『国際インテリジェンス最新事情』

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January 2014

◆角川総一『読んだら使える日経新聞の読み方』を読み解く




◆角川総一『読んだら使える日経新聞の読み方』を読み解く


※要旨


・日経新聞を読むための基本作法9か条。


1.新聞は脚本のない無期限ドラマ上映館である。

2.1日に100本以上のドラマが演じられる新聞劇場。

3.新聞を読むことはあなたの生活にどんな位置を占めるか。

4.新聞は「いかに手抜きして読むか」に尽きる。

5.「ケツから切れ」という新聞印刷の職工さんの罵声を何度浴びたか。


6.新聞には「13版」「14版」ってあるけどどういう意味か。

7.情報通は「入り」からではなく「出」から始める。

8.あなたは巨大な情報回路の1つの結節点だ。

9.息を吐けば自然に吸える、のが東洋的な身体観である。


・新聞記者時代に学んだこと。
大事なところは前に書け。
後になるほど重要度が低くなるように記事を書け。
記事を削らなければならない時に、ケツから切っても差し支えないように記事を書け、
というのが新聞文章の基本的な作法だった。


・私がこれまで会ったいわゆる情報通と言われる人は、まず例外なく、
アウトプットの技術に長けていた人であると言い切っていい。


・日経語は外国語である。
外国語を学ぶためには、用語を知る、音読が必要。


・私が音読にごだわるこれだけの理由。
専門用語が頻繁に出てくる日経を読むには際しては、
実際に唇を動かして音読することが望ましい。


・日経新聞は中外物価新報といういわば商品市況を専門に伝える専門誌からスタートした。


※コメント
たしかに日経新聞は専門用語のオンパレードだ。
それを素早く読むためには、専門用語をマスターする必要がある。
用語集を何度も読み、理解力をアップしたい。


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◆葛西敬之『未完の国鉄改革、巨大組織の崩壊と再生』を読み解く




◆葛西敬之『未完の国鉄改革、巨大組織の崩壊と再生』を読み解く


葛西氏は、JR東海の名誉会長。
「国鉄改革・三人組」の一人といわれ、国鉄の分割化、民営化に尽力。


※要旨


・本書は、私に随行する若い社員達に口述して聞かせた物語の要約である。
毎週1回、朝8時から9時までを目途に、思い出すままに、国鉄改革、
そしてJR発足から今日までの自分の体験を語り聞かせることにした。
その回数は160回におよび、記録は膨大な量にのぼる。
そのあらすじを俯瞰図に拾い上げ整理したものが本書である。


・現在の時点で本書を世に出し、国鉄時代から今日までを振り返る意味は2つある。


1.完全民営化を考える上での資料を提供するという意味である。

2.国鉄の経営が悪化し崩壊に至った過程を振り返ることは、
日本そのものの先行的縮図モデルを点検することであり、
現在から将来にかけて国のあり方を考える参考になると考える。


・いよいよ翌年東海道新幹線が開業するという昭和38年、
我々の新入職員教育の講義に来た当時の建設局長は、
「東海道新幹線は、昭和の万里の長城である。
なぜかといえば、規格が違うため、在来線との相互乗り入れができない。
東海道から山陽に乗り入れができないし、逆もしかり。
ネットワークを形成しないような鉄道は、なんの意味もない。
これは必ず失敗する」
と、大変明快な講義を展開した。
これは一つの見識ではあったと思うが、間違った見識であったことは、
現在誰も疑う者はいない。


・聞くところではあ、当時東海道新幹線に入れ込んでいたのは、
十河総裁と、島技師長と、新幹線建設を担当していた少数の技術者達だけだったそうで、
周りからは他の言葉を聞かない「関東軍」と言われていたらしい。


・10年計画というのは、ある種の魔法のようなもので、
10年の時間があれば、どんな現状からスタートしても最後はバラ色の絵が描けるものだ。


・私の国鉄における職歴の前半は、昭和52年までの大部分は、
長期経営計画ならびに予算の部門に身を置いていた。
後半は労務問題に足を突っ込んでいくことになった。


・いろいろなところに転勤していく人間にとって、
仕事、場所、人が代わった時にいちばん大切なことは、
誰を信用するかということに関して的確な情報を得ることであり、
得た情報に基づいて自分の目で確認しその人物との信頼関係を築くことだ。


