『国際インテリジェンス最新事情』

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November 2015

◆山口昌子『フランスよ、どこへ行く』を読み解く


◆山口昌子『フランスよ、どこへ行く』を読み解く


※要旨


・ドゴール将軍は第二次世界大戦中、議員や高級官僚が国益を忘れ、
対独協力に走った事実を憂慮して、国益を最優先とする本来の官僚のあり方を
徹底的に叩き込むために高級官僚の養成所、国立行政学院(ENA)を創設した。


フランスのエリートの中にもこの創立の趣旨を忘れ、
ENA出身の肩書きを出世の道具にして者がおり、確かに嘆きの種になっている。


・国家の威信が冒された時は、かくのごとく激怒すべし。
そのようなことを教えてくれる出来事が、フランスのサッカー決勝戦であった。
試合に先立つ国歌ラ・マルセイエーズの演奏中、
少数派による独立問題があるバスチアのサポーターが口笛を吹いたのに対し、
主賓席にいた当時のシラク仏大統領が、「フランスが侮辱された」と激怒して退場した。


テレビは、当時のラファン首相やサルコジ内相が呆然と見守る中、
シラクが大またで歩き去る姿を克明に放送した。

大統領は奥の部屋で、
「フランス共和国の基本的価値に抵触するようなことは許されないし、受け入れがたい」
と述べて退場理由を説明した。

このときは穏やかな表情を取り戻していたが、国家元首らしい威厳に満ちていた。



・フランスの場合、国家元首である大統領は、
日本や英国なら、天皇陛下と国王が、
首相と分担する役割を兼任してこなすことになるから多忙だ。


フランス大統領は親書に限らず、
手紙の冒頭の相手の名前と署名は必ず自筆で書くと伝えられる。
これは「国家元首」としての責務であると同時に、
多分に礼儀や教養を重視する古い欧州の習慣もあるだろう。

アメリカのラムズフェルド国防長官(当時)が
戦死者の遺族への手紙に自筆で署名せず、
印字を使用したことは、
フランスの場合なら「あり得ない」(仏大統領府筋)ことである、とのこと。


・フランスの日本人駐在員の間では
「胃と肝臓が丈夫でなければ駐在員はつとまらない」
といわれるほど、会食はビジネスの一部と化している重要行事だ。

正式な夕食会は短くて3時間。
国家首脳を招待しての夕食会なら予定時間を越すのが礼儀だ。
話が弾んだ証拠、つまり成功した夕食会ということになるからだ。


・フランスでも古典が読まれない傾向にある。
まして、学生にとって学校で習うことは退屈なものとの認識が先にたつ。



・フランス外人部隊の創設は、1831年。
時のフランス国王、ルイ・フィリップは北アフリカに野心を示していたが、
前年の七月革命などの国情は不安定で正規軍の派遣は難しかった。


知恵者の部下が
「パリの街にあふれている欧州各国からの失業者を集めて軍隊を結成したらどうか」
と、いかにもフランス的合理主義に基づく妙案を提示。
かくて国籍を問わないという匿名性が特徴の異例の軍隊が誕生した。


いまや、フランス陸軍(13万7000人)の中の正規部隊であり、総数・約7600人。
出身国は約130カ国にわたり、フランス軍の中でも最も危険な最前線に派遣されている。


・今も、フランスは謎だらけだ。
しかし、王制、流血革命による共和制の誕生、帝政、王制復古などの末に落ち着いた共和制は今、第5次を迎えている。
フランスの謎を解く重要な鍵は、「共和制にある」というのが、私の目下の結論である。



※コメント
ファッション、グルメ、芸術といろいろな見所のあるフランス。
そこには、強い国家意識というものが感じられる。
気高きフランスの人々との交流は、日本と違った側面をもっているのため面白い。
同時に、フランスを通して、日本のよいところを発見できる楽しさもある。


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◆関裕二『「古代史」闇に消えた謎を解く』を読み解く



◆関裕二『「古代史」闇に消えた謎を解く』を読み解く


※要旨


・古代日本の流通は、船つまり海や川を利用した水上交通が主流だった。
日本を支配するには、瀬戸内海の制海権を確保する必要があった。

大阪が商都として栄えたのは、瀬戸内海ににらみをきかせる要衝だったからだ。



・西日本の交通が瀬戸内海の水運を中心に回っていたのに対して、
東日本では陸上交通が発達していく。
平家が水軍を駆使し、かたや源氏が騎馬戦を得意としたのは、このような古代から続く「交通手段の違い」の影響がある。



・日本は島国だ。
そして、地形が入り組んでいる。
騎馬が疾走できるような大平原は限られている。



・大河川の周辺に、古代の地方行政の中心が据えられ続けたのは、河川を利用した流通が発達していたからだ。



・九州の福岡にある高良山に登った。
高良大社の脇に展望台があって、そこから望む筑紫平野はあまりに雄大だった。
そして、高良山には古代の山城の痕跡がある神籠石があり、中世に至っても軍事要塞の役目を負っていた。


・北部九州の軍事の要は、高良山だったのである。
古代史は、やはり現場で感じるものだ。



・「商社は、もしかすると古代から存在していたのではないだろうか?」
筆者は、そう古代商社についての仮説を立てた。


・広い範囲の商品を扱い、多くの事業を手掛け、それらに関わる多機能を有する総合商社という業態は、日本にしかない。
韓国にも類似した業態はあるが、日本の総合商社のように多機能を持つとは思えない。



