリカは、ドルを下げことで外国からの借金の負担を減らしたい

・BRICsの強さはというのは、実体経済の強さ

・地球温暖化が人間のCO2排出で起きているというのはどうやら嘘
→CO2排出権取引というのはインチキ
→環境税を取り立てる税務官僚たちの策略

・ロシアは2020年までに帝国主義大国を目指す

・ロシアのプーチンは、実物実体のある資産と産業づくりに邁進した

・プーチンはイタリアのベルルスコーニ首相とすごく親密

・エネルギーをめぐる目に見えない同盟がある
→イラン=ロシア=アルメニアの三角同盟
→アメリカ=イスラエル=トルコ=アルゼバイジャンの四角同盟がある
→三角同盟のほうにベラルーシ、四角同盟のほうにグルジア、ウクライナが加わっている

・2008年のグルジア紛争は、重要な世界規模のエネルギー問題

・カスピ海(バグー油田)につながるアゼルバイジャンから運ばれてきて、グルジア経由で黒海に移送される原油にヨーロッパ諸国が頼っている

・南オセチアへの攻撃命令をサアカシュビリ・グルジア大統領に出させたのは、アメリカのチェイニー副大統領
→グルジア政府の中には、ネオコン派が潜在している

・燃料資源が足りない中国はやがてロシアと組む

・イランの核開発について、弾道ミサイルは北朝鮮から、高純度プルトニウムの精製技術は、パキスタンから技術導入している
→しかし本当の本当は「中国」

・ロックフェラー家直系ジェイ・ロックフェラーは、ゴールドマンサックスの真のオーナー

・ロックフェラー家当主のディヴィッド・ロックフェラーが所有するシティグループは2010年までに破綻するであろう

・ジェイとディヴィッドは、跡目争いをしている



※コメント
この本を読むと世界の裏事情がよく分かる。
本当にそうなの?というびっくりする情報が満載であるが、世界の情勢が少し分かりやすく理解できる。
2009.01.17


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●オバマ次期大統領、CIA長官にパネッタ元大統領首席補佐官を起用

オバマ次期大統領、CIA長官にパネッタ元大統領首席補佐官を起用




●オバマ次期米大統領は2009年1月9日、記者会見し、次期中央情報局(CIA)長官に、レオン・パネッタ元大統領首席補佐官(70)、CIAをはじめ16の情報機関を統括する国家情報長官に、元太平洋軍司令官(海軍大将)のデニス・ブレア氏(61)を指名することを発表した。

元CIA高官でテロ対策専門家のジョン・ブレナン氏をテロ対策を統括する国土安全保障問題担当補佐官に起用した。



●パネッタ氏は民主党下院議員(カリフォルニア州選出)などを経て、1994年から97年までクリントン前大統領の首席補佐官を務めた。
最近では、ブッシュ政権にイラク政策の変更を求めたベーカー元国務長官らによる超党派の「イラク研究グループ」のメンバーとなった。

パネッタ氏は議員経験が長く、議会対策や省庁間の調整に手腕を発揮した。情報分野での経験がないため民主党内からも起用に疑問の声が上がったが、オバマ氏が擁護し、指名にこぎつけた。

パネッタ氏は過去にCIAを含む情報機関との接点がほとんどなく、米メディアは一様に「驚きの人事」と報道。

オバマ氏は会見で、情報分野での経験に乏しいパネッタ氏の起用をめぐり民主党の一部などから批判が出ている問題で、「彼は優秀な実務家だ。CIAの能力強化に向け手腕を発揮すると確信している」と強調。
「現実的な政治選択を行うには、事実に基づいた情勢分析が必要」と述べ、ブッシュ政権を間接的に批判した。


パネッタ氏の起用は、クリントン政権下で大統領首席補佐官や行政管理予算局(OMB)局長を歴任した行政手腕が買われたためだとみられている。
下院議員としての経歴も長く、議会との人脈もある。




●イラク戦争を推進したダグラス・ファイス元国防次官や、国防総省の提言機関である国防政策委員会のリチャード・パール元委員長は、パネッタ氏の起用を支持した。
CIAと対立したファイス氏は政治情報サイト・ポリティコに「CIA外部からの長官起用は、オバマ氏がCIAに重大な問題があると認識していることを示す」と語った。



一方、上院情報特別委員会の次期委員長、ダイアン・ファインスタイン上院議員(民主)は、CIA長官には「情報のプロがふさわしい」と不快感を露わにした。
政権移行チームが、長官の承認を審議する同委員会の主要議員に対する説明を怠ったことも影響しているとみられており、ファインスタイン氏自身も、パネッタ氏の起用を報道で知った、としている。


オバマ氏はパネッタ氏の経験不足を補うため、CIAでの経歴が長いスティーブン・キャパス副長官を留任させる方針だという。



●レオン・パネッタ氏 略歴

(Leon Panetta、1938年6月28日生まれ)、元アメリカ大統領首席補佐官。弁護士。

サンタクララ大法科大学院修了。
カリフォルニア州出身で、1977年から下院議員を務めた。
その後、民主党ビル・クリントン政権下の1993年に行政予算管理局局長に指名され、1994年から1997年まで大統領首席補佐官を務めた。
省庁や議会との調整能力に定評がある。70歳。

得意分野は経済とされ、これまで情報機関とのかかわりがなかったことを懸念する声もある。
一方で組織をまとめる力量には定評があり、イラク人虐待問題などで失墜したCIAの信頼回復を期待されている。




●デニス・ブレア氏 略歴
 海軍士官学校卒。
1968年海軍に入り、02年に海軍大将で退役。
空母キティホークを指揮し、太平洋艦隊司令官、太平洋軍司令官を歴任。
90年代に中央情報局(CIA)にも所属した。61歳。

国家情報長官はCIAなど16の情報機関を統括する情報部門のトップ。
ブレア氏は01年の米同時多発テロの際、太平洋軍を指揮した。
かつて太平洋艦隊司令官も務めたこともあり、アジアの安全保障問題に精通した知日派でもある。

ブレア氏は海軍に34年間勤務し、99年から2002年まで太平洋軍司令官を務めるなど、東アジア情勢に詳しい。



情報畑の経験が少ないパネッタ氏の力量を見極めたい。
ただ大統領首席補佐官時代は、大統領の横で最高レベルの情報に触れていたため、情報の料理のやり方は知っているであろう。
ちなみにパパ・ブッシュも政治家からCIA長官になっている。





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