・転勤して何も分からないうちに、生兵法でいろいろなことを言うと部下の気持ちが離れてしまう。
離れた気持ちはなかなか取り戻せないから、多くの場合は失敗する。
転勤してからの3ヶ月間は聞いたとおりに前任者の路線に従って動く。
半年くらい経ってほぼ業務のことが分かるようになる。
一年経つと、次に起こることがだいたい予測できるようになる。


・私が本社に戻ったのは、昭和56年だった。
経営計画室計画主幹という役職で、
総裁室調査役・第二臨時行政調査会担当という兼務がついていた。


・そのころ、第二臨調が設置され、国をあげて行政改革に取り組むことになっていた。
国鉄の経営再建、民営化、分割化も大きなテーマであった。


・臨調が何を考えているのかは当初まったく分からなかった。
しかし、何が俎上に乗るにせよ、委員であり、伊藤忠商事会長の瀬島龍三氏が、
政・官・財をつなぐキーマンであった。


・経営形態についての勉強会の成果をメモにまとめ、瀬島氏に説明した。
瀬島氏は厳しい人で、時間は絶対に厳守、話をするときはまず結論から言い、
しかる後にその理由を簡潔に述べる。
それから絶対に膨大な資料を持っていってはならない。
一枚、長くても二枚以内でまとめて説明しなければならない。


・わたしたちがやらねばならぬこと、やれることは、
鉄道輸送サービスを磨き続けることである。
東海道新幹線を基幹とする鉄道網の安全、正確、快適、安定、
高速で効率的な輸送をいっそう磨きあげる不断の努力こそ我々の存在価値そのものである。


※コメント
簡単に国鉄の民営化といわれるが、そのためには膨大な尽力と戦いがあったことがうかがえる。
どうすればチームや組織は変われるのか。
非常に勉強になる一冊だ。


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◆落合浩太郎『CIA、失敗の研究』を読み解く



◆落合浩太郎『CIA、失敗の研究』を読み解く


※要旨


・アメリカ大統領は日曜を除く毎朝、「大統領報告日報」(プレジデンシャル・デイリー・ブリーフ)
をCIAから受け取る。
ルーズリーフ型ノートで、10前後の項目、20ページ程度。


・「友好的な諜報機関は存在しない。
あるのは友好国の諜報機関だけだ」
というのが世界の常識である。


・CIAの支局の規模は、アフリカなどの小国の「ワンマン・オフィス」から、
東京やローマのような数十人とも100人ともいわれる大きなものまで様々だ。


・CIA東京支局では、軍人を中心に、外交官、民間人に偽装して、
冷戦時には100人、現在は50〜60人らしい。
東京支局長はアメリカ大使館の参事官(大使、公使に次ぐポスト)の1人とされる。


・CIAのアナリスト(分析官)は作戦本部や他の諜報機関が収集した情報だけに依存しているのではない。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍などの公開情報に基づく諜報が90%を占めている。


・国防総省傘下の国防情報局(DIA)の主な任務は、
戦争遂行などに必要な軍事関連の戦術情報の収集と分析である。
そのために、各国の大使館にも武官が駐在している。
DIAの人員は約7000人。


・1997年、DIAのアナリストが一本の論文を書いた。
「来るべき諜報の失敗」と題して、
「マネジメントが情報収集や分析よりも評価されている。
そして、優れたアナリストはどんどん減っている。
諜報機関は現状維持思考の人々ばかりになっている」
とする内容は、4年後の現実を予見しているかのようだ。


・諜報機関の縄張り争いは、アメリカの限らずどの国でも激しい。
ソ連でもCIAの宿敵KGBと軍の諜報機関であるGRU(参謀本部情報管理本部)が犬猿の仲で有名だった。


・スパイ小説の大家フレデリック・フォーサスによると、
英国でも国内担当の防諜機関のMI5は、海外担当機関、通称MI6(正式にはSIS)を
陰では「ツァー」(ロシアの皇帝、独裁者)と呼んでいた。
両者がテムズ川を挟んでいるため「川向こうのくそったれ」なのだ。


・アルカイダのようなテロリスト・グループには決定的な「深い情報」は期待できず、
「幅広い情報」を収集するしかないと指摘したのは、外務省元国際情報課長の北岡元氏である。


