◆三木谷浩史『たかが英語』を読み解く
※要旨
・なぜ楽天は社内公用語を英語に変えるのか。
その理由をひと言でいえば、世界企業は英語を話すからだ。
・日本企業が世界企業への脱皮に成功すれば、
日本はもう一度、繁栄できると考えている。
日本の復活、繁栄のため、楽天の試みが役に立つと、僕は信じている。
・楽天をグローバル化するため、社員にも英語を使いこなしてほしい。
しかし、いったいどうすればよいのか。
そう思い悩んでいたとき、あることに気がついた。
・それは、楽天のインド人と中国人の社員たちが、
わずか3ヶ月で日本語をしゃべれるようになっていたことだ。
どうして彼らはあんなに外国語の習得が早いのだろう?
・ビジネスはシンプルだ。
モノを作る、コンテンツを作る、サービスを提供する、
それに対して、お金を払っていただく。
これがビジネスの基本である。
・楽天には情報共有文化があり、創業のときから週に1回社員全員が参加する朝会を実施している。
僕はこれまでこの朝会で、ベンチャーから大手企業まで海外などの
トップマネジメントと交流する中で得られた知見などを伝えたり、
細かい業績情報や戦略などを共有したりしてきた。
・日本ローカルの情報、経験だけではなく、英語を使って世界的な大局観を持つこと。
それによってこれまでとまったく異なるレベルのビジネスが展開できるはずだ。
・自費で勉強すべし。
・英語しか使えない環境に一度、身を置くこと。
それが一番効力の高い英語習得の方法だと思う。
・僕が考えるM&Aのポイントは、
1.なんらかの資産を買う(トラフィック、ブランド、マネジメントチーム、製品)
2.自分たちだけでは作れないもの、枠組みを買う(クレジットカード、銀行)
がある。
・たかがツール、されどツール。
経営者が社員全員に「今後、業務にパソコンが必須なので、パソコンの操作を覚えてください」
と通達するのと、
「今後、業務に英語が必須なので、英語を使えるようにしましょう」
と通達するのはまったく同じレベルの話なのだ。
・英語で直接外国人とコミュニケーションすることで得られる恩恵は計り知れない。
このことを僕は身をもって感じていた。
・僕の発想法や思考形態に関して、普通と違うところがあるとすれば、
それは、幼い頃のアメリカ体験と、外国人と触れる機会の多かった家庭環境によるところが大きいのだろう。
・楽天の英語化は西欧化ではない。
むしろ僕は、楽天の英語公用語化を、日本文化や日本人の良い点を世界に広めるきっかけにしたいと思っている。
・日本人のチームワークの細やかさ、客を歓待する「おもてなし」の心は、世界に誇るべき長所だ。
日本で成長していくうちに自然に身につけた、こうした美点を、英語を使って、世界に伝えていくのだ。
・グローバル化は日本の生命線。
日本人には勤勉さがある。
技術力も、デザイン力もある。
しかし決定的に欠けているものがある。
グローバルなコミュニケーション能力だ。
・日本語と日本文化を大切にすること、英語力を鍛えることはちゃんと両立する。
それどころか、日本の良さを世界に広める手段として英語力が活用できる。
英語力を鍛えることは、日本を大切にすることにつながるのだ。
・小さい組織ほど、小回りが利く。
起業したばかりの経営者は、会社の規模が小さいうちに、社内公用語化し、
グローバル化に備えておくべきだろう。
年齢も若ければ若いほど有利だ。
・2010年5月に英語化プロジェクトを本格的にはじめるとともに、僕は中国語の勉強をはじめた。
僕の中国語は、今はまだ幼稚園レベルだ。
しかし、そのレベルでも、かなり役立っている。
中国人に中国語で話ができるだけで、相手の反応がこれまでとまったくちがうからだ。
中国語の学習は、僕の脳にも大きな刺激を与えている。
・僕の頭の中には、社内公用語英語化の次のプロジェクトがちゃんとある。
英語の次に覚えるべき言語だ。
中国語?
いや、そうではない。
プログラミング言語だ。
※コメント
三木谷氏の試みは面白い。
壮大な社会実験とも言える。
今後の楽天の動向、業績にも注意深くウォッチしていきたい。
★三木谷浩史『たかが英語』の詳細、amazon購入はこちら↓
http://amzn.to/1kr3asn
◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです↓
http://www.mag2.com/m/0000258752.html
世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。これを読めば貴方も一流のスパイになれるかもしれません。