・古代、遠距離を移動する術を身に付けた海洋民たちは、お互いの漁場の情報、
さらには新しい漁業技術や造船技術、海域ごとの潮や風の状態、
それらに対応する航海術のノウハウなどを、オープンに交換しあっていた可能性が高い。


・彼らの情報ネットワークと機動力についてレベルは高い。
海人たちのオープンな世界は、古代からずっと引き継がれてきた。


・漁労民たちは、いつしか中国、朝鮮、日本海域に広がる情報網と運輸交通手段を独占するようになった。
やがて、「海洋ビジネスマン」へと変身する。
古代商社マンの誕生である。


・古代商社のビジネス拠点とは、いったいどのようなところにあったのか。
古代商社の商談はどこで行われたのか。

吉野ヶ里遺跡には、「倉と市」という区域がある。
倉庫や市場である。
まさにここは、古代の交易が行われた現場であり、吉野ヶ里の住人と外部の商人が接触した場所だと考える。



・古代の海で活躍した海人集団を語るとき、安曇一族のことをまず取り上げなければならない。
安曇は「阿曇」とも書かれる。
長野の安曇野は、この氏族の一派が住んだ土地とされる。


・福岡市は現在でも、九州経済の圧倒的中心都市だが、古代においても、
この地が海陸の物資の集散地として、経済活動の拠点だったことが窺える。

この地を拠点に古代商社のオペレーションを一手に握っていたのが、
安曇と名乗る海人集団だったと思われる。


・安曇のライバル商社が、宗像一族である。
朝鮮半島への航海安全の神の島に仕立て上げられた沖ノ島には、宗像氏の祭神である宗像大社奥津宮が存在する。



・海人集団、宗像一族は、東から北に大きく伸びる日本列島の地形を、海岸線を伝いながら把握していく。


・大和政権のニーズに即応する必要のある宗像一族は、有明海の拠点確立にどう対処したのか。
宋への朝貢のためのロジスティクスを確保することが、宗像の使命であった。


・古代商社の海外調達力は、朝鮮半島に開かれた交易市場での交渉力にかかっていた。


・大陸側との交易を対等・円滑に進めるためには、豊富で多彩な交換商品を用意しなくてはならない。
交渉の前面に立つ古代商社には、その機能が求められ、それを支える財力が必要だった。


・海人たちのエネルギーは、歴史を動かす原動力になった。
あるときは水軍、あるときは商船、そしてあるときは海賊として暴れまわった。




※コメント
古代史には、まだ分からないことが多い。
だからこそ、その謎解きをすることはロマンでもある。
少ない資料を読み解き、遺跡を地道に発掘していく。
そういったことが、また楽しい。



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◆石崎絢一『エメラルド・オーシャンな働き方』を読み解く




◆石崎絢一『エメラルド・オーシャンな働き方』を読み解く


※要旨


・これからの時代をどうサバイバルしていくべきか。
ひとつの答えを持っている。
「エメラルド・オーシャン」という
新しいビジネスの領域とマインドだ。


・エメラルドオーシャン・ビジネスは、
誰かに勝とうとか、出し抜こうとか、
戦略戦術を張り巡らしたり、ハウツーを駆使して仕掛けたり、
つかみ取ろうといった概念から解放されたものだ。
極めて優位性の高いものや自分の心や思いを
ビジネスのブースターとしているビジネスのあり方だ。


・この中でとくに大切にしているのが、
「他人のエネルギーを奪わない」
「ワクワク、ドキドキできる」ビジネスであることだ。


・豊かなビジネスとは、それを行う者も受け取る人も、
「感謝」「ワクワク、ドキドキ」のエネルギーを交換し合える、
「エメラルドグリーンの海」のような領域で行う、
美しいビジネスのこと。


・地味だけど凄いのが、コインランドリービジネスである。


・あらゆることを「資産と負債に分ける考え方」ばかりにとらわれると、
頑張って、それなりに稼げるようになっても、
現代アートなどの資産価値が定まりにくい芸術品を、
買おうという気にならない。


・限られた人生の中で、美しいものや逸品に触れたり、
それを所有することで得られる心の充足感というものは、
間違いなくある。


・カッコイイ大人が減ってしまったのも、
無駄を省く合理的な考え方が浸透し過ぎたことにも、
一因がある。


・あらゆることを、得か損で判断して一体何のための人生だというのか。
男が空想的でスケベでバカなお金を払うからこそ、
面白い文化や職業が次々に生まれますし、
お金が世の中を循環するのだ。


・自分の魂が力強く燃え、心の奥底から本当に充実し、
ワクワク、ドキドキしながら、社会に提供できること、
貢献できることをやっていけば、
いずれ何がしかの分野や仕事で、
「根っこを押さえる」「風上に立てる」ようになる。


・つまり、わくわく、ドキドキなど、
自分が心を込めて放つエネルギーがあればあるほど、
反応をしてくれる人が増えるのだ。


・かつて、私は銀座のクラブにいったとき、
笑いながらママにたしなめられた。

「あなた、ちょっとオーラが出過ぎているんじゃない?」
「本物はそんなにオーラを出さないものよ」

一瞬なんのことか分からなかったのだが、
ママはこう言いたかったようだ。

「あなたレベルの人間なんて掃いて捨てるほどいるのよ」
「本物ほど自分を過剰に演出せず、さらっとしているものなのよ」


・世の中では、オーラを出してなんぼ、
オーラが出ていることが凄い、といった考え方があるが、
本物ほどオーラは消えているのだ。


・それは武道の達人を見てもそうだし、
何代もつづく老舗企業の社長を見ても、
粗いオーラが出ているどころか、ただのオッちゃんに見えないのだ。
しかし実は、多くの人からリスペクトされ、
信用信頼される、高いレベルのポジションにいる人たちだ。