・ロシアもアルカイダとタリバンに関する包括的な報告書を、
2001年3月に国連に提出していた。
そこには、アフガニスタンにあるアルカイダの55ヶ所の基地や事務所、
ビンラディンやタリバンと関係するパキスタン政府高官31名についての情報が含まれていた。


・ロシア(ソ連)は1979年にアフガニスタンを侵攻し、10年間占領していたため、
タリバンやビンラディンに関する情報を豊富に持つ。
アフガニスタンから撤退した後も、この地域での諜報活動を続け、アフガニスタン政府の協力者、
現地語のできるエージェント、複雑な情勢に通じたアナリストを確保していた。


・CIAに批判的なOBは同時テロ前に今日を見通していた。
「CIAは今後も失敗を続けるであろう。
有能で、賢明で、国際経験が豊富な、大統領にもへつらわない長官が登場するまでは」。


・ホワイトハウスでテロ対策に従事してきた『聖なるテロの時代』の著者たちは、
大統領といえどもリーダーシップを発揮して、
官僚機構を動かすのは容易ではないことを認めている。


※コメント
危機が起こったときに、後からはいろいろ言えるものだ。
そうではなく、危機に関する頭の体操をして、いろいろ備えることで応用がきく。
そして冷静に対処しよう。


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◆小林吉弥『角栄の歯ぎしりが聞こえる』を読み解く



◆小林吉弥『角栄の歯ぎしりが聞こえる』を読み解く


※要旨


・重要人物の発言を分析し、動向を読む。
田中角栄は、国会議員がいつ、いかなるところで、どんな発言をしたかを、
瞬時にしてキャッチできる情報網をあまねく張ってあった。
これらの発言を分析、政局動向を読みとっていた。


・人脈&情報網があればすべてが読める。
ある側近議員は次のように語る。
「いわば一般情報ではない独自の情報網ということでしょう。
この場合、独自の情報網とは結局は田中さんの広大な人脈によるものといってもいい。
元気な頃は、新聞社の幹部と定期的に懇談会をやってはマル秘情報をとっていた。
全国津々浦々には田中シンパの県議、市議などの地方議員、
同じく地方経済界の有力者などの情報網も完備されていたといっていい」


・闘争にはシナリオが不可欠である。


・「日本列島改造論」作成過程にみる官僚の使い方。
この「改造論」は、ときの自民党都市政策調査会の会長だった田中が音頭をとり、
「都市政策大綱」としてまとめたものが下敷きになっている。
田中の、これにかける意気込みは大変なものであった。
当時、一千万円の自費を投じ、調査会のメンバーに派閥を超えての人材を集めた。


・この会議で出た意見、議論を最終的にまとめたのは、早坂茂三ら私設秘書であったが、
ここまでの間につねに官僚組織が入り組んでいる。
この原案は、次いで大蔵省の主計局、主税局、理財局に回されて数字的な裏付けの吟味を受け、
非公式に了解をとったうえで、やはり官僚政治家である愛知揆一らのOKをとった形で出来上がっている。


・田中の重要政策の形成過程は、まず高級官僚の助言があり、
各省庁からのデータを駆使し、その上で信用できる身内としての私設秘書が、
まとめ上げるというのがパターンであった。


・法律をつくることで新たな人脈を築いた。
そして田中人脈の拡大がまた法律をつくっていった。


・田中はこう語っている。
「私は法律や予算や制度のコンサルタントだ。
法律というものはものすごく面白いもので、生き物だ。
使い方によって、変幻自在、法律を知らない人間にとっては、
面白くもない一行、一句、一語一語が、じつは大変な意味を持っている。
すごい力を持っている。生命を持っている。
壮大なドラマが、その一行一句に込められている。
それを活用するには、法律に熟知していなければならない」


・高い動機があってこそ人はついてくる。
組織というものは、指導者の思想、哲学、それなりの高い動機があって初めて機能する。
経営でいえば、これがあって初めて部下が動いてくれる。
思想、哲学、高い動機とは、これはまた物事の方針と置き換えてもいい。
経営でいうなら、これは確固たる社是社訓である。


※コメント
高い志というのは、少数の人の心に響く。
この強い少数がいれば組織が動く。
コアなグループを大事にしよう。


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◆ポール・シーリィ『フォトリーディング。常識を覆す速読術』を読み解く