・ビジネスも人生も、自然体でいることがいちばん大切だ。
自然体で本質を理解してやっていくこと。
目先のモノゴトや情報、果実に振り回されず、
自分のベストを尽くす。


・武術の達人も超人的に強い人は、
筋骨隆々の大男ではなく、
柳のような自然体の身体のこなしができる人なのだ。





※コメント
新しいインスピレーションをもらえる。
しかし、それはいろいろな出来事の組み合わせであり、
点と点が結ばれて発見できる。
おもしろい。


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引き寄せの法則

思考は現実化する

ザ・シークレット

マーフィーの法則

7つの習慣

ホ・オポノポノ

◆潮凪洋介『「男の色気」の作り方』を読み解く





◆潮凪洋介『「男の色気」の作り方』を読み解く


※要旨


・モテる男だけに世の中の女性の多くの興味が集まる。
そして、そうでない男には、
女性からの興味はほとんど向けられない。


・これが現代の恋愛格差問題である。
世の中には完全なる「階層=ヒエラルキー」が存在する。
その頂点に君臨するのが本書で解説する「色気男」たちである。


・女性がやられるのは、話術でも金でもない。
「男の色気」とは、
つまり雰囲気のことなのである。


・見た目、肩書、話術などを飛び越えて、
女性の本能を包み込み、理由など無く、
女性の欲望スイッチを入れてしまう。


・「男と女の生リアル」はいつも、
建前の後ろ側で動く。
この女性の欲望を動かす、
女性の建前の後ろ側のホンネを動かすもの。
それこそが、「男の色気」なのである。
男の色気が、世の中を秘かに動かしている。


・「男はベラベラ話さないほうがいい」
この真髄は今も昔も、あまり変わらない。
相手の質問を少し冷たくかわすような「ニヒルな」、
そして「少し意地悪な」リアクションを返してみてほしい。


・色気のある男は、心で会話する。
言葉数は少なくとも、
心の中ではしっかり相手の話題に寄り添う。


・「考える時間をくれる」
この余裕と色気が女性たちに、
心地よさと安心感を与える。
これが口数の少ない男が、モテる理由である。


・女性が男を感じる瞬間とは、
「男が臨戦態勢」になる瞬間である。
戦う勢いで、自分を前に出す瞬間。
その物腰、言動に色気を感じるのだ。


・一度や二度叩かれても、論を曲げない。
引っ込めない。
そういう強さも欠かせない。
たとえ結果的に言い負かされたとしても、
主張があったほうが断然いい。


・「嫌われたって上等」が色気を育てる。


・「純粋さ」「大人げなさ」
この2つを磨けば、色気を研ぎすますことができる。
色気のある男は、
純粋すぎて大人になりきれない部分を併せ持つ。


・仕事で疲れていたとき、あなたならどうするか。
色気男は、休まない。
あえて少々冒険的な判断をする。
夜の街に繰り出し開放的な気分に浸る。
物語を演じたり、スポーツジムに行ったりする。
彼らは仕事の疲れをひきずったまま、
自分を浄化する冒険の旅に出るのだ。


・彼らが仕事の疲れに負けず遊びに行けるのはなぜか。
あるいは「普通」を飛び越えられるのはなぜか。
それは、疲れた体をひきずっていても動くと、
その先に「快楽」が存在することを知っているからだ。
疲れに打ち勝ち、人一倍興奮できる癖がついているからだ。


・体力が限界でも、明日の仕事が朝早くても、
あえて夜に飛び込み、快楽のなかに深く潜る。
そして全力で満喫する。
そんな破壊活動の結果、彼らは最高のリフレッシュと、
明日を生きる鋭気を得る。


・色気のある男は、「心の窓換気」の達人である。
あえてハミ出すことで、上手に心の窓換気を行う。
会社でいかに大きなプロジェクトを動かしていても、
子供のようにくだらない話題に没頭できたりもする。


・「ほめては放置」を繰り返し、女心を発酵させる。


・女性は色気男の「内面の歪み」を敏感に感じ取り、
言いたい放題。
女性にとってはこのイジリが「楽しい」のである。
ここで女性たちの物腰に、一つの特徴が見受けられる。
それは女性が質問攻めやツッコミを笑顔で、
本気で楽しんでいるという点だ。


・こうしているうちに、互いの壁が崩れ、
女性はイジリ、突っ込むことに快感を覚え、
「この男」の安定感に心地よさを感じ始める。


・そして、女性から連絡先を聞いたり、
ご飯の約束をしたり、あるいは酔って手をつないだり、
あるいは腕を組んで帰ったり、
またそれ以上へも「突入」してゆく。


・色気男は言いたいことを言って、ストレスを発散し、
さらには女性のハートまで、いやフィジカルまでつかんで、
結果的に「女性が彼を勝手につかんで」帰るのである。
女性が呆れ顔になる。
悪戯顔になる。
言葉遣いがやんちゃになる。
いつもよりつい飲みすぎ、勝手にエンジンがかかっていまうのだ。