◆ポール・シーリィ『フォトリーディング。常識を覆す速読術』を読み解く


※要旨


・ある高校生は、辞書を何度もフォトリーディングした。
その結果、SATの語彙テストスコアが飛躍的に伸びた。


・ある弁護士は、分厚い法律書の中から必要事項を探し出す際に、
フォトリーディングを活用。
その結果、毎回法律図書館で過ごす時間が、以前の30分からたったの5分に短縮できた。


・ある技術ライターは、エンジニアたちとの初会議の前に、
ソフトウエア・マニュアルをソフトウエア・マニュアルをフォトリーディング。
彼は準備にたった15分しかかけなかったにもかかわらず、
会議では、そのソフトウエアについてよどみなく話すことができた。


・あるコンピュータのメンテナンス技師は、
必要な情報をいつでも数秒以内にマニュアルの中から見つけ出すことができるようになった。


・ある弁護士は、300ページに及ぶ運輸省の法律マニュアルを3分で読了。
勝訴するために必要な情報が書かれたたったひとつの段落を、あっという間に見つけ出した。
その段落を見つけられなかった州側の証人である専門家は、
彼のリーディング能力を見て、目を丸くした。


・デュポン社の廃水担当者は、会議に備えて、
安全衛生管理局の厚さ5センチもの連邦規約を読まなくてはならなかった。
会議へ向かう35分のフライトの間、彼はその規約をフォトリーディング。
会議中、彼は「安全衛生管理局は、3年以上前の排水処理データは受け付けないよ」と発言した。
それは、彼が飛行機の中でフォトリーディングした規約書の中に埋もれていた、極めて技術的なポイントだった。


・あるビジネスコンサルタントは、新しいクライアントに対するプレゼンテーションの前に、
市立図書館へ行って、何冊もの業界誌をフォトリーディング。
業界の動向、問題点、最新ニュース等についての彼女の知識は、ライバルのコンサルタント会社を圧倒。
彼女は、クライアントとの契約をものにした。


・ある大学生は、フォトリーディングを活用して、優秀な成績で学位を取得、ハイテク企業へ就職した。
同期の中で一番の出世頭となった彼は、
「自分の成功はフォトリーディングのおかげだ」
と断言している。


・プエルトリコのある高校生グループは、フォトリーディングを使って、
「国際頭脳オリンピック」で複数のメダルを獲得。


・ある短編小説家は、最優秀賞の受賞スピーチで、
「自分の独創的なライティングスタイルの秘密はフォトリーディングにある」
と話した。



※コメント
どの世界でも本を大量に読むことは、重要なスキルだ。
それによって分野の知識・情報を入手し、出世や問題解決につないでいる。
脳に情報を写し取るというフォトリーディングのやり方はさまざまなところに応用できる。


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◆安藤美冬『冒険に出よう。今の自分で突き進む』を読み解く




◆安藤美冬『冒険に出よう。今の自分で突き進む』を読み解く


※要旨


・「安全な道をとるか、危険な道をとるか。
迷ったら、危険な道を選べ」
(岡本太郎)


・旅をすることで、サバイバル能力を磨く。


・旅において、まったく異なる文化や言語を持った人たちと
コミュニケーションをとることで「胆力」がつく。
何を持っていき何を現地調達するか、
ものを見極める取捨選択能力も身につけられる。


・予算管理やスケジュールを立てることで計画力も磨かれ、
現地でさまざまな世界に触れること中で感性が刺激され、想像力も豊かになる。


・退職までの1年8ヶ月の間に3000人を超える人たちと出会ってみて、
つくづく実感したことがある。
それは仕事も、チャンスも、お金も、情報も、
すべて「人」を介してやってくるということ。
人とのつながりが、自分の未来を拓いてくれる。


・週末ひとり合宿をする。
私はよく「ひとり合宿」をする。
情報を適度にシャットアウトし、日常を一時的にリセットする。


・自分を雑誌にたとえて、発信する。


・初対面は一生に一回。


・コミュニケーションは合気道。
コミュニケーションのポイントは「呼吸」。


・政治家のようにヴィジョンを語る。


・シンプルに、身軽に。
デスクまわりは必要最低限に。


・情報源もシンプルに。


・いつもと違うカードを切る。


・時にはしなやかに、
自分のルールや敷いたレールからはみ出す。


・冒険と無謀は違う。
冒険に出ようと思ったら、事前に諸条件やルートを調べ、
いざというときの避難場所を確保し、
頼れる仲間を集め、装備を整える必要がある。


※コメント
安藤氏のフットワークの軽さには目を見張るものがある。
彼女のように行動力をアップさせていきたい。
そのために、何事もシンプルに考えたい。


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◆アエラムック『住友商事。企業研究』を読み解く




◆アエラムック『住友商事。企業研究』を読み解く


※要旨


・世界は、変えられる。


・百年先の価値を創造する。


・商社のミッションは地平線を越えて。
商社の強みは、世界の隅々にまで張り巡らされたグローバルネットワーク。
そのネットワークを生かすのは、網目を結ぶ点の一つひとつの力強い脈動だ。