・男は「ちょっと雑」なくらいでちょうどいい。


・色気のある男は何かにつけて、
「すぐにやめる」「手を引く」
という習性がある。
彼らは、人間関係でも恋でも仕事でも、
合わない関係を「すぐにやめる」達人なのである。


・色気ある男は、色気のある男同士でつるむ。
プライベートの仲間には、同じ色気を持つ群れを選ぶ。
互いにフェロモンをぶつけ合い、こすり合い、
刺激し合い、磨きあうのである。


・色気男は、女性を前にして常に余裕がある。
みんなで飲み会やパーティをしている最中でも、
絶妙の安定感である。
彼らは基本的に、「与え続けられる寛容な存在」なのである。


・彼らは、ただ口説いて目の前の女性との恋を楽しむことだけを
よしとしない。
その女性とその友人を含めた輪、
つまり開かれた輪をつくることにも重きを置く。
人が喜ぶ輪をつくるところの、達人なのである。


・常に自分の周囲に、ステキな女性を増やす努力を怠らない。
そして、さらには、口説いた女性、
そして関係を持った複数の女性から慕われ続ける。
遊びの恋愛関係であっても、
つかの間の接点を通じて永遠の関係を築く。




※コメント
このテーマは永遠に続くテーマかもしれない。
時間をかけて追求する価値がある。
いろいろと秘かに研究したい。


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◆檜山良昭『暗号を盗んだ男たち、日本陸軍暗号史』を読み解く



◆檜山良昭『暗号を盗んだ男たち、日本陸軍暗号史』を読み解く




※要旨


・第一次大戦後、ベルサイユ条約によって成立したポーランドは、
旧ドイツ領、旧ロシア領、旧オーストリア領を
統合して産まれた。


・こうした状況におかれた国家が存続するには、
情報収集活動に力を入れるしかない。
そして、そのためには暗号解読や暗号通信の研究が不可欠である。
ポーランド陸軍は、創設後5年にして、
暗号研究の先進的立場を占めていた。


・すでに第一次世界大戦では、
ヨーロッパの各列強国の陸軍は暗号の重要性を認識し、
他国の暗号解読や自国の暗号作成に力を入れていた。


・日本陸軍では、ポーランドから暗号の専門家を招き、学んだ。
ヨーロッパでは暗号研究は長い伝統があり、
各国ともそれに力を入れていること。
暗号には統計法や確率法が応用されていること。
日本陸軍の受講生たちはこのことを痛感した。


・暗号班長であった百武晴吉は、「陸軍暗号の父」といわれる。
百武は満州事変まで暗号班長を勤め、
陸軍暗号の礎を築いたのである。


・百武は、陸軍の少壮将校たちの政治活動や不穏な動きからは、
厳然と距離を置き、暗号班員にも軽挙妄動を戒めた。
ひたすら陸軍暗号の完璧さを追い求めた。


・陸軍通信学校では、年に2回、全軍から10名から30名ほどの
将校を選抜し、軍および師団の暗号係将校を教育していた。
その数は徐々に増加し、一期間の学生数は、
昭和16年春には、60名にのぼった。
また教育期間も2ヶ月であったが、3ヶ月に延長された。


・終戦まで、前線の部隊暗号は別にして、
陸軍暗号はアメリカの解読陣によっても解読されなかった。


・「乱数式暗号学理」は、陸軍暗号の完成された到達点を示すものだ。
戦後の外交用暗号、軍用暗号の研究は、
これを改めて学びなおすことから出発したのである。


・金富与志次氏は、インパール作戦のときに、
ビルマ方面軍の情報参謀を務めていた。

「日本の海軍や外務省の暗号は連合国に解読されていたが、
陸軍の主要な暗号はとうとう解読されなかったのですよ。
加えて日本陸軍の暗号解読機関は、
連合軍の暗号を解読していたのです」

この言葉に引かれて、
私は日本陸軍の暗号史を調べ始めることになった。


・暗号関係者は縁の下の力持ちである。
戦場の派手さとは無縁の仕事である。




※コメント
かつて暗号に命をかけた男たちがいた。
パソコンも無い時代に、その頭脳はすごい。
いつの時代でも、できる範囲で仕事をやり遂げる人々は、
素晴らしい。


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◆堺屋太一『体制維新、大阪都』を読み解く



◆堺屋太一『体制維新、大阪都』を読み解く


本書は、橋下徹氏との共著。



※要旨


・大阪は、かつて東京とならぶ大都市、
貿易も金融も情報も大いに発展していた。
ところが、やがて大阪は停滞し、衰退がはじまる。


・一つの業界を支えるのはトップの100人。
その人たちがいなくなると、
その周辺職業の人々1000人が仕事を失う。
そしてそれに関連した産業の1万人が職場を追われる。
これが現在の大都市の構造だ。
大都市競争とは「トップの100人」をその都市に呼ぶことだ。


・良いことも悪いことも大阪からはじまる。


・大阪都構想が推進できるかどうかは、
日本の体制改革が実現するか否かの試金石だ、
と私は思う。
だから大阪以外の人、大阪と関わりのない人々も、
大阪都構想を正確に理解して頂きたい、と考える。