・商社は投資ファンドではない。
出資先に人材が入り込み、経営を本気で考え、
社員と向き合ってともに成長を目指すパートナーだ。


・ゼロから事業を起こし、社会に貢献し、利益を得る。
商社の仕事の醍醐味だ。


・収益面で資源エネルギー分野への依存度が高い他商社に比べ、
住友商事は輸送機や化学品、不動産といった各分野でバランスよく利益を稼ぐ強みを持つ。


・近未来の市場予測は総合商社の得意とする分野である。


・ベトナムの白石氏は、住友商事がこれまで世界各地で培ってきた仕事のノウハウを駆使して、
その環境作りに疾走する。
電力、上下水道、通信などのインフラ整備はもちろん、
製造企業であれば物流や資材調達、通関業務に必要な法律や行政手続き、
ベトナム人を雇用するにあたっての労務管理など、
必要とされるサービスは何でも提供する。


・商社パーソンは、社内外で「説明と説得」に明け暮れる。


・商社の人間は「飲むのも仕事」。


・商社の事業は、与信リスクや市場リスク、カントリーリスクなどといった、
あらゆるリスクをとる。


・ビジネスそのものを創り出すのが商社の役割。


・誰かが何かを欲しがっている。
誰かが何かを売りたがっている、もしくは持っている。
つなげばビジネスになる。
昔から言われていることだが、今も変わらない、総合商社の基本。


・ビジネスは、最後は人と人とがやるものなので、
人間的な魅力がないといけない。


※コメント
各商社に個性があることは確かだ。
だが、どの商社にも通じるビジネスの基礎がある。
それらを早く学び、本質をつかむことが若手の使命だ。


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◆山崎武也『品格の磨き方』を読み解く


◆山崎武也『品格の磨き方』を読み解く


※要旨


・品格を磨くためには、まず中身をキレイにしておく必要がある。


・学習の極意は、「読書百遍義自ら見る」という諺に表される。
難解な本であっても、何度となく繰り返し読んでいれば、
そのうちに自然に意味も理解できるようになる、ということだ。


・本物の格好良さ。
目立たないように自然にするのがコツだ。
格好をつけているとは人に見えないような形で格好をつける品の良さが要求される。


・月並みな内容ではなく「芸術性」の高い映画やドラマでは、必ずしも悪は滅びない。


・武士に二言なし。
武士は一度いったことについては、どこまでもそれに従った言動をすることを旨とした。
「武士に二言なし」といって、「信義」を重んじたのである。


・己の言葉には切腹の気構えで。
いずれにしても、たとえ小さなことでもいったん口に出していったことは、徹底的に守らなくてはならない。
約束を守る人は信頼できる人であり、信頼できる人は約束を守る人である。


・自分の発する言葉はただひと言であっても、それによって自分の信用が100%左右される、
と考えておいたほうがよい。
言葉を大切にするのは自分の信用を守っていくことにつながり、ひいては人生を大切にすることになる。


・武士は、たとえ自分自身のせいではなくても、自分のいったことを守ることができない結果になったときは、
切腹までもした。
いわば自分の命よりも自分の信用のほうを大切にしたのである。


・人は言葉である。
言葉は人格の表明であり、その人の信頼性について判断するときの重要な鍵となるものだ。
言葉は品格そのものである。


・茶道は「生の術」。
武士道は身を律する教えとして参考になるが、それ以上に役立つのは茶道である。
茶道は日常生活の中における身の処し方を教えてくれる。
人間関係においてスムーズに生きていくと同時に、できるだけきれいな振る舞いに終始していく方法を指し示してくれる。