・総理大臣はもっと海外に行け。
内政の細かいことは、それこそ地方の政治家や、
自治体の首長に任せていく仕組みを作らないといけない。
そうしないと、総理大臣は一年中国会や官邸に張り付けになって、
まったく海外に行けない。
これでは日本はほんとうにダメになる。


・国は国の仕事に集中する。
国の仕事といえば、外交、防衛、通貨の発行、
マクロ経済、高級司法などだ。


・地方分権とは権力闘争。
国から権力を奪取することだ。
権力闘争といえば選挙しかない。


・当初の民主党政権の政治主導が掛け声だけに終わったのも、
組織マネジメントを学んでいなかったから。
僕も偉そうなことは言えないが、弁護士時代、
社外取締役などで企業経営に関わった経験は、
知事となってとてつもなく役立った。


・政策を語ることと組織を動かすことは、まったく別物。
そのことがまだ日本の政治の世界では、
理解されていない。
政治家が組織マネジメントを学ばないかぎり、
日本の政治に未来はない。


・トップに必要なのは組織マネジメント。
組織が機能するように仕事の割り振り、
役割分担を決めること。


・僕の考え方は、府庁幹部の会議や幹部へのメールで
事あるごとに知らせた。
僕の考え方に幹部が100%納得しているわけではないだろう。
ただ僕の考えを繰り返し伝えることは重要だ。


・そのため僕は知事就任直後から2年間は、
幹部宛にメールを昼夜問わず出し続けた。
内容は仕事の指示だけでなく、
ニュースなどで気になったことに対する僕の考えも。


・2年ほどやって、何となく僕という人間を知ってもらったかな、
と感じ始めたので、3年目からは必要なメールだけにした。


・政治は直感、勘、府民感覚。


・戦略は細部に宿る。


・政治家が示すべき方向性の中身として、
限界まで具体化したものがこの大阪都構想だ。


・大阪の地域特性は、事業所や人口の集積状況、通勤圏、
幹線道路・鉄道などの広域インフラ状況などを見れば明らか。
それらは大阪市の範囲を越えて、
大阪府内のほぼ全域に広がっている。
つまり、ヒト・モノ・カネの流れは、
府域全体に広がっている。


・世界の大都市戦略。
都市で稼ぐことが、
世界の国家戦略の主流になってきている。


・大阪は、GDP500兆円、人口1億3千万人の経済大国日本を
引っ張るエンジンにならなければならない。
関西地域の核でもある。
日本の都市部がしっかりと稼いで、
地方部を支えなければならない。


・都市戦略は国家戦略。
都市とは国を引っ張るエンジンだ。
この仕組みを構築するのが政治家の仕事だ。


・大阪府民は880万人。
大阪市民はそのうち260万人。
大阪全体に影響する事柄について、
880万人のうちの260万人が常に主導権を持つというのは、
おかしい。


・細かな制度設計は行政の役割。


・大阪都で日本のもう一つの極を担う。
大阪都は行政機構の再構築、体制変更の話だ。
この仕組み作りそのものが目的なのではなく手段だ。
この仕組みをフル稼働させて、
大阪を日本を引っ張る大エンジンにさせること。
これが目的だ。


・産業政策、成長戦略、カジノ構想などの観光戦略、
国際ハブ空港戦略、都市計画など、
大阪全体に影響する戦略が一本化される。


・そしてその実施組織も一つ。
一つの意思決定、予算編成、実行によって、
大阪全体の戦略が強力に推進される。
これまでは大阪府、大阪市とバラバラであった。


・高速道路、幹線道路、港湾、水道などの広域インフラも、
一つのグランドデザインに基づいて強力に整備される。
このような広域インフラを整備し、
ビジネス環境を整えることで、
ヒト・モノ・カネが集まってくる。


・大阪都によってヒト・モノ・カネを大阪に呼び込み、
大阪、関西を成長させていかなければならない。
大阪の成長戦略の軸は、中継都市、付加価値都市だ。
大阪住民以外の人々を観光などで、
府内を通過させていく。


・さらに関西国際空港の利用客が大阪で遊び消費し、
日本国内を移動する。
あるいは、貨物についても大阪を集積地にして、
全国に配送する。


・体制を変えるには時代が時代ならば、
大戦争を仕掛けなければならなかった。
今は民主主義の世。
選挙というプロセスで変えざるを得ない。


・選挙で選ばれた者、そして選ばれる者は、
何もやらなければ決断力がない、実行力がないと批判され、
実行すればもっと議論しろ、独裁だと批判される。
どうせ批判されるなら、やって批判される方がいい。
僕は大阪都に挑戦します。




※コメント
さすが作家である堺屋氏の表現力は高い。
難しい地方行政の問題をわかりやすく、
解きほぐしてくれる。


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◆柴山政行『半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか』を読み解く





◆柴山政行『半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか』を読み解く



※要旨


・ケーキ屋にひそむ会計の秘密とは?
以前たい焼き屋をみずから開業したことがある私の経験からいうと、
実は粉系の食品の材料費は意外と安い。


・たとえば1個300円のケーキがあるとして、
その原価はどれくらいか。
ケースバイケースとはいえ、
1個のケーキを作るのに、安いところでは15円、
高くても50円くらいの材料費ですんでしまう。


・材料費が売上に占める割合は、モロゾフが約30%、
東和フードサービスが22%。
トヨタのような製造業の67%と比較すると、
ケーキを扱っているフード産業は、
圧倒的に材料費が安くすんでいることがわかる。


・結論として、ケーキ屋では、
かなりの数のケーキが売れ残って廃棄され、
製造コストや販売コストがある程度かかっても、
利益が出るように値段がつけられている。


・日本の企業の場合、営業利益率3〜5%がだいたい標準で、
8%を超えたら優良企業といわれる。


・そういう意味では、モロゾフのようなお菓子製造業の形態は、
粗利率は非常に高くても、物流コストや廃棄コスト、
広告費・店舗の人件費など、販売コスト・管理コストに
たくさんのお金がかかってしまう。
その結果として、営業利益が3〜5%の付近に落ち着いてしまう。


・どんな分野や役職にいようと、
業界や企業の「儲けのからくり」、つまり「会計の秘密」を
知っているのと知らないのとでは、
後々、収入の差が大きく開いてくることも確かだ。


・日本電産の永守社長をM&Aに駆り立てる要因は、
次の2点にある。

1.日本電産に勝るほどの「キャッシュになる技術力」を持っていること。

2.その会社が儲かっていない原因が、
「マネジメントの問題」にあること。


・M&Aの目的は、つきつめて言えば、
「自社でゼロから作り上げようとしたら数十年も
かかりそうな素晴らしい技術やノウハウ」を、
数ヶ月で手にし、数年後にはキャッシュ化することだ。
「M&Aは時間を買う経営戦略である」ともいえる。


・いずれにせよ、日本の製造業で昔からいわれる、
「整理・整頓・清潔・清掃・しつけ」の徹底や、
在庫の圧縮、経費削減という断固たる管理意識が、
M&Aを成功させるために最も大事なことだといえる。


・地道なことを徹底して続けることが、いかに重要なのか。


・高級ブランド店で購入しているお客はみったにいない。
どうやって儲けているのか。
ルイヴィトンは日本で2900億円も売り上げている。


・高級ブランドの高収益のポイントは、
第一に商品のクオリティと企画力であることはもちろん、
そのほかのしくみとして表に見えない、
いわゆる「VIPルーム」と呼ばれるものにある。


・ルイヴィトンやグッチのような高級ブランド店は、
高い品質、高級イメージ、長年培った信頼感があるからこそできる、
独自のビジネスモデルを展開していることがわかる。


・マンガ喫茶は「居場所」を売っている。
一言でいうと「飲食物を売るビジネスから、居場所を売るビジネス」へ
の本質的シフトチェンジをした。


・本書は、身近な「なぜ?」に対して、
できるだけ会計知識を使って説明を試み、
その結果いろいろな利益を獲得するしくみ、
つまり「会計の秘密」を理解していただきたい、
という願いで書いた。


・会計知識は、ビジネスの「なぜ?」といった
ミステリーを解き明かすために、
とても有効な道具だ。





※コメント
一般の人には分からない色々なお店の
儲けのからくりを教えてくれる。
ものを買うときに、このカラクリを知っていれば、
買い物が楽しくなる。


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◆ムーギー・キム『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』を読み解く



◆ムーギー・キム『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』を読み解く


※要旨


・自分で申し上げるのもなんだが、
私のキャリアの組み合わせは世界的にも極めて稀である。
大学卒業後に入社した欧州系の大手投資銀行から始まり、
米系戦略コンサルティングファーム、
欧米の大手資産運用会社、
そして海外のプライベート・エクイティにいたるまで、
じつに幅広い業界で働く機会に恵まれた。
どんな仕事かは、のちほど分かりやすく述べる。


・私自身は正直なところ、
本書の登場人物たちの足元にも及ばないのだが、
一緒に働いてきた人たちは、
そんじょそこらのたんなるエリートではない。
世界中から集まった、骨の髄から
毛細血管の隅々までトップエリートのみなさんである。


・トップエリートの共通点として真っ先に思い浮かぶのは、
何事も負けん気が強い上に、
完璧主義で細部にいたるまで実にこだわりが強いことだ。


・ハーバードのMBAやイェールのロースクールを
首席で卒業しているようなエリートは、
子供の頃から何でも一番でなければ
気か済まないような人が多く、
自分の仕事に凄まじい集中力で打ち込み、
ワークバランスなどというものには興味がない。


・資料ひとつとっても、
一枚一枚の文章の句読点から「てにをは」まで、
お客さんに出す資料はすべて自分でチェックしないと
気が済まない。
そして「よくもまあ見つけましたね」
と感嘆するくらい細かいミスを探し出しては、
飽くなき改良を続けていくのだ。


・ビジネス交渉になっても、
彼らの細部へのこだわりは、いかんなく発揮される。
その周到さは一緒に交渉していて恐ろしいほどである。


・彼らはさまざまな顔とモードを使い分ける術を心得ており、
社交のときは、たえず明るく笑いながら他愛ない話に興じている。
しかしいざビジネスになると、
穏やかに笑っているときも、
目の奥にサメのような冷たい光を放ち、
利益の分捕り合戦を繰り広げるのだ。


・お金に驚くほど細かい。
お金に細かい人だからこそ、
他人は自分のお金を預けたくなる。


・彼らは数十億、数百億の個人資産があるにもかかわらず、
驚くほどお金に細かいのだ。
もちろん相手をもてなすときなどには、
盛大に身銭を切って使うこともよくある。


・大金持ちでも、身なりは質素。
年収5億円のエリートが1000円の腕時計をつけている。
大成功するにつれて質素な服装を好むのは、
アップルのスティーブ・ジョブスがその筆頭だろう。
それは「ブランドに頼らなくても自分自身がブランドだ」
という強烈な自己顕示欲と自信の裏返しにも思える。