・ものを大切に扱うという考え方は、少しずつ廃れてきている。
ものを置くときには丁寧にゆっくりと下ろしていく。
常にソフトランディングを心がけるのである。
恋人と別れるときにように、名残惜しみながら手を離していく風情になれば、理想的だ。


・人は格好ではなく心である、などといわれている。
だが、第一印象は身なりなどの外観で、ほぼ決まってしまう。
スーツを着てネクタイを締めると、窮屈な思いをする。
だが同時に自分の身も引き締め、緊張感を漂わせるのに役立っている。
本気で仕事に立ち向かっていくという意気込みも、徐々に高まってくる。
身なりをきちんとすることによって、やる気が出てくるのだ。


・秘すれば花。
秘すれば花、秘せずば花なるべからず、という言葉がある。
いろいろな道や芸を伝える家では、外部の人たちに対して公開していないことがある。
秘密の魅力である。
何かちょっと個人的なことについて聞いたときに、
「ヒミツ」といわれたら、好奇心をかきたてられる。


・会食で本性が露に。
食事をするというのは、きわめて本能的な行動である。
したがって食べているときは、その人の地が出る。


※コメント
品格を磨くとは、大きなプロジェクトだ。
時間もかかることだろう。
だが、それを極めることで人生が楽しくなるかもしれない。


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◆白澤卓二『100歳までボケない101の方法』を読み解く



◆白澤卓二『100歳までボケない101の方法』を読み解く


※要旨


・115歳の女性の大好物は、ニシンとオレンジジュース。
115歳まで生きて、脳がまったく衰えていなかったヘンドリック・シッパーさんは、
生前のインタビューで毎日欠かさず食べているのは、ニシンとオレンジジュース、と答えている。


・インド人はアルツハイマー病が少ない。
なぜインド人にアルツハイマー病が少ないのでしょうか。
それはインド人が常食するカレーに関係があるのではないかという研究がある。
カレー粉にたくさん含まれているのが、ウコン。


・果物ジュース、野菜ジュースを週3回以上飲む。


・血液をサラサラにしてくれる納豆。


・とりたいのはエクストラバージンオイル。


・日野原先生の1日の献立。
腹八分に医者いらず。
これは有名な『養生訓』の中で貝原益軒がいったことがはじまり。
古来食べ過ぎを戒めることわざ。


・日野原先生の1日の食事を紹介します。

朝食は、100%天然果汁のジュースに植物油・大さじ一杯を加えて飲む。
冷たい牛乳1本、コーヒー入りの温かいミルクにレシチンのパウダーを大さじ一杯。
時間のあるときは、バナナを1本の半分。


昼食は、冷たい牛乳1本にクッキーを2、3枚。


夕食は、かに玉、生鮭の南蛮漬け、ナスの田楽、冷や奴、グリーンサラダ、
アサリのすまし汁、漬け物、ご飯を茶碗半分。


・ゆっくり時間をかけて食べよう。
イタリアやフランスでは、食事の時間をたっぷりとる。
ゆっくりと食事を楽しみ、会話も楽しむ。
食べることは私たち人間にとってたいへん大切。
だから、時間をかけてじっくりと食べる、これが大切。


・わたしたち人間が食べるのは、生命を維持するためだけではない。
食べること、食事は文化のひとつ。


・新聞を読み、世界に関心を持つ。
101歳で亡くなったアメリカの修道女マリーは、
毎日新聞を隅からすみまで読み、世界の動きにも関心を寄せていた。


・本は声を出して読む。


・おはようといえる人はボケない。


・カラオケは一石二鳥の長寿法。


・おしゃれな人は長生きする。


・パソコン、携帯電話、テレビを遠ざける。


・人には会いに行こう。


・旅は脳の活性化に欠かせない。


・足腰を鍛えておくこと、バランス感覚がいいことは、
高齢者にとって非常に重要。


・骨盤を引き締め老化を防ぐ。


※コメント
やはりどんなに長生きしても、健康で脳がはっきりさせておきたい。
そのためには若いころからの摂生が大事だ。
今からでも遅くない。すぐ始めましょう。


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◆戸矢理衣奈『エルメス。ブランドのなかのブランド』を読み解く



◆戸矢理衣奈『エルメス。ブランドのなかのブランド』を読み解く


※要旨


・圧倒的に高価でありながら異常なまでの人気を得た背景には、
高水準の職人技術はもちろん、徹底した同族経営、巧みな広報・商品戦略があった。


・馬具工房としての創業から160余年、伝統と革新を織り交ぜながら、
発展を遂げた「最強ブランド」の勝因を、日本とのかかわりに注目しつつ多角的に分析する。


・「世界で最も深刻な不況にあるといわれながら、
日本の消費者が国際的高級ブランドの業績を支えるという不思議な構図」だと評されて久しい。


・別格の存在感。
シャネル、カルティエ、ルイヴィトン。
名前を挙げればきりがないが、数多のブランドのなかでもエルメスの存在感は別格だ。


・たしかにエルメスの皮革製品のこだわり抜いた品質、
飽きのこないデザインや耐久性は他を圧倒するものだ。
とくに20年、30年と大事に使われてきた鞄などは古びるどころか、
革自体の存在感がひときわ際立っている。


・エルメスの本社に取材を依頼したが、受け付けてもらえなかった。
担当者は、
「エルメスはブランドではない。
マーケティングも行っていない。
これまでもマーケティングを中心にして、
たくさんの取材依頼があったがすべてお断りしている」と、やや強い口調で話された。
そして、エルメスは職人の手仕事によって最高級の品物を作っているだけ、
という姿勢を強調されたのである。


・エルメスは、2013年にはすでに176年の歴史を数えるが、
決して順風満帆の道程を歩んできたわけではない。
幾度もの存亡の危機に直面しつつも、
ブランドイメージにぶれを起こすことなく乗り越えることで、
現在のブランド力を築き上げていったのである。


・その最大の立役者といえば、歴代5人の社長たちだ。
知名度のわりに小規模で、徹底した同族経営を誇るエルメスでは、
当主の意向がすべてを左右する。


・エルメスの五代目当主であるデュマ・エルメスはロベールの第4子でもあり、
そもそもエルメスを継ぐ気はなかったという、いわば傍流の社長である。
パリ大学法学部、パリ政経学院卒業後にアルジェリア戦争に従軍し、
ニューヨークのデパート、ブルーミングデールに研修生として半年間勤務した。


・「伝統あるブランドでも革新がなければ付加価値がない」
(デュマ)


・デュマは「高いブランドイメージを維持するためにどんな手を打っているか」
との質問に対して、
「開発、生産、販売を一貫してパリ本社が管理することに尽きる」と語っている。


・エルメスの魅力のひとつに、過去の製品でも現在の製品でも不思議に統一感があり、
ロゴがあるわけでもないのだがエルメスのものだと感じさせる「雰囲気」がある。


・「エルメスは、160年にわたって時代の先端であるよう努めてきたが、
6ヵ月ごとに変わるようなファンションの中に、身を置くことはしない」
(デュマ)


・流行を超越したスタイルは、時代そして地域を問わない人気の源泉であり、
エルメスが「別格」「ブランドのなかのブランド」と称される所以ともなっている。


・「デザインの源には資料となる実物が存在するわけで、必ず何らかの『物語』が隠されている」
デザイナーが語るように、エルメスのスカーフの最大の特徴は、
徹底した実物や実話の描写による「物語性」が秘められている点にある。


・日本でもかつては、工芸品や織物のデザインのひとつひとつに意味が込められていた。
たとえばざくろは豊穣の、桃は幸福の象徴といった具合に、
職人たちのごく一般的な知識であった。


・「日本では伝統は単に過去の継承になっている。
一方、われわれは伝統に新しい要素を常に取り込み、揺さぶり続けてきた。
そこが違う。
京都にはエルメスに力を与えてくれるエネルギーの源があるが、
日本はそれを生かしていない」
(デュマ)



・ファッショナブルでないこと、モードを超越していること。
この点がエルメスの高級感そして別格感の源泉であり、
それが製品そして広報の各レベルでぶれなく伝えられることで、
エルメスは独自のステイタスを維持しているのである。


・エルメスでは馬具製造の出自から、簡素を旨とするデザインを得意としてきた。
簡素性を極めると、調和や美の構成則を探る幾何学や数論にまで辿りつく。


・エルメス本社には、長い歴史のなかで、
存亡に関わる危機を経験しながら淘汰を経てきた伝統と、
長期的展望に根ざした戦略がある。


※コメント
ブランドについて研究すると、いろいろな影の努力が見えてきて面白い。
それを維持、成長させるために日々並々ならぬ仕事をしているのだ。
ブランドづくりのために見習いたい。


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