・信頼と評判を第一に大切にする。
「誠実で信頼できる」という評判こそ、
パワーと人脈の源。


・若手時代は目の前の仕事に全力投球。
つまらない仕事も完璧にこなして、
面白い仕事を獲得していく。


・業界のエースになったトップエリートたちは、
若いときの下働きをみな次のように語っている。
「とにかくつまらない仕事でも絶対にミスがないよう、
120%の力で極力早く正確にこなした。
たえずベストクオリティを心がけ、
周囲から信頼と評判を得ることに注力した」


・「おやじころがし」がうまい。
どの業界でも、業界の重鎮を味方につける「政治センス」が、
勝敗を分ける。


・ケネディ暗殺のあと大統領になったジョンソンは、
「おやじころがし」の天才だった。
退屈なイメージのあるジョンソン大統領だが、
個人的に人と接するときは、
瞬時にその人の望んでいることや
将来のビジョンを把握した。


・ジョンソンは若くして上院議員になって、
人脈がなかったときは上院の大物に取り入った。
膨大な利害調整作業がつきものの法案を通すときは、
上下院の各大物にうまく取り入った。


・ここまで、トップエリート達の共通点を述べてきた。
これらの要素に加えて、
「超絶に頭がいい」。
国際物理オリンピックや国際数学オリンピックの
メダリストも多い。
GMATも普通に800点満点をとっていたりする。


・ここにあげたポイントは、
どのトップエリートにも共通する。
なかでも信頼の大切さ、そのためにもやましいことをせず、
正直であることの大切さは強調しすぎることはない。


・投資銀行とは、一言でいうと、
「株や会社を買うお手伝い」と
「お金を集めるお手伝い」をする仕事だ。


・目の前の仕事は素早く、正確に、大量にこなす。
このように下作業をこなす能力が、
キャリアの出発点では大きく勝敗を分ける。


・なぜ資料の完璧さが求められるのか。
どんな素人でも感覚的にわかる「資料のきれいさ」が、
重視される。


・資料づくりで大変なのは、
量と同時に質(正確さと完璧さ)も求められることだ。
驚くほど、資料の正確さ、フォーマットの完璧さが求められ、
フォントの大きさひとつ、カラーリングひとつ、
ロゴの位置が1ミリずれているかどうかを
巡っても大騒ぎする。


・なぜ、それほどまでに資料の正確さと完璧さが求められるのか。
それは売っているモノが形の無いサービスのうえに、
その仕事の質が顧客からわかりにく業態なので、
いちばんわかりやすい、どんな素人でも感覚的にわかる
「資料のきれいさ」が重要視されるからだ。


・ただし質と量の両面で膨大な作業量をこなすので、
エクセルのショートカットの使いっぷりはまるで、
東京芸術大学のピアニストレベルだ。
ほとんどの人がマウスを一切使わずに、
キーボードだけでエクセルの作業ができるようになる。


・何事も、人の関心が向かう分野を先取りして勉強し、
誰よりも先に発表せよ。
そうすると、中身や結果はどうであれ、
「第一人者」の称号を得られる確率は高い。
「完璧さ」より「最初に動くこと」が報われるケースが、
多いことを肝に銘じておこう。


・コンサルの仕事を一言でいうと、
「知的な水商売」である。


・あるコンサルティングファームの先輩が、
隠れ家バーでこう語ってくれた。
「お客さんの聞き相手になって、
心を開いてもらわなければならない。
知的なアドバイスをしつつ、
とにかく相手に自分を好きになってもらう。
指名してもらって、プライベートな時間だろうと、
『店外デート』に応じて、
自分のファンになってもらわなきゃ」


・コンサルで何より重要なのは、「人間力」「人好かれ力」。
IQよりも愛嬌。
コンサルの真髄は「話す力」ではなく「聞く力」にかかっている。


・聞く力にはさまざまな知識やスキルが集約される。


・ネットワークが何より大切。
1時間の休憩を昔の同僚や同窓生、
友人とのコミュニケーションに使って、
一緒に飲んだりする機会を逃さないで。


・経験豊富な長老の話に耳を傾ける。
長期の知見を有する人が少ない投資業界。


・運と福耳と風水だけで生きてきた
ファンドマネージャーも実在する。


・プライベート・エクイティとは一言でいうと、
会社を買収して、さまざまな改革をして、
企業の価値を高めて売却する仕事である。


・「与太話」の鬼になる。
ふと聞いたプライベートの話をデータベース化して活用する。
仕事の本題が始まる前に「与太話」に花を咲かせる人に限って、
何かと仕事をとってくるものだ。


・たしかにこの手の「ふとした与太話を覚えていて、
あとあと実行してくれる」というのは、
相当ハートをつかまれる行為である。
私も学生から就職相談を受けるが、
ふとした拍子に「トラやのようかんと桃のゼリーが好きだ」
と白状したところ、内定後に、
とらやの羊羹と桃のゼリーを送ってきた学生がいた。

私は心から感心するとともに、
「転職のときも絶対相談にのるからな!」
と意を決したものである。
小さな心配りが大きな報酬につながるのが、
人間関係の機微というものである。


※コメント
表現力が豊かだ。
読んでいて臨場感がある。
投資銀行などの働き方はハードであるが、
すべての職業に応用できる点はたくさんある。


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◆清水亮『教養としてのプログラミング講座』を読み解く



◆清水亮『教養としてのプログラミング講座』を読み解く




※要旨


・プログラミングとは、ひと言でいえば、
「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。
適切にプログラミングしたものは、
たとえば作者が消滅したとしても、作者の意図を反映し、
プログラミングした通りに動くことになる。


・筆者はプログラミングを理解していることで、
ビジネスだけではなく、人生での重要な判断や
意思決定の際にも大きく影響を受けてきた。


・振り返ってみると、おそらく職業プログラマーならずとも、
「こうすればこうなる」というプログラミングの知識を持っていることで、
より広い視野で、
より深く考えることができたのではないでしょうか。


・プログラミングを学ぶと身に付くもの。

1.論理的な物事の考え方。
2.情報を適切に分類し、活用する方法。
3.最小の手間で正確な仕事をこなすための思考法。
4.知らない人と知恵を共有する方法。


・よく探せばあなたの周りにもプログラミングはあるはず。
例えば。

運動会のプログラム。
入学式卒業式のプログラム。
結婚式の式次第。
電車やバスの時刻表。
教育に関する計画。
テレビ番組。
壮大な計画(アポロ計画など)


・こういったプログラムに共通する特徴を考えてみると。

1.順序立てられている。
2.予め作られている。
3.何らかのタイミングでとるべき行動が決められている。


・もし「プログラムとは何か」と尋ねられ、
一言で答えなければならないならば、
まずは「手順を正確に記した文章」
とでも返すのがふさわしいかもしれない。


・法令や宗教的儀式、哲学、その他人々を
コントロールするためのルールこそが、
かつては「プログラム」と呼ばれていた。


・プログラミングとは「人類の叡智」である。


・「分割統治法」はプログラミング技術の一つとして知られる。
この技術は、たとえば営業マンがエリアを決め、
片っ端から電話をかけていくという営業活動、
いわゆる「エリアセールス」として応用できる。
ピザの宅配店がそれぞれ宅配エリアを決めて営業する、
という戦略なども分割統治法の応用例ともいえる。


・「なんだ、プログラミングってその程度のことか」
と思われるかもしれない。
そう「その程度のこと」だからこそ、
プログラミングというものが持つ、
本当の力が見過ごされてきた。


・接客係と調理係をきちんと分担することで、
より調理に力を入れたメニューを提供する。
これが食堂ではとても大事なのだ。
プログラミング用語では、
こうした役割分担を「パイプライン」と呼ぶ。


・パイプラインは複雑な作業工程を細かな単純作業に分割し、
効率的に作業を処理する方法として、
プログラムの世界で頻繁に用いられる技術だ。


・プログラミングを学ぶということは、
それまで明かされてこなかった、
「考え方の極意」「計画の極意」を学ぶこと、
と言い換えることもできる。


・ルールを理解することは、
プログラミングを読み解く近道。
細かい部分までの理解は難しくとも、
基本のルールさえ分かれば全体の意味を
くみ取りやすくなる。


・プログラミングの鉄則。

1.伝え漏らすべかららず。

2.あくまで「コミュニケーション」の一様態。

3.「フールプルーフ(お馬鹿をしても平気)」を活用する。

4.「インデント」や「カラーリング」でメリハリを。



・プログラマー的な思考法の基本中の基本、
それはアルゴリズム。
アルゴリズムの意味を簡単に説明すると、
ある問題を解くための手順を、
誰でも確実にこなせるよう、
一つの形に整理したもの。


・プログラムの基礎パーツは、
「処理」「分岐」「ループ」。


・ルーチンと関数。
繰り返すだけなら、省いて表現。


・ハイパーリンク。
別の情報にワープする。


・ハッシュ+テーブル。
名簿の管理を効率的に。


・計算テーブル。
考える手間と時間を、劇的に短縮。
あらかじめ、ある計算の結果を表にしたものを
「計算テーブル」と呼ぶ。


・プログラミングは普通の文章に近づく。


・私はたまたまプログラミングとともに育ち、
たまたま人生のわずかな時間を職業プログラマーとして過ごした後、
企画者、そして経営者になったときに、
プログラミングの考え方というものがもっと幅広く、
応用範囲の広いものであることに驚かされた。


・今、経営者として私はまさに会社組織を
プログラミングしている。
私がプログラミングした組織は、
わたしがいなくてもきちんとまわっているのだ。
かつてこういう技能は、
「経営能力」だとか「仕組みを作る力」だとか、
呼ばれていた。
自分のいないところで、
「自分以外のものを自分の思い通りに動かす方法」
として身についているもの。


・プログラミング技術はもともと機械を操るために
20世紀後半から急速に発達した。
その発達の思わぬ恩恵として、
私たちが「プログラミングではない」と見なしていたものも、
その一種として捉えられるまでになった。


・確かに、21世紀に生まれた大富豪の多くは、
プログラミング能力を持っている。
このことは、決して偶然ではないと私には思われてならない。




※コメント
プログラミングの本質をずばっと教えてくれる。
さすが、プロは素人にも分かりやすく話してくれる。
天才プログラマーは凄い。
逆に、分かっていない専門家の本ほど難解なものはない。


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陸海空,宇宙,サイバー空間を俯瞰し戦争の文法と
本質について論じる泰斗による主著。


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